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高橋源一郎×SEALDs 民主主義ってなんだ?

高橋源一郎×SEALDs 民主主義ってなんだ? まだこの国をあきらめないために  TELL ME WHAT DEMOCRACY LOOKS LIKE
河出書房新社、2015
2362冊目

『官邸前にて』を観た。小熊英二監督によるYouTube動画およびインタビュー動画のクリッピングによるまとめである。数十人規模のところから大きくなって行った経緯が描かれています。

この本は、それと同様、数人から始まったSASPL、秘密保護法反対の時からの動きが、大きくなってきた経緯を、奥田、牛田、芝田の三人と高橋の対談で明かしつつ、第二部では民主主義について語り合っている。

個人を中核に据えた市民運動と言えば、ベ平連を思い出すし、ベ平連と言えば小田実を思い出す。高橋は、小田がギリシアの研究家であったこと、彼の発想の元に「ギリシアの民主主義」があったのではないかと指摘する。

ソレル『暴力論』
鶴見俊輔『教育再定義への試み』
トゥキュディデス『戦史』
ルソー『社会契約論』

ルジャンドル

など、討論するなら定義しろ。

言葉について、その背景や定義についてよく考えて出されている。

「本当に止める」というスローガンにしてもそうだが、これしかないという言葉が、あるのだろうなあ。

それは、アニメ映画の監督が言っていたなあ。これしかないという線があると。

SEALDs

5月からの4ヶ月を走り抜けたSEALDs。

その後を作るのは、一人ひとりなんだろうなあ。

でも、ベ平連は、その後の地域でのオルタナティブの拠点につながったが、選挙にはつながっていない。選挙という議会制民主主義をルソーなどは否定しているということになるのだが、思想的には否定されていても、実際の政治はその枠組みで動いている。

そこには、食い込んでいなかったのだ。個人個人という人間はそんなに多くないということか。

次の「国会前」という映画は誰が作るのかなあ。歴史の証人になった気分はするが、まだ主体になれた感覚はないなあ。

教育と民主主義は同じ本質を持っている。
子どもの村学園

そこの実践と「みんなの学校」の実践が、似ているのだ!

http://gqjapan.jp/column/story/高橋源一郎/20130327/revolutionizingschooleducation/page/6

「体罰」の根っこには、「教える」ことと「教えられる」ことという非対称の関係があったんだ。

最初に作ったのが、和歌山県の「きのくに子どもの村学園」。そして、その後、福井県に「かつやま子どもの村」、福岡県に「北九州子どもの村」(ここだけは中学校のみ)を作った。4つ目が、ぼくたちの訪れた、ここ「南アルプス子どもの村」(小学校・中学校)だ。
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by eric-blog | 2015-09-30 08:34 | ■週5プロジェクト15 | Comments(0)

「みんなの学校」が教えてくれたこと 学び合いと育ち合いを見届けた3290日

「みんなの学校」が教えてくれたこと 学び合いと育ち合いを見届けた3290日
木村泰子、小学館、2015
2361冊目

映画を観たとき、よくわからんと思った。学びのシーンが登場しなかったからだ。職員が子どもに関わるところ、校長が「やり直し」に向き合うところ、子どもが子どもと関わるところは描かれていたが、実際の学習はどうなっているのか、よくわからなかった。

この本を読んで、著者が教育実習で41年前に出会った「ハラメソッド」が背景にあったことがわかった。何も教えない指導教官に不安を募らせていた著者に向かって、その学校の校長が言った。「あなたはいちばん幸運な教育実習生だよ」と。

彼は授業の神様だと。

その後、中学校で受験したにもかかわらず、小学校での勤務が始まり、それしか知らないので「ハラメソッド」で授業をしていたら、回りから浮いてしまい、問題教員のレッテル。しかし、担任した子どもたちは、持ちあがりがないと知ると泣いた。

そして、その後、評価が高まって行く。

なぜ、「ハラメソッド」が標準にならなかったんだろう? 結果的に「神様」とまで思われるのに?

その神様が、こっそりと筆者が毎日提出していた実習ノートに書き残していた言葉。

「流れる水の如く、流されるのはいとも容易く、逆らうこと困難を極める。」122


ここにも「学びのバリア」があるように思う。

今回、人権研修で「みんなの頭で考えた」学びのバリア。実は、学校の変化のバリアにもなっているのではないだろうか?

◎無関心の悪循環
◎社会的慣習・学びのスタイルについての思い込み
◎心のバリア・防衛心理
◎心の省エネ
◎からだの慣れ・生活習慣
◎自尊心
◎学び方を学んでいない
◎自信のなさ、セルフエスティームの低さ
◎自己決定への不安
◎差別する側、権力の側への馴化、同化による自己防衛
◎未知に対する恐怖心、変化への恐れ
◎学習性無力感

このリストの中で、学校に、デフォルトであるバリアもあると思う。それが初年度に著者がぶつかったものなのではないだろうか。「学びってこんなもんだ」とか、「学級ってこうだ」という思い込み。そして、変化への恐れ、だ。

