http://www.youtube.com/watch?v=ertXuuV6Aok
Public Lecture: From a Golden Age to Nuclear Nightmare: Japan's Energy Policy after 3/11 公開講座:黄金時代から核の悪夢へ:3.11以降の日本のエネルギー政策 2011年11月25日(金曜日) テンプル大学日本校における公開講座 http://www.youtube.com/watch?v=ertXuuV6Aok a symposium featuring Tatsujiro Suzuki, the Vice Chairman of the Japan Atomic Energy Commission, and Daniel Aldrich, Associate Professor of Political Science at Purdue University, who will discuss the politics of nuclear energy in Japan. 鈴木達治郎、JAE副会長 ダニエル・アルドリッチ、プルデュー大学政治科学准教授 鈴木 3.11で、人生が変わった。30年以上原子力政策について関わって来た。国家公務員でもある。残念である。 三つの問いが、日々、心を離れない。 なぜこのような事故が起こったのか このような事故が二度と起こらないようにするためにすべきことは何か 避難せざるを得なかった人々が安全に、帰ってこれるにはどうすればいいのか? 自分たちの持っている情報をなるべくすばやく人々と共有することが大事だと思っているので、今日の機会に感謝している。 [PPT] まとめ ・3.11福島原発事故は東日本大地震と津波によって引き起こされ、日本だけでなく、世界でも最悪の事故となったし、いまだにコントロールされていない。 ・短期的には、原子炉の冷温停止、土地の除染、福島の人々の生活の回復、現存する原発の安全確保が優先順位である。 ・中期的には、原発サイトのクリーンアップが、わたしたちにとっての最大の挑戦であり、それには何十年もかかるだろう。 ・政府は、より幅広い公衆との議論が含まれる政策決定プロセスを作った。一方で「原子力への依存を軽減する」ことも目標としている。透明性の高い、国民的議論が、公衆からの信頼を回復するためには必須である。 ・原子力委員会は原子力政策についての熟慮のプロセスを再開した。 一点目。最大の事故であるというのは、3つのコアメルトダウン、4つの原子炉での4つの爆発、そして数十万人の人々が避難を余儀なくされ、しかも、いまだに、状況はコントロールされていない。 ここから次の問題、対策のニーズも生まれている。 二点目。優先順位である。サイトからの漏れをなくす。人々の生活。 三点目。サイトの回復は数十年かかるだろう。 四点目。これまでは日本のエネルギー政策の核に原子力があったが、それを変えざるを得ない。 信頼を回復し、新しい政策決定をすすめるプロセスに8月から取りかかっているし、原子力委員会はその中で、重要な位置を占めている。 事故の経緯の説明[詳細省略] TEPCOは津波の可能性についての報告を2008年にすでに受け取っていた。NICAは「10mの津波の可能性」を3月7日にも報告していた。 政府も東電も、意思決定にこれらの警告を取り入れなかった。 使用済み核燃料をドライキャストに入れておく方が、冷却管理より安全であることがわかった。 オフサイトセンターが情報収集発信の現場として昨日しなくなったせいで、混乱が生じた。総理大臣官房と東電本社が直接情報のやりとりをするようになったが、本社に総理大臣室が 汚染の程度は、チェルノブイリと比較して、1/10から 1/5程度。エリアも1/10ぐらい。とはいえ、千葉県ぐらいまで広がっている。 30キロまでが避難対象になったが、現在は20キロまでは戻って来れると政府は言っている。飯館村など、特に高い地域。3月15日16日は、風向きが西から来たへと変わっていた。いずれにしても、その時には地元の人々に十分情報は届いていなかった。 20mSvまで大丈夫だと政府は言っている。通常レベルは1mSvであるので、どの程度を受入れるかは人々と話し合って、決めていくしかない。それは社会的意思決定なのである。 使用済み燃料を取り出してドライキャストにするのに、3年かかる。 原子炉を回復するのには、10年、数十年。ロボットを使うなど、さまざまな挑戦が求められる。
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| 2011-12-22 05:47
| ●3.11地震・津波・原発
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