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ERIC NEWS 465号 ともによりよい質の教育をめざして  2015年11月30日

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ERIC NEWS 465号 ともによりよい質の教育をめざして  2015年11月30日
遊びが学び、没頭するフロー体験が人を育てる!
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(文責: かくた なおこ 角田尚子
http://ericweblog.exblog.jp/
twitter : kakuta09  FBもやってます。)

前回もアクティブ・ラーニングについて書いたが、国立教育政策研究所の研究プロジェクト報告書『資質・能力を育成する教育課程の在り方に関する研究』を読むと、愕然とする。アクティブ・ラーニングって実質「参加型学習」とわたしたちが言ってきたものと同じなのに、「参加型学習」として「気づき」の経験学習的アプローチや参加のスキルなどを整理してきた蓄積があるのに、また、多様な方法論だけに引き戻された感がある。

 報告書でアクティブ・ラーニングの先行事例として類型化されて紹介されているのが
問題解決型学習/ 問題基盤型学習
探究学習
発見学習
プロジェクト型学習

まるで1970年代のデジャブである。元木先生、水越先生などが、昭和30年代から提唱してきていた学習ではないか。議論のふりこがまた戻ったということなのか。

 そこに、「コンピテンシー目標」が達成できるとか、「三層構造のリテラシー」に合致するとか。いま風の専門用語がちりばめられているが、本質的には変わらない。

 わたしたちの「助成金」もそうだが、「研究」というのもどこか新規性やオリジナリティが求められる。オリジナリティの表し方は、「古いものの新しい組み合わせ」にすぎない。

研究者はそれでいいのだろうが、現場はふりまわされるだけにならないか。

 現場の「研究」主体を育てることこそが、課題であって、研究プロジェクトの結論が大事なのではない。

 齋藤学さんは、「学びの共同体」において、「研究課題」を新しいものにとびつかないこと、「ていねいに改善していくこと」を指摘している。その通りだと思う。

 学校共同体の主体性を取り戻すこと。それが一番の課題だと思う。


◆◇◆目次◆◇◆

◆◇◆1.  What’s New? 「遊びが学び」
◆◇◆2.  2015年度、ERIC主催研修 ESDファシリテーターズ・カレッジ
◆◇◆3.  ERICのテキスト在庫処分中! 12月末まで受付中
◆◇◆4. by ERIC これまでの活動


◆◇◆1. What’s New?  「遊びが学び」 ◆◇◆

 子育て中の世代の方々を対象に、練馬でプレイパークなどの実践をされている団体が主催した三回連続講座に参加しました。限られた人数の研修なのに、申し訳なかったなあと思いましたが、とても面白かったでした。

第一回で学んだのは「Playwork」という概念。イギリスでは大学にコースがあるそうです。
http://ericweblog.exblog.jp/21822254

ここで紹介されたもので、とても役立っているのが『遊び合いを妨げる17の症候群』リストです。参加型での研修の「学び合い」を阻害するものとの共通性の高さに驚きます。今回の『未来を学ぼう』研修でも活用しましたが、「Wimping」怖がるという概念を「Wimpiちゃん」というキャラクターにしてしまいました。

ベテルの家の統合失調症の方が自分の症状に名付けることで対応することを学ぶように、わたしたちも「ついつい学び合い、遊び合いを妨げてしまう自分自身の傾向」に名前を付けることで、その「起こり」に気づき、対応することができるようになるのではないでしょうか?

講師の嶋村仁志さんにご紹介いただいた本も読みました。
『男の子の乗りこえる力を育てるワンパク体験』
http://ericweblog.exblog.jp/21828552

イラストレーターの親御さんが、ネタなのか、過剰に心配性なのが気になりましたが、そういう人でも安心して参加できるようにしなくちゃいけないんだなあと、どこか納得。

Play遊びはwork効きます!

で、今日、三回目。プレイパークの実践と「感覚統合」の理論の関係について学びました。

感覚統合という概念も参加型学習にとっては新しい概念ではありません。

そう、あのわかりにくい「全体言語主義」こそが感覚統合そのものなのです。

PLTファシリテーター研修を受けた方ならPLT研修の五つの特徴というのを覚えておられているでしょうか。

・構成主義
・協同学習
・概念をツールに
・全体言語主義
・コミュニティの課題解決、問題解決学習

感覚統合という概念は、学習困難、自閉症児のための学習指導で使われ、発展した来た方法論のようです。検索してみると、図書館にある本のほとんどが支援学級の実践や指導者用のようです。

人の感覚は、千差万別。センサー万別なんて、変換してしまいました。

子どもの感覚は、発展途上。大人と同じようには働かない。

諸感覚の「でこぼこな」発達があたりまえ。どこかが突出しつつ、どこかが欠けつつ、それらが相互に刺激しあって発達していく。それが子どもの発達の姿だということ。

遊びという没頭体験が、もっともからだ諸感覚の統合的成長につながるのだということ。

諸感覚という時、六感以外のものを今日の研修では「実感」する演習がありました。
・三人一組になる。
・軍手をはめた手で、かばんから財布を取り出し、「穴の開いていない硬貨」を一枚取り出す。
・グループの一人が、軍手をはめたままで、5種類の資料をグループの人数分取りにいく。
・帰ってきて、軍手をはめたままのグループの他の人が、それを順番に並べ、みんなに配る。

・ペアになる。
・握手する。一歩近づく。身体接触の感覚。パーソナルスペースの感覚。
・相手の背中の真ん中を指の先で上から下へなぞる。
・片脚で立って10秒数える。
・右手で複雑な形を作って、耳のそばに置く。合図で、左手でも同じ形を耳のそばで作る。

三人一組では、別のワークもしたのですが、ポイントとしては「子どもの感覚を実体験する」ことが大切だったと思います。高齢者の感覚を学び合うために、ど近眼の眼鏡をかけ、手袋をし、からだにおもりをつけて動き回る、鍵をあけるなどの経験をしたことがありますが、子どももそうだったとは!

考えてみれば、当然のことなのに、まさか、そこまでとは、思っていませんでした。

子どもの手先感覚、あなたも実感してみませんか?


◆◇◆1. at ERIC主催研修ESDファシリテーターズ・カレッジ2015年度のお知らせ◆◇◆

2015年度の6本の研修中、5本が終わりました。
いずれの回も、ゼミ程度の人数で、じっくりと「学び合う」ことができました。
記録は以下からご覧ください。

■2015年(平成27年)6月27日28日テーマ「国際理解」 終了
http://ericweblog.exblog.jp/21486407/

■2015年(平成27年)7月25日26日テーマ「PLT木と学ぼう・環境」 終了 http://ericweblog.exblog.jp/21488427/

■2015年(平成27年)9月26日27日テーマ「人権」 終了
http://ericweblog.exblog.jp/21688691

■2015年(平成27年)10月24日25日スキル「対立から学ぼう」 終了
http://ericweblog.exblog.jp/21780337

■2015年(平成27年)11月28日29日スキル「未来を学ぼう」終了
http://ericweblog.exblog.jp/21882789

■2016年(平成28年)3月下旬予定TEST教育力向上講座

御案内はこちらからダウンロードできます。
http://www.eric-net.org/news/ESDfc2015pamph.pdf

しばらくお休みして、3月に、今年度最後の主催研修となります。
日程については、参加者のご希望によって決定していきます。
ぜひ、日程候補を御知らせください。First come, first served!