時には学級を解体して、体育館で学年単位で学んだり、時には校長も授業をしたり。

「みんなの学校」のルールは一つ。「自分がやられていやなことはやらない。言わない」だけ。

特別支援学級も解体しているので、多様な子どもがいる。大空小学校では、子どもたちは「集中する」ことも学んでいる。授業中に座っていられない子ども、奇声を発する子どもに惑わされない。そこに大人がいて対応しているなら、安心して任せる。自分たちは学びに集中する。

しかし、回りに大人がいない時は、対応する。大人の助けを求める、こともわきまえている。それぐらいのことは、子どもたちはわかるのだ。

そして、全校道徳。六年生がリーダーになって、グループで討議する。お題を出すのは「提案チーム」だ。教員もどんなお題が出されるか、知らない。子どもグループは縦割り。大人は別グループ。答えをいいたがって「うざい」から、別にさせられてしまった。

六年生は全員がリーダーをする。リーダーになる。グループがうまく行かない場合は、グループ替えをする。六年生は、どんな子も見事にリーダーになる。

例えば、「小さな勇気」について。

命令しない。「整列するっていうのは、縦と横が揃っていることなんだよ」

月曜日の朝会、校長先生の講話をしていた時代もあった。緊張して、何か言わなければと準備して・・・・

ところが、「暑い! 校長先生、おしまい!」と服を脱いで投げ出した子どもがいた。152

それから校長先生の話はなしに。

それだって、「なし」になんかできないでしょ? フツーの学校や校長には?自分の権威を認められていないみたいで。

つまんないね。誰のための学校?

そう、みんなの学校は「子どものため」が愛言葉。毎日毎日が工夫。
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by eric-blog | 2015-09-29 09:09 | ■週5プロジェクト15 | Comments(0)

ESDfc2015 テーマ「人権」記録

ESDfc2015HR記録
2015年9月26-27日

セッション1 共通基盤づくり
11:00-13:00
1. ジャーナルづくりで自己紹介
2. 研修・学びあいの場でのコミュニケーションの課題
3. 二日間の心がけ
4. 人間のコミュニケーションについて考える
5. 傾聴

今回の「共通基盤づくり」はおもしろかった。
「話し合いの心がけ」というのは必ず共有するのだけれど、その前に自己紹介などを行う。何か「操作的」な、つまり手を動かすものが楽しい。
今回は、「ジャーナルづくり」。まずはA3用紙に切り込みを入れて「パタパタ四つ折り」ノートを作ってもらう。あっという間にできたのが小学校の先生。さすが。
その表紙(A6サイズになっていますよ)に、自己紹介としてのワンポイントを書いてもらいます。色とりどりの縁まわしをきれいに書いた方がいて、刺激を受けました。
その作業の後、ワンポイントの自己紹介と研修への期待の二点を全体で共有。

そういうところから、参加者のニーズが見えてくる。抽出したのは「これまでの研修で感じたコミュニケーションの課題」。そのテーマについて個人作業[1’]、ペア作業で共有[2’延長してもう2’]、全体共有[20’]。共有した言葉は「異和感」。こういう時に共有された言葉は、研修を通底するキーワードとして、ずっと共有されることがありますが、今回もばっちりそうでした。

コミュニケーションの課題を全体共有し、板書しました。

□研修・学びあいの場でのコミュニケーションの課題=これまで感じた異和感


これまで感じてきた課題を踏まえて「二日間のコミュニケーションの心がけ」を考えました。ペアで考えてもらったものを全体共有。これは研修の間中、立ち戻るものなので、板書は紙に。書いたものは白板に掲示しておきました。

次の日、一日だけ参加の方がいて、共通のコミュニケーションのルールを共有するのに役立てたのと、「残された課題」の中でも、もっと深めたいと取り上げられました。「共有度」の高い言葉や課題がある研修は、深まります。

□二日間の心がけ


■配布資料より 「広げ、深める質問」


■なぜ「ネアンデルタール人」なの?

ポイントは、「学び」を表面的な知識にとどめずに、価値観や行動変容につなげていくこと。そのためには「からだ全体Holistic」な学びが大切。
そのためには「ネアンデルタール人」のコミュニケーションに学ぼう!

実は、ネアンデルタール人だけでなく、無文字を選択した人類のほとんどが、同じようなことを指摘しているのです。

無文字を選択した人類というのは大きくわけると三カ所に分かれています。
一つは、アフリカの多くの民族。
二つ目は、オーストラリアのアボリジニ。
そして、3つ目が北米インディアンです。

インカ帝国も文字を持っていましたが、その文字の共有が神官らだけに限定されていたということを考えると、中南米も四つ目の分類に入るかもしれません。また、イヌイットと呼ばれる北極圏に生きる人々も、日常生活的には無文字だと言えるでしょう。

アフリカの無文字の民族の一つ西アフリカのモシ族については川田順造さんが研究し、何冊も本を出しています。音楽で民族の歴史や経験を伝承しています。

北米インディアンのケースが面白いのは、文字化されていく極東を経ていったはずなのに、無文字を選んでいること、自分たちの歴史を「口承」で残したことです。

川田さんは無文字社会について「声」と「語り」が個性的であり、均質化されていないことを指摘しています。
北米インディアンの口承の語り部であるアンダーウッドさんは、語り部の力量について「3つの語り方ができること」と言っています。多様なモードで語れること、相手に合わせて語れることが、知恵の伝承においては大切だと指摘しています。

