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ERIC主催研修 ESDfc スキル「未来を学ぼう」記録

講座の概要

テキスト『未来を学ぼう』は、イギリスの開発教育者らが1993年にまとめたものです。あとがきに、著者の一人のアンドルー・バーンズが「学校全体で取り組むという観点」を書いています。課題は、「一人や二人の熱心な先生が取り組む」で毛ではダメなのだと。

そのような実践を、学校全体で、いつでも、誰とでも。ESDの真髄と同じです。

ねらい

共に生きる地球のための価値観とビジョンは、市民性教育の必須の要 素です。価値観やビジョンをどう考え、どう教えるか、教え方・学び 方を共有します。また、その教え方学び方そのものが市民性のスキル を身につけることにつながっています。

2日間の構造

第一日目(11/19 第二日目(11/20)

セッション1 共通基盤づくり セッション4 プログラム開発

セッション2 未来を学ぼう

セッション5 プログラム開発続き

セッション3 ふりかえり

セッション6 ふりかえりと個人的行動計画


参考文献/使用テキスト

未来を学ぼう、サリー・バーンズ、ジョージアン・ラモント、ERIC国際理解教育センター編訳発行、1998

原著 Values and Visions, 1995

Learning from Experience: cooperative learning and global education―World Studies in the Primary Curriculum, Miriam Steiner, Trentham Books,1993

研修の記録


セッション1 共通基盤づくり

11:00-13:00

1. スキル課題「ひょうたん」アート

2. 社会性・市民性・公共性と関係性を考る「フェデラルvsローカル」


















3. いじめの構造図1「アサーティブ度」構造図2「社会的ビクビク人間」









































■二つの構造図の比較から「気づいたこと、感じたこと、学んだこと」をもう少し丁寧に共有すべきだった。





セッション2 「未来を学ぼう」のプログラム実践

14:00-16:00

「経験の広がり」「ふりかえりの鍵」「目的意識と行動」より

1. 「わたしたちだけで生きるとすれば」

2. 「世界のためにできること」

3. 「集めよう、伝えよう」


1. 「わたしたちだけで生きるとすれば」一日の行動を書き出す。使うもの、など。

次の日、外国からのものをなくした生活を書いてみる。何に困っただろうか? どんな生活になるだろうか?


2. タックスヘイブンの金の動きと、ワールド・スタディーズの「分け前」の図を比較する。1980年代と、今の違いは何だろうか?


https://www.dropbox.com/s/5dmcrns1gctxgvi/TJN%E7%A8%8E%E9%87%91%E3%81%AE%E5%85%AC%E6%AD%A3%E3%81%95.docx?dl=0




3. 「世界のためにできること」を市民性の行動リストから考える。


「市民参加のタイプ」EEM, p.250

https://www.dropbox.com/s/0t1yvr84g4yw3yd/%E5%B8%82%E6%B0%91%E5%8F%82%E5%8A%A0%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97.pdf?dl=0




■市民参加のPolitical Literacyは次のようなアクティビティでも共有できる。


アドボカシー・ビンゴ いっしょにすすめよう! 人権、p.83

ヨーロッパ開発銀行「意見聴取・相談の種類と技法」 いっしょにESD!、p.33


「市民参加のタイプ」には56もの項目があるために、アクティビティとして使うには難しい。しかし、市民参加の多様性を伝えるには良いし、また「情報提供型」資料とも言える。












セッション3 ふりかえり

16:00-18:00


1.  テキストリーディングと共有


2.  『未来を学ぼう』の構造とアクティビティの応用



セッション4 プログラム開発

9:00-11:30


1. 昨日のふりかえりと『未来を学ぼう』の構造図の共有






2. プログラムのネタのブレーンストーミング



セッション5  プログラム開発

12:30-14:30

『未来を学ぼう』のすすめ方で開発するための枠組みの共有。

ネタ 経験の広がり ふりかえりの鍵 目的意識と行動


























まとめ

ネタ 経験の広がり ふりかえりの鍵 目的意識と行動

地域ボス・地域エゴ A. 美しい宮殿で

B. わたしの気持ち

  生命のつながり

C. 世界のイメージ図 A. たとえ話から

B. 聴く力のどれか

C. 世界のためにできること

 対立の場面 集めよう・伝えよう



C. 未来からの手紙

人権センターはどこへ? 未来のセンターを訪ねて あるがままに伝える 理想の一日

あなたにとってセンターとは?

