オカルト化する日本の教育 江戸しぐさと親学に潜むナショナリズム

オカルト化する日本の教育 江戸しぐさと親学に潜むナショナリズム

原田実、ちくま新書、2018

3181冊目


「江戸しぐさ」が実は近年の創作物であることは、広く知られたことになってきた。しかし、その前に、江戸しぐさを学ぶことがマナー教育として学校教育でも取り入れられ事態が起こった。


親学も同様だ。親学自体は高橋史朗という人の考えた教えであるが、その名称が一般的であるので、その言葉を使っている人々が、そのように理解しているとは限らない。「伝統的な」という触れ込みだが、「褒めて育てる」など開明的な内容も含まれていると、著者は指摘する。080


推進議員連盟などもできたり、政治的な動きで広がった親学や江戸しぐさ。


なぜそんなことになるのか? 推進している人たちはどのような人かを書いているのがこの本である。


共通するのは「陰謀論が好き」、「歴史の謎解きが好き」

そして、伝統や先住民文化の尊重は、呪術との親和性が高く、オカルトへの道を開く。そして、また、どういうわけか「右傾化する」。民族主義の宿命か。194


最近なくなった津川雅彦さん。彼も、右寄りの発言を繰り返した人だ。196


伝統がオカルト的なナショナリズムに繋がることは、警戒が必要だよね。



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# by eric-blog | 2018-09-11 11:57 | □週5プロジェクト2018 | Comments(0)

二宮金次郎とはなんだったのか 臣民の手本から民主主義者へ

二宮金次郎とはなんだったのか 臣民の手本から民主主義者へ

小澤祥司、西日本出版社、2018

3181冊目


1787年天明7年、第11代将軍徳川家斉になった年、金次郎は酒匂川中流の栢山という村に生まれた。


赤貧から一家を立て直した金次郎。181226歳の時に服部家に若党として奉公を始める。金次郎にあったのは「農民」の才能ではなく、「起業家」であった。14


仕法と呼ぶ再建策は、「分度」を立て、決まった範囲で生活を営ませる「倹」、余剰を人に融通する「譲」。勤倹譲が基本であった。43


その教えは遠州、小田原、相馬に広がった。


その中に、遠州掛川で報徳の教えを伝える大日本報徳社の設立に関わったのが岡田良一郎。その長男の岡田良平が文部省で、折しも教科書疑獄から国定教科書が作られるようになった時に、重用されていた。147


1896年。金次郎はとっくになくなっている。


そんなきっかけで、文部省と金次郎がであっタァ。


教育勅語を普及する観点から『報徳記』は高く評価され、子ども時代の金次郎のエピソードが修身教科書に載せられることになった。157



つくられたヒーロー


戦後は、民主主義の実践者として、評価される。


まるで事業仕分けの権化のような人が、なんで国のヒーローになっちゃうんだろうねぇ。巡り合わせだけのことなのかなあ。


今また尊徳が国に都合よく使われるようになるのではないかと、著者は危惧する。

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# by eric-blog | 2018-09-07 11:12 | □週5プロジェクト2018 | Comments(0)

Finding カナリアハウス

Finding カナリアハウス


化学物質過敏症の患者が、化学物質への曝露と、併症しているかもしれない(多くの場合している)電磁波過敏症の電磁波への曝露を避けるために、医者から推奨されるのは以下のような住宅環境です。


■周囲の環境

  • λ大通り沿いは避ける
  • λ信号や交差点の近くは避ける 発進時に排気ガスの排出が増えるため
  • λ電柱に設置している変圧器の近くは避ける
  • λ高台が良い。低地は湿気と排ガス類がたまりやすい。
  • λ地方は農薬散布、野焼きなどの薬害、煙害の可能性があるのと、必要な食料品の調達が難しいので、都市部が住みやすい。
  • λ最悪の場合、タクシーで移動しても数千円以内での行動範囲に、病院、治療院など、必要な出先にアクセスできる場所がいい。公共交通機関は香料などの化学物質の曝露があるので、できれば自転車や徒歩での移動が好ましい。
  • λ化学物質を使う工場、印刷所、コインランドリー、などの近くではないこと。
  • λ歩きタバコ、喫煙所がないために戸外で喫煙、あるいは建物の前などで喫煙する人々がたむろする場所になっていないこと。


■建物の条件

  • λマンションの7階が風通しなどの条件から好ましい。
  • λマンションであればRC構造。
  • λ一軒家であれば軽量鉄骨構造は、暑さのために不可
  • λ最上階はエレベーターの動力用変圧器の影響を受けるかもしれない。
  • λ変圧器の近くの部屋は避ける
  • λスマートメーターは電磁波を通信用に出しているので避ける
  • λコンセントレーターの近くは不可
  • λ夜間、窓を開け放して外気を取り込むのが良いので、周りの環境も重要。
  • λ洗濯機置き場が室内であること。
  • λ隣家の洗濯時に、使用している合成洗剤などの匂いが、通路や住居に影響を与えないこと。
  • λ近隣のタバコの煙などが伏流しないこと。
  • λクッションフロアは合成ノリで糊付けされているので不可。
  • λマンションであれば、大規模修繕、補修工事などの予定が近くないこと。
  • λ外装工事からふた夏あければOK



■見学時の注意 基本的には「香害」のないように配慮が必要。

  • λ強い香りのする合成洗剤で洗濯した服は着ない。
  • λ車内や会社屋内で芳香剤や消臭剤を使わない。
  • λブレスケアを飲まない。
  • λ整髪料、ポマード、ワックスなどは不可。
  • λ接遇中は禁煙。非喫煙者が望ましい。
  • λプリウスは電磁波がひどく、不可

そよ風クリニック 入室規定


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# by eric-blog | 2018-09-06 18:02 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

TEXTBOOKS科学 科学と持続可能な未来をつなぐ

3 Building bridges between science textbooks and sustainable futures


Box 2

1. イッシューを中心に展開されるESDを、カリキュラムに乗っ取った教科書のフォーマットや枠組みにつなげる。

2. 教科内容と技能を、科学技術社会環境(STSE)と関連づけて導入する。

3. 取り上げるイッシューは地域の文脈で定義し、議論されている。学習者の経験や文化的アイデンティティを考慮しつつ、グローバルな影響や結果とつなげている。

4. イッシューについて、多様な観点から批判的に検討することをすすめる。

5.資源や機会への不平等なアクセスによって引き起こされるより深い社会的不公正の引き金になるSSI(環境の劣化、希少な資源の管理からくる社会的対立など)は何かを見出し、私たちの文脈にしっかり位置付ける。

6. 全体システム思考をすすめることで、グローバルな気づきを広げる。

7. STSEとの関係を探求する学習者中心の研究を推奨し、そこからの発見を社会的行動につなげ、SSISTSEの問題を解決する。

8. 科学の言葉を箱から取り出して、科学的な情報が詰まったテクノロジーの影響と結果を考慮した、もっととっつきやすく私たち自身の文脈に当てはめた形にする。

9. 教科と社会の間にカリキュラム上の、そして文化的なリンクを育て、相互理解とコミュニケーションをすすめることで、SDイッシューが相互に関連し、多様な変数が関わっているという性格を持っていることを示す。


今や科学は、政治的に使われ、市場の圧力で動かされている。ESDを科学の教科に埋め込んで行くためには、社会科学的な側面を含むテーマの設定や倫理的な観点を取り入れる。

科学自体に対する考え方も、権威的で確立されたものと考えるのではなく、変化し、再検討されていくものと考える必要がある。

そのためには、科学の教科においても、ESDのコンピテンシー目標である「批判的に考える」ことを積極的に取り入れる。学習者の主体的な理解のために彼らの直感的な理解と科学の考え方をつなぐ努力をする。頭ごなしに押し付けない。コミュニケーションできる科学の言葉こそが、ESDとしての科学の真髄なのだ。というのも、科学を学習者にコミュニケートするということは、取りも直さず、科学を社会に対してコミュニケートするということだからである。


ESDを科学の教科書に取り込むモデル例と方略


1) テーマ型アプローチ

2) STSEアプローチ

3) 問題解決型アプローチ


1) テーマ型アプローチ

ほとんどの科学の教科書は、その性質からテーマ型にはなっていない。リニアで、カリキュラムを考慮した学びになっている。

例えば、GMO遺伝子操作有機物を中心的なテーマに据えることで、科学のカリキュラムの要請、SSIsSDを取り込むことが可能である。

2) STSE型アプローチ

ほとんどの科学教科の先生たちはSTSE科学技術社会、そして環境の視点から

4.0

ESDを科学のコンテンツで取り扱う

4.1 トピック: 森林

原則8



















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# by eric-blog | 2018-09-06 17:46 | ☆よりよい質の教育へBQOE | Comments(0)

TEXTBOOKS序章 コンピテンシーとESD的テーマの設定

TEXTBOOKS FOR SUSTAINABLE DEVELOPMENT  ~A Guide to Embedding

Foreword

教科書の重要性は明らかである

Eckhardt Fuchs

Director Georg Eckert Institute for International Textbook Research


This publication is designed as a guide for stakeholders in textbook development – education ministries, national curriculum authorities, textbook writers and publishers – to help them produce a new generation of textbooks

包括的かつ公平な質の高い教育を確保し、すべての生涯学習の機会を促進する、持続可能な開発目標の4つ目の目標である、持続可能な発展のための2030年の緊急課題を設定する。

Directors message 長官のメッセージ

 Anantha Kumar Duraiappah

Director, UNESCO Mahatma Gandhi Institute of Education for Peace and Sustainable Development



ESD needs to be reflected in the content of what teachers must teach and the pedagogy they implement. Embedding ESD into core subjects is one of the most effective and efficient ways to achieve SDG Target 4.7 ’

ESDは、教師が教えなければならないコンテンツや教授法に反映される必要がある。 コア教科にESDを組み込むことは、SDG Target 4.7を達成するための最も効果的かつ効率的な方法の1つです。


INTRODUCTION

What is the purpose of this guidebook? 13

1.0Transforming education to shape a more sustainable world 15

2.0What is embedding? 17

2.1 From periphery to centre 17

2.2 Promoting double-purpose learning 19

3.0Making a case for embedding ESD in textbooks 23

3.1 Efficient and viable intervention 23

3.2 Improving content and pedagogy 23

4.0How to embed ESD in textbooks 25

4.1 Developing competency-based learning units 25

4.2 Selecting ESD themes, topics and issues 26

4.3 Making ESD issues ‘matter’ to students 26

4.4 Assessment in alignment with ESD 31

5.0Outline of the guidebook 31

6.0References 32


このガイドブックの目的? What is the purpose of this guidebook?