現生人類は文字化した人々と無文字を選択し続けた人々で構成されているのです。
プラトンは文字化することについて「表面的な博識者になる・ウソをつくようになる」というような課題があることを指摘していたと川田さんは言います。

まさしく、これは、いまの時代に、わたしたちが感じている社会的な課題ではないでしょうか? 知識が生活や生き方を豊かにすることに結びついていない教育。口先だけの嘘を着く社会。

もし、わたしたちが無文字で生きるということからの知恵に学ぼうとするなら、現生人類の前の人類、そして、あるいは歴史のどこかの段階で、どこかの地域で混交して生きていたかも知れないネアンデルタール人のコミュニケーションから学ぶというのはどうでしょうか?

それが『歌うネアンデルタール』のHmmmmなのです。

H Holistic 全体的で
m multi-modal 多様なモードを活用する
m musical 音楽的で
m manipulative 操作的で
m mimic 模倣的、(わたしは「ミラー」のような活動がこれにあたると感じています。)

全体言語主義(Whole Language Approach)というのはPLTの方法論の五つの理論的背景の一つにあげられています。

また、多様なモードでというのは「多重知能論」によって7つの知能として整理されているものに近いでしょう。

その他、音楽を共有する、いっしょに手を動かす、共振する、などは、多くのアクティビティに取り入れられている手法でもあるのです。

地球のいのちの歴史のすべてが、わたしたちの中にある。そして、そのいのちが、いま、あなたという形をとって、生きている。

人間っていいなあ。いいものも悪いものも、大切にしたいものも、変えたいものも、すべて、わたしたちの中にある。

わたしたちの中にある種に「水」をあげるのが人権研修。どの種を育てたい?それはなぜ?

セッションの最後は、軽く「傾聴」をして、次のセッションへ。今回は「傾聴」ではなく「広げる・深める相乗効果」を目指して、お互いからどん欲に学びあうコミュニケーションを探りました。そのため「傾聴」のトレーニングはスルーでしたね。


セッション2. 流れのあるプログラム「わたしの異和感についてみんなの頭で考える」
14:00-16:10
1. 「ニュースレター」を読む[個人作業→「わたしの異和感」の整理→ペアで共有]
2. それぞれの異和感を掘り下げる[「わかるvsわからない/同意するvs同意しない」の二次元軸、あるいは「わたしの異和感」なぜなぜなぜの分析図]
3. 「解放区」はないやろ! その異和感はどこから?
4. あなたならどうする? ニュースレターの発行者に手紙を書こう!
5. 慰安婦問題を取り巻くさまざまな立場
6. みんなの頭で考える流れのふりかえり、学んだこと・応用できること

その日の朝読んだ某団体のニュースレター。内容はともかく、見出しに使われていた言葉に「カチーーーン」。こうなると、人権研修のネタに。どんな流れを事前に考えていたとしても、「許せない」気持ちでぶっとんでしまう。
後で、あああ、ちょっと飛びすぎていたなあと、ふりかえるのだけれど、強く感情が動いているものは伝わりやすい。案ずるより生むが易しなのがホットなネタです。ドンマイ、ドンマイ! 使い古されたアンチョコ・ワークシートより、手書きのペーペー。ですよ。ライブなのは。



セッション3. ふりかえりと参加型学習の特徴とすすめ方
16:20-18:00
1.  「さまざまな感情」でふりかえる。


2. プログラムの流れを「流れのあるプログラム評価表」でふりかえる。四つの活動形態と活用のポイント。


3.  参加型学習の特徴

このセッションで新しかったのは、「さまざまな感情」でのふりかえりで共有された「学びを阻害するもの」こそが、学習者が価値観を揺さぶられ、とまどい、たたずみ、自分を守ろうと拒絶的になっている局面なのではないか、その時こそが最大の学びのポイントとなり得るのではないということでした。
「学びを促進するもの」にあげられているものは、確かに学びの場の条件を整えるものではありますし、参加しやすい条件でもあります。しかし、決してそのこと自体が学びのポイントにはならない。

その感情を感じている時の背景の価値観はなんだったのかをふりかえることで、学びを阻害しているものは、実は、自分の中にあることを知るのではないでしょうか。

ちょっとおもしろいですね。

さらにすすんで、それらの感情を「学びのバリア」と呼んで、セッション6の「残された課題」で再度考えることができたのは、とても良かったです。

「無関心の悪循環」を破ろうというのが、ERICの参加型の出発点です。これらの感情は「学びのバリア」ではありますが、無関心、無感情よりは、よいのではないでしょうか? 少なくとも、対策をたてることは可能ですよね。

セッション4 アクティビティ開発
9:00-11:10
1. 昨日のふりかえりと学んだことの共有
3つの学びと、新しい参加者に伝えたい・共有したいこと一つ
◎異和感を取り出すことで、学びにつながる
◎参加者の怒りもOK
◎名付けること 参加のバリアから学びのバリアへ
◎ネアンデルタール化
◎深める広げる相乗効果
◎サポーターシップ/リーダーシップ
◎めざせ「目からウロコ」

「めざせ満点アドボカシー社会」の共有

2. アクティビティ開発
異和感リストを洗い出す
12のものの見方・考え方とのかけ算
3. 経験学習の四段階、起承転結でプログラムの流れへと構成する





セッション5 アクティビティ実践
12:00-14:00
1. 人生BeHappy!
2. 「仕方ない」は仕方ない?

