愛に生きる

愛に生きる
鈴木鎮一、講談社現代新書、1966年、2000年71刷

ヴァイオリンの才能教育として有名な鈴木メソッドを編み出した人の著書。学生がレポートの課題なのだと言って読んでいたもの。人間と心理という科目のだったったけか。

以前にも読んだことはあるのだと思ったが、今回印象に残ったのは、掛け算の九九を工夫されたのが鈴木さんであったということ。114 それは繰り返しの大切さを感じた彼が、あきずに繰り返せる方法として工夫したものなのだ。

そして才能は『育て方』にあるのだということ。
昨今、オリンピックで親子の活躍や、ロボコンでも親子でなんていうのが目立つけれど、それは「いっしょに取り組む」という環境があったからだとわたしも思う。身近に「努力の形」とその結果を知っている人がいて、自分もその方向へ進もうと思って努力を続ければ、上達しないはずがない。

ポイントはどうすれば努力を続けられるのか、だ。

家業がヴァイオリン製作会社。
父親からの訓示も大きいものがあったようだ。「人に会ったらうれしいと思え」「金は貸すな、あげるだけ」などなど。

しかし、音楽というものにとって大切なのは、こういうことなのかと思ったことが一言。「深い感動をこめて真剣にショーソンの霊の前でひく」
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努力とは、課題を見出し、手立てを考える、そのくりかえしなのだと、思います。
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by eric-blog | 2005-01-25 07:17 | ■週5プロジェクト04 | Comments(0)
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