TEST19 教育力向上講座

TEST19記録


2019323-24日 午前11時から午後6時まで


セッション1 共通基盤づくり

11:00-13:00

1. この場のオーナーシップ

この場所のいいところ


2. 話し合いのルールづくり「背徳的原則の功罪」

最初から「いいルール」を押し付けるのではなく、まず子供達に思いっきり「我を張らせる」「個性を発揮させる」「力を出させる」ところから始める。それらを認める。しかし、そこで終わるのではなく、その先を共に考える、作り出して行く。力の発揮なしで、協力なし。


2. TESTの場をどう位置付けるか? 研修への期待

現場の課題を持ってきて、一年間を整理する

過去にもやってきたはずのことを、今の課題と繋げる。

いまの女の子たちの育ちが気になる。


3. 共に考えたい課題 「五つの課題」に加えて

女の子の育ち方

病院病「支配しない介助者」

東京の生活保護は機能していない「東京貧困女子」3/26まで無料で公開中

「化学物質過敏症~~私たちは逃げるしかないのですか~~(NNNドキュメント)


4. 二つのグループに別れて、アクティビティ・プログラムの開発


セッション2 流れのあるプログラム開発

14:00-16:00

二つのグループで取り組む

1. 女の子の育ち方

2. 支配しない介助


グループ1は「女の子手帳」を成果物とする大学生対象のプログラム。

グループ2は「支配しない介助」について介助職にある人と共に考えるプログラムになった。


途中で互いに「課題」を取り替えっこして開発。


女の子手帳 

『父性手帳』参照

https://userconf.exblog.jp/entry/?srl=12086383

『レッツ・コミュニケート!』や『わたし』との類似性をどう避けるかがポイントかなあ。でも、ちょっと実現したいなあ。

目次案

・わたし のこと

・からだと心 の成長と変化

・わたし の人間関係

・わたし のお手伝い きょうだいや家族の中での比較表

・わたし の取説

・わたし の未来、将来の仕事や役割


「支配しない介護」からの課題は導入のロールプレイのシナリオ。


セッション3 ふりかえり ESDの視点からの点検と改善

16:00-18:00

1. プログラムの流れを三つの省察とESDの価値観とコンピテンシーで点検する。

2. よかった点、課題。


セッション4 アクフィビティ・プログラム開発

9:00-12:00

1. 昨日のふりかえり

2. 未来のプロジェクト


セッション5 アクティビティ実践

13:00-15:00


1. 援助の四側面、それぞれの担い手の特徴と課題

『援助関係論』では援助の側面を「環境」「個人」の横軸、「主観」「客観」の縦軸の二次元軸で整理した四側面として指摘している。

今回の研修ではそれぞれの側面の担い手の特徴と、援助の課題を整理してみた。


第一象限:「個人的」で「客観的」な援助の側面は、健康や病気など、物理的な医療モデルの援助である。担い手は「医師」「看護師」など。

第二象限: 個人的で主観的な援助の側面とは、本人の自認を聞き取り、サポートする。カウンセリングなど心理的なサポートの担い手である。

第三象限: 障害者差別撤廃条約が明確にしたように、障害を、障害のある個人の問題に帰結するか、あるいはある欠損を障害にしてしまう「社会」に障害があると考える「社会モデル」によって、社会に合理的配慮を求めることで社会の物理的環境を改善していく考え方が「環境」「主観」の軸である。援助者にとって難しいのが「環境」「主観」だと、本は言う。人が持っている偏見、その偏見を生む社会は、存在する。その社会に対して働きかけることを当事者と共に行う援助が「環境」「主観」の象限である。この象限の主な担い手は「社会的提言=アドボカシー」と呼ばれる。当事者団体、課題解決支援団体などがここに当てはまる。

第四象限: 「環境」の物理的側面を「客観的」に診断、援助対象者にとって必要な改変を行う専門職。建築家、都市計画、デザイナー、行政職員などが当てはまるだろうか。アドボカシーを行う人たちは、この分野についても提言を行うわけだが、この専門職の人々が主体的にアドボカシーを行うことは少ないのではないか。