■プログラム評価の視点の共有

セッション6 ふりかえりと個人的行動計画
14:00-16:00
1. ジャーナルで二日間をふりかえる[個人作業]
2. 達成できたこと/残された課題[個人作業→全体共有]
3. 赤青緑のチームで「残された課題」を分担する。
赤 異和感を引き出す感性を磨くには?
青 Hmmmmを取り入れる
緑 学びのバリアを名付ける
4. 個人的行動計画・プログラム改善立案



■残された課題 3つ
➢赤 異和感を引き出す感性を磨くには?
➢青 Hmmmmを取り入れる
➢緑 学びのバリアを名付ける


➢赤 異和感を引き出す感性を磨くには?


□ネガティブな感情こそが大事  でも、保っていると不健康。工夫する。

➢青 Hmmmmを取り入れる



緑 学びのバリアを名付ける

実りの多い二日間でした。

■深めたい課題
➢学びのバリアの分類と名付け
➢学びのHmmmmを活かすアクティビティの分類と整理

PDFはこちらから
https://www.dropbox.com/s/ailm7hjgm4d5po5/ESDfc2015HR%E8%A8%98%E9%8C%B2.docx?dl=0


■学びのバリアに名付けてみた。
学びのバリアいろいろ

◎無関心の悪循環
◎社会的慣習・学びのスタイルについての思い込み
◎心のバリア・防衛心理
◎心の省エネ
◎からだの慣れ・生活習慣
◎自尊心
◎学び方を学んでいない
◎自信のなさ、セルフエスティームの低さ
◎自己決定への不安
◎差別する側、権力の側への馴化、同化による自己防衛
◎未知に対する恐怖心、変化への恐れ
◎学習性無力感

■フィードバック
佐藤です。
2日目だけの参加でしたが、皆さんとの学び合いの余韻が3時間半後の今も頭をめぐっています。
以下、特に印象に残っている5点を共有させて頂きます。

 1.配布された『いつでもESD! ファシリテーター・ハンドブック2015』が素敵です。A4版の質感が私好みです。

 2.そのハンドブックのp.50に記載されている個人的行動計画を使って、セッション6で計画した内容を現在、実践しています。強力な実現支援ツールです。

 3.先週、3日連続で体験学習した「ホワイトボード・ミーティング®」をペアワークで実践しました。オープン・クエッションやあいづちのフレーズを意識的に使うこと、3色のペンを目的合わせて使い分けること等、進め方が先週よりスムーズに出来た感がありました。
http://wbmf.info/whatwbm/

 4.地元で実施している両親学級で行っているダイヤモンド・ランキングの進め方への改善案を得たことは、予想外のうれしいお土産になりました。

 5.少人数でのワークショップには、安心しながらじっくりと学びを深め、広める心地よさがあると再確認できました。

明日からは、記録を見返し、読み返し、ふりかえりを随時おこなって、学びを血肉化してゆきます。
ハンドブックはしばらく常時携帯したいと思います。
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by eric-blog | 2015-09-28 20:23 | □研修プログラム | Comments(0)

わが家の母はビョーキです

わが家の母はビョーキです
中村ユキ、サンマーク出版、2008
2361冊目

2010年には続編が出ている。

統合失調症(2002年に名称が変更になったらしい)の母と4歳の時から暮らして来た体験をまとめたもの。

脳の病気である統合失調症は、薬や対症療法などで治癒するものだということ。

トーシツの人の幻聴や妄想は、鏡のようにまわりや人間関係を映している。
EE、批判・敵意・心配のしすぎなどExpressed Emotionが高いほど、再発率が高くなる。

心配事ややらなければならないことなどのプレッシャーが高いと不安定になり、追い込まれる。「大丈夫だよ」ということを繰り返し伝えること。

著者の場合も、百貨店勤務という安定した職を捨てたことが、母親の症状に影響したのではないかという。つまり、経済的な不安。そして、不定期的な働き方、締め切り間近のイライラなどが、鏡のように母の不安を強めていたのだ。

そして、ラッキーなことに、著者の結婚相手が介護士の職についたことで、経済的な安定と介護経験を通した経験値の高さが、家族関係を格段によくした、という物語。

これまでの30年はなんだったのだ?