職場での子連れ勤務推進 A. わたしの気持ち

B. 今日の世界は

C. アレミツ物語

  パレム村からのニュース A. 聴く力のどれか

B. 二つの職場

C. 物語から学ぶ やれる・できる・がんばる

B. あなたにとって援助とは?

セッション6 ふりかえりと個人的行動計画

14:45-16:00


1. 個人的行動計画

2. 未来を築くインタビュー

3. 二日間のふりかえり

























What’s Next? 次につなげたいもの。

Federal FamilyとLocal Familyの子育て語録

来年度の研修の組み立てとハンドブック

Skill3by3


PDFはこちらから
https://www.dropbox.com/s/y3fx4bnjl9j5bco/ESDfcVV2016kiroku.pdf?dl=0

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by eric-blog | 2016-11-28 13:29 | □研修プログラム | Comments(0)

ESDfc 市民性・社会性を育てる 2016年11月26日27日



2016年11月26日27日  ERIC主催研修
         ESDファシリテーターズ・カレッジ 
         スキル「市民性・社会性を育てる」




webでの申し込みはこちらからも
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfCwrZxu0NEhmJINrbtxX7knhM_eqIX3Qahd--mdkvgyowGlw/viewform

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スキル指導ファシリテーター養成 12時間研修に含まれるべき要素
□スキル演習のアクティビティ
□流れのあるプログラム
□構成主義的アプローチと経験学習・発見学習を「スキル」指導に活かす
□スキルを育てる5つの手だてとカリキュラム
□省察的実践力をつける
□指導実践・ファシリテーション実践
□プログラムづくり
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by eric-blog | 2016-11-24 16:01 | △研修その他案内 | Comments(0)

難民問題

難民問題

墓田桂、中央公論社、2016

2650冊目


富山県生まれとプロフィールを見て、以前、高岡駅前に「おはか」という百貨店を車窓から見たことを思い出した。いま、ネット検索をかけても出てこないし、その後富山に行っても見かけることはなくなったのだけれど。


講演会などでは「現実的な提案ですね」と感想を言われる。と東京新聞の書評にあった。(あとがきより)


外務省勤務、法務省難民審査参与員などの経験から、多くの「葛藤」を感じつつ、日本の選択を問う。


「葛藤」とは様々な立場に触れること。一つの主義主張に固執している時、悩むことは少ない。232


難民支援は夢想主義に陥りやすい。寛容、多様性。急進的な運動論。

しかし、きれいごとでは収まらない。


2014年に出版された『難民・強制移動研究のフロンティア』への反省も込めたという。


例えば、20161123日に放送された次の番組も、今のオーストラリア政府の難民を受け入れない政策を批判している。

BS世界のドキュメンタリー「オーストラリア 難民“絶望”収容所」

http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=161123


番組ではオーストラリアの難民受け入れが世界67位であることを批判し、難民収容所の残酷な現状、そして、1970年代のベトナム難民を受け入れたマルコム・フレイザー元首相の死を悼む人々を映し出す。


非人道的な扱いに対し、政府は「ボートに乗って漂流し、遭難する人々の数を減らしている」と主張する。


確かに、難民たちはブローカーに大金を支払って、船でオーストラリアを目指す。それは何処の「難民排出国」でも同じだろう。オーストラリアへはインドネシア経由のルートがあるのだそうだ。密航ビジネス。


世界は揺れ続けている。


本書からのデータである。


201592日、トルコ、ボドルム海岸に打ち寄せられた幼児の遺体の写真は人道主義を喚起した。イタリアのレンツィ首相、フランスのオランド首相は相次いで、「人道主義的な難民の受け入れ」を表明し、それをドイツのメルケル首相が強く牽引した。