四つの側面の担い手を明確にした上で、特徴と課題を考えた。

課題の共通点は、専門家が担い手である場合、「シングル象限」の援助に集中すること、他の三つの側面についての理解と必要性の認識がかけがちであることだ。

援助は包括的なものでなければ、効果を上げられないことを思うと、援助のネットワーク、そして、側面の総合的な理解が必要だと感じた。


では、教育者はどのような立ち位置にあるのか?「個人的」「主観的」なエンパワメントに寄り添いつつ、「環境的」「主観的」なアドボカシーにも取り組むといったところであろうが、アドボカシーと言っても直接的な働きかけ、行政交渉に同席するなどではなく、一般的な学習者に対する情報提供、行動化につながる学びの提供が中核となるはずだ。


2. 援助者のためのアクティビティ開発

・「かわいそう」な子というレッテルを貼られた子を避ける、いじめないが、関わらないという傾向がある。

・英語の概念で整理してみる。「かわいそう」というのをPittyと訳すと、「かわいそうな状況」への同情を表す。しかし、「かわいそう」の中にある慈悲心に焦点を当てるとCareと訳すことができる。仏教学者のジョアンナ・メイシーは、仏教用語の「慈悲心」をcareと訳している。careは相手の状況に対する理解や共感という「わたし」自身への視線である。careの心からは主体的な行動が生まれる。I care for you. 「かわいそう」と言う同情で自他を分断するのではなく、慈しみ悲しむ心で共生する姿勢が生まれるのだ。

「ケアする心を育てる」のがESDや環境教育のかなめだと、オーストラリアのジョン・フィエン氏は言う。全文を翻訳しているので、ぜひブログをみて欲しい。


地球環境問題の解決には、無関心、無関係が一番の課題だとよく言われる。自分ごとだけでなく、他人事、地球ごとにもケアする心を向けられること。今、ヨーロッパで若者たちが声を上げているのは、そのことなのだ。


3. 援助と支配の関係について考える

 障害に対して合理的配慮を求めたり、女性専用車両があったりと、障害や性による不利益を解消することが、「特権」や「逆差別」であると批判する人もいる。一方で、社会的弱者の側に立つ「アドボカシー」に関わる人たちには「弱さを力に」擦り寄ることで力を得ようとすることもある。力はあくまでも当事者にあるのであって、援助者は援助者でしかない。

援助者の思いでアドボカシーをすすめることは、「支配」に繋がってしまう。














4. 現状分析













今の社会的傾向として、「早く何者かになりたい」傾向と、「何者かになったら成長を止める」。収入さえあれば、人と付き合うことなく生きていける。


援助者が主体でないと言うのではない。人にはそれぞれに主体は、ある。援助にはケアとエンパワメントの姿勢とスキルの習熟を必要だと言うことだ。主体がなければ、成長は、外部から来るだけだ。

人もわたしも人間的にあること。ユマニチュードが広がるといいなあ。

https://ericweblog.exblog.jp/238121088/


5. 個人的行動計画

 参加者の「未来プロシェクト」の共有。




https://www.dropbox.com/s/kn81gtvsq3blntt/TEST19%E8%A8%98%E9%8C%B2.pdf?dl=0



# by eric-blog | 2019-03-26 18:03 | ◇ブログ&プロフィール

障害者運動のバトンをつなぐ いま、あらためて地域で生きていくために

障害者運動のバトンをつなぐ いま、あらためて地域で生きていくために

日本自立生活支援センター、生活書院、2016

3292冊目


第1章 既成概念の変革と、人として生きること

小泉浩子さんは当事者として1990年の始め頃からJCILに関わっている。1964年生まれ、高校卒業とともに上京して自立生活を模索し始めた。

長橋榮一さんが1984年にカリフォルニアのバークレーCILから名称使用許可をもらって京都に設立した。その彼との出会いが。

有料の介助者派遣システムを始めていた。それが行政からヘルパーが派遣されるようになり、JCILNPO法人格をとり介護派遣事業に乗り出した。

「利用者」100名、介助者が150名。

小泉さんは「現状の障害者運動の停滞は事業所設立をしてしまったことが一つの要因だと言えるのかもしれません。」と言う。それはそう思う。「制度」の中に取り込まれ、「制度」を改善するのが運動ではなく、「運営」の責任にもなるからだ。また、他のサービスと弾き比べられてしまう。いまの高齢者介護制度と横並びにサービスが引き下げられている現実がそうだ。