人類が直面している相互に関連した環境、経済、社会、政治の課題は、若者が世界に創造的かつ責任ある形で取り組むことを可能にする教育を求めている。 我々は持続的な発展のための教育(文化的多様性を尊重しつつ、環境保全、経済的生存率、公正な社会のために情報に基づく意思決定と責任ある行動をとるための教育)を必要としている(UNESCO2014ap.12

このガイドブックは、持続可能な発展(ESD)のための教授法を統合する新世代の教科書を作成するために、教科書の著者や出版社を支援することを目的とする。 そうすることで、学習を適切かつ効果的にすることを目指す。 また、2015年、193の国連加盟国が採択した2030年持続可能な発展アジェンダ(国連、2015年)の実施にも寄与する。2030年アジェンダの中核には、17の持続可能な発展目標(SDGs 2030年までの政府間コミットメント(Box 1参照)。 このガイドブックは学校の教科書に焦点を当てているが、そのアプローチは、画像、オーディオ、ビデオなどのさまざまな教育メディアを生徒が没入型の学習に参加させるための幅広いプロセスの一環として考えられるべきである。


このガイドブックは、シチズンシップ教育、平和教育、人権教育、環境教育、開発教育、グローバル教育、グローバル学習など、ESDおよび関連分野における既存の成果に基づき、教科書開発におけるステークホルダーのためのもので、教育省、各国のカリキュラム当局、教科書作家、出版社である。また、教授法の質の向上を求める国際的および非政府組織にも役立つ可能性がある。教師の教育者;教師;校長と主任教師;教育委員会; ESDと関連教育の研究者と実践者。それは国際的な聴衆を対象としており、ESDとその実践の理解は文脈的であり、持続可能な開発の課題の優先順位は教育システムによって異なることを認識する。教科書執筆者および教育者は、このガイドブックを、コンテンツや教授法の充実に役立ち、独自の制度や制度の戦略を補完するためのアイデア、ツール、方法の源泉として使用することが推奨される。


ガイドブックは、既存のカリキュラムのコンテンツを平和、持続可能な開発、およびグローバルシチズンシップに向けてどのように再指向するかについての教科書作者のための具体的なガイダンスである。 主に、数学、科学、地理、言語(英語)の4つの教科で、初等教育と中等教育の教科書作成者に対処する。 これらの教科の選択は、他者との関係における重要性を反映するのではなく、実用的かつ戦略的な決定であった。 時間的制約により、他の教科が含まれなくなり、選択された教科はESDを主流化する努力を最適化するものであった。 数学、科学、言語の3つの教科は、通常、国のカリキュラムの中核となる義務教科です。 地理学は自然にESDに役立つ教科であり、埋め込みについての豊富な洞察を提供し、他の教科分野にも役立つ可能性がある。




Box2 SDGs17の目標と169のターゲット

4.7 2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への寄与の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。

2030年までにすべての学習者が持続可能な発展と持続可能なライフスタイル、人権、ジェンダー平等、平和と非暴力の文化の促進、地球市民権、文化の振興のための教育を含む一方、持続可能な発展を促進するために必要な知識と技能を身につけるようにする 文化的多様性と文化の持続可能な発展への貢献」国連(2015a


SDG 4.7の世界的指標(i)グローバルシチズンシップ教育(ii)ジェンダー平等と人権を含む持続可能な発展のための教育が(a)教育政策(b カリキュラム、(c)教員養成、(d)生徒評価のすべてのレベルで主流となること(UNESCO2016ap.79

SDG Target 4.7は、学校教育の中に、持続可能な開発のための教育を主流にするこれまでにない機会を提供する。



1.0 持続可能な世界を形作るための教授法の変革

人口統計学的、地政学的、技術的および環境的変化、それに伴うリスクと機会が加速する現在、21世紀の課題に対応するためには、教育改革の必要性がますます高まっている(Box 2参照)。


相互に依存し、相互依存する世界における教育の重要課題は、人々や地域社会が地方や世界レベルでの変化に適応できるようにするだけでなく、人類をより完全に理解し、生物物理学的環境を保護するために、私たちはそれに依存する。このガイドブックは、未来に直面して形作るために教育を変える必要性に取り組むのに役立ちます。


このガイドブックで、持続可能な発展(ESD)のための教育は、SDG 4.7に含まれる変革的な教育努力を広い意味で使われている。 それは、より平和で持続可能な社会を形成するために必要なコンピテンシーを育成するためのコンテンツ(テーマとトピック)、知識、技能、価値観、態度、配置と教授法を含んでいる.1持続可能な発展の概念とその基本原則 鍵概念に関する注記1を参照してください。


1 我々は、用語と概念としてのESDが特定の動き、アプローチ、利害関係者、およびトピックに関連するようになったという現実を十分に認識する。 このガイドブックでは、煩雑な複数の定義を避けて通信を促進するための包括的な用語としてESDを使用する。 しかし、ESDは、地球市民教育、平和と人権教育、グローバル教育、グローバルラーニング、環境教育、開発教育などSDGの下にある関連教育の唯一の合理的な包括的用語であることを示唆したくはない 4.7 MGIEPは、SDG 4.7の実装に統合されたアプローチをとることを提案する。 私たちの選択は、持続可能な開発のための教育としてのESDの願望を正当化するものであり、SDGの世界共通の野心に具体化される


鍵となる概念に関する注記 1 持続可能な開発とESDアプローチの理解


国連は数十年にわたり持続可能な発展をより良い未来を確保するための最も重要な指針とすることを目指してきました。 2015年の持続可能な開発目標(SDGs)の採用は、この点で明らかにマイルストーンです。 「持続可能な開発」の基本理念は、1987年ブラントランド委員会報告書によって、「将来の世代が自分のニーズを満たす能力を損なうことなく、現在のニーズを満たす開発」(World Commission on Environment and Development1987)急速に変化する世界において、この原則を解釈し、社会のあらゆるレベルの関連する問題に適用することは、引き続き挑戦されてきた。


「開発」という用語は、しばしば専ら経済成長に関連する。しかし、主流の政策談話では、持続可能な発展は、生活の質の向上と人権などの普遍的な価値を追求する上で、環境、社会、経済の配慮(図1参照)がバランスのとれた開発を考える上でのパラダイムとなっている。

持続可能な発展は、目標を達成するプロセスと見なされる。 優れたガバナンスの重要な意義の認識の高まりに伴い、コミュニティと政府の意思決定への市民参加の役割を強調し、持続可能な発展の従来の3つの側面に政治的側面を加えることができる(図2)。


さらに、持続可能な開発の経済的、環境的、社会的、政治的側面のステークホルダー間の交渉は、文化的多様性を尊重しなければならない。

より平和的で持続可能な社会を形成するためには、これらのすべての開発次元(経済、社会、環境、政治、文化)は、それらの目標において互いに釣り合っており、ステークホルダーを含む責任機関によって民主的に管理され、 市民はSDGを個人的かつ集団的な行動に変換する。

Figure 2: Dimensions and main goals of sustainable development. Source: Curriculum Framework ESD, Schreiber and Siege (eds.) (2016) p. 89


教育に適用すると、持続可能な発展は政治的決断のように「惑星としての地球境界」や「社会的閾値」によって規定される規範的なものとはなり得ない。教育において、この原則は、学習プロセスにおける方向付けを提供し、相互関係の基本的な態度と意識としての「心の枠組み」としての持続可能性を促進する(Bonnett2002)。持続可能な開発のための教育(ESD)は、持続不可能なパラダイム、政策、実践の変容に自らの参加を可能にすることを目的とする。持続可能な社会に移行するために必要な変革を行う際に、個人、地方、国家および世界市民の民主的な参加を強調する。

ESDと関連する教育的アプローチは、生徒が要求の厳しい問題に対する持続可能な解決策を見つけ、紛争を防止する能力を育成する。 ESDは、SDGを達成するためのあらゆる努力に不可欠な寄与であり、社会、経済、政治の変化を促進し、自らを変革することによって持続可能な発展に寄与することを可能にする行動(UNESCO2017a


2.0 What is embedding? 埋め込みとは?

私たちは水とエネルギーの不足から暴力的な過激主義への強烈な生態学的、経済的、社会的脅威に直面するますグローバル化する世界に生きている。 これまで以上に、教育の質は、生徒がコンテンツへのアクセス権を持っているか、人間の尊厳を共有しながら、惑星としての地球にともに生きる学習を促進するように設計されているかどうかにかかっている。 言い換えれば、持続可能な開発と地球市民のための教育は、国際的な合意と推進力がある教育改革の基本指針となる必要がある(Box 2参照)。


このセクションでは、「埋め込み」という意味について説明する。 SDG Target 4.7の世界的指標のように、「主流化」という用語は、教育システムのさまざまな側面にESDを取り入れるプロセスを指すのに一般的に使われるが、意図的に 主流化のための特定の戦略へと導く。