◆◇◆2.  ERICのテキスト在庫処分中! 受付は12月末まで ◆◇◆

 熊本の倉庫から在庫を、処分することにいたしました。これまで、ご高齢になられた加藤さんのご実家に甘えていましたが、いろいろ終活をすすめていくお気持ちになられたのだと思いますし、当然だなあ。

 とご案内していたところ、静岡のPLTファシリテーターの方から、倉庫のご提供の申し出がありました。ありがとうございます。とはいえ、在庫を整理すると宣言したので、12月末まではご協力者を受け付けます。
 研修のテキストとしてご活用ください。

=====在庫廃棄処分引き取り希望調査表=====
一箱入冊数
ワールドスタディーズ20
PLT木と学ぼう20
フードファースト20
テーマワーク20
わたし、あなた、そして20
地球のみかた20
対立から学ぼう17
未来を学ぼう15
環境教育指導者マニュアル10
人権教育ファシリテーター20
   〃  発展編20
   〃  実践編20
レッツ・コミュニケート40

処分予定日は、2015年度末までです。

以下のような内容を書き込んでいただき、メールでお申し込みください。
==========================
申込者:
氏名                
住所                                  
    
送り先住所: 同上 その他の場合は記入してください。

連絡先: 電話番号            、e-mail            

ERICステイタス: いずれかにチェック
□スタッフ □理事 □遠距離運営委員 □アルムニ(卒業生) □その他

一箱あたりの処分費用は3000円です。

入金予定日:             

*わたしは、ERICの活動の趣旨に賛同し、在庫処分のために協力いたします。


入金確認後、熊本から発送いたします。倉庫作業の都合上、通常のテキスト発送より時間がかかります。ご了承ください。
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by eric-blog | 2015-11-30 19:21 | ERICニュース | Comments(0)

ESDfc2015 スキル「未来を学ぼう」

講座の概要
 スキル社会性を育てるというのは「価値観とビジョン」を育てること。イギリスの開発教育カリキュラム「Values & Visions」(邦訳『未来を学ぼう』)を中心に社会性の育て方について検討する。
■ ねらい

■ 2日間の構造
第一日目(11/19)第二日目(11/20)
セッション1 共通基盤づくり・相互依存セッション4 カリキュラム開発
セッション2 流れのあるプログラム
・セッション5 ファシリテーション実践

セッション3 ふりかえりと参加型についての学びセッション6 ふりかえりと個人的行動計画


■ 参考文献/使用テキスト
未来を学ぼう

その他ワークシート・配布資料
➢「遊び合いのコミュニケーション」を妨げる17の症状

https://drive.google.com/file/d/0B3BtpOgiqhyrZG1TeHlBaXZMdGM/view?usp=sharing


研修の記録
セッション1 共通基盤づくり
11:00-12:45
1.二日間のすすめ方
2.ジャーナルづくり「研修への期待とわたしを表す数字」
3.自己紹介
4.話し合いのルールづくり
5.傾聴
6.遊び合いを阻むもの


【ポイント】
「遊びが学び」が参加型学習における「フロー」没頭体験のためには役立つ。「遊び心を妨げるもの」は何かについて、「「遊び合いのコミュニケーション」を妨げる17の症状」によって考えた。

何かが起きることが学びにつながるのに、自分にはわからないこと、コントロールできないようなことが起こることを怖がる傾向がわたしたちにはある。
それを”Wimping”から「Wimpi」ちゃんと名付けた。

        
どのようにWimpiちゃんの存在を認めつつ、遊び心の妨げにならないようにするかが課題である。

【遊び合いのコミュニケーション】

【話し合いの心がけ】


セッション2 流れのあるプログラム
13:45-15:50
1.ざっくりと『未来の学ぼう』の目次に目を通す。子どもたちの身につけたい力は何?
2.全体共有
3.アクティビティ体験1 「Act.4 終わりと別れ」
4.アクティビティ体験2 「人生と死」







セッション3 ふりかえりとまとめ
16:00-18:00
1.セッション3のすすめ方をハンドブックで確認する。
2.さまざまな感情と価値観
(ア)嘆きのタプローについて
(イ)「男」という一般化の安心と不満
(ウ)カードに書かれたことを客観化する
(エ)カードのアクティビティで見えてきたこと。=信頼と自信
3.プログラムのHowとWhyをふりかえる
4.ふりかえり







【さまざまな感情のふりかえりで気づいたこと】



セッション4 カリキュラム開発
9:00-11:15
1.遊びが学び=布袋にペインティング[個人作業30’]
2.ふりかえり[全体作業、45’]
3.サボタージュ対策
4.スキル指導五つの手だて
5.カリキュラムを考える[個人作業5’]
(ア)できていること
(イ)課題
6.診断・点検の視点
7.チェックリストを探す[個人作業5’]
8.チェック・ザ・チェックリストの活動の意味を確認する。

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セッション5 アクティビティ実践
12:15-14:15
1.自分自身の対象とする参加者を想定してアクティビティを行う。V&Vのアダプト・アクティビティ
2.アクティビティ実践[20’+ふりかえり10’]
(ア)お似合いのイニシャル
(イ)お気に入りの場所
(ウ)たとえ話から
3.実践をふりかえる


【遊びが学び 布袋ペイントからわかったこと】


【「チェックリスト」をERICのテキストから探す】


【アクティビティ実践のふりかえり】


セッション6 
14:25-16:00
1.アクティビティ実践のふりかえり
(ア)評価のためのチェックリストづくり[個人作業、5’]
(イ)自分の実践をふりかえる
(ウ)ESDの視点で点検する
2.個人的行動計画[10’]
(ア)個人的行動計画p.50
(イ)プログラム改善立案p.52
3.二日間のふりかえり
4.修了証


Wimpiちゃん 完成!



遊びが学びなのが子ども時代。

からだ・頭・心のまるごと体験を思いっきりすることで、成長する。

ストッパーにならないファシリテーターでありたいものだ。
【アクティビティ実践のチェックリスト】
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by eric-blog | 2015-11-30 17:20 | □研修プログラム | Comments(0)

谷中村滅亡史 現代語訳 & English 2

p.32

第二 鉱毒問題第一期

 足尾銅山から流れた毒がどのような結果をまねいたかは、本当に明らかである。しかし、下流地域の沿岸田園に、その用水を通じて鉱毒被害が起こることは、すぐに農民を驚かすほどのことにはならない。それに対してすぐさま影響が出たのは、川岸の漁民であった。渡良瀬川名物の鮎はその姿も見られなくなり、鮭も遡上して来ても卵を生まず、その他の魚も死んでしまうことが多くなった。そのために、明治14年、時の栃木県知事藤川為親氏は、渡良瀬川流域の魚類の販売だけでなく、食用にすることも禁じたのである。
魚族が絶滅し、その結果沿岸の漁師、農民も、いずれ離散零落する結果になるという悲運が始まったのだ。
明治21年に起こった大洪水は、渡良瀬川、利根川沿岸一帯を泥土の海にしてしまい、同時に鉱毒で田園を覆い尽くしたのである。その結果、翌年、明治22年には、栃木県下足利、安蘇、梁田、下都賀の四つの郡は、鉱毒のために大変な不作に陥った。渡良瀬、利根の沿岸一帯は、鉱毒に犯されたのである。鉱毒は、両岸に広がる大小の堰樋を通じて、田園に流れ込み、用水に入り込み、作物を枯らし、人畜を倒したのだ。沿岸、およそ5万町歩、住民30万人である。一年一年と、鉱毒は激甚化し、祖先から伝わる田園は荒れ果て、五穀は実らず、家畜は死に絶え、人は病みついて倒れてしまった、その数も知れないほどだ。哀れなのは、これらの罪なき人々が、人災によって着るものもなく、食べ物もないというような窮状に陥った。死んだ子を背負い、病気の親をかかえ、茫然自失と茅すすきが生い茂る間をさまよい歩いている。光かすかな落日を拝みながら、行政の冷酷さと世間の無情を大声で嘆いているのである。
翌年、明治23年の栃木県知事折田平内は、鉱毒試験田を、下都賀郡谷中村、安蘇郡植野村、足利郡吾妻村、毛野村、梁田郡山辺村、区の村などに設置し、技師を派遣して土壌分析試験を行わせた。正確な結果を出すことができず、さらに農科大学に依頼するようにもなった。

