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領土とナショナリズム 民族派と非国民派の対話

領土とナショナリズム 民族派と非国民派の対話
前田朗、木村三浩、三一書房、2013
2318冊目

前田さんが「非国民」という授業を持っている東京造形大学で、対談という形で三回連続の講義を行ったものの記録。

鈴木邦夫さんも好きだったが、木村さんもいい。議論できる右翼。

在特会をきっちり批判。

以下、わたしがこの本を読んで理解したことだ。

民族派というのは、近代国家が成立する中で、諸民族が統一されていき、国民化していくプロセスで生まれて来たもので、結果としての「国家」「国民」の統一を強化することを目的にしている。

その過程で、日本においてはアイヌ民族、沖縄民族などの人達が統一された。彼らが奪われたものについては、木村さんはとても共感的。現場主義の人だから、とても篤い。

領土問題も近代国民国家統合の問題。しっかり闘い取る必要がある。譲れない。

慰安婦問題については、国民基金の枠組みで解決できたはず。

==========

わたし自身は「近代国民国家」は、人間化する必要があると考えている。

近代の第三段階の発展「ヒューマニティ」「人間味の回復」が大切。
(参照『近代とは何か その隠されたアジェンダ』スティーヴン・トゥールミン、法政大学出版局、2001 、藤村龍雄さんあとがき解説より)

では、近代とは何か。

近代の特徴は次のようなものだと言える。
○国民国家
○法治主義
○民主主義
○資本主義経済
○近代科学
○科学技術産業社会

法治主義や民主主義に合意しない諸国家もあるが、ロールズが「万民の法」で共存の原則を明確にしているので、わたしは含めることにしている。
http://ericweblog.exblog.jp/778955/

ということで、右翼は「国民国家」の枠組みに固執する立場の人のことであることがわかった。
そして、わたしは「非国民」派でもないことも。
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by eric-blog | 2014-09-30 11:41 | ■週5プロジェクト14 | Comments(0)

ESDとNGO調査研究インタビューと環境教育推進の枠組み

外務省委託「ESDとNGO」調査研究
実施者: 名古屋NGOセンター

【これまでのESD推進の取組について】
二つ指摘したいと思います。一つはOECDの教育研究センターが出した『学習の本質』です。何が「よい学び」であるのかについて国際的な合意形成が出来上がって来ています。まとめると
○知識・理解・態度・行動などが「生きて働く力」として発揮される「コンピテンシー」を伸ばすことが求められている。
○そのために集団的で実践的な学びが推奨されている。
○サービス学習など、コミュニティにかかわる学びも含まれる。

さらに、日本のJICAと国立教育政策研究所の最近の共同研究では、「国際教育」はこれらの最新の学習理論にかなった学習を提案・実践してきていることが示されています。
http://ericweblog.exblog.jp/20042446/
http://ericweblog.exblog.jp/19552099/

つまり、国際教育とこの共同研究がまとめている「国際理解教育」「開発教育」「環境教育」「ESD」などは、現在求められている学力に応えるものであったことが示されて来ているということです。

国際教育は、現在の学力観にかなった実践である。

ということです。

もう一点は、ではそのような教育実践を推進するために、どんなことがなされるべきかということです。それについては、ERICが1995年(もう20年も前ですよ!)に翻訳したものが、いちばん素晴らしいと思います。

これは、全米環境教育連盟NAAEEなどが全米調査をした結果を分析して、「どんなことをしている州や郡が環境教育の推進に成功しているかを明らかにしました。結果は「人・もの・金・情報」というような、ごく当たり前の要素ではありますが、参考になると思います。
ERICでは、それらの要素を分かりやすく5つに分類して、推進の要素として考えてきました。(『いっしょにESD!』p.37参照)

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まともに推進を考えるのであれば、これらの要素について検討し、不足なものを手当し、すすめるべきです。