2.1 From periphery to centre 周辺から中心に

ESDは「独立したテーマではなく、カリキュラム全体に組み込まれるべきである」という長期にわたる国際的コンセンサスが存在する(UNESCO2006 b,p.17)。 1992年、ESDに関する国際的な議論を統合したアジェンダ21の第36章では、すべての分野においてESDを統合し、開発教育と環境教育のコンセプトを概念化した。 ESDに対する学際的で統合されたアプローチを求めるこの呼びかけは、持続可能な発展の課題の相互関係と相互関係を急速に実現することである。


このガイドブックでは、「埋め込み」という言葉を使い、ESDを「追加機能」としてではなく、カリキュラムや公教育のあらたな要素として組み込むことを指す。 3に示すように、ESDは、カリキュラムの周辺に追加として教えられるのではなく、各教科の中核をなす。 ESDをすべての教科に組み込むことで、より強力で効果的な結果が保証される。 ESDは教育の「持続可能な発展」を大きく超える。 埋め込みは、その価値と原則を教育の中核に置くことで、持続可能な開発のための教育という概念に公正をもたらす。


埋め込みの究極の目的は注入である。つまり、持続可能な開発は社会に深く統合され、すべての形の教育に目立つ価値観と社会的規範浸透する

1 持続的発展への4つの対応とESD主流化戦略の対応

 出典:Responses to the challenge of sustainable development, adopted from Sterling 2004 as cited in Lotz-Sysitka et.al(2015) p.73

 持続的発展への対応ESD主流化戦略への対応

a)拒否・否定誇大宣伝は消え去るだけ何もしない

(b) ボルトオンカリキュラムやプログラムに‘みどりのふりかけ’を加える付け加え

(c) ビルトイン我々すべての行為のなかに統合することが重要埋め込み

(d) システム全体再構成我々すべての行為、根本的に再考する必要あり注入




ESDの公教育への主流化には、既存の学校制度や構造に適合する「従来の」ものから、既存の制度構造を変革する根本的な力がある「革新的」なものまで、様々なアプローチが必要である(Wals200949頁)。持続可能性の挑戦に対するStephen Sterlingのモデル(表1参照)は、埋め込みを位置づけるのに役立つ。 埋め込みは、「組み込み」アプローチ(c)に位置すると見なすことができるが、「システム全体の再設計」(d)を達成するという長期的目標を持っていると見なすことができる。 この最後の対応(d)には、「パラダイムシフトと、より良いことを行う(最適化)よりも、より良いものを行う(変換)」への移行が含まれる(Lotz-Sisitka et al2015p.73)。

理想的には、ESDの主流化は、ESDの価値と原則が学校の倫理と使命に反映され、教師の専門的な開発の中心となる、「全校」アプローチで行われるべきである。 明らかに、学校の教科書だけでなく、教育政策、カリキュラム、教師教育、生徒評価(SDG目標4.7の世界指標についてはBox 2を参照)でも変革が必要である。 包摂の究極の目標は注入であり、持続可能な開発は社会に深く統合され、それが目立たなくなり、根本的な価値観と社会規範となるようなあらゆる形態の教育を通じて浸透する(Box 3参照)。


Bos.3埋め込みのメタファー

埋め込みのメタファーは、望ましい要素をシステムに深く統合するプロセスを記述する。それは単にそれにボルト止めされているのではなく、しっかりとシステムに組み込まれている。しかし、埋め込まれた要素はまだ識別可能であり、システムをすぐには変えないが、その機能を十分に改善する可能性がある。埋め込みは、教育システムを学際的カリキュラムに変換することで、 Box 6,Box 9参照)。

一方、注入のメタファーは、システムが動作する環境を浸透させ、変換する望ましいエッセンスのプロセスを記述する。植物材料からのフレーバを溶解するプロセスであり、注入は得られる液体または溶液の名称でもある。この意味で、注入は埋め込みよりも深く、究極の解決策であるESD統合の戦略です。


学校生活のすべての側面、すべてのレベル(幼児期から高等教育まで)およびすべての形式(正式、非正式および非公式)の教育において、ESDを主流化する必要性は広く認識されるが、 このガイドブックは、教育システム全体の根本的な変革、つまりほとんどの国で非現実的な提案の必要性を再確認するものではない。 代わりに、教科書に教科を教える準備ができている現状を最大限に活用する可能性のある埋め込み介入を提案する(問題ベースの教科書は存在するが)。 同時に、この章で後述するように、これらの介入が学校の教科や分野の広範なサイロ構造を変える機会を開くことが期待される(3.2節参照)。

持続可能な開発は、世界を持続可能な道に踏み切ることの緊急性を考えると、すべての学年レベルと教科分野のカリキュラムに適切な場所を見出すことができる。 このガイドブックは、中核となるカリキュラムが、持続可能な開発に意味のある十分な調整空間を提供し、教科書開発の利害関係者の工夫とコミットメントを通じて、より良い未来のための変革する教育が今日始めることを示す。


2 「カリキュラム」という言葉は、さまざまな国や文脈でさまざまな意味を持っている。このガイドブックでは、公教育におけるコンテンツと教育のための必須の政府枠組みという用語として使用する。また、地方の学校でのコンテンツ、教育的手段、組織的実施を定義することにより、国家/地域カリキュラムを強制的に実施し、学校カリキュラムの存在をいくつかの場所で参照する。ユネスコは、「持続可能な発展のための教育」(2012年、8p)にまとめられているように、持続可能な開発のための教育の10年(20052015年)の持続可能な開発に取り組むためのカリキュラムを再編成するためのツールを開発した。例えば、「持続可能な発展レンズのための教育:政策と実践のレビューツール」Reviewツール9:カリキュラムにおけるESD統合は、ESDが国家レベルと学校レベルのカリキュラムに統合される程度を分析する方法を提供する(UNESCO 2010pp68-69)。持続可能な開発のための教育ツールキットには、持続可能な開発に取り組むためのカリキュラムの再編成と、カリキュラム変革に関連する世論を集めるためのコミュニティフォーラムの開催に関する8つの演習が含まれる(UNESCO2006pp84-102)。 「プロジェクトY」は、持続可能性を既存のレッスンプランやユニットに統合するためのツール(UNESCO2006pp87-88; UNESCO2012p.10)。


2.2 Promoting double-purpose learning 二重目的の学習を促進する

埋め込みとは、すでに過密なカリキュラムに新しいテーマのコンテンツを挿入することではない。教師や教科書作成者にとって時間とコンテンツの両方で現実的でない。 また、学問的コンテンツの重要性を除いたり、最小限に抑えることでもない。代わりに、より教科を、社会的、グローバルに関連した目的への再方向付けである。 若い人たちが、持続可能な公正で平和な世界への貢献にむけて、動機付けられ、準備し、権限を与えられ、より社会的、世界的に関連する目的に役立てることだ。


埋め込みは、学習成果- SDG Target 4.7と学校の教科で扱われる領域-の両方に寄与する。ユネスコ(2004)は、2つの重要な教育的側面を特定した。(1)学習者の認知発達の促進と(2)責任をもち、積極的で生産的なシチズンシップの育成。したがって、埋め込みは、持続可能な開発のための統合的かつ変革的なアジェンダであるとともに、長期にわたり確立された教育の質というアジェンダに直接寄与する。テスト指向システムにおける伝統的な学術学習は、SDG目標4.7(ユネスコ、2016bp.288)の核心である、「教育の社会的、人道的、道徳的目的」を損なうことが多すぎる。よって、生徒が教科の知識やスキルを習得するとともに、持続可能な社会の変容に寄与する方法を学ぶと同時に、環境と尊厳を深く尊重しながら共生することを学ぶ、二重目的の学習を戦略的に推進するすべてのために。


生徒の成果を向上させることに関わる教育者は、公教育にESDを組み込むことを検討すべき少なくとも2つの実用的な理由がある。第一に、コア教科の教授の質問に基づくカリキュラムの理想への移行は、国境を越える推進力を持っている。


テスト指向システムにおける伝統的な学術的学習の重視は、SDG Target 4.7の中心にある、「教育の社会的、人道的、道徳的目的」をあまりにも損なってきた。



埋め込みとは、教科中心型システムおよびテスト指向型システムで使用できる戦略であり、究極的に内部から変換する目的である。 数学と科学がドグマのように教えられる学校カリキュラムの変革に寄与することを埋め込みは切望する。そして社会科は、相互性について学び、多様性を評価することへの有意義な機会を提供しない。 注目すべき例外を除いて、ESDの取り組みは、批判的思考や問題解決能力を育成するために学校で主流の学問分野がどのように教えられているかを改革する努力と調和しない。 このガイドブックこのギャップをうずめる。


第二に、教育システムは、若者がますます複雑化する世界をナビゲートし、創造的かつ責任ある形で取り組むための重要なコンピテンシーを開発する機会を提供しなければならないという一般的な合意がある。 これらのコンピテンシーの測定を開始する必要性もますます高まっている。 例えば、国際生徒評価(PISA)理事会プログラムは、2013年にPISAESDと密接に関連する「グローバルコンピテンシー」の評価を検討することを決定しました(注.4)。SDG目標4.7を監視する状況では、ユネスコ 教育成果評価国際協会(IEA)は、ESDと地球市民教育の分野で協力するための正式な合意を結んだ。 IEAは、SDGターゲット4.7の主要なデータ収集源の1つになるグローバルシチズンシップ市民教育研究を管理する。

ESDコンピテンシーは依然として多くの議論と発展の下にあるが(Wolbring and Burke 2013; Scheunpflug 2014; O'Donoghue 2015)、それにもかかわらず、持続可能な開発を実現するために必要な能力の種類にはいくつかの合意がある。 その他、Roth1971; OECD2005; de Haan2010; Wals2010; UNECE2011; Wiekら、2011; Schreiber and Siege2016; Halinen 2017; UNESCO2017a)。