Chapter Two: Pollution from the Mine, First Period
It is very clear what the pollution from the Asio Copper Mine had caused. But, you have to know that it was sometime later the farmers realized the harm the polluted water done to the land. More immediate effects were felt by the fishermen of the fresh water. The famous sweetfish, Ayu, of Watarase River, was gone, salmon stopped spawning, and other fish died out. Tamechika Fujikawa, the Governor of Tochigi Prefecture at the time, ordered sales and eating of fish from Watarase River in Meiji 14, 1881.
It was the beginning of extinction of fish, leading to the tragedy of fishermen and farmers, from losing their livelihood.
The great flooding in Meiji 21, 1888, covered Watarase, Tone Rivers’ beds and estuaries, which brought pollutions from the mine. As the result, next year, Meiji 22, saw a very poor harvest because of the damage, in Simoasikaga, Aso, Yanada, Shimotuga Counties. Watarase and Tone Rivers estuaries were polluted. The pollution dispersed through canals and weirs into the patty fields, flow into banks, thereby damaged crops and killed human and live stocks. It affected 50,000 ha and 300 thousands people. Year by year, the pollution accumulated and the damage escalated to the extent that the farmers lost the field, crops, cattle and even their health, which all they inherited from their ancestors. They held their dead children, with their old parents sickened, just wondered in the marshland which was once a very fertile land. They are crying for the cruelty of the Government and the carelessness of the general public.
Next year, in Meiji 23, Orita Heinai, the Governor of Tochigi Pref., opened some testing grounds for pollution in Yanakamura, Uenomura, Azumamura, Kenomura, Yamanobemura and other places and positioned technical officers for soil analysis. But, since they could not come out with acculate figures, he also asked Agricultural Collage for further investigation.

p.33
当時は、被害民はどこまでもがまんしていた。しかも、明治23年8月および翌年9月にも大洪水があって、毒土が田園にうずたかく積もり、作物が枯れ、人も家畜も病に倒れてしまったのです。そういうことが度々起こった結果、とうとう我慢も限界になり、明治24年12月、栃木県安蘇郡植野村、犬伏町、界村、足利郡吾妻村、久野村、(以下、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県にまでわたる78ヵ村の連名が記されている。略)・・・・・被害民一同が連署して請願書を政府に提出し、救済を訴えた。請願書に書かれていたのは「鉱毒を除外する道を講じること、それができないのであれば、鉱山業を停止させること」であった。これと同時に、代議士である田中正造氏が第二議会において鉱毒問題を声高に叫び、「足尾銅山鉱毒加害の儀に付質問書」を提出した。
1. 政府が何年もの間、対策を怠って来たのはなぜか。
2. すでに起こっている損害に対する救済策はどうするのか。
3. 将来起こりえる損害を防止する手だては何か。
以上の三点について、政府の答弁を求めた。これが鉱毒問題が社会全体の問題とされた最初である。
にもかかわらず、第二期の議会は、12月29日には解散し、当時の農商務大臣睦奥宗光はその間何もしないまま、議会が解散した後になってはじめて、答弁書を公開した。答弁の要点は以下の通りである。
1. 群馬、栃木、両県における渡良瀬川沿岸の耕地に被害が出ているのは事実であるが、その被害の原因がはっきりしていない。
2. 被害の原因について、現在のところ専門家が試験調査をしているところである。
3. 鋼業者側は、できる限りの予防策は行っており、ドイツやアメリカから粉鉱採集器を購入して、流出防止に務めている。

この答弁書の第三項を読んだだけでも、被害の原因が鉱山にないなどとは言えないことは明らかである。であるのに、原因が不明であるとか、専門家が調査しているところだなどと言うのは、質問の矛先をかわすためでしかないことははっきりしている。

The victims of pollution were first endured the damages. To add to the damage, there were big flood in August , Meiji 23 and September, Meiji24, which carried polluted soil and piled up onto the fields and killed crops, people and animals. Damage after damage, people no more could endure the results so submitted petition to the government. The petition demanded that the government should take measures to eliminate the pollution and if this is not possible, the government should close the mining.”
At the same time, PM Tanaka Shozo raised questions on the pollution from the mine at the Second Diet and submitted “Questions regarding the Asio Copper Mine Pollution”.
1. Why the Government has been inactive to prevent pollution?
2. What are the measures the Government takes to rescue the damage already done?
3. What are the measures to prevent further damages might be caused in the future?
PM Tanaka asked these questions and asked the Government to answer in the Diet. This is the first of the Asio Pollution Issue to become public.
However the Diet closed on December 29th and the Minister of Agriculture and Industry Mutsu Munemitu at that time, did not react within the session, but answered only after it closed. The answer was as follows:
1. Gumma and Tochigi, both prefectures’ patty fields in the estuary of Watarase had been damaged, but it is not still clear what cased these damage.
2. The Government has asked professionals to search and test the cause.
3. The miner is taking measures to prevent the runoff, using special equipment imported from Germany and US.

You’d know that the Government recognizes the cause is from the mining, if only you’d read the close No.3. Nevertheless, it is obvious that the Government is trying to gain time to dodge the claim.

p.36
読者の方々よ。考えてみてほしい。この答弁書は、提出されないまま議会は早々に解散させられたのです。つまり、農商大臣睦奥宗光は、この責任を逃れようとして、議会の解散時期に合わせて答弁書を作成したのではないかと、誰しも思うのではないだろうか。また、読者の方々は、睦奥宗光の二人目の子どもが、この問題の直接の責任者であり、古河市兵衛の養子であるというような姻戚関係にあることを書いておかざるを得ない。当時被害民たちは次のように叫んだものだ。「陸奥は親戚筋にあたる古河の利権を守るために、態度をあいまいにして責任逃れをしたのだ」と。わたしは、すでに亡くなられている陸奥氏に対して当時の心情を勝手に忖度しようとは思っていない。しかし、いまにして思えば、「政府資本家が共謀結託して、谷中村を滅亡させた組織的な犯罪は、ここから始まったのだ」と、わたしもまた、不幸なことではあるが、宣言せざるをえないのだ。

Reasers! Just think! This answer was not submitted before the session of the Diet resolved. Anybody would think that the Minister of Agriculture and Trade, Mutu Munemitu, waited until the Diet is over to present the answer so that he could avoid further debate and responsibility. Another fact is that the second child of Mutu is adapted by Furukawa Ichibee as his successor and he is the one who is in charge of this problem. At that time, the victims cried loud that Mutu is trying to protect the benefit of Furukawa and at the same time to avoid his own responsibility. I do not intend to guess what the Minister Mutu was thinking, who is already dead, but only dared to declare that the conspiracy by the Government and the industry together had started at this time, to the unhappiness of the victims.

p.37
第三 鉱毒問題第二期
第二議会を解散した、明治25年の春に総選挙が行われたが、政府が干渉する中、流血殺傷騒ぎとなった。第三会議はそのような官民が反目しあう中で召集された。政府の激しい干渉に打ち勝って再選を果たした田中正造氏は、過日の陸奥農相の答弁書をとりあげて、鉱毒問題について質した。憤りはげしく、血の汗をながさんばかり、目に強い光をやどして質問した。これによって、試験調査を行った専門家たちの報告書が公開されることになった。
大学教授の丹波敬三氏の報告書にはこのように書かれている。「・・・田圃被害の要因は、土中にある毒にある。その毒は足尾銅山からだと言っていいだろう。・・・」
また、農科大学の報告書ではこうある。「・・・渡良瀬川の河底に沈殿している汚泥には植物に有害な物質が含まれており、被害地に有害物が広がっている理由は、洪水氾濫の時、田圃に汚泥が流れ込み、沈殿したことは明らかである。足尾銅山鉱業所から渡良瀬川に入る排出水に有害物が含まれていることも事実である。」と。

Chapter 3 Copper Pollution Period 2
After the resolution of the Second Term of the Diet, General election was held in Meiji 25, 1892. The Government intervened with the process and there were incidents which developed into injuries and killings. The Third Term of the Diet started in the conflict between the Government and the people. PM Tanaka made a come-back to the Diet, even with harsh disturbance from the Government and brought to question the Answer by the Minister of Agriculture, Mutsu. He was furious in his accusation with his strong will in his eyes. This led to open the research results by the experts to the public.
Tamba Keizou, a university professor, wrote in his report, “the damage done to the patty fields was caused by the poison in the soil. I could say that the poison came from Asio Mine.”
Another report from an agricultureal college said, “… the silt down at the bottom of the Watarase River contained poisonous substance to the plants and the reason why this poison spread in the damaged area is that they were carried by the flood water into the patty fields and sank. It is the fact that the waste water from the Asio Mine flows into the Watarase River contained the poisonous substance.”