しかし、今年のESDフィーバーは、昨年10月に政府が出した「ESD推進加速化」の方針の元、「多様な主体が参加する」という特色を打ち出して、なんでもかんでもESDの旗印の下に実践を寄せ集めたものでしかない。

http://ericweblog.exblog.jp/20203986/

お恥ずかしい限りです。こんなモックアップにNGOのみならず、多様な省庁がかり出されている。まともにすすめる気があるのかと疑ってしまいます。

この調査も外務省が行っているわけですよね。

ESDの推進の枠組みがなってない。

なぜこんなとこになるのか。NGOの実力がない。つまり、NGOも行政からの助成金でなりたっているので、行政が政治的に動くと、それにつれて動いてしまい、独立性が担保されない状態にあるからです。

【課題は何か】

民主体制の不備

民主体制を整えることが必要です。フィシュキンは、「民主体制を考えるときに、四つの要素が満たされているかどうかを考えること」を提案しています。

http://ericweblog.exblog.jp/17649896/

平等、参加、熟議、非専制です。

議会制民主主義だけで、民主体制が満たされていると考えることはできません。では、それをどのように補完する形をつくるのか。日本ではまともにその議論がなされていません。たった17%の支持しかない政党が、政権をとって、なんの民主体制の保証もない諮問機関などを活用して、恣意的に政策を決定している。

特に、教育関係の政策がひどい。
○国立大学の学長の権限強化
○国立大学から教養、文系、教員養成などをなくしていく
○道徳教育の強化

などです。

そのような教育政策も、非民主的な体制で決定されてるのです。

ESDの前に問われるべきは、わたしたちは民主体制によって、この国を動かして行きたいのかどうかという事態になっているのではないでしょうか。


【参考】
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『環境教育推進ハンドブック』アビー・ラスキー、リチャード・ウィルケ、ERIC国際理解教育センター、1995
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by eric-blog | 2014-09-30 11:02 | ☆よりよい質の教育へBQOE | Comments(0)

1. 家庭学習ファシリテーション ERICニュース405号より

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ERIC NEWS 405号 ともによりよい質の教育をめざして 2014年9月29日
With ERIC
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(文責:佐藤宏幸)

1日遅れのERIC NEWS With ERICをご覧下さい。

◆◇◆ 目次 ◆◇◆

1. 家庭学習ファシリテーション
2. よりよい質のファシリテーションのための点検の視点
3. at ERIC主催研修ESDファシリテーターズ・カレッジ2014年度日程
4. ご寄付のお願い

◆◇◆1. 家庭学習ファシリテーション ◆◇◆

小学1年生の娘は2学期から「じがくノート」の記入が毎日の宿題となっています。「自虐」と聞こえたので、どんな意味なのかを本人に尋ねてみると「自由に学習したことを記入する帳面」だといいます。ノルマは2ページ468字まで。習ったひらがな、カタカナ、漢字の書き取りの練習が主目的のようで、動物や花、野菜の名前を書いていました。

「じかく」をネットで調べてみると、自分でテーマを決めて自分で調べ、ノートにまとめることのようで、自己学習や自由学習の「自学」なのだと理解しました。とすれば、一日一回のテーマ学習とも言え、ならばERICのやり方を応用すれば楽しく「じがく」できるなと感じました。そう、With ERICの実践です。

まずは、近くの梨園でのことを「じがく」したらと提案しました。
娘は、6種類の梨の名前のスタンプを販売所のおじさんが紙に押しながら説明しくれたことが楽しく、また梨の名前も覚えることができてうれしかったようです。その日の「じがく」の成果は次の通りです。

==========
なしのしゅるい
こうすいをたべると、しあせになる。
ほうすいをたべると、ゆたかになる。
にっこりをたべると、にっこりする。
ほかにも、あさづきやきらり、にいたかのしゅるいがある、とあきやまかじゅえんのおじさんがおしえてくれた。
おわり
==========

その後、「だいどころのせかいたんけん げんざんこくはどこ」、「ヒクイドリのとくちょう」、「じがくのーとのうた」などを一緒に調べたり、アイディアを出し合いながら一緒に「じがく」しました。
娘に感想を聞いたところ、
 ● 「遊んでいると思っていたら、お勉強している」
 ● 「2つのお勉強を一緒にやっているみたい」
 ● 「一人より二人でお勉強した方が楽しい」
と、肯定的な反応でした。