しかし、20151113日、パリがテロに見舞われる。自爆犯の中に難民申請した密航者が入っていたとされる。


難民による事件が急増。


難民に生活扶助をする代わりに貴重品の押収を認める法案をデンマークが可決、五ヶ月後の20166月、実施された。


善意と自国の安全、財政、社会の葛藤。


難民の歴史を紐解くと、何を難民と呼ぶかも揺らぐ。近代国家成立以前、人はもっと自由に多様に移動していたのかもしれない。


話を第二次世界大戦後に限る。

1950年、UNHCR国連難民高等弁務官)が活動開始。

1951年、難民の地位に関する条約調印。ドキュメンタリーでは、大戦中のユダヤ人に対する迫害に対する先進国の謝罪としての条約であったという。


それに先立つ1948年のイスラエル建国、パレスチナ難民の発生。


最近では2015年にはシリア、2014年にはアフガニスタンが32年間連続難民発生国の筆頭だった。その原因は、1979年のソ連に夜アフガニスタン侵攻であった。


2001年の9.11

2003年のイラク戦争。

2010年の「アラブの春」とシリア内戦。


いわゆる「独裁」と言われたイラク、リビア、シリアが不安定化し、ISが伸長した。


いま、暴力的なイスラム主義は南アジア、東南アジアでも広がりを見せている。53


そして、アメリカの撤退。それは決して安定化を意味しない。


3章は「苦悩するEU

2015年の難民流入は100万人を超えた!

引き寄せ要因としては、地理的な条件がある。

歴史的にも交流や移民の過去がある。そのために、難民も「混合移動」である。「移民」と「難民」の混合。

「難民」にともなう問題の混合。


そして、受け入れ生先端のトルコ、ギリシャ、イタリア、ハンガリー、オーストリア。


それぞれが抱える治安の悪化、政治的麻痺、経済的社会的コスト、居住環境の悪化、人工民族文化構造の変容など。


米国のトランプ政権誕生を引くまでもなく、排外的な動きヨーロッパでも広がっている。

「大英帝国を取り戻せ」はイギリスの排外主義的な政治活動をしている団体についてのドキュメンタリーだ。

http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=161121


フランスで育った“アラーの兵士”

http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=161122


2016年も問題山積みだ。難民最前線のトルコの不安定化。

イギリスのEUからの脱退。


EUは崩壊するのか?


一方で慎重な姿勢の日本。1981年に難民条約に加入。出入国管理法の改定。インドシナ難民の受け入れ。

2010年からは第三国定住難民受け入れ。168


世論調査では受け入れに否定的な人の方が多い。169


難民審査に関わった著者は、虚偽申請の多さも指摘する。難民申請が、その他の在留資格をかいくぐる「抜け穴」として利用されるようになっているのだと。


一年間27名の難民に地位を与えるために、難民条約に加入し続け、そして、膨大な労力と税金をかけることの意味は何かとすら、著者は問う。なるほど。

「条約に加入していなくても秩序ある難民の受け入れは可能である。」180


日本は国連に対する支出や、財政支援などによっても貢献している。

それも含め、対外的な政策がこれからも認められるかどうかも課題である。


難民の正義、国家の正義。223


そして、国民の正義があると、著者は指摘する。難民を論じるとき、国家が論じられることが多いのだが、


難民条約の再検討、第三次世界大戦の可能性。


国家すら「難民化」する時代なのである。


多くの課題が示されている書物である。


ドキュメンタリーを見、この本を読んで感じることは、誰もが不幸せな時代だということだ。

難民問題を、いまわたしがはまっている「フェデラル」「ローカル」の枠組みで考えると、こんな感じ。


  • フェデラル

ゲゼルシャフト=利益社会、社会性、ルール

大都市、国家

科学、科学技術、知性、理性

原発

人権、普遍主義、信頼社会、信念

一般会計、国会、法律、論理・理屈による支配

予算、


  • ローカル

ゲマインシャフト=共同社会、関係性、慣習、前例

家族、地域、自治会、安心社会、

信義、義理・人情、感性、

原発立地給付金、

特別会計、国会議員、裁判所、官僚、行政

紫綬褒章以外の褒賞

力による支配


なので、最近はトフラーの『パワーシフト』も信じられなくなってきた。

日本は民主的な法治国家だけれど、実効支配しているのはローカルな関係性の世界だからなあ。



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by eric-blog | 2016-11-24 15:54 | □週5プロジェクト16 | Comments(0)

ノルウェイのテレビを使った性教育

http://canal311.com/ja/性教育-1/

http://canal311.com/ja/性教育-6/

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by eric-blog | 2016-11-24 10:50 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