Box 5は、カリキュラム開発者、教科書執筆者が教科固有のコンテンツ、知識、スキルに関連し、それらに統合できるコンピテンシーを確認するためにコンパイルされたESDコンピテンシーの指標リストを提示する。

ESDの目的は、人々の世界観と日常行動の基礎となる広範かつ複雑な知識、技能、処分、価値観、思考の方法を取り入れ、地球を傷つけることなく全員の生活の質を向上させる意思決定に参加できるようにすることである。 また、すべての望ましいコンピテンシーを測定できるわけではなく、文脈によっても異なることを知っておく必要がある。 生徒がESDコンピテンシーを開発する機会を創造する最終的な責任は、教師にあるが、参照ベースおよび行動指向の教授学習プロセスを容易にする教科書によって大きく支えられる。


ESDの目的は、人々の世界観と日常の行動の基礎となる参加者の広範な複雑な知識、技能、処分、価値観、思考の方法を取り入れます

埋め込みとは、主題中心型および検査指向型のシステムで使用できる戦略であり、内部から変換する究極の目的です。 ドグマや社会学のように数学と科学を教える学校のカリキュラムを変革するのに貢献することを目指すことは、相互性について学び、多様性を理解する有意義な機会を提供していない。 注目すべき例外を除いて、ESDの取り組みは、批判的思考や問題解決能力を育成するために学校で主流の学問分野がどのように教えられているかを改革する努力と大きくは調和していない。 このガイドブックにはこのギャップがある


第二に、教育システムはますます複雑な世界を移動し、それを創造的かつ責任を持ってを従事できるように特定のキーのコンピテンシーを開発する若い人々 のための機会を提供する必要がある一般的なコンセンサスがある。これらのコンピテンシーを測定する必要がある開始する需要もある。 2013 では、たとえば、国際比較 (PISA) 理事会のためのプログラムを観光すること 2018年ピサの 'グローバル コンピテンシー」は、ESD は密接の評価。 SDG ターゲット 4.7 の監視のコンテキストでユネスコと国際交流協会の教育達成評価 (IEA) ESD とグローバル シチズンシップ教育測定の領域での共同作業に正式合意を設立しました。IEA は、SDG ターゲット 4.7 のデータ収集の主要な源の 1 つとなる国際市民と市民権教育研究を管理する。


Box 5  ESDコンピテンシーのリスト(Indicative list of ESD competencies) 

知識を得る  Acquiring knowledge

さまざまなツールの助けを借り、異なる情報源から、大きく自己組織化され、目的指向の方法でデータと情報を収集する能力。 その質を評価し、問題関連のタスク解決に役立つ知識を構築することができる。

課題、問題、紛争にとりくむ  Solving issues, problems, conflicts

地域、国家、グローバルなレベルで、解決のための交渉を通して、過度な利己主義、社会文化的な障壁、人種差別、イデオロギーの違い、および暴力を克服することで課題、問題、および衝突の解決に寄与する能力。

クリティカルに考える  Thinking critically.

持続可能な発展に建設的に貢献する意欲をもち、持続不可能な発展に対応するにあたり、規範、実践、意見、態度、主張、意思決定(自己批判や誤解の認知を含む)に疑問を抱く能力。

対話と交渉をする Communicating and negotiating.

効果的学習プロセスのための事前条件として、話し言葉と書き言葉で建設的かつ効果的にコミュニケーションできる能力と準備、かつ課題について交渉する意向を持つ。

システムを扱う Dealing with systems

システムとプロセス発展を分析する能力。地方、国家、世界レベル間の行動と相互関係を認識し、人間の介入の効果を評価する。

未来を見据える Facing the future.

リスクを分析し、複数の将来性を評価し、持続可能な発展の目標を革新に結びつけ、個人や集団のビジョンを作り、行動や意思決定の結果を評価し、不確実性や変化に対処する能力。

価値観を反映させる Reflecting on values.

自己と他者の規範と価値観を反映し、自らの価値観を改革し、多元主義と普遍的な価値のバランスを保つ準備と、持続可能性の原則と目標(利害の対立、不確実な知識と矛盾の文脈における)を交渉する能力と意欲。

参加と協力する Participating and collaborating.

持続可能な発展のプロセスに参加し、持続可能な開発目標に向かって行動する方法を個々にかつ集合的に開発、実践することで、他者と集中的かつ責任ある協力をする能力と準備。

視点を変える Changing perspectives.

他人の状況を配慮し、共感できる能力、さまざまな視点をクリティカルに受け取り、ちがいを見る能力、従来の疑いのない世界観を変えることによって代替の基準枠を開発する能力。

包括的に考え行動する Thinking and acting inclusively.

ジェンダー、宗教、民族や社会的起源、認知的、身体的かつ心理的前提条件、寛容、意欲にかかわらず、多様性を認識し、統合に貢献する人々と協力する能力。

連帯と責任を果たす Showing solidarity and responsibility.

グローバル市民としての態度を育て、不平等に苦しむ人々に連帯を示し、生態リスクの責任を共有する能力と意欲。


鍵となる概念に関する注記2  コンピテンシーの理解

ESDの究極の目的は、知識、思考、価値観、行動の間の意図的な移行を促進することにある。 Glasser2007p42)は、「問題意識、その起源と影響に関する広範な情報のアクセシビリティ、さらにそれに対する懸念についても、行動を保証するものではない」と簡潔に述べている。 より持続可能な世界のための私達の願望と日々の行動との間のギャップを埋めることができるまでにはまだ長い道のりがある。 多くの研究では、学習者は知識、理解、スキルを習得することが示されるが、それを使用するための態度や決断力がしばしば欠けている(例えば、Asbrand2009を参照)。 知識―行動のギャップの教育上の理由は、生徒の能動的かつ自立的な関与を許さない複雑な開発や正式な学習プロセスへの洞察が欠けていることが多い。


多くの国のカリキュラム文書は、知識、技能、態度、価値観、行動の種類を示すために異なる用語を使用する。 基本的な倫理原則、態度、価値観はしばしばプリアンブルで言及され、カリキュラムに明示的に統合されることはほとんどない。

知識は、宣言的な知識に還元されることもあれば、学習と研究の成果の包括的な用語として使用されることもある。 しかし、コンピテンシー、スキル、テーマ/トピック、指導方法、学習方法、パフォーマンスモニタリングとアセスメントなど、特定の分類が多くの国で標準となっている。


広く受け入れられている心理学者Franz Emanuel Weinert2001app.27-28 による定義 (2001a, pp. 27-28) 。彼らは "個人が持っている認知能力、または特定の問題を解決するために取得することができるスキルであり、責任を持って正しく利用して接続動機、意志と社会的準備と能力変数の状況 ' の問題を解決するために。(ドイツ語から翻訳)


この定義は、コンピテンシーの統合的な特徴を強調するだけでなく、学習者自身が開発しなければならないことを強調する。 それは様々な要素から成り立っており、経験と反省に基づいて行動中に獲得される(UNESCO2017a)。 問題を確実に解決するために、知識、技能、動機づけ、準備、態度などが必要である(図4参照)。 コンピテンシーとは、持続可能なソリューションを見つけて実装するために、特定の要件を満たすための傾向です。 ESDのコンピテンシー(Box 5参照)は、いったん開発されると、さまざまな状況で現在および将来の課題に対応することを助ける。


コンピテンシーの概念は、1997年後半に開始、2003年に完了した、経済協力開発機構(OECD)のコンピテンシーの定義と選択(DeSeCo)プロジェクトによって教育政策サークルに主流化された。 義務教育の終わり近くにある生徒が社会への完全参加に不可欠な能力を取得した程度を監視するための国際生徒評価(PISA)のためのものだ。 2018年の評価は、グローバルコンピテンシーに焦点を当てる(OECD2016参照)。


多くの国では、コンピテンシーの概念を使用して教授や学習のプロセスの結果を記述し、コンピテンシーの選択や学習の成果との関連性が高いことから、コンピテンシーの識別や学習成果を扱うことが慣例となっている 設計。 コンピテンシーの代わりに、教育学問と学習プロセスを導く原則を参照するために用語「医学的原則」を使用することを好む人もいる(「地理」の章を参照)。 個々の教育的ツールよりも重要なことは、学習プロセスを促進する上での相補性である。

3.0 教科書にESDを埋め込むケースを作る


教科書は、平和、地球市民権と持続可能な発展を公教育に統合するために、ほとんど未開拓の機会を提示する。 明らかに、教科書主導のカリキュラム開発だけでは、ESDによって求められる技能、性的および行動学的学習の成果を促進するには十分ではない。 次のセクションでは、このガイドブックが教科の教科書にESDを埋め込むことに焦点を当てる理由を説明する。


3.1 効率的かつ実行可能な介入

ESDは、教師が教えなければならないコンテンツや実装する教授法のコンテンツに反映される必要がある。 コア教科にESDを組み込むことは、SDG Target 4.7を達成する最も効果的かつ効率的な方法の1つである。

これまで、教科のコンテンツや教科書は公教育の中心であり、しばしば教員教育から授業実践までの学校教育の多くの側面に影響を与えてきた。それでも、多くの国では、教科書の改訂がカリキュラム開発の唯一の方法であることが望ましいです。近代教育制度が植民地時代に開発された国では、シラバスやカリキュラム以上の教科書が教師の教えを指示する。ますますデジタル時代になっても、学校の教科書はカリキュラムの最も目に見える部分であり、「知識と社会価値の移転の権威ある情報源」と見なされることが多い(Georgescu and Bernard2007pp.5-7 。多くの人々にとって、教科書はこれまで読んで勉強した最初の本でした(Lässig2009p.2)。世界中の多くの教育改革プログラムは、基本的な目的として教科書の質の向上を目の当たりにし、そのための方針と措置を採用してきた。