昨日は図書館の人にインタビューを行いました。
まず家で、何を質問するか、どこにどんなふうに記録するか、どんな回答があるか、どんな風に自己紹介するか等、考えました。
クリップボードを用意したり、インタビューで自分の話す部分をメモしたり、そのメモに回答を書く欄をつくったり、わたしを持ち物係に任命したり、最後にインタビューのリハーサルを2回おこない、図書館に向いました。
この準備作業は、ERICで経験したPRA研修街頭調査の時と同じ様でした。
以下、「じがく」の成果です。

==========
インタビュー
はじめてインタビューをしました。こがとしょかんではたらいているふたりの人にきいてみました。
きいたことは、「どうしてとしょかんではたらきたいとおもったんですか」です。
けっかは、ふたりともほんがすきだからでした。それでとくにどんなほんがすきですかとききました。
さいしょの人は、すいりしょうせつといいました。それは、「わるい人をつかまえるはなしだったり、なぞときのはなしだよ!」とおしえてくれました。
ふたりめの人は、「ファンタジーがすき」だといいました。ファンタジーとは、「まほうのこととかがかいてあるほんです。」とおしえてくれました。
ふりかえりとして
1.ドキドキしてどうしてもよくいえなかったのでこんどはちゃんといいたい。でも、ほんとうはしんぞうがとびでそうでした。
2.これからは、しんぞうがとびでないように100かいくらいれんしゅうしてからやりたいとおもいます。
おわり
==========

ERICのアイディアと共に、ファシリテーションを実践する場所は無限ですね。
また、ERICのテキストには、「じがく」を楽しく、意味深いものにするヒントがたくさん書かれているだろうと思います。早々にチェックです。

◆◇◆2. よりよい質のファシリテーションのための点検の視点 ◆◇◆

この夏、ジョン・ケラーという人の学習動機づけのモデルARCS(アークス)を知ったことで、「じがく」をファシリテーションを手軽にチェックでき重宝しています。

ARCS(アークス)
Attention 注意を引きつける
Relevance 関連性を持たせる
Confidence 自信を持たせる
Satisfaction 満足感を持たせる

応用としては、娘に「じがく」のネタを提案する時、テーマや調べる方法や表現方法を面白いと思うか、楽しいと思うかを考えます。(Attention)。
次に、他の教科との関連や、現実世界と結びつけることができるか(Relevance)を、さらに、自分で調べて、自分のやり方でまとめることでき自信を持つことがの出来るか(Confidence)を考えます。最後に、成功体験となってやってよかったと満足してもらえるか(Satisfaction)を考えます。
ARCS(アークス)は事前ばかりでなく、時中、事後の段階にもふりかえりの視点となります。モニタリングや評価の視点に使えます。これは相手の理解や気持ちに沿ったファシリテーションのための改善につながると考えています。

9月14日発行のERIC NEWS403号で紹介されたERICという略称が経験学習の説明にぴったりという「ERIC経験学習指導の四段階」もそのひとつです。

ERIC経験学習の四段階
 Experience  体験する
 Reflect    ふりかえる
 Interpret  解釈する・一般化する
 Connect to Challenge and change 行動変容につなげる
 
http://ericweblog.exblog.jp/20158780にあるようにデイビット・コルブのラーニング・サイクルやORIDを援用したこのERIC「経験学習の四段階」をわたしは好きです。
わたしは気に入っている点は2つです。
ひとつはInterpret。ORIDクエッションの三番目の質問Interpretive Questionsに登場する「解釈する」という用語の方が、コルブが言うところの「Generalization 一般化」よりもわかりやすい言葉と感じます。
二つ目は、Connectという言葉。コルブは応用(Application)という抽象的な言葉を使っていますが、つなげる(Connect)という言葉によりイメージのしやすさや説明のしやすさを感じます。

家庭での娘へのファシリテーションから教訓を紡ぎ、大人の学び合いでのファシリテーションにつなげたいと思いました。
よりよい質のファシリテーション実践のために、様々な点検の視点を集めたいと思いました。
ERICのテキストにも様々な点検の視点が紹介されているでしょう。早々にチェックです。

今日もwith ERIC!

