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女子高生コンクリート詰め殺人事件 彼女のくやしさがわかりますか?

367-2(1578)女子高生コンクリート詰め殺人事件 彼女のくやしさがわかりますか?
死刑をなくす女の会、社会評論社、2004新装版

1989年の事件について、被害者を実名で報道する、また強姦・監禁事件であるにもかかわらず、被害者について事実無根の論評をするなどのマスコミ報道の姿勢に対して「死刑をなくす女の会」が異議申し立ての行動をおこし、また、本書にまとめたもの。

『死刑確定中』は三菱重工爆破事件被告。益永さんの本からたぐった。日記に社会的事件ばかりが綴られているのに、驚いた。獄中では事件なし、だな。
『死刑は誰を救うのか』も死刑をなくす女たちの会が編。
『死刑事件弁護人』は永山則夫さんの事件の弁護人、大谷恭子さんが書いたもの。

益永さんの本に、図書館の新着コーナーで出会ってからのスレッドだが、
もう一つ伏線があったことを思い出した。「フォーラム’90」のニュースレターだ。

2010年7月28日、千葉景子法務大臣が、死刑執行命令に署名し、かつ、立ち会ったことについての緊急版になっていた。民主党政権で初めての、そして、死刑をなくす超党派の議員連盟のメンバーである人によるものだった。「死刑についての論議をすすめるために」と本人は言う。

夫婦別姓
地方参政権
死刑廃止

沖縄問題は拡大し、そして高等学校無償化についてさえも、民族学校差別という瑕疵を拡大した民主党。彼らに節はあるのか。

死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム’90がその名前に冠しているように、1989年、国連は死刑廃止条約を採択した。

1989年は子どもの権利条約も採択された年だ。

死刑をなくす女の会は言う。事件の背景には、中退少年たちへの受け皿がない。管理主義の社会、学校。そこで起こっているハラスメント。

罰ではなく、永山則夫さんが叫んだように、「第二の永山則夫がでない社会へ」、被害者も加害者も必要な支援と回復への協力が得られる社会を、構想し、構築すべきなのだ。

戦後、復興期、高度経済成長期、バブル経済期を超えた1980年代後半。

世界と日本のボタンの掛け違いは続く。

攻めて出るには小さすぎ、攻め込むには大きすぎるこの島国は、どこに行くのだろうか? 分不相応なほどの国際社会への影響力を持ちながら。

しあわせの道すら、知らない。ましてや、節を求めることなど、およそ無理な話しなのか。そして、武器三原則も踏みにじり、戦争についてだけは「普通の国」をめざすのか。

ここのところ「幸せ」「楽しみ」「オプティミズム」などが、参加型学習の理論的背景と一致することを再発見し続けていただけに、あまりにも強い死刑存置の世論に、愕然とする。根底に流れるものと、根本的に葛藤し続けていることを実感する。
by eric-blog | 2010-10-16 08:59 | ■週5 プロジェクト10
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