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ESD ファシリテーターズ・カレッジ 人権

記録
8月21日(土)
セッション1 共通基盤づくり
11.00-13.00
1. ミニレクチャー
・名札づくり
・ ESDの二本の柱  環境と人権
・ ERIC主催研修の構造
・ プログラムの流れ
2. 「なぜ、人権教育を「参加型」で行うのか?」[個人作業、因果関係図、5’]
3. 傾聴
4. 「聞く姿勢」についてのふりかえり 「あなたの「聞く姿勢」はどんなメッセージを伝えている?」かを意識化する。


5. ミニレクチャー「意識化するための手だて=アレクサンダーテクニークのInhibitionとMeans Whereby」
6. 二日間のコミュニケーションの心がけ
 ・自分が無意識にしていることに気づき、その意図を探る
 ・他の選択肢を増やす
 ・ムリしない わからないことだらけだけれど、わかりたいとは思う
 ・しっかり話を聞く
 ・たくさん知る・考えを広げる
 ・多言語的アプローチを楽しむ
 ・時間を意識する
 ・自分の思い込みをふるい落とす
 ・傾聴する 考えを受け止める
 ・自分の意見を言うときに、否定的・反論的にならない
 ・ニコニコしながら、全肯定して受け止める
 ・新規事業を考える
 ・柔軟にいろいろな見方をしよう
 ・人に対する判断を外に持ち出さない
*「聞く姿勢」のふりかえりをていねいに行うことで、「意識化する」というキーワードがしっかりと実践的に共有できたことが「話し合いの心がけづくり」に現れた。
*この後「正確に聞く傾聴」を行った時は、話し手の構えと姿勢が変わったことに驚いた。ことばの力を感じた研修だった。
7. 「人権教育の4つの側面」を一つずつ「壁新聞」にして現す。[ペア作業、15分]→「対象・ねらいの明確化」→「編集後記」を書いてみる。
8. 全体共有

セッション2 流れのあるプログラムの体験「人権としての教育」について考える
14.00-15.50
1. 「人権としての教育であるもの・でないもの」
2. 人権としての教育 大切なのはどれ? ランキング
3. 「学校トランセクト」 メディアがメッセージ
4. 「学校を人権としての教育のメッセンジャーに!」プロジェクト
5. ノートテイキング
6. 全体共有

セッション3 参加型学習の特徴とファシリテーターの役割
16.00-18.00
1. 参加型学習の特徴 [グループ作業、ブレーンストーミング、5’]
2. ミニレクチャー「経験学習の4段階」「参加型学習の理論的背景」で点検する。
3. 「さまざまな感情」で、「育てたい価値観」をふりかえる。[個人作業]
4. 「学びを促進するもの・阻害するもの」[グループ作業、]
5. ファシリテーターの役割 Responsibility[グループ作業]
 ・意見を受け止める雰囲気づくり
 ・意見を引き出す、タイミングや表情から
 ・単発的な意見をつなげる
 ・ユーモアのセンス
 ・発言の機会や場を均等にする
 ・タイムマネジメント
 ・柔軟性
 ・聞き上手
 ・自分も学習者である
 ・煮詰まったら休憩する
 ・ルールに立ち返る
 ・専門性
 ・参加者を活かす、参加者の特性を活かす
 ・表現力
 ・認める
 ・ビジョンを持つ
 ・場づくり、Noが言える 行動の裏にあるものを理解する
 ・安心感
 ・明確化
 ・空間と時間のデザイン力 ルールや心がけ
 ・安全な場をつくる
 ・全体を見る
 ・学びを促進させる
 ・要所への想起力を高める発問 Q
 ・板書 漢字で書く 視覚化の工夫
 ・準備 深める・広める・つなげるための
 ・ファシリテーター人権感覚を自覚する
 ・mindfull
 ・ルールをしっかり設定する
 ・言葉がけの豊かさ「まだある」「できる」「Yes, you can.」
 ・共感力

*今回は「ファシリテーターのReponsibility 応答性」がキーワードとして抜きん出て、共有されていったことがすごかった。



8月22日(日)
セッション4 プログラムづくりとファシリテーション実践
9.00-11.00
1. トランプで「力の格差」ロールプレイ
2. 昨日のふりかえりを「異なる視点」を想定して[個人作業]
3. 「人権教育で伝えたいこと」で仲間づくり
4. 「起承転結の4つをつなぐ」[グループ作業]
5. 「伝えたいこと」の四行文章
6. マゴリス・ウィール 相談の輪
7. グループでプログラムづくり[30’]

*マゴリス・ウィールの意図は「何度も同じことを言う」ところにあると解題したとたん、アドバイザーが、「聞く」だけの姿勢になってしまったのが、おもしろい。
セッション5 プログラムの評価
12.00-13.50
1. アクティビティ実践評価表でふりかえる「個人作業」「ペア作業」「グループ作業」「全体作業」それぞれの効果や意義と活用

セッション6 「みんな」の頭で考える・「みんな」の力で推進する
14.00-16.00
1. 「壁新聞のバージョン・アップ」
2. 「現状分析から目標へ」力の場の分析[グループ作業]
3. マッサージはメッセージ
4. サークルタイムで全体共有とふりかえり
5. 修了書

■テキスト 『いっしょに考えて! 人権』『いっしょにすすめよう! 人権』


2010年8月22日 16.15から「ファシリテーターのふりかえりミーティング」
参加 3名
□ 配布資料「さまざまな感情」「プログラム立案」「アクティビティ実践評価」
□ テキストは良かった。参照ページが示せればもっと有効だったかも。
□ 名札を自分で作ったりするのもおもしろい。
□ 冷蔵庫・冷凍庫までは、使うのが控えめ。メッセージでもあれば。
□ 参加型学習の特徴を作業形態ごとにまとめたのが良かった。
□ 制限と自由、制約と工夫、のバランスが良かった。
□ 自分をふりかえる時間と機会が多かったのが良かった。
□ 流れに投げ出された感じがしたが、みんなと一緒に泳ぎ切れたのがよかった。
□ 情報量と時間は比例しない。11時15分で・ESD fc ・人権研修のめざすもの ・二日間の流れ ・場の使い方 についての共有が終わっている。
□ プログラム実践「多数派・少数派」ということばが出たら、その概念にあてはまる現実、具体だ出すことが大事。あのまま続けても、抽象的な表現の違いが羅列されるだけ。抽象であれば、具体を、具体であれば、抽象を刺激する。
□ マイノリティとは数の少数のことではなく、社会的力の弱さのことである。
□ 板書のスピードもポイント。板書はみんなの集中力を高めるため。
□ グループ作業のすすめ方についての確認が必要だったか
□ 教育のジレンマ、もろ刃の刃であることを、しっかり整理した方が良かったか。
by eric-blog | 2010-08-24 15:51 | □研修プログラム
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