p.38
田中代議士が第二議会で行った第一回の質問に対して、当時の政府が答弁した内容は、渡良瀬沿岸の耕地に広がる被害は、まだ原因がはっきりせず、原因について調査中であるということだった。その調査がすでに完了し、被害の原因が足尾銅山が流れる毒にあることが、だんだんとはっきりしてきたからには、政府の当然の義務として、善後策を講じる必要がある。例えば鋼業条例を見てみよう。第59条はこう言っている。「鉱業を行う上で、危険がある、あるいは公益を害すると認められるときは、所管監督署署長は、鉱業主に対してその予防を命じるか、あるいは停止しなければならない。」だとすれば、この時政府が執るべき方法は、直ちに鉱業の停止を命じるか、あるいは周到な予防策をとるように命令するかの二者択一でしかなかった。
にもかかわらず、政府はこれらの手だてを執らず、言を左右ににごして責任逃れをしようとした。当時は、陸奥農相はすでに役をしりぞき、河野敏鎌が農相になっていた。河野の答弁書は以下の通りである。
1. 足尾の鉱毒が渡良瀬河岸一帯の被害の一つの原因であることは試験調査の結果によって認められたと言えるが、この被害が公共の安寧を揺るがすほどのものであるとは言えない。
2. 既往の損害は、行政官にはなんらかの対応をする職権がない。
3. 将来の予防のために、鉱業主は粉鉱採取器を設置する準備をしている。
4. 鉱業主は、上野国待・矢場の両堰水利土功会と契約をかわして、自費で両堰の水門内に沈殿場を設置し、定期的に浚渫する準備をすすめている。

To the question PM Tanaka raised first at the sedonc term of the Doet, the Government answered that the cause of the damage spread at the estuary of Watarase is not still clear and researches are on going. Since the reports from the researches were open, it is the responsibility of the Government to take some measures to solve the problems. For example, let’s look at the Act on Mining, Close 59. It says “when running the mine, if there is the danger or a threat to the public welfare, the head of the office in charge whould order the owner of the mine to take preventive measures or to stop the operation.” If so, at this time, what the Government should choose from was either order to stop the operation at once or take effective preventive measures.
However, the Government tried to escape its responsibility. At that time the Minister Mutsu had already retired and Mr. Toshikama Kouno was in the position. His answer was as follows:
1. It can be conclude that the pollution from the Asio Mine is one of the cause of the damage done to the estuary of Watarase, but the damage cannot be said as such to threaten the public welfare.
2. There is no power given to the office in charge to do with the damages already done.
3. For the future, the owner of the mine is preparing slug recovery equipment installed.
4. The owner of the mine is going to set a contract with the Water Use Union of Machi and Yaba of Kouzuke Country to build sedimentation basins within the bank and periodically dredge them.
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by eric-blog | 2015-11-27 14:03 | ■週5プロジェクト15 | Comments(0)

人権研修 「同和問題と人権 〜遅れてきた定着民〜」


参加者: 120名 市職員、保護者、推進協議会委員、社会教育委員、学校管理職

ねらい
◎社会のいろいろな人権問題に目を向ける
◎差別のない明るい社会をめざす

プログラムの流れ

1. ESD持続可能な未来のための教育と人権教育
2. 価値観とスキルを伸ばす  「気づきと築き」
3. ビジョンと目標・「あそこまで行こう!」
4. 「遅れてきた定着民」を体験する
5. スキルを伸ばす=被差別者のためのアサーションの課題
6. 人の権利を守るために「あなたができること・すべきこと」

■配布資料 人数分
➢資料 8ページ 入り口で配布
➢「無限のカテゴリーの・・・」1ページ 入り口配布でも、途中でも可
➢「アサーションの12の権利」1ページ 入り口配布でも、途中でも可
■アクティビティ用ワークシート
➢「遅れてきた定着民」地図 四人に一枚=30枚ほど準備

記録

1. 折り鶴にたくす祈り
2. 学習性無力感の時代
3. 教室の中の世界
4. つながりと豊かさ=社会的有利性の配分=正義と公正さ
5. ノートテイキング
6. 傾聴
7. ペアを二つつけて四人一組のグループづくり
8. 「理想のコミュニティづくり」
9. じゃんけんで勝った人が「遅れてきた定着民」として移動する
10. 居住地・職業・社会的身分を考える
11. 封建時代が始まった! 300年後、どうなる?
12. 元のグループに戻ってふりかえり
13. ワークシート「無限のカテゴリー」
14. ワークシート「アサーション12の権利」 パワーの側の心がけ
15.  後だし負けじゃんけん
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by eric-blog | 2015-11-27 12:00 | □研修プログラム | Comments(0)

道徳性の教育をどう進めるか 道徳の「教科化」批判

道徳性の教育をどう進めるか 道徳の「教科化」批判
佐貫浩、新日本出版社、2015
2401冊目

十数年間の労働者の賃金は減り続けている
格差・貧困の広まりは、恐ろしいほどの展開である
TPPの推進による日本農業の破壊
沖縄の辺野古への基地移転を強行
憲法九条の乱暴な解釈改憲による日本の自衛隊の海外展開
原発推進
天皇を「元首」とし、
世界各地に展開できる「国防軍」を設置し
表現の自由や結社の自由すら「公益および公の秩序」維持のために制限できるとする憲法改正

これらの問題に対する不満や批判を、安倍政権は教育によって押さえ込もうとしている。27 序章。

自己責任意識
社会や政策責任への国民の認識を押さえ込む
偏狭なナショナリズムを国民意識に組み込み
安倍政権は日本人の共同体としての日本国家のために働いているのだというイデオロギー的偽装
グローバル資本の世界展開の秩序を支える軍事大国へ

国家が人格的価値を直接統制・管理する新たな段階を作り出す道徳の教科化。
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by eric-blog | 2015-11-25 13:25 | ■週5プロジェクト15 | Comments(0)

「殺人ロボット」を禁止すべき10の理由

「殺人ロボット」を禁止すべき10の理由
By Rasha Abdul Rahim, Advocate/Adviser on Arms Control, Security Trade & Human Rights at Amnesty International, 12 November 2015, 11:14 UTC

1. 「殺人ロボット」はSFの世界だけのものではもうなくなっています。

2. 無法政府によって抑圧のために使われる

3. ロボットは人権法と国際的な警察基準に従わない。

4. 戦争法に従わない

5. 利用についての説明責任に大きなギャップが生まれる

6. 「殺人ロボット」は新たな軍拡競争につながる

7. 人間の尊厳に対する攻撃を機械が行うことを許すことになる。

8. 「殺人ロボット」が派遣されれば、止めることがほとんど不可能になる。

9. ロボットの専門家が「殺人ロボット」の禁止を提案している。

10.ここ二年間に多くの議論がされたが行動に移せていない。

https://www.amnesty.org/en/latest/news/2015/11/time-to-get-serious-about-banning-killer-robots/

今日、ジュネーブで「殺人ロボット」についての政府間会合が開催されている。アムネスティ・インターナショナルは「殺人ロボット」の新しい国際的な禁止を確立することを目標にした交渉プロセスを作り出すことを提案しています。ここでいう「殺人ロボット」というのは、戦場で使われるか、あるいは警察活動で使われる致死的な活動および準致死的な活動ができるもののことです。なぜ禁止が必要か。10の理由がここにあります。

1. 「殺人ロボット」はSFの世界だけのものではもうなくなっています。

殺人ロボットは、ひとたび始動すれば、人の操縦なしで人間を標的として選び出し、攻撃し、殺し、傷つけることができる兵器システムです。かつては極悪SFの登場物だったこれらの兵器は、「完全自立型兵器システム」とも呼ばれていますが、いまにすぐ事実になるのです。

この技術の前駆体ともいうべきものは、すでに存在しています。例えば、The Vanguard Defense Industries’ ShadowHawk のドローンは手榴弾発射器、レーザー照準器のついたショットガン、あるいはランチャーを装備できます。2011年には、テキサス州モンゴメリー郡の保安官事務所は、国土安全保障局の助成金で、武器を携帯していないShadowHawkを購入した。今年の8月にはノースダコタがドローンを使って人に高圧電流ショックで無力化することができるドローンの使用を合法化した全米で初めての州となりました。