◆◇◆ 3. at ERIC主催研修ESDファシリテーターズ・カレッジ2014年度日程 ◆◇◆

 ■2014年(平成26年)6月28日29日 国際理解(終了しました。) http://ericweblog.exblog.jp/19968319
 ■2014年(平成26年)7月26日27日 PLT木と学ぼう・環境(終了しました。) http://ericweblog.exblog.jp/20045012
 ■2014年(平成26年)9月27日28日人権(終了しました。) 
 ■2014年(平成26年)10月25日26日スキル対立から学ぼう
 ■2015年(平成27年)2月22日23日スキル未来を学ぼう
 ■2015年3月(平成27年)予定TEST教育力向上講座

来月25日(土)・26日(日)の「対立から学ぼう」へのご参加をお持ちしています。申込書(主催研修共通)は、ERICホームページのトップページからアクセスできます。http://eric-net.org/

ホームページからもお申込みできるようにいたしました。ぜひご活用ください。
https://docs.google.com/forms/d/1Gy4r-VsswKJX-lP9X6c0ryWqp1OFm9OeY2lbG9aYphg/viewform
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by eric-blog | 2014-09-29 17:54 | ERICニュース | Comments(0)

atERIC2014HR記録 主催研修 ESDファシリテーターズ・カレッジ テーマ「人権」

atERIC2014HR記録 主催研修 ESDファシリテーターズ・カレッジ
テーマ「人権」
2014年9月27日28日 
12時間研修 ファシリテーター養成コース

参加者: 5名 スタッフ:2名

セッション1 共通基盤づくり
11:00-13:00
1. オトコとオンナ、互いにどんなことを思っているか?
以下の本が10月16日に発売されます。ネットから入手することができた5種類を活用して、自己紹介。[個人作業→全体共有]
『オトコとオンナが出会うとき』
Yang Liu. Man meets Woman
http://ericweblog.exblog.jp/20218550/

2. 「やる気がない」ファシリテーターの自己紹介に続いて、一人ひとりが「やる気がない」ということについての連想図を描く。ペアで共有する。

3. 全体共有を板書

4. 傾聴
  心とからだ、頭を集中させる

5. 話し合いの心がけ「コミュニティにおける人権侵害のない話し合いの場の条件」
やたらと難しい課題を提起したけれど、出てきた項目は、いつもと同じようなものだった。しかし、もっとも共有されたのは「不安」というキーワードであったのが、おもしろい。



セッション2 流れのあるプログラムの体験「これからのコミュニケーション」
14:00-16:00
1. 差別用語の基礎知識 [ペア作業5’]
2. 用語の分類[ペア作業5’] → 全体共有

3. ノートテイキング[個人作業1’]
4. インタビュー[各2’]
5. 気づいたこと3つ[ペア2’]
6. 全体共有
7. ミニレクチャー「日本語のコミュニケーションの特徴」
8. 過去型・未来型のコミュニケーションの特徴についての共有

9. 変えたいもの・変えれないもの[グループ作業5’]

セッション3 ふりかえりとまとめ
16:10-18:00
1. セッション2の最後のアクティビティの共有[〜16:25]

2. 流れのあるプログラムを「アクティビティ実践評価表」でふりかえり
3. 全体共有「活動形態のHowとWhy」を分析する




ERIC 経験学習の4つの視点から「プログラム」をふりかえる。

「ふりかえり」から「解釈」への段階で「飛躍」があった。
差別用語についての理解はあったが、差別用語を改善しないとどうなるかということの理解が十分だったとは言えない。そこにもう一てま、分析を加える必要があったのではないか。