ESDの概念や教授法(主に問題ベースやプロジェクトベースの学習活動として明示されている)において、追加の資料を作成したり、教員養成プログラムを提供することは十分ではない。 ESDは、主なカリキュラムのアドオンとして扱われるのではなく、教師が教えなければならないコンテンツや実装する教育コンテンツに反映させる必要がある。 これらの教科に専念する授業時間数とその義務的で検査可能な状況を考えると、ESDをコア教科に組み込むことは、SDG目標4.7Box 2参照)を達成する最も効果的かつ効率的な方法の1つだ。


埋め込みはまた、長期的な遺産を残す変化をもたらす。 教科書はしばしば完全に改訂されていない。 一部の国では、教師の準備と訓練が不足するか、または非常に限られているため、教師は教科書やテキストに頼っている7 教科書の質を向上させることは万能薬ではないが、より平和で持続可能な社会を実現するためには、教育を変革するための重要な一歩です。 グローバル教育モニタリング報告書の政策文書では、2030年持続可能な発展アジェンダの中核的価値観に沿って、教科書のコンテンツを早急に見直し、改訂するよう各国政府に要請した。 それは、これらの中核価値が教科書レビューの際に用いられる全国的指針に組み込まれ、教科書作家やイラストレーター(UNESCO2016c)のためのワークショップで教えられることを要求する。


3.2 コンテンツと教育の改善

気候変動、貧困、移住などの現実と横断的な問題を生徒が関連付けることができるような方法で教科書に慎重に統合することで、著者はコンテンツと教育の両方を改善し、学校の教科だけでなく、 ESD ESDを埋め込むことで、対象コンテンツの複雑で相互に関連したローカルおよびグローバルの課題に最新の洞察を組み込むことで、最新の教科書を利用できる。知識を伝えるための車両から教科書を教材に変換し、生徒が世界と建設的に関わることができるようにすることで、学習者の深い学習への関わりをサポートする。 ESDを初等段階、中等段階教科書に組み込むことは、学習することに関連して意味をなす必要がある時代の学習者にとって意味を高めるものです。このガイドブックの地理学の章では、コンテンツと教育は両方とも改善される。「抽象的知識は文脈化によって具体的、理解可能、有意義になり、教育的アプローチを容易にする。


課題基盤(issue-based)に強化された問題指向(problem-oriented)のコンテンツは、学習者が持続可能な開発問題に参加して行動する際のエージェンシーを開発することを目的とした、生徒中心の質問ベースの教育的手法として緩やかに定義される変形的なESD教育の扉を開くことができます。 本質的にESD教育は、特定の学校の科目に採用されている進歩的な教育と同様に、構成主義的な学習理論によって知られており、生徒が積極的に 意味と知識。 学校の科目は、独自の教育的アプローチと方法論的伝統を持っているため、教科書作成者はESD教育学を特定の分野に関連付けることが重要です。 たとえば、このガイドブックの「科学の章」は、科学の教室で広く使用されている社会科学的な問題に基づくアプローチを指している。


さらに、教科書にESDを組み込むことで、学校におけるより学際的なカリキュラムへの道が開くので、問題中心の学習が強化される(Box 6参照)。 学際的カリキュラムは、ローカルの問題にもっと深く真正な研究を可能にする、場所ベースの場合にはさらに効果的です(Stevenson1997)。 「徹底的に」とは、生徒が持続的な時間を過ごしてこれらの問題を検討し、議論することを意味する。「本物の」とは、体系的な調査を通して、生徒が自分の意味を作り、 Newmann and Wehlage1995)。 ローカルの持続可能性の問題に対する意味のある対応を理解し発展させるために、ローカルと世界の間の相互接続性は、生徒の調査と議論の一部であるべきである。


コンテンツや教育の改善に不可欠な要素として、学校で使用される教材や学習教材の本質を再検討する必要がある。今日、あらゆる種類の情報は、情報通信技術(ICT)を通じて容易に入手でき、学校のカリキュラムで生徒が学んだ(そして学ばない)ほとんどすべての既成の定義はクリックするだけで入手できる。これにより、多様な生活現象に関する豊かで入手しやすいデータを使用して、より深い学習の機会が開かれる。同時に、ESDコンピテンシーの育成の重要性をさらに支持する。今日の生徒は、それをどうするかを学ぶために情報を記憶する必要はあまりない。その豊かさと複雑さを理解する。情報を合成するために他の人と協力する。結果を伝える」(Laurie et al2016p227)。出版社は、紙ベースの教科書を補充、更新、または置換するためのICTベースの教授教材を模索する。これは、このガイドブックの価値を今後も引き下げることはない。むしろ、すべての教育メディア向けのコンテンツ開発者は、このガイドブックから、生徒を中心とした質問ベースの教育的手法と関連した問題中心の関連コンテンツを作成する手がかりを得ることができる。


4.0 教科書にESDを組み込む方法


埋め込みとは、生徒が学術コンテンツの鋭い理解を育て、教室だけでなく地域社会、キャリア、市民生活の問題に知識やスキルを適用できるようにすることだ。 ESDが関係ない学校の教科はない。 このガイドブックの各章では、独自の手法で埋め込みを行い、多くの方法を示す。 次の章での埋め込みに関する教科別ガイダンスを提示する前に、このセクションでは、ESDを教科書に組み込むための一般的な考慮事項を示す。


4.1コンピテンシーに基づく学習単位の開発

近年、主にカリキュラム開発者、教師教育者、および教師の実施を支援するために、ESDカリキュラムと関連教育を学校カリキュラムに統合する指針を提供するための多数の資料が開発されている(Box 7参照)。 教科書執筆者は、これらの資料を参考にして、ESDや関連教育によって求められる知識、技能、性的欲求、行動学的学習成果を促進するために提案されたトピックと方法のカタログをチェックすることができる。

UNESCO2015c)、21世紀のスキルやトランスバース・コンピテンシーの要求が近年増加する一方で、能力ベースの学習は全国カリキュラムに確立されておらず、またすべての教科に等しく適用されていない。学術標準に焦点を当てる国もあれば、トピックや学習目標に集中する国もある。教科書執筆者は、異なる教育システムで異なる辞書や慣習を考慮する必要がある。 ESDコンピテンシーの仕様は、より効果的なESD実装に向けた多くの練習の1つにすぎないことにも注意することが重要である。コンピテンシーベースのユニットは、教師が適切な教育を受け、適切なサポートを受けて生徒がこれらのコンピテンシーを開発できる環境を作り出すまで、最適ではないことを覚えておくことが重要である。埋め込みアプローチにより、教科書執筆者は、そのような環境を作成する手がかりを組み込むことによって、学習者としての役割を果たす教師を支援することができる。教科書は教員が教室でESDを実施し、学問の中核となる教授法を教えるための助けとなり得る。以下のセクションでは、教科書執筆者がESDのテーマ、トピックおよび問題(4.2)を選択し、生徒に世界を解釈するだけでなく、それを形作る(4.3)よう促す方法を紹介する。



4.2 ESDのテーマ、トピック、および課題の選択


包括的なESD関連のテーマ、特定のトピックまたは課題は、どの教科のカリキュラム単位にも取り入れることができる。多くの詳細な例は、次の章で提供される。 ESDのテーマは、エネルギーと水の使用と責任ある消費から貧困とその緩和に至るまで幅広いことがある(Box 1SDG参照)。


クロスカリキュラムの傘としての役割を果たす広いテーマは、変化、複雑さ、不確実性または多様性に焦点を当てる可能性がある。 「課題」という用語は、影響を受ける人々の間で適切な解決策について重大な意見の不一致があった場合の問題を指すために使用される。


必須カリキュラムのコンテンツは、通常、学問分野の主要概念を体系的に構成するものの、一部の学校の教科では、ESDの問題やトピックが含まれ始めている。 これは、ESDを統合する新世代の教科書を制作したいと考えている教科書作家や出版社にとっては難題になる。 彼らは所定のカリキュラムでニッチを発見しなければならない。 しかし、いくつかのカリキュラムは、カリキュラムのトピックを相互に関連させ、ESDの問題に関連付けるESDトピックやテーマ別アプローチ(「数学」の章、3.4節と「科学の章」、3.1節を参照)の実装は難しくない。 このアプローチにより、教科書執筆者は、社会科学的な問題の相互関係を強調し、現実の状況の論争と複雑さを探求することができる。 ボックス8には、ESDトピックの選択に役立つ可能性があるいくつかの一般的な基準がリストされる。

このガイドブックの章では、ESDトピックを選択し、それらを教育的アプローチに結びつける方法について、教科固有のガイダンスを提供する。 4つの教科のすべての例では、コンテンツと教授法の統合が教科書でどのように達成されるかについて詳細に議論するので、以下のセクションでは教科書に教授洞察を含めるための考慮事項について簡単に説明する。


4.3 Making ESD issues matter to students 生徒にESD課題‘情勢’を作成させる


教育は伝統的に生徒に問題を理解させ、せいぜい概念化するように指示すが、解決策をめったに立てない。 これは、教科書の執筆者が、生徒の質問を持続可能性の問題と問題に構造化するためのアイデアを提供すべきであることを示唆する。 また、2030年の持続可能な発展アジェンダで取り上げられた願望は、教育や社会変容の状況に直接対応していない幅広い目標と理念を表する。 ESDの原則は、生徒が意味のある理解と執拗な処遇を発展させる教育的慣行に翻訳されなければならない。 教師は、原則を生徒のローカルの場所や地域社会や生きた経験に結びつけるとともに、「ローカルの世界」と「世界の地方」の影響にもつながるよう、励ましとサポートを受ける必要がある(Stevenson2007 )。