2. 無法政府によって抑圧のために使われる

政府によっては「殺人ロボット」は、戦場に兵士を派遣すること、あるいは警察が危険な任務につくことのリスクを軽減することができる、と論じます。これらの使用は、政府が新たな軍事的対立を始めることや、抵抗運動を弾圧するのに暴力を使うことも容易なことにしてしまうでしょう。兵器と警察はより安全かもしれませんが、この閾値がさげられたことが、結果的には市民のリスクを高めるのです。
「殺人ロボット」の擁護者は、ロボットには感情がないことで、恐れ、復讐、怒り、人間的過失などの否定的な人間の資質を排除することができると言います。しかし、人間の感情が、市民を殺したり傷つけたりすることに対する重要なチェックとして働くのです。そしてロボットは人間に対する無差別な予備的な攻撃を実行するようにプログラムすることが簡単にできるのです。大量無差別攻撃すら可能です。「殺人ロボット」は命令を断ることもできないし、その結果命が救われることになるというようなこともないのです。例えば、2011年1月にエジプトで起こった大衆抵抗運動においては、軍隊は抗議隊に対して発砲することを拒否し、人間的共感と法治主義の尊重を行動で示したのです。

3. ロボットは人権法と国際的な警察基準に従わない。

国際警察の基準は、死や深刻な障害の緊急の恐れがある場合以外は、武器の使用を禁じています。そしてその際においても武力の利用は最低限に限ると。ある人が他者を殺すか否かというような緊急で直接的なリスクを前にして、その攻撃を止めさせるのに必要最低限の適切な力を使うという判断が求められる時に、人間の代わりをロボットにさせることを想像するのは難しい。にもかかわらず、平気を使うか否かについて警察官には求められる重要な決定である。ほとんどの状況で警察は、いかなる武力の行使の前に、国連基準で、まずは非暴力的な手段、説得、交渉、対立の沈静化などの手段によることが求められている。
効果的な政策とは武力の利用以上の効果があります。そのためにはとても人間的な共感と交渉が必要であり、動的で予測できない状況を活用し、対応することができる力を必要とします。これらのスキルはアルゴリズムに落とし込むことはできません。どんどん変化する状況を判断し、生命権と尊重を合法的に守るベストな方法は何かを考えるという、機械にはできないことです。法の執行者による特定の状況で最低限の武力の利用決定は、脅威の本質と兵器のコントロールについて人間が直接に判断を下すことを必要とします。簡単に言えば、そのような生死にかかわる決定は、機械にゆだねられるべきではないのです。

4. 戦争法に従わない
国際人道法、戦争法における三原則は、区別、得失と予防原則である。武装兵力は戦闘員と非戦闘員を区別すること、民間人の死傷者と民間の建物への損害は、期待される軍事的獲得の大きさに対して過剰であってはならない、そして、関係するすべての勢力は、民間人を保護するために合理的な予防措置を取らなければならないと。

これらの原則は、明確に、人間の判断を必要とします。ロボットには人々の行動の背景の意図を分析したり、ある攻撃の得失や必要性についての複雑な意思決定をすることはできない。さらには戦闘に巻き込まれた民間人に対する共感や道場などは期待できない。

5. 利用についての説明責任に大きなギャップが生まれる

ロボットが実際に不法なことを行った場合、どのように裁判にかけることができるだろうか。プログラミングに関わったもの、生産者、配備したもの、さらには上級将校や政治的リーダーなどが責任に問われるべきだろう。しかし、これらの実行者たちが合理的に「殺人ロボット」が特定の状況でどのように行動するかを予測することは不可能であり、結果、説明責任の真空を生み出してしまう。

すでに、ドローン攻撃による不法な殺人についての調査はまれであり、説明責任の追求となるとさらに希少である。「米国によるパキスタンへのドローン攻撃」という報告書で、アムネスティ・インターナショナルは、米国政権のドローンを利用した殺人についての秘密保持環境および説明拒否は、パキスタンの少数民族居住地域における攻撃は人権侵害であったかもしれないことを暴露している。

ドローン攻撃についての説明責任を確実にすることが難しいことがすでに証明されただけでなく、殺人ロボットが関わる照準を合わせ、殺すという決定が、さらに何層もの距離をおいて行われることで、わたしたちは結果として、戦場と政策決定の場の両方において、もっと不法な殺人と傷害の増加を見ることになるだろう。

6. 「殺人ロボット」は新たな軍拡競争につながる

中国、イスラエル、ロシア、韓国、英国、米国が戦闘において機械により大きな自律性を与えるシステムを現在開発しつつある国家です。多くの国の木魚ぅがすでに準自律的ロボット兵器を開発しています。それらは催涙ガス弾、ゴム弾、電気ショックのスタンガン矢を、遵法執行行為において活用できるようなものです。

兵器について過去の歴史は、これが次なるハイテク軍拡競争の引き金になることを示唆しています。各国は、これらのシステムを開発し、結果それらは広く拡散することになるでしょう。結局、それらのシステムは軍事国家の手に入り、そのうちに非国家組織に渡るようになります。犯罪ギャング集団や武装反政府勢力などの手にも入ることでしょう。


7. 人間の尊厳に対する攻撃を機械が行うことを許すことになる。
人の生死を分ける意思決定についてのパワーをロボットに許可するこということは、根本的な倫理基準を越えることです。彼らには感情、共感、同情を欠き、彼らを活用することは、人間の生命と尊厳に対する権利を侵害するものです。機械を使って人間を殺すことは、究極の不遜なことです。



8. 「殺人ロボット」が派遣されれば、止めることがほとんど不可能になる。

どんどん拡大し、なんのチェックも受けないドローンの活用が展開するにつれ、そのような兵器システムが一度使われだすと、それを規制することほとんど不可能になります。利用を削減することでさえ。

The Interceptが発表した「ドローン・ペーパー」は、致死的な米国のドローン・プログラムの恐ろしいまでの現実を描き出しています。この報告によると、五ヶ月の間に、米国のドローン攻撃で殺された90%の人々は、意図されていなかったターゲットであり、米国政府がこれまで長らくドローン・プログラムの透明性を確保することに失敗してきたことの裏をかいています。

兵器となったドローンの利用を廃止するには遅すぎるかもしれませんが、しかし、民間人のいのちをすくためには、暫時的にその利用を制限していく必要があります。「殺人ロボット」は非合法的な殺人のリスクを大きく増幅するでしょう。だからこそ、そのようなロボットは、あらかじめ禁止される必要があるのです。「ちょっと待って、見てみようよ」というアプローチは、これらのシステムへの更なる開発投資と急激な拡散につながるでしょう。


9. ロボットの専門家が「殺人ロボット」の禁止を提案している。

2015年6月、世界のトップの人工知能研究者、科学者、専門家たちが「殺人ロボット」の禁止を求める公開書簡に署名しました。

これまでのところ、2587名が署名し、そこには人工知能、ロボットの組織や専門家協会の現および前会長らも14名含まれています。著名な人としてはGoogle DeepMindの会長デミス・ハサビス、Tesla CEOのエロン・マスク、アップルの共同創業者スティーブ・ウォッツミニヤック、スカイプの共同創業者ヤーン・タリン、スティーブ・ホーキンス教授らがいます。

科学および法律の専門家たちが、「殺人ロボット」の開発と活用についてそれほど危惧し、「殺人ロボット禁止キャンペーン」に賛同し禁止を求めているのであれば、政府は何を待っているのでしょうか。


10.ここ二年間に多くの議論がされたが行動に移せていない。

「殺人ロボット」の問題が2013年4月に提起されて以来、国際社会が議論のために割いた時間は国連従来型兵器についての条約(CCCW)会議で開かれた非公式な専門家会合の二週間だけです。そんな少しの時間しか、この深刻な問題にかけないこと、そしてほとんど何の進展も見られないことはまったく馬鹿げているとしかいいようがありません。

アムネスティ・インターナショナルと殺人ロボット禁止キャンペーンは、致死的自律性兵器システムの開発と配備と利用が僅差されることこそが唯一の解決であると確信しています。

世界は、そのような地球的脅威に対してアクションを起こすことをこれ以上待つことはできません。いまこそ、殺人ロボットを禁止することに真剣に取り組むべき時なのです。これで終わりにするために。
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by eric-blog | 2015-11-25 11:41 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

なぜ日本の公教育費は少ないのか 教育の公的役割を問い直す

なぜ日本の公教育費は少ないのか 教育の公的役割を問い直す
中澤渉、勁草書房、2014
2400冊目

教育のもつ二つのベクトル。
さまざまな人々が「共生できる」人間づくりと、異なる能力をもつ人々を社会のさまざまな地位に配分するという機能。

実際には教育機械の階層間による不平等があるにもかかわらず、自己責任論を強める結果になっているペーパーテスト主義。22

民主党政権は教育について、子ども手当、高校無償化、奨学金制度の拡大などのパッケージを持っていた。しかし、これらの政策は高収入、高学歴層においてあまり支持されておらず、教育における私的負担をしてきた人々からの抵抗感が見える。

現在の小選挙区制度では、「民意をやや誇張のある形で反映した議席数の配分」によって、政治がますます世論から乖離したものに映ってしまう可能性が増す」297

うーーん、おもしろい分析だが、あまり希望は持てないね。

戦後の選挙における教育の争点年表がすばらしい!