正しい理解と対処法によって、こんなにも暮らしは変わる。

チョー楽天的な夫の出現によって、お母さんもハッピーになった。

例えば、こんなエピソード。

調子が悪くなった時、母がテーブルをこぶしでたたく。著者は「やめてよ、壊れるじゃない。いくらしたと思っているの?!」といらだつ。夫は「おかあさん、手が痛くなるんじゃない?心配だよ」と対応する。

何日も寝込んでしまう母にいらだつ著者。「サボリ」だと批判する。それに対して夫は「しんどくなったら寝ようねぇ」と対応する。

脳の病気のせいで、普通取捨選択して取り入れられる情報が、全部押し寄せてくるような状態になるのだという。考えただけでもこわいことだが、そのせいでとても疲れるのだとか。なるほど。

疲れたら、休む。なるほど。

たくさんの人の役に立つといいね。親子はどこか似ているから、反応が相乗的に激化するケースもあるはずだ。そこに第三者が入ることで、違う対応が生まれる。

そんな地域支援のネットワークも、活用できることを知っておくのも大事だね。

そんなお母さんも平成25年に他界。晩年がおだやかだったこと、読んでいてとても嬉しいでした。

東京新聞 2015年9月20日
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by eric-blog | 2015-09-24 13:12 | ■週5プロジェクト15 | Comments(0)

田中正造ツアー 2015シルバーウィーク

田中正造ツアー

■行程表
一日目 9/20
➢館林駅到着
➢昼食 自慢亭らーめん(佐野ラーメン)と餃子
➢田中正造記念館
➢雲龍寺、救現堂、新潟県阿賀野川からのお地蔵さん、6つの分骨の一カ所
➢佐野市郷土博物館
➢田中正造の生家、ザクロをいただく、240坪。県道を通すために7mほどセットバックさせられた。庭に砂利を敷いたのも、問題。
➢田中正造夫妻の墓
➢向いに子どもの頃通った塾
➢坂原さん自宅訪問、ガスで湧かす五右衛門風呂! 長屋門、600坪
➢旭館宿泊
二日目 9/21
➢渡良瀬遊水地
➢合同慰霊碑、1961年、268もの十九夜塔、庚申塔、仏像、墓石などを集めたもの、中にキリシタン仏像も。県知事。古いものは1660年。
➢ここから見ることのできる橋の二番目の柱のところに「庭田清四郎家」があった。現在は移転している。
➢谷中村有縁無縁一切精霊供養法要
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2015年9月20日 東京新聞

➢役場跡
➢昼食、おれの家(佐野らーめん系)、餃子
➢太田市足尾鉱毒展示資料室
➢祈念鉱毒根絶碑(割愛?)
➢原堆積場
➢足尾の町中
➢中才浄水場、地図にはどこにも出ていない。しかし、三段階の沈殿槽が連なる大きな施設である。古河が運営。
➢源五郎沢堆積場、3.11で液状化、倒壊
➢かじか荘宿泊
三日目 9/22
➢中国人殉難烈士慰霊塔、1973年建立。スズメバチの巣、線香台(今年の4月にはなかった)、中国の祖国独立のために戦った「烈士」ととして祀ることを提案した。
➢朝鮮人強制連行犠牲者慰霊塔
➢小滝抗口
➢小滝の里
➢製錬所跡
➢足尾ダム、植林地
➢カラミ投棄場(索道によって上から投棄)
カラミでレンガなども焼いている
http://yosuzumex.daa.jp/industrial_heritage/ashio/ashio_6.htm
➢松木村跡
墓石
➢龍蔵寺
松木村無縁仏を集めた塚、二カ所、
鉱夫の墓
➢銅親水公園
➢足尾環境学習センター
➢昼食、らぽーる
➢足利市で解散
以上についての資料コピー、10ページ

■資料
足尾銅山近代産業遺産MAP
谷中村有縁無縁一切精霊供養法要
➢岡安恒武「鉱毒地帯」
➢谷中村たより no.81

渡良瀬遊水地ガイドマップ ラムサール条約登録地 A3二つ折り
渡良瀬遊水地ガイドマップ 横長A4
明治の柩 チラシ
➢http://www.bungakuza.com/hitsugi/
➢http://t-toen.com/play/146.htm
太田市足尾鉱毒展示資料室
➢特別展示 丸木位里・俊絵「足尾鉱毒の図」第1部2部(全6部中)
➢http://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2009/2009ashio.htm
「祈念鉱毒根絶」の碑 毛里田期成同盟会会長 板橋明治
➢所在地: 太田市只上町(ただかり)1167
渡良瀬遊水地歴史自然ガイドマップ ラムサール湿地ネットわたらせ A23つ折り
田中正造大学入学案内 「田中正造を学ぶあなたに」 
➢出版部 〒327-0001 栃木県佐野市小中町932 坂原辰男
足尾環境学習センター 
第43回渡良瀬川鉱害シンポジウム 2015年8月30日
草木ダム 水質監視を水質分析室で行っている。曝気循環装置。
足尾銅山観光
たてばやしと鉱毒事件、館林市教育委員会文化振興課発行、H.21
田中正造没後100年記念事業 2013年10月13日
田中正造、佐野市郷土博物館、パンフレット
田中正造ゆかりの博物館、佐野市郷土博物館、パンフレット
田中正造に学ぶ会 会報No.199
足尾鉱毒事件 田中正造記念館 2015年度企画展「田中正造 カツ夫妻 54通の手紙から」
日本の近代産業発祥の地 産業遺産と環境学習のまち 足尾、100円、2006年、足尾町発行、p.6の間違いを訂正
足尾歴史館パンフレット