教科書作成者の課題は、持続可能な開発のために知的かつ感情的に生徒を関わり、生徒に持続可能な開発問題とトピックの問題を提起する環境を作り出すことだ。このセクションでは、テキストをテキストに埋め込む際に、フレーミングコンテンツのほか、言語やビジュアルの使い方、文章のスタイルに関するアドバイスが含まれている。 ESD教育は、思考の優先順位付け、教育練習の基本としての価値観と行動(Reid2002)。先に論じたように、ESDは、さまざまな生徒中心の調査や質問に基づく教育や学習活動を通して行われるべきである。これらの活動が、本物の、本物の例、批判的思考、問題解決、反射性を重視した積極的な生徒参加を使用して文脈化された場合、生徒は深い環境、経済、社会的、政治的理解と、社会変化。思考、価値観、行動はしばしば絡み合っているが、以下の3つのサブセクションでは、(1)認知スキル、(2)社会的感情スキル、態度または処遇、(3)行動の育成を目的としたいくつかの重要な教育戦略について詳述する。クリティカルな調査は、これらの広範な戦略のすべてにとって中心的ですが、最初に検討する。これらの戦略は網羅的ではなく、必要に応じて変革し追加することを意図する。


Critical inquiry and systems thinking(批判的問いかけとシステム思考)

思考につながる環境を作り出す1つの方法は、複数の複雑な回答を可能にし、生徒に批判的な調査をさせる学習ユニットを書くことだ。 トップダウンではない作成手法を採用することが重要である。 生徒が批判的に考えること、コンテンツに取り組み、挑戦することができない石で固定されたものではなく、進行中のプロセスとして知識を知覚することを可能にする必要がある。 批判的思考は、既存の前提を調べ、知識の分解、再構築、構築を行うプロセスです。 照会、批判的思考と統合能力は、生徒が問題を特定し、解決策を提案し、提案された解決策に対する証拠を見出し、この証拠に基づいて解決策を評価することを可能にする。 クリティカルな質問は、生徒が現状を検証し、挑戦し、周囲の世界の問題についての彼らの批判的理解を深める助けとなる。


意味のある学習は、情報の機械的吸収とは対照的に、より複雑な世界を生き生きとさせることができる。教科書執筆者は、生徒を1つの「正しい」答えに向けるのではなく、自由な指導を容易にする方法でコンテンツを書くことができる。 ESDは、単に環境、経済、あるいは株式や社会正義の問題について知っているだけでなく、これらのシステムの相互接続によって生じる緊張を知的かつ個人的に関与させる意欲と能力を必要とする」(Nolet2009 421頁)。多くの場合、学校で教えられていることから、さまざまな価値観や関心事から生じる緊張や葛藤が欠けている。これらの紛争を特定し、理解し、分析し、議論や交渉が民主的な政治プロセスの一部であることを学ぶには、生徒の年齢と発達に適切な対応をすることが重要である。個人レベル、組織レベル、構造レベル、地域レベル、地方レベルのこれらの相反する関心を分析することにより、生徒は持続可能性問題の根本原因だけでなく、それに対処するためにどのような行動を取ることができるかを学びます。


ESDを組み込むことは、世界の本質的に人間中心的な理解を変えるという課題を考慮に入れるべきであり、教育の本質的価値を各個人の能力と自由を高める経験として取り戻すべきである


5は、これらの緊張と葛藤を全体像から分析し、持続可能な発展の相互に関連する環境、経済、社会、政治的次元を考慮に入れて、批判的かつ体系的な思考能力を養う助けとなる。 グラフィックは、それらの間の基本的な緊張を強調するこれらの次元の表現です。 この種のビジュアルモデルは、生徒が持続可能な開発の課題に理解して対応できるよう、教室でも使用できる。 選択された問題は、4つの(色の)開発ディメンション間の緊張と可能な持続可能なシナジーを議論することによって分析することができる。 より高度な生徒のために、モデルは、個人からグローバルレベルに選ばれた問題に対処するために使用することができる。


システム思考は、一つの問題として考えるよりも効率的に問題を解決するための有益なアプローチである。持続可能な発展の複雑さを考えると、このようなモデルは方向づけのみを提供することができる。図5は、例えば生物圏への人間の依存の複雑さを記述することはできない。


科学的知識は、問題を構成要素に分離することによって大きく得られましたが、人類が直面する複雑な問題の多くは、より体系的なアプローチが必要であることが明らかになった。 ESDの埋め込みには、学校カリキュラムの多くの教科や大部分を支配する世界の本質的に人間中心の理解を変えるという挑戦を考慮する必要がある。同時に、教育におけるヒューマニズムのアジェンダを再編し、教育の本質的価値を各個人の能力と自由を高める経験として取り戻すべきである。環境科学の授業は、生徒に現在の生態系の危機と反応における保全の実践の重要性を開発しようとするかもしれないが、コアとなる教科は、人間が進歩の名の下に使うための資源の銀行として環境(私たちが住む世界)の実用的認知を促進し続けることができる。

後者のアプローチは、生徒の環境意識とスチュワードシップを促進する目的に反している(Kumar2017、科学の章、森林共同体の例1、および蜂集団への農業慣行の影響に関する例4を参照)。教科書の作者は、生物学的、物理的、社会的、経済的、政治的、文化的現象の相互関係を強調し、持続可能な開発の全体像から学際的な扱いを参照することができます。彼らはまた、可能性と持続可能性の問題に対処するために、単一の教科の限界の両方を確立しながら、自分の教科や規律の境界を越えて行くことを意識的に他の分野からの知識を組み込むために教師を促すことができる。

視点をとって、視点を変える Perspective taking and changing perspectives


教育の重要な課題の1つは、生徒が生きる社会の価値と世界の他の人の価値を理解し、尊重し、疑問を抱くことを助けることだ。 ステレオタイプの強靭さと、紛争を克服するための本物の対話に取り組むためには、教科書の作者が彼らが書く内容に、有害なジェンダー、宗教、その他のステレオタイプから自由になることを確認することが非常に重要です。 UNESCO2017bを参照)。UNESCO2017bを参照)。ESDコンピテンシーとしての指標の多くは価値に結びついているが(Box 5参照)、ESDは受動的受領者として生徒に「普遍的な」価値を説くものではない.教科書執筆者は道徳的ではなく、生徒が遭遇し、異なる視点を分析しながら、それぞれの前提、視点、価値観を反映させることができる。


教科書執筆者は、生徒が共感を育てる機会を提供するために、ロールプレイングやシミュレーションやストーリーティーチングやリフレクションライティングなどの教育戦略を使用することができる。つまり、他人の視点を深く理解することができる。歴史的なトラウマを扱う社会では、教科書執筆者は、ステレオタイプのプロセス、恐怖と悪魔のプロセスが解体され、生徒にもっと明示されるような人たちの間で議論を行うことができる。認知的かつ感情的な視点を取ることは、共感の重要な構成要素として理解することができるが、必要とされるのは、異なる人に対する寛容と共感を促進すること、または他の視点に対する「開放性(openness)」である。 「変化する視点(changing perspectives)」(Box 5参照)の概念は重要性を増す(Gannon2002;Wettstädtand Asbrand2013)。

差別的な人たちとの共感を促進することに焦点を当て多文化主義への支配的アプローチを超えた、「Changing Perspectives」(Gannon2002)は、彼ら自身の偏見に立ち向かい、彼らの視点を広げるために、自分の社会の少数派グループの含まれるさまざまな活動である。

差別的な人たちとの共感を育むことに焦点を当てた多文化主義へのアプローチを超えて、リソースガイドChanging PerspectivesGannon2002)に含まれている様々な活動は、生徒や教師にステレオタイプと偏見、少数派の状況自らの偏見に立ち向かい、彼らの視点を広げるために、自らの社会のいくつかの活動は、強く感じる問題の周りで意見の不一致や葛藤が生徒や教師に関わるものです。彼らは、世界がどのように働いているかについての根深い理解を混乱させる「不快感の教授法」に共鳴する(Boler1999)。


教科書は、教師や生徒が感情的な快適ゾーンを離れ、異なる文化に向かって自分自身の偏見や生態学的または社会的不公平の自分自身の犯罪性を発見して認めるような方法で書くことができる。彼らは、彼らが望ましくない状況を変えて、他の人々の痛みや生態学的損傷に貢献したことに気付くことができる。年齢に応じて文化的に敏感な方法で、学習ユニットは、刺激、罪悪感、恥や不安などの不快な感情を誘発する可能性があり、偏見や偏見を検査して克服し、持続不可能なライフスタイルの選択を変えることができる。それにもかかわらず、このような「不快感の教育(pedagogy of discomfort)」は、大学院生の場合でも、あまりにも不快であり、若い生徒には適切でないかもしれないことに注意する必要がある(Bryan2012)(Zembylas and McGlynn2012)。この考察は、ジェンダー、階級、人種、民族、地理、カースト、セクシュアリティ、宗教などに基づく不平等と不公平の構造において、自分の特権と共謀を認めなければならない論争のある問題に取り組む際に特に重要である。


Real-world connections 現実世界とのつながり

ステレオタイプの強靭さと、紛争を克服するための本物の対話ができないことに取り組むためには、教科書執筆者が、有害な性、宗教、その他のステレオタイプがないことを確認することが非常に重要である