4. 流れのあるプログラム改善[グループ作業 10’]
二つのグループ
○積極的に「変えたい」人々グループ
○「変えられない」と思っている人々グループ「差別用語を放置するとコミュニティはどうなるか」の連想図

5. 全体共有
17:40〜
6. アクティビティ[=ハンズオン×12のものの見方・考え方]づくり[個人作業7’]

セッション4 アクティビティ開発
9:00-11:30
1. タッピングタッチでリラックス
2. 12のものの見方・考え方ステーションめぐり[ペア作業で20’×3]
3. 全体共有 
  「支配したい人の「満たされたいもの」重みづけ分析」
[休憩]
4. 教室の中の世界 「公正さとしての正義」を伝える

セッション5 プログラム評価
12:30-14:20
1. プログラム改善立案表 「アダプト・流れのあるプログラム」
『いっしょに考えて!人権』『いっしょにすすめよう!人権』のテキストから、どれかのプログラムを選んで、「改善立案表」を活用しつつ、流れのあるプログラムを作って行く。
○子どもの権利→女性・子どもに対する暴力
○差別のある社会の意識化と脱学習→ビヨンド・ステレスタイプ
○セルフ・エスティーム
○人間の求めるもの
2. プログラムの共有および改善のアイデア出し

セッション6 ふりかえりと個人的行動計画
14:30-16:00
1. 「わたしの学び」をドキュメンテーションする
スウェーデン保育で大切にされているもの「テーマ学習」と「ドキュメンテーション」
http://ericweblog.exblog.jp/20225439/
ドキュメンテーションというのは「学びの見える化」。教師が子どもの学びを記録し、親に共有できもものにするのだが、その編集に子どもも参加するということ。
わたしたちは大人なので、「自分の学びをドキュメンテーション」することにした。

とりあえず項目としては、「目標」「観察」「学び」「次の学び」「実践に活かす」

2. 全体共有



3. 評価のハナマル

4. 修了証

5. マッサージはメッセージ


記録のPDFはこちらから:

https://www.dropbox.com/s/oirlnn171mgvt26/atERIC2014HR%E8%A8%98%E9%8C%B2.pdf?dl=0
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by eric-blog | 2014-09-29 17:12 | □研修プログラム | Comments(0)

愛国の技法 神国日本の愛のかたち アクティビティ付き

愛国の技法 神国日本の愛のかたち
早川タダノリ、青弓社、2014
2317冊目

読むというよりは、眺めるだけでもよい、早川さんの本。
合同出版からも『神国日本のトンデモ血栓生活』を出している。

「洗脳」以外の情報の出し方を、知らないのだなあと、つくづく思う。

見出しだけでも十分楽しめる。で、プロパガンダについてのアクティビティを作ってみた。

■アクティビティ「プロパガンダ的日常生活をデザインしよう」

1. 一方的な刷り込みのことを「プロパガンダ」と呼びます。propagate、支えるとか支柱という意味のpropから来ているようです。
「人権尊重社会をつくろう」というメッセージを一方的に刷り込もうとしている社会を、デザインしてみましょう。
ある町を想定して、経路分析/トランセクト図で書いてみましょう。

グループ作業 「人権尊重の町 経路分析」



2. 自分たちの町の「人権刷り込み図」を、以下のものを参考にして、比較してみましょう。

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人権尊重刷り込み                 「愛国」の技法 目次

共通点・異質点


3. 人権教育のあるべき姿を考えてみましょう。



■原発ユートピア日本
早川タダノリ、合同出版、2014
2318冊目

■神国日本のトンデモ決戦生活
ちくま文庫、2014年、単行本は2010年合同出版版の方がおすすめ。

■虚構の皇国blog 
http://d.hatena.ne.jp/tadanorih/
もぜひ!