賢者の本 日本の未来を拓く・想像力と創造力

賢者の本 日本の未来を拓く・想像力と創造力

薄羽美江編、三五館、2013

2649冊目


インテリの戸惑いが溢れている本だ。といまなら言う。


国家と国民、中央と地方、国内と国外、自然と人間、科学と技術、知性と心性、本音と建前、富裕と貧困、利己と利他、そして政党政治と国民生活、経済原理と生命原理


世の中のことごとが分断されつつあったのです。


不安と焦燥に気づき始めた。2009年。  


と序章に言う。


2010年から始められたセミナーのシリーズ。


Visionary Innovation


収録された9回のセミナーのテーマは

美徳

異文化

意識

未来をつくる  文化資本

存在

言語

人財

飛翔

創成


そして、5回の緊急セミナーは外国からの識者たち。


全員男性というのも恐れ入るが。


松岡正剛さん、千夜千冊の著者。


彼の文章の中に、父系社会のパトリズムと、母系社会のマトリズムというのがあって、マトリョーシュカって、母なる入れ子だったんだと、思った。


381夜 『身振りと言語』

625夜 『内なるミューズ』

391夜 『沈黙の王』

987夜 『漢字の世界』

425夜 『正名と狂言』

487夜 『ヨブ記』

492夜 『世の初めから隠されていること』


1018夜 『書物の出現』

326夜 『人間というこわれやすい種』


1219夜 『ささめごと』『ひとりごと』心敬


833夜 『論理学論考』ヴィトゲンシュタイン


33夜 『遺された黒板絵』シュタイナー





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by eric-blog | 2016-11-24 10:17 | □週5プロジェクト16 | Comments(0)

「心」と戦争

「心」と戦争

高橋哲哉、晶文社、2003

2647冊目


いまこの時代をどう見るか。と問われたら、心と戦争と答えると始まるこの本。


教育は、戦前戦中の国民精神を作り出すことに決定的な役割を果たした。


国家神道を布教する宗教施設のようなものだった。御真影、奉安殿、日の丸、君が代、教育勅語のセット。


学校と軍隊は「ディシプリン」の権力、「規律=訓練権力」の代表的装置と言えるから。15


この本が書かれた2003年。


国旗国歌法=1999

住民基本台帳法改訂=2000

学習指導要領に「愛国心」=2002

教育基本法改訂=2006

有事法制の検討


『心のノート』=2002

執筆者の名前がない。


2年間で11億円をかけて作成された道徳教育教材。


2014年には全面改訂され「私たちの道徳」となって、小中に配布されました。

予算は単年度で10億円。


合わせて、道徳教育の教科化は、小学校では2018年度、中学校では2019年から始まる。


通知表で愛国心を評価することも、すでに2002年には行われている。福岡市。


1997年の日本会議の設立以来、5周年の記念大会2002年の決議。3


・憲法改正

・教育基本法の全面改訂

・国立追悼施設計画の阻止

・道徳心涵養の国民運動


2002年、日米共同訓練に対する抗議集会に対して、松川正昭総監が中止を要求。戦後生まれ初の総監。127


1999年新ガイドライン。周辺事態法。


軍備増強、脅威拡大の悪循環。

在日への暴力増加。146


すでにこれらのことが2002年に言われていたのだ。

そして、2003年、国立大学の独立強制法人化。


13年で、ガラガラとここまで来てしまった。


『小さいおうち』の著者である中島京子さんは言う。

「戦争はおもしろい」のだと。これは警告である。

https://15plus.jp/2016/10/31/nakano-3/


ささやかな幸せと工夫と美しさのある日常の向こうに

戦争があるのに、それは、なんだか「ワクワクドキドキ」するようなエキサイティングで心踊るような、遠い物語でしかない。


今もそうなのではないかと、中島さんは警告する。


http://imidas.jp/column/L-73-014-16-11-G652.html


 「いま起きていることを知ること。批判的な目をもって見えないものを見ようとすること。 不健全な「空気」に乗せられないこと。そうした努力をしなければ、私たちはいつか大切な「小さいおうち」さえ失ってしまうかもしれない。決して声高ではない中島さんの言葉から伝わってくるのは、そういうことではないかと思う。」



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by eric-blog | 2016-11-22 14:26 | □週5プロジェクト16 | Comments(0)

ブラック化する教育

ブラック化する教育

大内裕和、青土社、2015

2648冊目


『ブラックバイト』の著者であり、奨学金問題対策全国会議の共同代表でもある。いまの若者の抱える様々な問題について、当事者・問題提起者、アドボケイトとして関わっている著者による対談集。『現代思想』で2007年から2015年までに掲載されたものを集めたもの。


章立てが、すごい。


1章 斎藤貴男さんとの対談。「なぜ格差は生まれ、教育はこんなに貧しくなったのか?