ESDに向けた学術コンテンツの再編成には、理想的には、生徒が教材に触れることを可能にするために、「実生活」の文書と表現力豊かな言葉を添付する必要がある。 テキストブックの作者は、魅力的で、多様で強力な視覚的およびテキスト的表現を含めることができる。 さらに、生徒がすべての感覚を覚醒させ、意思決定を行い、持続可能な社会と生態系の構築に貢献する行動を取ることを可能にする、生徒中心の教育と学習活動のためのアイデアを提案することが奨励される。 例えば、教科書には、教科以外の活動、学校外のステークホルダーとの共同作業、遠足や専門家との討論、または現地でのプロジェクトを扱うなど、コミュニティベースの体験学習や参加型学習に参加するための提案が含まれている 持続可能な発展の問題を伴いる。

これらの活動はすべて、「プロジェクトベースの学習」の一部となることができ、ESDの教授法として好まれている。 プロジェクトベースの学習は、知識とスキルを割り当てられたタスクに適用すること、生徒の意思決定と責任の余地を広げ、所与のプロジェクトに積極的な参加者として自己効力感を醸成することを目指する。 プロジェクトベースの学習は、ESDに対する「全学的アプローチ」の活動と統合することもできる(Box 9参照)


12 地球憲章(1992年)、2030年持続可能な発展アジェンダ(国連、2015年)などの国際文書には、広く受け入れられている「普遍的な」価値がある。 これらの中核的な「交渉可能でない」価値には、生物多様性、民主主義、環境保護、貧困撲滅、ジェンダー平等、人権、平和と非暴力の文化などが含まれます。 国際人権文書のリストについては、UNESCO2017b)、pp.26-27.13を参照してください。このリソースガイドは、市民、社会、政治教育のために開発されたものです(中学校の最初の3年間のジュニア認証コースの必須教科 アイルランド)が、「多様性が評価され、多様なグループ間の交流が行われ、平等、人権、相互尊重および理解によって支えられている社会」になることを確実にする(Gannon2002p.5)。

4.4 ESDとの整合性の評価


評価は、どのような仕事が大切であるかを生徒に伝えます。このガイドブックの教科の章は評価について詳述しておらず、SDG目標4.7でカバーされている分野の学習を評価するためにはまだまだ多くの作業が必要です。したがって、このセクションでは、どのような種類の評価がESDに対応するかについて簡単に説明する。本物のアセスメントに焦点を当てることを勧める。これは、問題や問題に取り組むための複雑な知識やスキル(この場合は持続可能な発展につながる)の適用を求める現実世界のタスクを実行するよう求めます。教授と評価の両方は、反射的な調査を通じて知識を構築するなどの本質的な業績を目指すべきである。これは、学校のテストやテストで成功すること以上の価値と意味を持つ思考や行動の方法をもたらす(NewmannSecada and Wehlage1995)。


教科の章で与えられている教育的ガイダンスは、しばしば問題ベースのコンテンツと生徒中心の教授や学習活動に関連する。学習単位のタスクに関連して教科書に導入されるさまざまな形式の評価作業を通じて、照会ベースおよびアクション指向の教授学習プロセス(4.3節参照)をサポートすることができる。


ESDはすべての学校の教科に適用されるが、パフォーマンスのモニタリングと評価の評価は教科ごとに異なる場合があり、ESDによって他の教科よりも直接的に取り組むことができる学術があることは広く理解される。 ESDや関連教育によって求められる知識、技能、性的行動、行動学習の成果は、特定の学校の教科の一般的な学習成果に埋め込まれる可能性がある。 ESDとの整合性の評価には、

*書面と非表記の両方の演習(エッセイ、レポート、討論、プレゼンテーションなど)を含むESDコンピテンシーの開発を実証するように生徒に依頼するタスク。


*現実の状況や外部のアクターや組織(地方、国家、国際)との連携にESDコンピテンシーを適用する機会を提供するグループ活動。


*課題と持続可能な開発との関係を研究し、明示するように生徒に明示的に要請する課題。


*感情習得と共感と尊敬の育成を促すロールプレイング活動(これには、執筆、仕事、ビデオ、演劇などが含まれる)。


*ピアレビューとセルフアセスメント。生徒に学習を監視し、同僚の進捗状況とその進捗状況を批判的に反映させる。


*ルーブリックやコンピテンシーグリッドの利用を通じた、教師と学習者間のインタラクティブな対話による評価.14

5.0 ガイドブックの概要

この章では、ESDが教科書に埋め込まれていることを紹介し、なぜこれが重要であり、必要で有益か、そして重要な教育的考察を説明する。ガイドブックは、4つの教科(数学・科学・地理・言語)の章で構成される。


これらの教科の相互関係を念頭において、特に「課題ベース(‘issue-based learning)」学習と既述の原則(the principles)とコンピテンシーに基づくことが重要である。各教科はそれ自体で独立しており、教科の特定性と要件を反映した構造を持っているが、各章には共通の糸がある。


各章は、教科がどのようにESDに寄与するかを説明することに始まる。次に、各テーマのツールとコンピテンシーを拡張し、ESDを対象コンテンツに埋め込むためには、「成分」とプロセスが必要です。最後に各章の最後のセクションに、埋め込みの具体的な例を示す。テキストブックの作者は、そのコンテキストで複製したり、インスピレーションを得ることができる。




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# by eric-blog | 2018-09-06 17:43 | Comments(0)

TEXTBOOKS for SD 数学に埋め込む

TEXTBOOK数学

P.47


ESDを埋め込む入り口になるテーマ

■関数と関係分野

病気と健康

自然資源の保護と利用、エネルギー

技術の進歩がもたらすチャンスとリスク

地球規模の環境変化

移動、都市の開発と交通

経済のグローバル化と労働

人口動態と開発  

持続可能な開発のゴール

  • データと数字

食料と農業

病気と健康

教育

児童労働

余暇時間とグローバリゼーション

自然資源の保護と利用、エネルギー

経済のグローバル化と労働

人口動態と開発

貧困と社会の安全保障

■幾何

建築物

特別なニーズのある人々の権利 車椅子のための斜路のデザイン


p.55

ワールドウォッチ・インスティテュートのデータを読む


導入の質問

  • λWWIが言わんとしていることは何か。あなた自身の言葉で言ってみよう。
  • λBMIが変化した理由には何があるだろうか。
  • λ太り気味、あるいは肥満である人間のBMIを計算するにはどうすればいいか。
  • λ「この8年間で成人の人口は11%しか増えていないが」というのはどういう意味か。


発展の質問

  • λ調査された諸国と年齢集団における人口は全部で何人か。
  • λ発展途上国と産業化された国との違いはなんだとあなたは思うか。女性と男性で違いはあるか。


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MDGsの「貧栄養の人口を半減させる」という目標と「先進国における貧栄養の人口」から考える

導入の質問

  • λグラフから読み取れることを話し合う。
  • λ「貧栄養」という用語の定義を調べよう。なぜそのような定義になっているとあなたは思うか。
  • λ国連の持続可能な開発目標のどれをターゲットにしているか。
  • λ2014年と2016年の間に世界の人口は何人だったか。1990年から1992年の間ではどうだったか。
  • λ

発展の質問

  • λどちらがより重要ですか。貧栄養の人々の割合と実際の貧栄養の人口と。それぞれの答えに対する論点を示せ。
  • λ説明可能な予測はできるか。このグラフに基づいて、2030年までにどのようなことが起こると思うか。


関連の質問

  • λ例えば、2010年における貧栄養の人口と肥満の人口を比べてみよう。
  • λ産業化された国では、「低体重」という表現もある。「低体重」の定義と「貧栄養」の定義の違いを調べてみよう。
  • λBMIの問題と栄養不足の問題についてのプレゼンテーションをデザインしよう。同じ身長で異なる体重である人々の例を挙げて、太り気味、低体重などを描写してみよう。(同じ体重で異なる身長の人々でも良い)
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# by eric-blog | 2018-09-06 17:34 | ☆よりよい質の教育へBQOE | Comments(0)

ESDfc テーマ「人権」 ESDとしての再方向付けを学ぶ

◆◇◆◇ 1.  ESDファシリテーターズ・カレッジ「人権」 ◆◇◆◇


「人権」の実施要綱にも書いたように「Redirection」再方向付けをテーマにやりたいと思います。

http://www.eric-net.org/news/atERIC18HRyoukou.pdf


再方向付けのポイントは、二つ。


一つは、「コンピテンシー」によって従来のスキル目標を再点検する。

もう一つは、ESD&「人権」として適切なテーマやコンテンツという視点から、従来の教科内容、そして新しく導入された道徳の内容を点検する。


人権としての課題としては「弱者のエンパメントのジレンマ」を取り上げたいと思います。


■弱者のエンパワメントのジレンマ


1. 社会的な合意はできたけど・・・


世界人権宣言に始まり、人種差別、女性差別からの解放運動、そして障害者差別禁止、ヘイトスピーチ禁止など、社会的弱者の権利運動は発展してきている。


人種や性別などによる差別を解消しようという国際社会の決意が、様々な条約や合意に表されていルシ、また、人権委員会がその推進をモニターし、改善のための勧告を出すなどの体制も整ってきている。


第0 期 世界人権宣言など諸条約

第1期 アファーマティブ・アクション

第2期アサーション

第3期合理的配慮


差別解消のために「積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)」を社会が取るようになった。国際的な合意もあり、社会的な差別解消のための積極的な措置が取られるようになっても、「差別を内化」させてきた被差別者の意識はすぐには変わらない。

そこで出てきたのが「アサーション」やエンパワメントなど、「力の剥奪状態にある人に、力を付与する」ためのトレーニングである。


さらには、「障害」は、障害「者」の側にあるのではなく、「社会」の方にあるのだということが障害者権利条約によって確認され、「合理的な配慮」が社会の側に求められるようになった。


これらの大きな変化を見ると、「合意」「対策」「個人のエンパワメント」「社会的配慮」など、合意された方向性に向けて、さまざまな手立てが取られてきたことがわかる。


差別のある社会で被差別者も成長する。その中で「差別的な視線」と態度姿勢行動を学んでしまう。「差別の内化」は常に起こる。


弱者のエンパワメントのジレンマの一つは、「弱者の再生産」に対抗する手立ての弱さである。


2. 「平等・対等・公正」を求めることと、「である」こと・・・


弱者のエンパワメントのジレンマのもう一つは、「平等・対等・公正」を求めることと、「平等・対等・公正」が実現されていることを混同するマジョリティがいるということ。


弱者が権利を主張する力を身につけると、「逆差別」だ、とか、「十分に女性は強い」などと、求めている権利と、今すでに実現されている権利をわざと混同するようなマジョリティの側の「防衛的」な態度に出会う。


女性解放運動に対して「バックラッシュ」が生まれたし、人種差別解消に対して「ヘイトスピーチ」が生まれてきている。運動に対する反作用のようにも見える。


しかし、そのような反作用に乗っかっている「特権」の側は、自分たちが易々と声をあげられること、弱者を攻撃することができるのはなぜかという状況、特権的な地位にあることに鈍感である。


弱者は常に過敏で、意識しているのに、である。


運動や主張に対する反動、防衛的なマジョリティの態度は、運動が強ければ強いほど、強化される。ジレンマである。


Ex.