また、彼女は「手足論」の限界にも思い至ります。手足論では障害者は自分の介助にかなりの責任を持つことになる。24


介助者が支持待ちをしているだけでは、生活が回らない。


「サービス提供責任者」が「利用者」と介助者の話から答えを作り出す。


当事者主体をどう守り続けることがその中でできるのか。


事業所の「利用者」と言う位置付けが障害者に対してされれば、介助はサービスになる。与えられるものになっていく。


2013年度が「計画相談支援事業」が、介護保険の「ケアプラン」に相当するものとして出てきた。ケアマネージャーがケアプランを立ててからでないと介助や福祉サービスを利用できない。26


自分の生活を作り続けるのは難しい。


難病の場合は、課題はさらに大きい。

知的障害の場合はどうか。他者による管理を受け入れなければならない。30


介助者がいない時間に起こる様々なことにも付き合う。(あれ? 高齢者介助には、これが認められていないなあ)


CILの原則も障害によって違う。

健常者がつくりだした健常者社会。そこで受けた「排除」を障害者同士がしないように。32


課題。

慣れと手抜き

日々変化するからだ

親への依存

異性関係


制度がある程度ととのい、多様な方が地域自立生活をできるようになってきていてる中、自立生活のあり方も変化してきている。「指示する側であれ」「自分で決める」などが通らない。


「障害者運動によって、わたしたちが生きやすくなった部分はあると思います。でも一方で全く変わっていない現状もあります。長橋前代表がJCILの基本理念として唱えたことですが、「人は人として生き人として死ぬ」と言うことについて比較したときに、健常者と障害者とでは天と地ほどの差が存在しています。この「人として」の部分について、誰も気にしない気がつかないで日々が流れているように思うのです。50


事業所に関わった健常者はこの10年で大きな変化があった。しかし、多くの障害者にとってのこの10年を見てみれば、新たな家族を得ることなどは本当に難しい。無しに等しい。

制度がいくら良くなっても、二十四時間介護が保障されたととしても、「人として生きる」部分からは多くの障害者たちは外されてしまっているという現状。この状況はどのように打破できるのでしょうか。


第二章「運動」以前


第4章 受け取ったこのバトンはナマモノであったか

熊谷晋一郎さん。バトンなんて、そんなに確たるものではないのだ。


同じバトンをつなぐだけでいいはずがない。


社会モデルはいまだに不徹底。

依存先の分散


 「障害者は、しばしば依存しすぎだと見なされるが、依存先のおおざ考えるなら、実際はその逆である。健常者に比べて、バスにも依存できない、電車にも依存できない、制度にも依存できない。179


仕方がないから親に依存する。障害を持つとされている人は、明らかに依存先が少ないのである。180






# by eric-blog | 2019-03-26 17:59 | □週5プロジェクト2018

夫婦別姓裁判 青野さん

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# by eric-blog | 2019-03-26 16:32 | ◇ブログ&プロフィール

地域の力 食・農・まちづくり

地域の力 食・農・まちづくり

大江正章、岩波新書、2008

3291冊目


10年前の本である。紹介された事例のその後もチェックしながら、読んでみたい。


「はじめに」で著者は、紹介した地域の四つの共通点をあげている。

  1. 1.地域資源を活かし、暮らしに根ざした中小規模の仕事を発展させ、雇用を増やしている。
  2. 2.民間・農協・森林組合・自治体と所属はさまざまだから、地域に根付いたリーダーの存在。
  3. 3.Iターン人材の多さ。
  4. 4.メインの仕事で現金収入を得ながら、自給的に自らの食べるものを作っている。


いま、まさに、埼玉県小川町が、この状態だ。ただ、2のリーダーは、パイオニアはいたが、いまもリーダーであり続けているかと言われれば、そうとも言えないかなあ。

310日の「さよなら原発、こんにちは自然エネルギー」では、第二部で余人の事例が紹介されていた。小川町でバーや自然食品店を開きつつ、就農もしている人々、オフグリッド生活を営んでいる人の話は本当にすごかった。個人的な選択のようでいて、そこには小川町で共有されている自然エネルギーや有機農業の知恵やネットワークという背景がある。


