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学校で愛するということ

363-4(1565) 学校で愛するということ

中森明夫、角川書店、2009

ある高校では、色々なことが起こっている。いまも、そしていままでも。

学校で起こる出来事オンパレードで、話しは一人称的にも三人称的にも語られていく。屋上で喫煙、サボリ、いやいやながらの生徒会、先生好き!、ガールズラブ・・・・
そして、突然、二人称で、語りかけられるのだ。語っているのは誰だと思うかと。

語り口はさらに優しさを増し、視線は遠く広くなる。

戦時中へ、学校の創立へと物語はさかのぼる。

最後に現れるモノリスに書かれていたのは・・・。

学校という場を愛そうよ、そこで生きている人を愛そうよ、
高校というときをそこで生きている時を抱きしめようと、
作者は誰に語りたかったのだろう?

誰がそのメッセージを受け止めただろう?

学校で愛するということ。
学校を愛するということ。

ericかくた なおこ尚/
by eric-blog | 2010-09-15 13:20 | ■週5 プロジェクト10
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