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by eric-blog | 2015-11-24 17:39 | ■週5プロジェクト15 | Comments(0)

教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」

教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」
内田良、光文社新書、2015
2399冊目

「教育」というだけで、さまざまなリスクが軽視される。

例えば組み体操における事故、柔道における体罰、など、生徒に対するものだけではない。

教員の過労死も「教育」であれば、見過ごされる。

リスクを美談化、正当化し、学校にリスクを埋め込んでいく。254

2分の一成人式は「感動ポルノ」。

*感動ポルノとは、オーストラリアのジャーナリストでコメディアンであるステラ・ヤングさんが作った言葉。
https://www.ted.com/talks/stella_young_i_m_not_your_inspiration_thank_you_very_much?language=ja

“Inspirational stuff”  inspire=「感動」
「障害は悪いこと」でもなければ「立派なこと」でもない。
特定の人を道具にして、(objectifying)他の人が得をすること。

障害があるだけで特別な人になる。
「人生における唯一の障害はネガティブな態度である。」というのもふざけている。どんなにポジティブに階段に微笑みかけても、スロープになったりしません。
Disabilityとは障害の社会モデルについて使われるべき言葉。


組み体操にいたってはコテンパンである。
建築基準法では、小学校の階段について、「一段の高さは16cm以下」「踏み面の広さ23cm以上」など決められている。
その他、作業についての安全性についての法律にも違反していると。

「感動系スペクタクル」43

それをエビデンスに基づいて、批判的に検討している。

「いじめの四層構造」というのが、1986年に提起されていたというのは知らなかったけれど、(『いじめ-教室の病い』森田洋司・清永賢二)
被害者、加害者、観衆、傍観者

その構造を体罰においても当てはめてみようと、著者は言う。加害者である先生、被害者である生徒以外に、「観衆」がいるのではないか?

そして、「教育だから」と見過ごす社会を「学校化社会」と、内藤朝雄さんや宮台真司さんをひいて論じている。

わたしたちのまなざしが、体罰を助長しているのだ。「教育」と言われるとリスクや事故や死すらも軽視してしまうわたしたちの。

さらに本書は第四章で教員の労働時間過剰を問題視している。

それに関しては、ブログやネットでの問題提起が紹介されている。

http://bukatsu1234.blog.jp
http://blog.livedoor.jp/yutakenta/

運動選手と部活の顧問の悪循環について、このブログではこう言っています。
「今の日本にはプロになりきれなかったアスリートたちが働ける場所が少ないという、決定的な問題があります。

日本には部活動というシステムがあるために、多くの子供たちにとっては気軽にスポーツを体験できるというメリットがありますが、

部活動というシステムがあるがゆえに、地域や民間のクラブチームは発展しにくく、指導者としての仕事も増えていかないというデメリットもあります。」

なるほどね。中途半端やなあ。

http://bukatsu-is-volunteer.blog.jp
★部活動『選択の自由を』運動★
【現在の参加者:23名】
①部活動の顧問拒否
②勤務時間外の部活動の指導拒否
③運動部の顧問は拒否(文化部の顧問を希望)
④主顧問は拒否(副顧問になる)
⑤やりたい部活動以外の顧問は拒否
(自分がやりたい部活動の顧問になる)
⑥『部活動の顧問は負担である』と管理職に伝える。
または職員会議で発言する。
(①~⑥の詳細は後述します)

この運動への参加者が少ないことが、また、さまざまなことを物語っていますね。

内田さん自身のブログはこちら。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryouchida/20150403-00044487/
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by eric-blog | 2015-11-24 16:36 | ■週5プロジェクト15 | Comments(0)

This Changes Everything 1

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世界 12月号

本の出版と映画の上映と。
http://thischangeseverything.org

1
00:00:02,002 --> 00:00:04,004
[ CRACKLING ]

2
00:00:28,779 --> 00:00:31,823
[ WIND WHISTLING ]

3
00:00:52,886 --> 00:00:55,013
-CAN I BE HONEST WITH YOU?     正直に言っていい?

4
00:00:57,015 --> 00:01:00,727
I'VE ALWAYS KIND OF HATED FILMS  気候変動についての
ABOUT CLIMATE CHANGE.        映画、大嫌いだったわ

5
00:01:04,690 --> 00:01:07,192
WHAT IS IT               氷河が消えていくとか
ABOUT THOSE VANISHING GLACIERS

6
00:01:07,317 --> 00:01:08,485
AND DESPERATE POLAR BEARS      絶望的なホッキョクグマ

7
00:01:08,568 --> 00:01:12,114
THAT MAKES ME WANT          クリックって、消してた。
TO CLICK AWAY?

8
00:01:16,076 --> 00:01:20,372
IS IT REALLY POSSIBLE TO BE    世界が終わるって?
BORED BY THE END OF THE WORLD?

9
00:01:24,209 --> 00:01:27,671
IT'S NOT THAT I DON'T CARE わたしがホッキョクグマに
WHAT HAPPENS TO POLAR BEARS.   冷たいというのじゃない。

10
00:01:27,754 --> 00:01:31,717
IT'S JUST THAT WE'RE TOLD     ただ、その原因が他ならぬ
THAT THE CAUSE ISN'T OUT THERE.

11
00:01:31,800 --> 00:01:33,927
IT'S IN US.              わたしたちにあるということ。

12
00:01:34,011 --> 00:01:35,804
IT'S HUMAN NATURE.         人間の本質そのものにね。

13
00:01:35,887 --> 00:01:39,474
WE'RE INNATELY GREEDY       わたしたちは本質的に
AND SHORT-SIGHTED.         欲張りで近視眼的

14
00:01:39,558 --> 00:01:42,728
AND IF THAT'S TRUE,        だとすれば、希望なんかない。
THERE IS NO HOPE.

15
00:01:46,189 --> 00:01:48,692
BUT WHEN I FINALLY         目をそむけることをやめて
STOPPED LOOKING AWAY,

16
00:01:48,817 --> 00:01:51,445
TRAVELED INTO THE HEART      この危機のど真ん中に向かって
OF THE CRISIS,            足を踏み込んで

17
00:01:51,528 --> 00:01:54,281
MET PEOPLE ON THE FRONT LINES,  前線にいる人々に出会って

18
00:01:54,364 --> 00:01:59,995
I DISCOVERED SO MUCH OF        わかったわ。知っていると
WHAT I THOUGHT I KNEW WAS WRONG.  思っていたことは間違いだったと。

19
00:02:00,078 --> 00:02:01,997
AND I BEGAN TO WONDER,        だとすれば、疑問が生まれる。

20
00:02:02,080 --> 00:02:06,168
WHAT IF HUMAN NATURE         もしも、人間の本質が
ISN'T THE PROBLEM?          問題なのではないとすれば

21
00:02:06,251 --> 00:02:11,506
WHAT IF EVEN GREENHOUSE GASES  もしも温室ガスすらもが
AREN'T THE PROBLEM?        問題の原因ではないとすれば

22
00:02:11,590 --> 00:02:15,260
WHAT IF THE REAL PROBLEM     本当の問題は
IS A STORY,             

23
00:02:15,344 --> 00:02:19,931
ONE WE'VE BEEN            わたしたちが400年にわたって
TELLING OURSELVES FOR 400 YEARS? 言い聞かせて来た物語にあるとすれば?