第1章 開かれた地域自給のネットワーク

木次乳業 独立自営農民!

http://www.kisuki-milk.co.jp

1972年に結成した木次有機農業研究会。

88年に確立した「地域自給元年」の、環境条件に適した飼料自給できる「適量生産」の原則を崩さない。6

食生活の一部としての乳製品。


奥出雲に広がる「風土プラン」1991年。2007年解散。10社ほどが参加したネットワークだ。

食の杜https://iko-yo.net/facilities/29141

非血縁・半地縁・地域共同体の誕生である。


2章 商店街は誰のものか


相生市本町商店街 NPOひょうご農業クラブ29

商店街の動きとしては四日市市諏訪西商店街

ここには日替わりシェフの「こらぼ屋」というコミュニティ・レストランがある。2001年スタート!(小川町にも「べりカフェ」というのがある!)

http://www.pref.mie.lg.jp/MURAS/HP/37156025424.htm

足立区東和銀座商店街(アモール東和)


商店街は街に根をはる植物、大型店やチェーン店は捕食動物。植物が林や森を作っていけば、まちは生き残れる。43


第3章 これがホンマの福祉です

徳島県上勝町

高齢者福祉行政のお手本。経済、行政、遊びの三人のリーダーが鍵だという。


第4章 地産地消と学校給食 

愛媛県今治市 1988年「食糧の安全性と安定供給体勢を確立する都市宣言」

地産地消協力店の認証、市民農園、農業講座など。全ての市民が脳の担い手。

地産地消のメリット 73


  1. 1.生産者
  2. 2.消費者
  3. 3.環境
  4. 4.農政
  5. 5.経済


今治市はいまどき珍しい「自校調理方式」なのだ!

https://www.city.imabari.ehime.jp/nourin/tisan_tisyo/tisantisyo.html


ここで著者はコラムで食育基本法をちょっぴり功罪交えて批判している。それは「農」の視点を持たない「栄養指導」「調理指導」のような実践があることだ。96

フードマイル、地産地消、バーチャルウォーターなどを踏まえて初めて食育と呼べるのではないかと。(ERICでは食農教育と呼んでいますが)


第5章 北の大地に吹く新しい農の風

北海道標津町

命を支える大規模畜産

大多数のための有機農業。


第6章 四万十源流発、進化する林業の現場から

檮原町森林組合

日本で初めて森林認証をとった。


第7章 公共交通はやさしい

富山県富山市・高岡市


第8章 市民皆農!

都会でもできる、市民農業の事例。練馬区光が丘、横浜市。


やっぱり、半農・半ビズがいいよねぇ。



# by eric-blog | 2019-03-23 10:08 | □週5プロジェクト2018

眠る村

眠る村

2019年3月20日(火曜日) 東中野 ポレポレ座にて、16:20から。18:10まで。

日本の「安心社会」を求めて生きる姿そのものが、描かれていたように思う。

真実には誰も関心がなくて、ただ共同体としての「落とし所」だけを探りながら、共同正犯、共同幻想、共同の物語に生きる。

葛尾。

村境によって二つの地域に別れてもなお、共にあろうとする村。

いい土地だと言う。57年の時を経てなお。しかし、名張毒ぶどう酒殺人事件によって、変わってしまったと回顧する人もいる。それが時代の流れだったのか、それとも葛尾独自の変化だったのかは、わからない。

しかし、今も集う葛尾の人々は、仲が良い。ことさらに。と、事件を知り、

山岸俊男さんの指摘が頭をよぎる。日本から消えた「安心」がそこにあるように思うからだ。そして、そこには真実や規範などによって成り立つ「信頼」は不要なのだ。
https://ericweblog.exblog.jp/11518743/

地球市民教育センターなどでご一緒した浜田進士さんが、唯一の「部外者」として登場する。事件当時、毒入りぶどう酒を飲んだ母のお腹にいたと言う意味では当事者だが。
彼が指摘するのは「奥西さんは、村の中に友人が少なかった」と言うある村人の一言、そして、そのことと合わせて地域での社会的地位が低かったと言うことだ。