2章 佐々木賢 「なぜ生徒も先生もこんなにタイヘン担ったのか?

3章 児美川孝一郎 「なぜ就活がこんにタイヘンになったのか?

4章 今野晴貴 「なぜ学生はブラックバイトをしなければならなくなったのか?


1章 斎藤貴男さんとの対談。「なぜ格差は生まれ、教育はこんなに貧しくなったのか?

著者は、低階層が政治的なチャンネルを持つことができないのが小選挙区制度だという。

総評解体、小選挙区制度は格差社会とワンセット。


教育再生会議は、教育委員会による教員養成の「養成塾」など、大学から教員養成を取り上げ、教育行政への政治的コントロールを進める「東京方式」をモデルとしている。

米国の超格差社会のようなエリート、プロ、庶民、落ちこぼれ層を作り出し、たかだか5%程度のエリートとプロの人々以外に対する教育資源投資を行わない。44


教育委員会潰し。


これからの教育をどうするかは、戦争責任をどのように考えるかという問題ともかかわっている。57



■引用・参考図書

『超格差社会・アメリカの真実』小林由美、2006

『機会不平等』斎藤貴男、2000

「高校生を獲得せよ  --米軍リクルート最前線」NHK BSドキュメンタリー,2006


2章 佐々木賢 「なぜ生徒も先生もこんなにタイヘン担ったのか?

教員の評価のPDCAサイクル

コミュニケーション、共同性の低下


3章 児美川孝一郎 「なぜ就活がこんにタイヘンになったのか?

教育、教育学の孤立、自己完結。


■引用・参考図書

『若者はなぜ「就職」できなくなったのか』2011

『絶望の国の幸福な若者たち』古市憲寿、2011


4章 今野晴貴 「なぜ学生はブラックバイトをしなければならなくなったのか?


■引用・参考図書

『ブラック企業』



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by eric-blog | 2016-11-21 12:09 | □週5プロジェクト16 | Comments(0)

海を渡る「慰安婦」問題 右派の「歴史戦」を問う

海を渡る「慰安婦」問題 右派の「歴史戦」を問う

山口智美、能川元一、テッサ・モーリス-スズキ、小山エミ、岩波書店、2016

2646冊目


30万人もの虐殺があったのか、なかったのかは、誰も100%証明できない。これは論証の問題というよりは説得力の問題だ。声の大きい方が勝つ。

論証において怪しくてとも、熱心、かつ声高に、さらには革新的に自説を唱えるのが有効である。」

『諸君!』佐瀬昌盛、19947月号


そしてそういう「対日包囲網」を中国が政治ゲームとして展開していたと、論じている。


グレンデール市で少女像が設置されたとき、日系人が反対している、日本人の子どもがいじめられるなどと論じられたが、そんな事実はなかったという。(2章「アメリカ「慰安婦」碑設置への攻撃」、小山えみ)


問題は、外務省、政府も右派と同じことを語っているということ。


2016216日、ジュネーブ国連本部、女性差別撤廃委員会の政府報告審査において、杉山晋輔・外務審議官発言。「日本政府が発見した資料には・・・強制連行を確認する資料はありませんでした。・・・大手新聞の朝日新聞によって報道され・・・国際社会にも大きな影響を与えました。・・・「性奴隷」と言った表現は事実に反します。」131




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by eric-blog | 2016-11-19 14:42 | □週5プロジェクト16 | Comments(0)

人権研修 5時間 「知らず識らずに参加型」記録

社会人権教育指導者養成講座 「参加しやすい参加型」


20161118日 午後3時から午後5時 (2時間研修)


ねらい: 

  • 参加型の多様な手法に触れる
  • いつでも取り組める、応用力につながる


プログラムの流れ


1. 名前だけの自己紹介

2. 四つの文章、一つはウソ

3. 参加者アンケート 「人権教育の課題」[板書用模造紙1枚、ファシリテーター用マジック1セット]

4. 参加の秘訣は?

