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新・木綿以前のこと 苧麻から木綿へ

永原慶二、中公新書、1990

ガンジーの糸紡ぎから木綿の話しになった。有名らしい柳田国男の「木綿以前のこと」が「木綿の幸福」を描いていたとすれば、この本は産業としての木綿を描いている。

木綿以前の麻などに比べ、木綿は分業をもたらしたと著者は言うが、それはとりもなおさず、段取りが多いからだと見える。
栽培、実綿、繰綿、打ち綿、カセ糸、染め、織りなどの段階で専業化していたという。

廃棄物も当然各段階で出ただろう。

手間がかかるが大量生産できる。インドに手工業が発達していたのもうなずける。
ericかくた なおこ
by eric-blog | 2011-11-16 11:40 | ■週5プロジェクト11
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