そう言う構造の中で、村の共同幻想が作り出されていく。

『約束』で奥西さんを演じた仲代達也さんが、ナレーション。

https://ericweblog.exblog.jp/20427500/

事件 1961年。
2015年、奥西勝さん、獄中で死亡。54年の獄中生活である。
https://ericweblog.exblog.jp/23445805/

妹さんの岡さんが今も再審請求を続けている。







# by eric-blog | 2019-03-22 12:28 | ◇ブログ&プロフィール

わたしは13歳、学校に行けずに花嫁になる。 未来をうばわれる2億人の女の子たち

わたしは13歳、学校に行けずに花嫁になる。 未来をうばわれる2億人の女の子たち

公益財団法人プラン・ジャパン、合同出版、2014

3290冊目


「世界の女の子の問題は、あなたの問題でもある」と第9章「わたしたちにできること」の小見出しに言う。


13歳で結婚させられることはなくても、「女の子だから」という理由でチャンスを制限されたり、自己肯定感をもてない状況はあるのだ。134


3章 女の子を苦しめる四つの足かせ

その1 「貧困」のしわ寄せが女の子に

その2 「偏見」によって、価値が低い存在とされる

その3 「決定権」「発言権」がない

その4 女の子に不利な「法律」や「しくみ」


一概に「不利」と言えるかどうかわからないけれど、日本でも民放が定める本人の意思による結婚可能年齢が女性は16歳、男性は18歳と違う。不思議な違いである。昔、女は早く結婚させられていた名残なのだろう。そういう意味では、「わたしは16歳、学校に行けず嫁に行く」、つまりは中学校卒業で十分だということだったのだろう。


さらに、「女の子が学校に通えない七つの理由」もまとめられている。50


理由1 制服代や教科書代が払えない

理由2 「女の子に教育は必要ない」という周囲の偏見

理由3 家事労働の負担

理由4 早すぎる結婚・妊娠

理由5 学校が遠い

理由6 学校が安心できる場ではない

理由7 女性の先生がいない


女性の教員がいないことで、ロールモデルがない、未来が描けないとともに、男性教員について学ばせることを嫌がる親もいる。


ではなぜ支援が必要なのか? これも四つの理由にまとめられている。56

理由1 人道的に見逃せない

理由2 女の子自身の幸せのために 価値の向上、自己決定権

理由3 家族や未来の世代を幸せにするために

理由4 地域をうるおし、国の経済を後押しする


エンパワメントにつながる七つの活動  76


1. 女子教育をすすめる

2. 職業訓練を行う

3. 金融サービスを提供する

4. 保険・医療システムを改善する

5. インフラを整備する

6. 暴力根絶をアピールする

7. 法律・政策を見直し、女性リーダーを育成する


わかりやすい本だ。


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p.75

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p.77

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p.76







# by eric-blog | 2019-03-15 16:31 | □週5プロジェクト2018

ゼッケン8年 えい、やっちまえ--一杯のんだ勢いで始めたゼッケン。8年も続けなければならないと知っていたら、ぼくはやらなかっただろう。

ゼッケン8年 えい、やっちまえ--一杯のんだ勢いで始めたゼッケン。8年も続けなければならないと知っていたら、ぼくはやらなかっただろう。

金子徳好、朝日新聞社、1974

3289冊目


この方の息子さんが、映画を作るらしい。

そして、「ゼッケンつけるぞ」と宣言したら、ゼッケンを何枚も作ってくれたお連れ合いとは、『東京わが町』と言う切り絵本を出しておられる。


19648月のトンキン湾事件の後、大統領に就任したリンドン・ジョンソンは、今後のゲリラ闘争拡大見込みの情報を受けて、翌年3月から大規模な空爆を開始する。

この本を読むと、熱気あふれる正義感が、「空爆憎し」と言う世論を跡付けていたことがよくわかる。それは、夫人との会話にも現れている。


昭和四十年45日、初めてゼッケンをつけて出勤。1965年。


「アメリカはベトナムから手を引け」


著者が勤めていた日本機関紙協会は、ミニコミセンターのようなもので、PTA、団地自治会、労組などの新聞、職場新聞やサークル紙など、新聞づくり養成機関として「記事の書き方」「編集の仕方」などを教えたり、一緒に作ったりする組織だという。今も、全国2200を超える団体が所属しているという。