■文献・映画・演劇
大鹿卓、渡良瀬川:田中正造と直訴事件、河出書房、2013
明治の柩
小口一郎映画「鉱毒に追われて」
鉱山の仲間とともに、足尾、上岡健司
農薬いらずの庭づくり、反農薬東京グループ、2000年、嫌農薬権
赤貧洗うがごとき 田中正造と野に叫ぶ人々
水樹涼子、岸辺に生う 田中正造の生と死、随想舎、2013年
「襤褸の旗」http://movie.walkerplus.com/mv18068/
荒畑 寒村、谷中村滅亡史
立松和平、恩寵の谷
痛恨の山河:足尾銅山中国人強制連行の記録 増補改訂版 、猪瀬 建造、随想舎;宇都宮 1994.7
田中正造と足尾鉱毒事件を歩く、布川了
まんが田中正造 渡良瀬に生きる、水樹涼子、下野新聞社・佐野市郷土博物館、2012、1000円で佐野市郷土博物館にて購入
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by eric-blog | 2015-09-23 20:11 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

息の長い運動のための、運動におけるバーンアウトを回避

http://femqueerunit.wordpress.com/読み物ドキュメント/息の長い運動のための、運動におけるバーンアウ/

http://illcomm.exblog.jp/22202327/
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by eric-blog | 2015-09-23 12:48 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

田中正造大学 入学案内

2014年発行

フィールドガイド
見学モデルコース

など情報満載

300円
発行連絡先
佐野市小中町932 坂原辰男

田中正造について学びに現地を訪ねる
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なら、入門として最善!

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by eric-blog | 2015-09-21 11:25 | Comments(0)

『 「戦争経済」 復活を拒否する 』  論点整理の一つとして

『 「戦争経済」 復活を拒否する 』

田中優の'持続する志' より
http://tanakayu.blogspot.jp/2014/10/blog-post_53.html

■戦争待望論

 「朝鮮特需」を聞いたことがあるだろうか。戦後の復興期、焼け野原とな
った日本の復興のきっかけになったのが、1950年の朝鮮戦争と言われる。
そのため在朝鮮と在日アメリカ軍が日本に大量の物資とサービスを発注し
た。

 1950年から1952年までの3年間で10億ドル、1955年までの間接特需として
36億ドル、しかも一ドル360円で大卒初任給が8000円だった時代だ。この需
要によって日本の景気は一気に上向きになった。そのため長く、景気が下が
ると戦争待望論が出されていた。今なお経済界の保守系委員などから戦争待
望論が、出される。

 今の安倍政権が期待しているのはそれなのではないかという疑念が消えな
い。「失業が増えるなら戦争で軍需を、景気が停滞するなら戦争で回復を」
という考え方だ。事実今年6月、戦後初で日本の防衛企業14社が国際兵器
見本市「ユーロサトリ」に参加した。そこに武田防衛副大臣が出かけて行
き、「持っている軍事力を発揮できる環境を安倍首相が作ったのだから、
それを生かして成長していっていただきたい」と述べている。
「兵器見本市」を生かして成長するのは軍需企業以外あり得ない。


■加害する国へ

 今年7月、イスラエルによるパレスチナの虐殺が始まった。戦争と呼ぶに
は死者数が比較にならないほど違う。8月1日時点でイスラエル兵士50人に対
して、パレスチナはガザ地区で1340人、西岸地区で13人(8月13日では2000
人弱)。パレスチナ被害者のほとんどが民間人(多くは子ども)となって
いる。

 パレスチナの人々から接収した土地に住むイスラエルの入植者たちは攻
撃が始まると離れた土地に避難した。しかしパレスチナは8メートルの壁
に囲われて逃げ場がない。国連の敷地に逃げ込んだ人たちも建物ごと爆撃
され、14人の子どもが亡くなった。

 国境は封鎖され、物資が届かない上に唯一の発電所すら爆破された。
民間人の殺戮や国連、救急車、公共インフラの爆撃は、戦時国際法と人権
条約によって禁止されているのにお構いなしだ。国連で「イスラエル非難
決議」が可決されたが、支援するアメリカは唯一反対し、日本は棄権して
しまった。


 これまでは日本に関係のない「戦争」だったろうが、これからは違って
しまう。安倍政権は2014年3月、アメリカの進めるF-35次世代戦闘機開発に
資金を出すことにし、武器輸出三原則の例外として三菱重工の参加を認め
た。

 4月には武器禁輸政策を「防衛装備移転三原則」に変え、最初に「PAC
2(迎撃ミサイル「パトリオット」)」に適用して自由に輸出できるよう
にした。ミサイル部品はアメリカにパテントがあるため、目的外使用や第
三国への再輸出の事前同意を定めた三原則の例外となっている。

 つまりアメリカの判断だけで他国にも輸出できるのだ。そのアメリカの
最大援助供与国がイスラエルで、多くが軍事援助だ。イスラエルは新たな
武器の実験場としてパレスチナを使っている。今回も「DIME弾」という人
間を粉々にしてしまう兵器を使った。これまでの無人爆撃機に加え、動く
ものすべてを機銃掃射する無人小銃を設置した。