例えば、性差別的な態度が強い男性は、男女の平等を促進するメッセージを読んだ後、女性に対してさらに攻撃的になったことが分かっている。


マラムスらはこれを「ブーメラン効果」として知られる心理学的現象に分類。「人は自由を脅かされるとそれに反発し、外部からの強制と反対の方向に動くことで、自律性を主張する」と論じている。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2018/08/post-43.php


多様性が大事だという表現によって、抑圧される人たちもいる。その人たちがトランプの出現で力を得た。多様性なんて糞食らえ! と勢いを得たのだ。

ラブという薬 The Medicine called “LOVE”、いとうせいこう・星野概念、リトルモア、2018

https://ericweblog.exblog.jp/238740538/


3. サバルタンは語れるのか、支配の言葉で・・・・

このような「解放」の論説すらも、マジョリティによってお膳立てされているだけ、マジョリティが認める限度に置いて運動が許されているだけなのではないかという疑いは晴れない。

言葉や学問も「特権」の側がコントロールする。

人間の測りまちがい 差別の科学史スティーヴン・J・グールド著 鈴木善次・森脇靖子訳河出書房新社1989年 増補改訂版1998年The Mismeasure of Man, 1981Stephen Jay Gould

https://ericweblog.exblog.jp/1914648/

ことばは男が支配する、スペンダー, D、勁草書房、1987年

https://ericweblog.exblog.jp/832708/

従って、差別のある社会で生きるとは、朴和美さんが言うように、彼女の母親たちの世代の「生き延びる戦略」から、彼女たちの世代、在日二世の解放運動へと言う変化がある。

1. 生き延びる戦略

2. 解放の戦略

ロバート・チェンバースは社会的弱者の生き延びる戦略を次の四つにまとめている。  (第三世界の農村開発、ロバート・チェンバースより)
・あきらめる
・馴化する
・異議申し立てする
・逃亡する

チェンバースは、「異議申し立てをしたとしても、マイノリティの定義が人口の多寡ではなく、社会的影響力の強弱を意味しているのであるので、成功することはない」と言う。


4. トリレンマを超えて・・・

社会的合意はある、が社会的な手立てはとっちらかっている。

弱者の解放運動はある。しかし、運動が強ければ強いほど、反作用は強まる。

枠組みそのものを形成している認知、考え方、それらを構成する言語、そのものに疑いがある。このままここに止まらざるを得ないのに。

そんなトリレンマの中で、弱者のエンパワメントはいかにあるべきか。今、目の前の「生き延び」のための手立てを手放すことはできない。長く待てない。しかし、遠くを見通す目も欲しい。

そして、何よりも「弱者」としてではなく、一人の人間として生きる自己実現の道が欲しい。カミングアウトする属性としてではなく、「らしさ」を押し付けられる属性としてではなく、「わたし」を生きる。

■プログラムのキーワード

  • λ差別のある社会の全体的不利益  国際的な合意の背景は何か?
  • λあなたの属性は有利? 不利?
  • λアサーションの12の権利
  • λアファーマティブ・アクション
  • λ個性か属性か


このようなプログラムを通して、ESDコンピテンシーを伸ばすこと。


  • コンピテンシーとテーマ学習を通してESDを取り込む


いま、「ESDを教科書、教科カリキュラムに埋め込む」ためのガイドブックを読み込んでいるところです。

TEXTBOOKS FOR SUSTAINABLE DEVELOPMENT  ~A Guide to Embedding


2017年にUNESCOから出版されたESD推進のためのガイドブックです。

ESDは学校カリキュラムに「新たに付け加えられるテーマ」ではなく、すべての教科に「埋め込まれる」べきものであり、具体的に「埋め込む」ための方法を示しているガイドです。


ESDを主流化するためには、すべての教科の内容と教授法が「再方向付け」されることが重要だと、このガイドは指摘しています。


再方向付けのための具体的な方法が「ESDコンピテンシー」を教科の目標に取り入れる、ESD的テーマ学習や問題解決学習を各教科に取り入れるという二つです。


環境教育もそうでしたが、人権教育も同様です。「環境」や「人権」という気養育内容を追加するだけではなく、環境、人権、ESDを点検の視点として、学校カリキュラム、学校全体アプローチを「再方向付けていく」。


そんな点検の視点も、取り入れていきたいと思います。ぜひ、ご参加ください。



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# by eric-blog | 2018-09-06 15:59 | ERICニュース | Comments(0)

TEXTBOOKS持続可能な開発のための教科書開発 ESDの内容と教授法を教科や学校全体アプローチに埋め込む

TEXTBOOKS FOR SUSTAINABLE DEVELOPMENT  ~A Guide to Embedding

UNESCO, 2017


Box 5  ESDコンピテンシーのリスト(Indicative list of ESD competencies) 

知識を得る  Acquiring knowledge

さまざまなツールの助けを借り、異なる情報源から、大きく自己組織化され、目的指向の方法でデータと情報を収集する能力。 その質を評価し、問題関連のタスク解決に役立つ知識を構築することができる。

課題、問題、紛争にとりくむ  Solving issues, problems, conflicts

地域、国家、グローバルなレベルで、解決のための交渉を通して、過度な利己主義、社会文化的な障壁、人種差別、イデオロギーの違い、および暴力を克服することで課題、問題、および衝突の解決に寄与する能力。

クリティカルに考える  Thinking critically.

持続可能な発展に建設的に貢献する意欲をもち、持続不可能な発展に対応するにあたり、規範、実践、意見、態度、主張、意思決定(自己批判や誤解の認知を含む)に疑問を抱く能力。

対話と交渉をする Communicating and negotiating.

効果的学習プロセスのための事前条件として、話し言葉と書き言葉で建設的かつ効果的にコミュニケーションできる能力と準備、かつ課題について交渉する意向を持つ。

システムを扱う Dealing with systems

システムとプロセス発展を分析する能力。地方、国家、世界レベル間の行動と相互関係を認識し、人間の介入の効果を評価する。

未来を見据える Facing the future.

リスクを分析し、複数の将来性を評価し、持続可能な発展の目標を革新に結びつけ、個人や集団のビジョンを作り、行動や意思決定の結果を評価し、不確実性や変化に対処する能力。

価値観を反映させる Reflecting on values.

自己と他者の規範と価値観を反映し、自らの価値観を改革し、多元主義と普遍的な価値のバランスを保つ準備と、持続可能性の原則と目標(利害の対立、不確実な知識と矛盾の文脈における)を交渉する能力と意欲。

参加と協力する Participating and collaborating.

持続可能な発展のプロセスに参加し、持続可能な開発目標に向かって行動する方法を個々にかつ集合的に開発、実践することで、他者と集中的かつ責任ある協力をする能力と準備。

視点を変える Changing perspectives.

他人の状況を配慮し、共感できる能力、さまざまな視点をクリティカルに受け取り、ちがいを見る能力、従来の疑いのない世界観を変えることによって代替の基準枠を開発する能力。

包括的に考え行動する Thinking and acting inclusively.

ジェンダー、宗教、民族や社会的起源、認知的、身体的かつ心理的前提条件、寛容、意欲にかかわらず、多様性を認識し、統合に貢献する人々と協力する能力。

連帯と責任を果たす Showing solidarity and responsibility.

グローバル市民としての態度を育て、不平等に苦しむ人々に連帯を示し、生態リスクの責任を共有する能力と意欲。


(翻訳: 梅村松秀)


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# by eric-blog | 2018-09-04 15:53 | ☆よりよい質の教育へBQOE | Comments(0)

名古屋市民大学 ファシリテーター養成講座2019

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# by eric-blog | 2018-09-04 14:23 | △研修その他案内 | Comments(0)

シリアの秘密図書館 瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々

シリアの秘密図書館 瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々

デルフィーヌ・ミヌーイ、東京創元社、2018, 原著2017

3180冊目

ダラヤ、シリアの首都ダマスカス近郊の町、政府軍の空爆により破壊された町。

中東問題のジャーナリストが、イスタンブールで、ネットで彼らの活動に触れる。

若者たちが拾い出した本を集めた一室。

この図書館では映画も見る。

2+2=5』 二足す二は五であると繰り返し教える教師の物語。

何度も破壊され、政府軍に支配され、何度も息を吹き返した図書館。

今はもう、彼らの消息は不明だ。亡命した人を除いて。

シリアからのなん民たちは、トルコから地中海に漕ぎだすのだ。


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# by eric-blog | 2018-09-04 10:20 | □週5プロジェクト2018 | Comments(0)