著者は最初、生まれ育った初台で住んでいたが、ゼッケンを始めて二年後に三鷹に引っ越す。家賃が3000円から15000円へ。もちろん、広くもなっているが、64畳半、三畳程度、12坪の平屋だ。1966年。高度経済成長が足音を立てて近づいていた時だ。


わたしが1975年に大学に入学して、三畳に一間半の板間とミニキッチンのついた部屋を借りた時、9000円だったことを思い出す。大阪は扇雀でのことだ。どれほど、慌ただしく、物価が変わったことか。



ベトナム人民支援協会の役員をしつつ、カンパも募り、送る活動も並行して行った。400万円以上を集めたという。そのことでベトナムとの交流も生まれた。

募金集めのために禁酒もした。


1968年、ジョンソン大統領は北爆停止を宣言する。そのタイミングでゼッケンを外すことを許さなかったのは妻の静枝さんだ。


そして、彼女は見抜く。「ゼッケンて、お年寄りの運動ね。罪滅ぼしのためなんでしょう?157


ゼッケンには「かえせ沖縄、つぶそう安保」の文字も加わった。


そして記念すべきゼッケンを外した日は、1973613日。


翌々日の朝日新聞、横山泰三さんの「社会戯評」は「まだまだ」として「カンボジアから手を引け」をスローガンにしたゼッケンに付け替える絵を載せた。


あの時代の雰囲気と変化がとてもよくわかる本だ。映画が楽しみでもある。



# by eric-blog | 2019-03-14 11:53 | □週5プロジェクト2018

毒婦 和歌山カレー事件 20年目の真実

毒婦 和歌山カレー事件 20年目の真実

田中ひかる、ビジネス社、2018

3288冊目


FB友達が、林真須美さんの支援をしている。

1998725日。67人がヒ素中毒に陥り、4人が死亡するという、祭りで供されたカレーに毒物混入される事件が起こった。

同年104日、保険金詐欺などの別件で林夫婦が逮捕される。129日、カレー事件で再逮捕。29日起訴。


2002年、和歌山地裁で死刑判決。2009年最高裁確定。


著者は2006年、被告と面会する。


一貫して無実を訴え続けている被告に対して、同じく保険金殺人容疑で逮捕された三浦和義さんも支援している。彼が「なぜ、取材するの?」と著者に訪ねた時、著者は「研究のため」と答えたという。


しかし、面会の中で、「母としての彼女」を書こうと思う。


四人の子どもの存在が、彼女を狂気から救っていると、本人は言う。殴る蹴るなども含む取り調べで、頭が真っ白になり、「やりました」と言わされかけた時、子どもたちのことが頭を殴りつけるように正気に戻したと言う。


著者は、サリンの冤罪であった河野さんや厚生労働省の村木さんの例などを挙げて、冤罪の問題点を挙げている。


しかし、河野さんは理系でべんの立つ人、村木さんは官僚である。

それぞれに警察の扱いは違うだろう。


それに対して眞須美被告はあまりにも世知に疎く、思ったままを言う。しかも、保険金詐欺は事実だ。地域の心証も悪い。


さらに、取り調べの時も、殴った警部を殴り返し、28年の経験の中で女から殴られたことはないと、恨みを買う。

検察官には、絶対、毎年、大阪拘置所から一人ずつ死刑執行者を出し、お前を苦しめてやると凄まれる。


それでも無実を叫び続ける。


著者は、事件の起訴事実を「杜撰」だと言う。


印象だけで殺人犯にされてしまった被告。そして、今だに犯人がわからないまま放置されている事実。


事件が起こった時の警察の慌てふためきよう、メディアの熱狂と決めつけがよくわかる本である。



# by eric-blog | 2019-03-08 20:47 | □週5プロジェクト2018

NVC人と人との関係にいのちを吹き込む法

NVC人と人との関係にいのちを吹き込む法

マーシャル・B・ローゼンバーグ、日本経済新聞、2012

3287冊目


観察

感情

必要としていること

要求


これらの四つの要素を、率直に表現する。

これらの四つの要素の表現を共感的に受け止める。


序文を、ガンジーの孫であるアルン・ガンジーさんが書いている。13歳の頃に、祖父のもとで学んだこと。非暴力は日常であり、そして非暴力こそが革命であると。「世界が変化するのを見たいのであれば、自分がその変化になる」13


