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自分自身で判断するために

以下のような「避難」の基準を共有してくれた人がいます。東京の人です。

http://energy-decentral.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-e8e6.html#more

■原則
 避難というのは、危険になってから行うものではなく、危険を予測した段階で行うべきものである。
 また、一度に大勢が避難すると交通機関や道路の輸送能力を超える。したがって、避難が空振りになっても大きな損失を被らない人は、早め早めに避難すべきである。

■現時点の判断
 燃料棒の破壊が大きく進まない段階であり、距離も200km以上と離れているので、風下にならない限り危険はないと判断した。
 天気予報で風下になることが予想された場合には、仕事上の制約がない限り一旦東京を離れる。そして汚染状況を見て、危険がなければ戻る。以後は、そのとき得た情報をもとに、風向を見ながら東京を離れる・戻るという判断を行う。
 万一、燃料棒の破壊が大きく進んだ場合には、長期間東京を離れることも含めて、改めて判断する。

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追加して、わたしはやはり「助ける側」「助けられる側」を考えました。
何かが起こったときに、「助けられる側」はなるべく少ない方がいい。

もちろん、誰がどのような状況になるかはわからないことですが、自覚は必要かなと。
また、11日から続く緊張があります。公共交通機関が動いていて、2-3日でも、離れることが
できるのであれば、からだと心をほぐすために、一時避難もよいと思います。

安心できる仲間が、迎えてくれると、よりよいね。

会社の人は、会社の同僚などを受け入れていると聞きました。わたしたち、テーマ型コミュニティの
弱小NPOで働いているものは、人の善意が頼みの綱。受け入れのための仕組みづくりから
始めなければならないですね。

以下もご参考にどうぞ。
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 福島原発から放出される放射性物質の拡散シミュレーション
です。
ドイツ版
http://www.spiegel.de/images/image-191816-galleryV9-nhjp.gif

フランス版
http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_17mars.aspx

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ご覧いただければ、このような情報を共有しても、心が痛む人がすでに生まれています。
原発の現場で、被爆しながらも、努力を続けている人がいます。

「わたしは安心だ」とか、「わたしは危ない」とかの比較ではなく、一人ひとりが合理的に行動できるための指針として共有できたらと願います。

これは、これからも長く、永く続く事態の、始まりなのです。

Be Nice to Each Other! We are here together on this one Earth.  

日本の高い教育レベルと協力の文化に信頼して、心を寄せ、祈りつつ、ある。

と、メッセージを寄せてくれたPLTネットワークの人がいます。その方の息子さんは、日本訪問中だったのですが、香港経由で無事帰国できたそうです。さぞかし、心労されたことでしょう。

さまざまな背景、さまざまな事情、さまざまないきさつの方がいます。これからの再建が、排他的なものとならないように、声をあげていきたいですね。
by eric-blog | 2011-03-17 11:40 | ●3.11地震・津波・原発
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