24
00:02:27,356 --> 00:02:31,026
THIS FIRST STRUCK ME わたしがこのことに気づいたのは
IN THE CRAZIEST PLACE.      とんでもない場所でだった。

25
00:02:34,321 --> 00:02:37,449
I WAS IN A STATELY HOME     イギリスの田園地帯の
IN THE ENGLISH COUNTRYSIDE   大邸宅をたずねた時のこと

26
00:02:37,532 --> 00:02:40,160
THAT LOOKED             まるでダウントンアビィの
AN AWFUL LIKE DOWNTON ABBEY.  物語に出てくるような。

27
00:02:40,243 --> 00:02:43,455
[ LAUGHTER ]

28
00:02:43,538 --> 00:02:46,083
IT WAS AN INVITATION-ONLY     招待客だけが参加できる
MEETING HOSTED

29
00:02:46,166 --> 00:02:49,211
BY THE WORLD'S OLDEST SCIENTIFIC 世界最古の科学団体
ORGANIZATION --

30
00:02:49,294 --> 00:02:52,881
THE ROYAL SOCIETY.          王立協会主催の会合だった。

31
00:02:52,964 --> 00:02:55,258
INSTEAD OF ORDERING         召使いにあれやこれやと
AROUND THE SERVANTS,        命じるかわりに

32
00:02:55,342 --> 00:02:59,137
THE PEOPLE HERE WERE TRYING    そこに居た人々は
TO ORDER AROUND THE SUN.      太陽に言うことをきかせたがった。

33
00:02:59,221 --> 00:03:01,556
I MEAN THE SUN --          そう、空の、あの太陽に。
IN THE SKY.

34
00:03:01,640 --> 00:03:04,059
-... CARBON EMISSIONS AND SO ON. 炭素排出だとか。

35
00:03:04,142 --> 00:03:05,394
-THEY WERE DISCUSSING A PLAN   彼らはある計画を話し合っていた

36
00:03:05,477 --> 00:03:08,188
TO SPRAY CHEMICALS          化学物質を成層圏に
INTO THE STRATOSPHERE        撒くという計画です。

37
00:03:08,271 --> 00:03:11,775
TO TURN DOWN THE TEMPERATURE   それで地球の気温を
FOR PLANET EARTH.          下げようと言うのです。

38
00:03:11,900 --> 00:03:16,113
-WHAT YOU NEED TO DO IS PUT    やるべきことは
A SMALL NUMBER OF PARTICLES    小さな粒子を

39
00:03:16,196 --> 00:03:18,448
UP INTO THE UPPER PART       大気圏の高いところに
OF THE ATMOSPHERE.         ちょっと撒くだけです。

40
00:03:18,532 --> 00:03:23,203
AND THOSE PARTICLES WILL DEFLECT  微粒子がほんの少し
JUST A TINY BIT OF LIGHT.      光を反射します。

41
00:03:23,286 --> 00:03:28,250
ONE GARDEN HOSE TO THE SKY      空にホースで
COULD ELIMINATE GLOBAL WARMING   水を撒くようなものです。

42
00:03:28,333 --> 00:03:32,337
FOR THE ENTIRE            北半球全体を覆う
NORTHERN HEMISPHERE.        大気圏にね。

43
00:03:32,421 --> 00:03:34,089
-IN OTHER WORDS,           別の表現で言えば

44
00:03:34,172 --> 00:03:38,760
LET'S SOLVE THE PROBLEM OF    汚染の問題を
POLLUTION WITH MORE POLLUTION.  別の汚染で解決すること。

45
00:03:38,844 --> 00:03:41,138
-SO, PEOPLE ARE TERRIFIED    人々は、このことについて
ABOUT TALKING ABOUT THIS    議論することを怖がっています。

46
00:03:41,221 --> 00:03:43,306
'CAUSE THEY'RE SCARED       そんなことすれば
THAT IT WILL PREVENT US

47
00:03:43,390 --> 00:03:44,766
CUTTING EMISSIONS.         排出を削減しようとしなくなる。
-RIGHT, AND ALSO          それに

48
00:03:44,850 --> 00:03:47,227
THAT IT'S SULFURIC ACID.    撒くのは硫酸ですからね
[ LAUGHTER ]

49
00:03:47,310 --> 00:03:48,937
-IT IS.                そうなんですか。
-YOU'RE BURYING THE LEDE.     まずそれを言うべきです。

50
00:03:49,020 --> 00:03:51,273
IS THERE ANY POSSIBLE WAY    その議論が
THIS COULD COME BACK       蒸し返されて

51
00:03:51,356 --> 00:03:53,567
TO BITE US IN THE ASS, びっくりさせられる可能性は?

52
00:03:53,692 --> 00:03:55,986
BLANKETING THE EARTH 地球を硫酸の幕で
IN SULFURIC ACID?        覆ってしまうなんて!

53
00:03:56,069 --> 00:03:58,155
'CAUSE I'M ALL FOR IT. わたしは大賛成ですよ。

54
00:03:59,489 --> 00:04:03,285
-HERE'S THE THING --       というのも
THIS IDEA MAY BE CRAZY,    狂ったようなアイデアだと

55
00:04:03,368 --> 00:04:06,496
BUT IT'S ALSO TOTALLY LOGICAL  思うかも知れないが
WITHIN THE STORY          それは物語の一部なんだ。

56
00:04:06,580 --> 00:04:12,419
THAT THE ROYAL SOCIETY       17世紀から王立協会が
PIONEERED IN THE 17TH CENTURY.  描いて来た物語のね。

57
00:04:12,502 --> 00:04:14,588
HERE'S HOW IT GOES.        こんな風に

58
00:04:14,671 --> 00:04:17,591
THE EARTH IS NOT, AS MOST PEOPLE  当時の人々にとって
THOUGHT BACK THEN,           地球は、

59
00:04:17,674 --> 00:04:20,886
A MOTHER                 恐れ、敬うべき
TO BE FEARED AND REVERED.      母だった。

60
00:04:20,969 --> 00:04:22,137
NO.                    違うね。

61
00:04:22,220 --> 00:04:26,183
SCIENCE HAD GRANTED MEN       科学は人間に
GODLIKE POWERS.            神のような力を与えたんだ。

62
00:04:26,266 --> 00:04:28,018
THE EARTH IS A MACHINE,       地球はある種の機械で

63
00:04:28,101 --> 00:04:32,481
AND WE ARE ITS ENGINEERS,     人間はその技師であり
IT'S MASTERS.             支配者なのだ。

64
00:04:32,564 --> 00:04:35,567
WE CAN SCULPT IT           地球を彫刻し
LIKE A COUNTRY GARDEN.       造型することができる。

65
00:04:35,692 --> 00:04:39,863
WE CAN EXTRACT FROM IT       欲しいものはなんでも
WHATEVER WE WANT.           地球から引きだせる。

66
00:04:39,946 --> 00:04:44,743
THESE SCIENTISTS HELPED TURN    科学者たちは地球を
THE MOTHER INTO THE MOTHER LODE.  母から金蔓に変えた。

67
00:04:46,369 --> 00:04:52,542
THIS STORY IS WHERE THE LONG   この物語が
ROAD TO GLOBAL WARMING BEGAN.   地球温暖化の始まり。

68
00:04:52,626 --> 00:04:54,085
WHEN I REALIZED THAT,      そのことに気づいてから

69
00:04:54,169 --> 00:04:57,339
I STOPPED TUNING OUT       ホッキョクグマのことを
THOSE SAD POLAR BEARS      無視するのをやめた。

70
00:04:57,422 --> 00:04:59,966
BECAUSE UNLIKE HUMAN NATURE,   人間の本質と違い

71
00:05:00,050 --> 00:05:04,387
STORIES ARE SOMETHING       物語は、わたしたちが
WE CAN CHANGE.           変えることができるから。

72
00:05:20,987 --> 00:05:24,491
-IN THE SHADOW            北極圏の陰に
OF THE ARCTIC CIRCLE

73
00:05:24,574 --> 00:05:28,912
LIES ALBERTA, CANADA'S       カナダ、アルバータの
MASSIVE FOREST.          広大な森がある。

74
00:05:28,995 --> 00:05:33,625
AN EXPANSIVE VIRGIN TIMBERLAND    人の手が入っていない
THE SIZE OF NEW YORK STATE     ニューヨーク州ほどの広さ。

75
00:05:33,708 --> 00:05:38,505
UNDISTURBED FOR 10,000 YEARS...  1万年ものあいだ手つかずで。

76
00:05:38,588 --> 00:05:40,715
UNTIL NOW.                いままできた。

77
00:05:40,799 --> 00:05:44,970
IT'S OIL -- UP TO THREE TIMES    サウジの三倍もの
WHAT THE SAUDIS HAVE          石油が