言葉が、鍵となる。


要求も、人生を豊かにする方法、ポジティブに言う方法がある。



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とてもよくまとまっている表。


# by eric-blog | 2019-03-07 15:50 | □週5プロジェクト2018

北九州市 人権啓発コーディネーター養成講座 ワークショップ

北九州市 人権啓発コーディネーター養成講座 ワークショップ

201936日 10:10-16:50 (5時間40)

参加者: 20名  19名予定


セッション1 共通基盤づくり

10:10-12:00

1. 参加が育むスキル、参加するために必要なスキル「わたし・あなた・みんな」

2. なぜ「アイスブレイキング」するの?

3. 講義型啓発と参加型啓発、求められるスキル、育てたいスキル

4. Howの背景にはWhyがある。



セッション2 気づきのためのアクティビティ

13:00-15:00

1. 人権研修で伝えたいことは何? 人類共通の価値観を育む

2.「公正さ」「多様性」「アサーション」を流れのあるプログラムで伝える

3. 価値観を行動に

4. バリアは何?


セッション3 研修プログラム改善の視点

15:10-16:50

1. 三つの省察 How, Why, ForWhat?

2. さまざまな感情 価値観は育ったかな?

3. ESDのイシューとスキル すべての教育を通してESD

4. ファシリテーターの資質


■準備物

  • ¬人権資料 word添付 7ページ
  • ¬さまざまな感情 pdf添付 1ページ 研修途中で配布
  • ¬プログラムふりかえり表 word添付 1ページ 研修途中で配布


記録


「コーディネーター研修」の中の一日に組み込まれた「ファシリテーターとしての技能」育成。研修企画の人も居れば、場の管理に関わる人もいる。実践をしている人は少ないが、職場の管理職でもあるので、活用できるベースを。


セッション1 共通基盤づくり「参加型研修の基盤整備の課題」

10:00-12:10

1. セッションの流れの説明[板書、左側カラム、右側に「ESDを点検の視点に」]

2. ノートテイキング

3. 傾聴

4. 話し合いの心がけ

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5. 参加型研修の課題「参加型に向かない人」の類型を考える[ペア作業「全体像を掴む」、「対比して考える」]

6. 類型化した五つのタイプについて「連想図」と手立て[グループ作業]


【ファシリテーターとしてのふりかえり】

「参加の場を阻害する行動」に焦点を当てるのが難しいので、「人」の類型化

を試みた。しかし、そうするとグループの話し合いが、「その個人をどうするか」に終始し、「参加の場をどう活性化させるか」というファシリテーターの手立てに行き着かなかった。なぜか?

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セッション2 流れのあるプログラム体験「教室の中の世界」から

13:10-14:45

1. セッション1のふりかえりのノートテイキング。成果物を壁に貼る。

2. ペアで「教室の中の世界探し」=社会的有利性の配分の正義と公正。

3. 貢献と必要、平等 「あなたが貢献していることは?

4. 「いまの世界は・・・・」で仲間づくり

5. 分析と「こうなりたい未来」

6. 一つのグループを解体する。「安心と信頼」の体験。

7. 再び元のグループで。「安心社会から信頼社会へ」




セッション3 ふりかえりとまとめ

14:55-16:50

1. プログラムの流れをふりかえる。三つの省察。「どのようにしたか、それはなぜか、それでESDとしてはどうなのか?」 四つの展開に分けて、アダプト&レポートバック。

2. 「さまざまな感情」でふりかえり、行動、感情、価値観の氷山

3. 「学びを促進するもの/阻害するもの」対比表[グループ作業]

4. ファシリテーターの役割

5. エネジャイザー からだからだ「ミラー」「自己紹介のミラー」

6. ふりかえりのサークルタイム


【ファシリテーターのふりかえり】

NVCというのがアサーショントレーニングの延長のような考え方で、「感情」の背景にある「本当に満たされたいこと」を探るコミュニケーションを提唱している。

今回も「理解する」とか「受け入れる」とかの表現がよく出てきたが、「理解」ではなく、「共通理解」や「相互尊重」につながるコミュニケーションについて、もっとしっかり考えたいと思った。



  



# by eric-blog | 2019-03-07 14:33 | □研修プログラム