3rd新ミレニアムへの挑戦

75-1(345) 3rd新ミレニアムへの挑戦
アービン・ラズロ、産調出版、1999
A Gaia Classic
3rd Millenium-The Challenge and the Vision, Ervin Laszlo, 1997

ブダペストクラブの代表が、そこに集った芸術家、科学者などの多様な人々との議論からまとめたもの。「明日の問題は今日のロジックで対処することはできない、まして過去の行動様式をもって対応することは不可能であると認識した人々の集まりである」(はじめに、より)

昨日は島田市市民環境塾の講座だったのですが、環境問題の取り組みって本当に地道---土地問題やらごみ処理やら、町の財政とか個人の財産権やら地域共同体のじからみやら、うへえええええ、わたしとこの人たちの共通の関心ってなんやねーーん?いっしょに進める仲間と言えるのか?という激ショックの中、「市民性教育」と「参加の文化」の3つの要素は合意していただけたような。気が...する....のは、わたしだけ?
その後の懇親会も、「あっ、小学校一年生の時に隣のクラスだったんですー」というバイトの大学生、知り合いの高校生たちにサービスされながら、限定的地域仲間完結型経済活動極大化メビウスの帯祭り、日本流正義の超長期的多角決済大福帳3世代分のノートの儀など、現実、しかも過去からの遺産をどうしたらいいのか、偉大なるマンネリ、続けるから伝統、過去に学ぶ、昔は良かった、やくざの仁義のどこが悪いというような政治的経済的感傷的なないまざりの感懐に支えられた現実に酔ってしまいました

未来はどこ? という気分での帰りの新幹線。この本をかばんに入れてきておいて良かった。まるで新幹線そのものがタイムトンネルのように、わたしの気持ちを未来に向けて、ちょっぴりリカバリー。よおーーーし、「未来のシナリオと教育」というプログラムを開発してやるぞーーー、といつものことですが、分析して手立てが見えるとすっきりするわたしでした。

星野之宣の『ブルー・ワールド』というのは地球の磁気束の妙で過去の時代とつながったブルー・ホールでジュラ紀やカンブリア紀を探検するというコミックですが、5億年前と1億年前と現代との共時性がおもしろい本です。いやいや、日本にはブルー・ホールがわんさかある。ブダペストもびっくりだな。

そのせいか、いつもならしっくりくるこの手の本が、とーーっても「まゆつば」によめちゃったのも事実。なんの話や、みたいな。1990年代の特徴かもしれませんね。

・石器時代の幻想「環境は永遠かつ無限、ほとんど崩壊することがないという通念」61をどう改変できるのか
・個人の負うべき新たな責務: 地球規模で考え、責任ある生活を66
・地球憲章、1997年リオから提案された原稿110-113
・人々と文化が負うべき新たな責務: 共存から相互存在への移行
・問い直されるべき工業化時代の信念143-145
・ジャングルの掟
・ヒエラルキーによる秩序
・ウェストファリアのイデオロギー、民族国家のみが唯一の政治的実体
・よかれあしかれ、やはり自国が大事
・トリクルダウン理論
・見えざる手--個人と社会の利益はオノズと一致する
・経済の自己調整
・効率崇拝
・技術による強制的原則
・経済の合理性-誰もが裕福になることを望んでいる
・未来は関与するところではない
若者はこれらのことを問う。「競争よりも協力がよい結果をもたらしはしないか」「富は真の指標なのか」「効率とは社会的有用さではないのか」「無関心・自己中心・攻撃性」に対抗する価値観とは?「保護する・配慮する・なじみあう」ことはできないのか。

156
意識を進化させる。
第一段階 人類の全コミュニティの幸福 愛情と気遣い
第二段階 歴史と人類の運命の長期展望 創造的なビジョン
第三段階 より直観的で超感覚的な理解
第四段階 すべての存在との神聖な一体感
ジョン・ネルソン

・地球意識精神に関する宣言、1996年10月26日   161-171

・責任は
・個人として
・国家の市民として
・企業と経済の共同者として
・人類コミュニティの成員として
・精神と意識を授けられた人間として 167

未来は創るもの。予測するものではない。
今日問題になっているのは集団としてのわれわれの生存。...内的で精神的な安泰。
物質的な発展でわれわれが達成した夢のような進歩に見合う、人間の意識の発達。
人間はより公平で維持可能な社会を作ろうと意識的に試みてきた唯一の種である。
最も重要な人類学的衝動「生存」の衝動は「エゴ」のプレッシャーにうち勝たねばならない。

『ヒトはいかにして人に...』で紹介されていたチンパンジーと人間の違いを思い出すね。どうかな?
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by eric-blog | 2005-02-06 13:04 | ■週5プロジェクト04 | Comments(0)
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