78
00:05:45,053 --> 00:05:47,097
IN THEIR BACKYARD.           そこにはある。

79
00:05:47,180 --> 00:05:48,807
NO DRILL CAN TAP IT.         油井では掘り当てられない。

80
00:05:48,890 --> 00:05:53,311
IT'S A STICKY,             ねばねばした
TAR-LIKE OIL CALLED BITUMEN.    瀝青と呼ばれるタール

81
00:05:53,395 --> 00:05:58,108
AND GETTING THE BLACK GOLD    この役立たずの
OUT OF THIS USELESS GOOP     黒い金を磨くことが

82
00:05:58,233 --> 00:05:59,859
IS IMPERATIVE.            求められた。

83
00:06:07,450 --> 00:06:10,620
-I FIND IT HARD TO LOOK       アルバータの油砂を
AT THE ALBERTA TAR SANDS,  わたしは直視できない。

84
00:06:10,704 --> 00:06:14,624
THIS VAST HOLE           わたしの国の
AT THE CENTER OF MY COUNTRY,  ど真ん中にあいた穴

85
00:06:14,708 --> 00:06:17,961
WHICH IS STRANGE BECAUSE     見逃すことなど
IT'S PRETTY HARD TO MISS.    できないはずなのに。

86
00:06:18,044 --> 00:06:21,923
IT'S THE LARGEST INDUSTRIAL     地球最大の
PROJECT ON EARTH.          産業的プロジェクト

87
00:06:24,259 --> 00:06:25,844
WHEN I DO MAKE MYSELF LOOK,   現場を訪れると

88
00:06:25,927 --> 00:06:31,182
I FEEL LIKE I'M SEEING THAT OLD  あの物語が
STORY REACHING ITS CRESCENDO.   最高潮でよみがえる。

89
00:06:31,266 --> 00:06:33,476
FOR CENTURIES,            何世紀もの間
WE'VE BEEN TREATING NATURE    人間は自然を

90
00:06:33,560 --> 00:06:35,562
AS A BEAST WE HAVE TO BREAK   猛獣のようにてなづけ

91
00:06:35,645 --> 00:06:39,357
AND THEN FORCE           命令に従わせて来た。
TO DO OUR BIDDING.

92
00:06:39,482 --> 00:06:42,986
AND THIS IS WHAT IT'S COME TO.  その結果がこれだ。

93
00:06:43,069 --> 00:06:46,114
BUT THAT STORY            あの物語は地球を
DOESN'T JUST SHAPE THE EARTH.   造型するだけではない。

94
00:06:46,197 --> 00:06:47,532
IT SHAPES PEOPLE --        人々をも造型する。

95
00:06:47,616 --> 00:06:51,077
WHAT THEY SEE            人が何を見て、
AND WHAT THEY CAN'T SEE.     何を見ないか。

96
00:06:55,373 --> 00:06:57,834
-THE LAND UP HERE --        ここの土地には
LOTS OF MUSKEG, 沼地が広がり

97
00:06:57,917 --> 00:07:02,380
LOTS OF BOG, VERY,         棲息する生き物は
VERY FEW INHABITANTS.       とても少ない。

98
00:07:02,464 --> 00:07:04,591
WE'VE GOT A FEW NATIVE BANDS  自生する群れは
THAT ARE UP HERE,         少ないが

99
00:07:04,674 --> 00:07:07,761
BEEN HERE FOR YEARS I IMAGINE.  ずっと、居たのだろう。

100
00:07:07,844 --> 00:07:09,929
I WOULDN'T SAY IT'S A WASTELAND,  空き地だとは言えない。

101
00:07:10,013 --> 00:07:13,558
BUT CERTAINLY IF THE OIL SANDS  もしも油砂がなければ、
WASN'T HERE, NOBODY          誰も

102
00:07:13,642 --> 00:07:17,145
WOULD EVEN KNOW WHERE THIS LAND  ここがどこかすら知らず
WAS ON THE BIG SCALE OF THINGS  その大きさも知らなかった。

103
00:07:17,228 --> 00:07:20,148
BECAUSE THERE WOULD BE NOTHING  わざわざ見に来るための
TO COME HERE FOR.          ものなどないのだ。

-------------------------

1214
01:17:46,036 --> 01:17:49,415
IN FACT, THE GERMAN GOVERNMENT事実、ドイツ政府は
STILL PUSHES AUSTERITYさらなる禁欲生活と

1215
01:17:49,498 --> 01:17:53,335
AND POLLUTING POLICIES汚染対策を
BOTH AT HOME AND ELSEWHERE.家庭でもどこでもすすめています。

1216
01:17:56,881 --> 01:18:01,886
THIS SHIFT HAD A VERY DIFFERENTこのシフトの原因は
CAUSE -- THE PEOPLE.人々なのです。

1217
01:18:01,969 --> 01:18:03,762
THEY DIDN'T WAIT FOR A LEADER.人々はリーダーを待ったりしませんでした。

1218
01:18:03,846 --> 01:18:07,224
THEY DID IT ON THEIR OWN.人々が動いたのです。

1219
01:18:07,308 --> 01:18:11,812
FIRST, THEY FOUGHT最初、彼らは
AGAINST NUCLEAR ENERGY.原子力発電に反対しました。

1220
01:18:11,896 --> 01:18:16,400
WHEN THEY TURNED THE TIDE,流れが変わったときに
THEY FOUGHT FOR ALTERNATIVES.代替案のために戦いました。

1221
01:18:16,525 --> 01:18:21,822
AND IN THE PROCESS,そのプロセスにおいて
THEY SPARKED A TRUE POWER SHIFT.本当のパワーシフトを成し遂げたのです。
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by eric-blog | 2015-11-23 19:30 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

常連さんが増える会話のコツ 浅草「日の出湯」4代目

常連さんが増える会話のコツ 浅草「日の出湯」4代目
田村祐一、プレジデント社、2015
2398冊目

1980年生まれの著者が、元浅草にある銭湯を引き継いで、繁盛させたコツ。
http://hinodeyu.com
銭湯は価格競争ができない、公共的な性格を持つ業種。設備投資には限界があり、さらには、ここにはご近所に強敵が! 

ってここかな? 天然温泉。
http://www.jakotsuyu.co.jp/kouka/index.html

いやこっち? これは対抗馬にはならないか。温泉宿だもんね、わたしでも知っていたけれど。
http://spa-tokyo.net/z-t-ogai/

そこで、大事なのが「常連さん」を増やすこと! 常連さんは高齢者中心。

「感じいいね」と言われるようになる。
「気持ちよく帰ってもらう」ために。

2012年から三年、80人ほどだった常連さんは140人にまで増えた。

第一章 心温まるような挨拶を
第二章 「ご年配のお客様に好まれる話題」天気、スポーツ、思い出話、孫
第三章 聞き方 大きく相づち、いつも新鮮に聞く、興味をもって、最後まで
第四章 気をつけること ほめられたら喜ぶ、親切の押し売りはしない、高齢者扱いしない
第五章 様子をみながら対応する
第六章 相手の立場になって 年配の女性がアメ好きなわけ、元気のおすそわけ

各節の最後に一言が短冊風に書き込まれている。
・一言足すと話が広がる
・その言葉、ホントに心が こもってる?
・視線を合わせる
・伝えよう また来てくれて うれしいと
・振り返り 姿があると うれしいの
・いつだって 声かけられると うれしいの
・自分から 発信しよう 情報を
・そっとして つらい思いも あるのかも
・誰だって 言いたくないこと 秘めている
・悪口は 共感しても 同意しない
・言い訳は しないで素直に あやまろう
・10歳差 違う時代を 生きてきた
・背伸びして 無理して話題を 合わせない
・ほめられて 謙遜するより 喜ぼう
・おばあちゃんと 言われて嬉しい わけがない
・できないと 思い込むのは おせっかい

間違っている時でも、断定的に指摘しない。疑問系にする。

「知ってますか?」という切り出しで、「知ってるか」合戦になるとはなあ!

帰り際 終わりよければ すべてよし

気持ちよく帰ってもらうこと。
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by eric-blog | 2015-11-21 09:53 | ■週5プロジェクト15 | Comments(0)