 未来は無人武器が残って、動くものすべてが抹殺される世界になる。
そこに精度の高い日本の通信技術が使われる。


 現実に2012年従来からの世界100大軍需企業の日本の常連5社に加えて、
「DSN」がランクインした。同社は「スカパーJSAT、NEC、NTTコミュニケー
ションズ」の3社の共同出資会社で、衛星通信を得意とする。

 三菱重工・三菱電機・川崎重工・東芝・IHI・NECなどの大軍需企業
は、自民党に多額の政治献金をし、見返りのように安倍首相の外遊に同行し
て各国と合意を取りつけた。これまで日本の軍需企業は「エンジン、ミサイ
ル、爆撃機、軍艦」のような、「重工」が主流だった。しかし今後伸びそう
なのがDSNのような通信・衛星技術だ。日本の兵器の精度は高いのだ。

 世界の兵器が「Made in JAPAN」になるかもしれない。世界の軍需企業の
受注額が減少する中で、ロシア企業に次いで日本の軍需企業だけが増額して
いる。アメリカがあまりの開発費の高さに持て余しているF-35を日本が分担
し、三菱重工が共同開発に参加した。このF-35はすでにイスラエルが購入を
予定している。


■戦争経済を拒否する


 これまで日本の軍需企業は兵器を作ってはいても、企業全体の売り上げの
10%を超えることはなかった。しかしアメリカの軍需企業は売り上げの8割
が兵器だ。アメリカの軍需企業は平時ですら全被雇用者の5%を雇っていて、
戦時になると30%を超す。いわば戦争が「公共事業」となっているのだ。
日本の公共事業の問題どころではない。アメリカの公共事業は「ヒトを殺す
こと」になってしまっているのだ。

 日本は戦前、経済界が必要とする資源獲得のために戦争し、軍需企業はさ
らに拡大していった。安倍政権は自らが憲法に縛られるべき行政の長だとい
うのに、内閣の勝手な解釈で集団的自衛権を認めようとした。これは憲法違
反で本来無効だが、今の政権に理論は通らない。アメリカに従属し、軍需の
おこぼれに預ろうとしているようだ。F-35に搭載するミサイルについてもイ
ギリスと共同開発を進めている。それはイスラエルに配備される予定なのだ。


 人々の血に染まった経済で潤う社会は幸せだろうか。このままでは日本の
軍需企業の売り上げの大半が兵器になる時代も近いだろう。多くの人が兵器
生産に携わり、「雇用を考えたら否定できない」などと今の公共事業のよう
に多くの人が語るようになるだろう。これが「戦争経済」だ。戦争経済にな
ることを今ならまだ拒否できる。自衛隊が人々のためと自衛に努め、兵器産
業の兵器比率が10%を超えない今なら。


 一方で私たちが自立した経済を作れるといい。営利目的の企業は本質的に、
利益のためなら残虐なこともする。無人爆撃機と無人小銃だけが残る世界は
悪夢だ。

 戦争経済を拒否するために、透徹した意志と現実を見抜く力が求められて
いる。


( 川崎市職員労働組合様へ寄稿したものを、好意を得て転載しています。)


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  ●より詳しい情報は、こちらをご参考ください●


7月30日に発行しました田中優有料・活動支援版メルマガ
「田中優の未来レポート」より

【第70号:脱「戦争経済」】をご覧ください!
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by eric-blog | 2015-09-19 10:40 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

持続可能な社会の創造のために環境教育・ESDにとりくんできた者として

阿部治さんのFacebookより

安保関連法案の強行採決に断固反対します。
政府与党は今日の地方公聴会終了後、安保関連法案の審議打ち切り・強行採決をするとしています。元々が解釈改憲・違憲であり法案として体をなしていない安保法案ですが、審議をすればするほどでたらめな内容であることが明らかになってきました。もはや廃案しかないなかでの暴挙であり、許すことができません。今日・明日は私たち日本人にとって今や空気のようになった平和や基本的人権・民主主義の終わりの始まりになるかもしれません。これまでもこ何度か足を運んでいますが、今日も国会前の集会に参加します。連日、子連れの若い母親たちも含めて、全国から老若男女が国会前に集まって抗議行動を行っています。集会の場でシールズなどの若者たちの活動に触れる中で未来への希望を感じています。国会前に来れない人たちは地域で抗議集会やデモを展開しています。残念ながらNHKを筆頭に多くの主要メディアは意図的に偏向報道をし、これらの動きを報じていません。
この間、大学教員が中心となり、安保関連法案に反対する学者の会を立ち上げ14000名ほどの研究者が賛同署名をしています。また全国100大学ほどで教員らによる反対する有志の会が設立されています。立教も7月末に安保法案に反対する立教人の会を広範な教職員の賛同のもと、チャペル(教会)での司祭による祈りの中で設立集会を行いました。二度と教え子を戦争に送らないという設立趣旨への賛同者は1300人を超えています。8月末には、立教・上智などミッション系の大学有志が共同で安保関連法案に反対する集会を開催しましたが、ここには宗派を超えて主なミッション系大学が集いました。
特定秘密保護法に始まり、マイナンバー制度、国立大学での人文社会系学部の廃止、解釈改憲による安保関連法・・・・これらは国民を管理し、従属させ、戦争する国へとつくりかえる明確な意図のもとになされているように思えてなりません。今問題となっている辺野古基地建設とも絡めてとらえなくてはなりません。先週のゼミ合宿で滞在した沖縄国頭村のやんばるの森で昼夜にわたるオスプレイを用いた米軍の訓練を目撃しましたが、沖縄の置かれている状況や沖縄県民の思いを本土に住む私たちは共有しなければなりません。
(世代内、世代間、種間の3つの公正に基づく)持続可能な社会の創造のために環境教育・ESDにとりくんできた者として私は安保関連法案に断固反対します!!
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by eric-blog | 2015-09-19 10:22 | ☆よりよい質の教育へBQOE | Comments(0)