5. 傾聴

6. 参加型学習の心がけ [板書用模造紙1枚、マジック]


  • 準備物
    • ¬ 模造紙 2枚 マジック 1セット
    • ¬ メモ用紙 人数分 A4サイズ 
    • ¬ 白板
    • 参加予定者は17名で、内訳は以下のとおりです。

幼稚園教諭5名、小学校教諭3名、施設・企業関係者2名、農業委員1名、社会教育委員1名、行政職員5



記録


1. 名前だけの自己紹介 

  ミニレクチャー「経験学習の四段階」

  学んだことに「名付ける」→全体共有

2. 四つの文章、一つはウソ

  ノートテイキング

  傾聴

  いいコミュニケーションの心がけ

3. 参加者アンケート 「人権教育の課題」

  ・人権教育の課題

  ・人権尊重のためにできること

  ・人権尊重のためのバリア

  ・ふだんの心がけ

  三人一組でテーマについて話し合う→全体共有

4. ミニレクチャー

  人権尊重の知識・態度・行動

  バリア「日本社会の○△□」、間人主義の価値観など

5. 活動形態を振り返る  四人一組で共有

  活動時間の法則=個人作業<ペア作業<グループ作業<全体共有

  参加型学習のポイントは、個人、ペア、グループでの活動時間のバランスと全体時間の中でできる限り「参加者の時間」を確保すること。



参加者の感想: 深かった。


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by eric-blog | 2016-11-19 11:26 | □研修プログラム | Comments(0)

人権研修 5時間 「知らず識らずに参加型」

記録

参加者: 21


セッション1 知らず識らずに参加する参加型

10:05-12:10

  1. 1. 名前だけの自己紹介
  2. 2. 経験学習の四段階、学んだことを応用する
  3. 3. 四つの文章、一つはウソ 「自己紹介」を「互いを知り合う」ためのものにする工夫。
  4. 4. ミニレクチャー「参加型学習の三つのスキル」
  5. 5. 傾聴
  6. 6. 話し合いの心がけ[ペア作業→全体共有→苦手な項目について深めて考える→追加]
  7. 7. 参加者アンケート [個人作業→全体でミングリング→三人一組で「分析と所見」→全体共有]
    1. () いま抱えている人権教育、啓発、施策、問題の課題は何?
    2. () なぜ、人権啓発を参加型で行うのか?
    3. () 参加型学習のメリットは何か?
    4. () 参加型学習のバリアは何か?


セッション2 気づきのためのアクティビティ体験

13:10-14:50

  1. 1. 参加者はどんな人? フルーツバスケット
  2. 2. 日本人は・・・・三段論法の落とし穴
  3. 3. 三人一組でふりかえり「なぜ「外人」は生きづらい?
  4. 4. 「遅れてきた定着民」 7グループの中で2つを解散。難民化。
  5. 5. 全体共有
  6. 6. 難民受け入れの五原則
  7. 7. 日本社会の課題は何?
  8. 8. 課題解決のためにできること。


セッション3 ふりかえりとまとめ

15:00-15:30

  1. 1. 人権尊重の風土を点検する「肯定的な風土は育っているかな?
  2. () わたしのいいところ
  3. () 人のことを褒めたこと
  4. () 人から褒められたこと
  5. 2. 四つの活動形態の活用 [個人作業でアダプト項目→グループ作業で共有]
  6. 3. 学び続けること。「学習」という言葉に「学び続ける」こと、改善し続ける学びであるという印象が薄いのが問題。ぜひ、実践して、身につけていって欲しい。終了。

■気づいたこと。特に言葉の問題。

「自己紹介」という言葉が、「自分のことを話すばかりで、他者に注意が向きにくく、また、緊張感も高くなる」

「発表する」というのも、「自分が」発表するという自分意識が強くなり、緊張する。「共有する」という言い方をすることで、「みんなの学び合いに貢献する」積極的な気持ちを引き出すことができる。

「話し合いの心がけ」を共有した時、追加のアイデアについて参加者から「ありません」言われて、「投げますか?投了ですね。」と返したのはまずかった。「投げるというのは違和感がある。今は、ありませんという意味」と返された。御免なさい。失礼しました。でも、じゃあ、なぜ将棋や囲碁では、皆さん「ありません」と言い、それを受けて「投了」と表現するのかなあと、思ったのが面白かった。

最後に、「学習」という言葉が、いくら経験学習の四段階と言っても、全然、「応用」や「ネクスト」を感じさせないことに気づいた。

だめだ、こりゃ。なぜ、「学習」というのは行き止まり感があるんだろうか?

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by eric-blog | 2016-11-18 10:45 | □研修プログラム | Comments(0)