買い物は投票なんだよ(・∀・)ノ

『買い物は投票なんだよ(・∀・)ノ』

私たちは気づき始めた
私たちは知り始めた
『命より、子どもたちの未来より、
お金が優先される力が世の中にはたらいていることを』
私たちは考え始めた
私たちは動き始めた
『私たちの毎日の選択で
子どもたちの未来をつくっていけることを』
いのちよりお金が優先された商品や企業を
《選択しない》ことができるよ(・o・)ノ
体のこと、地球のこと
子どもたちの未来のことを考えてくれる人やお店を
《選択する》ことができるよ(・o・)ノ
そう
『買い物は投票なんだよ(・∀・)人(・∀・)』

からころ堂
新潟県 上越市
岩木2105-38

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***********************

すてきなポスターをありがとう。
すてきなメッセージをありがとう。

入手希望の方は、ぜひからころ堂に連絡してくださいね。

昨日、参議院我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会で、安保関連法案が可決された。本日にも本会議に送られ、成立する見通し。

わたしの話を少し。

買い物は投票なんだよ、ということにいちばん最初に気づいたのは
森永ヒ素ミルク関連不買運動の時だった。いわゆるボイコットだ。

こんなページがあることを初めて知ったけれど、運動は1955年、わたしが生まれた年から始まっている。
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hubai-history-framepage.htm

わたしの母は、よく言っていた。「うちが貧乏でよかったなあ。
ミルク買うお金がなかったから、ヒ素ミルクも飲ませることがなかった。」と

事件はわたしが生まれた年のことだった。

いまとなっては母乳が見直されているけれど、
http://www.thestranger.com/features/feature/2015/08/26/22755273/the-more-i-learn-about-breast-milk-the-more-amazed-i-am
当時、粉ミルクは羨望とともに、消費文化を牽引していたのだ。

わたしが森永ボイコットを知ったのは大学生にもなってからだったのだけれど、
当時山歩きに出かけて、山のてっぺんの自動販売機が森永牛乳だったことに、
いたく感銘を受けたことを覚えている。そうか、企業は追いつめられれば、どこへでも販路を見いだすのだなあと。

その後、母乳が復権し、そして、当然企業は情報弱者、消費文化への羨望がいまだに生きていた途上国へと販路を拡大した。

『消費は投票』

次にやってきたのは、ボイコットではなく、「バイコット」とでも言うべき運動だ。


大学院を卒業し東京で暮らし始めたわたしは、東京で有機野菜玄米定食屋「おおきなかぶ」でアルバイトを始めた。公害反対運動をリードした田尻 宗昭さんにお会いしたのも、この店で、だった。

http://www5.city.yokkaichi.mie.jp/secure/46046/kihonkousou.pdf

ここでは、すべてが「バイコット」買うことで生産者を支えるものであり、生産から消費までを意識して生きることが食べ物と直結していた。

三里塚支援のワンパックは、成田闘争を戦っている農民たちを支援するものだった。家族三人では食べきることができないほどだったし、虫がついている葉ものや、枝ごと入れられてくる枝豆、無農薬の野菜たちは、都会育ちのわたしには、おもしろかった。

共同購入がバイコットにさらに数の力を導入した。みんなの牛乳などによって、流通も変わって来た。

そんな流れで、バブルによる土地騰貴に追われるように、遠くへ遠くへと行かざるを得なかった埼玉県小川町への引っ越しもるんるんだった。通勤は大変だったけれど。

すでに合成洗剤使わない歴、数十年。シャンプー・リンスも限定的。
玄米食も数十年。

と、そうこうするうちに、スーパーでも有機野菜が買えるようになり、その他の商品も、冷凍・加工技術の向上により、合成保存料なども無縁になり・・・。

次にやってきたのがフェアトレードだった。

南アフリカ支援やシャプラニールやアムネスティなど。
チョコレート、コーヒーなど。

そんなこんなの歴史と試行錯誤の上のいまなんだなあと。

テーゲーではあるが、思考停止に陥ることだけはないように、これからも「買い物で投票」人生、続くんだろうなあ。

広がれ! 広がれ! Thoughtful Foods!
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by eric-blog | 2015-09-18 14:18 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)