早川さんの戦前の虚構と欺瞞を洗い出している活動は、とても貴重。
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by eric-blog | 2014-09-29 12:47 | ■週5プロジェクト14 | Comments(0)

視覚障害者の人権 

双方をあたたかく見守る、危ない場面ではアシストする、そんな市民社会にしていく必要があるということだね。

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今、「責任能力を問えない人」の犯罪防止に何が足りないか(概略)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/miwayoshiko/20140924-00039371/
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by eric-blog | 2014-09-29 11:49 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

この子たちがいずれ読ん だらいいなと思う本

韓 哲秀さんより

うちの子どもたちは結構な本好きで、
親としてはとても嬉しく思っている。
サンホは今少年向けの三国志を読ん
でいるが、この子たちがいずれ読ん
だらいいなと思う本を思いつくまま
まとめてみた。
 
『蝦夷地別件』(船戸与一)
『野性の呼び声』(ジャック・ロンドン)
『喋る馬』(バーナード・マラマッド)
『アースダイバー』(中沢新一)
『ガダラの豚』(中島らも)
『ヨーロッパ退屈日記』(伊丹十三)
『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)
『影武者徳川家康』(隆慶一郎)
『日本という国』(小熊英二)
『孔子伝』(白川静)
『にんじん』(ルナール)
『外套』(ゴーゴリ)
『ハングルへの旅』(茨木のり子)
 
『順伊おばさん』 (玄 基榮)
ウリサラムの本が少ないのが、僕の限界
です。
金石範さんの『火山島』は読んだらこの
リストに加えたいと思います。いつに
なるやら分かりませんけど。
 
若いうちに読んどいた方がいいよという
ご推薦があれば、ぜひコメントください。

==========
Junko Nagata ワタシは植村直己さんの冒険本
--------
申 仁燮 北方謙三「水滸伝」三部作
椎名誠「あやしい探検隊」シリーズ
佐藤賢一「二人のガスコン」
宮本輝「流転の海」シリーズ
---------
李 英相 15年以上前「太白山脈」、「土地」は日本語訳で読みましたよ。「火山島」は知り合いや大学の友だちに体験者やその家族がいるのに知らずにいた4.3事件を知るきっかけになりました。子供が成長するにつれ本を勧められる親っていいですね。宮沢賢治や「チボー家の人々」の子供向け「ジャックチボー(?)」でしたか、こんなのがいいと思いますね。
--------
佐々木 拓次郎 ヴィクトル・ユーゴーの「あぁ、無情」(元は、レ・ミゼラブル)はお勧めしたいです。。
「はだしのゲン」
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漫画も『ダイヤのA』
------
梁 梨愛 『ぼくがぼくであること』山中恒!
-----
MyongSu Ko パール・バック《大地》全四巻
10代20代40代に読んで
その度に違う感銘を受けました。
==============

「いずれ」というところがよいよね。

これまで2300冊を越えて紹介してきたけれど、ホントウに「読んで欲しい」本のリストを作ってみようかなあ。

『正義論』ははずせないだろうなあ。
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by eric-blog | 2014-09-26 13:48 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(2)

これでわかった! 内閣法制局 法の番人か? 権力の侍女か?

これでわかった! 内閣法制局 法の番人か? 権力の侍女か?
西川伸一、五月書房、2013
2316冊目

以下の論文で、西川氏を知った。
日本司法の支配構造 最高裁長官と東京高裁長官の経歴に着目する
西川伸一

http://www.nishikawashin-ichi.net/articles-pdf/articles-35.pdf

もう一冊『日本の最高裁を解剖する』。

自衛隊を「憲法が禁じている『戦力』」ではないと内閣法制局が解釈してきたのは、政権の要請と憲法の要請をぎりぎりで調整する、統治の知恵。148

集団的自衛権行使を認めることはできない。

この本で描き出しているように、内閣法制局は、一人ひとりが自立的に仕事をしている役所。

長官の意向にも幹部は抵抗する。

やっぱり集団的自衛権行使のためには憲法の改正しかないか、となっていくのではないかと、著者は近未来を描き出す。

これが真夏の白日夢であることを祈るばかり と。150

自衛官は文民  137
1965年に
自衛官は文民にあらず へ

権力の侍女になりきれない気概をもった行政府。これからどこへ?
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by eric-blog | 2014-09-26 13:15 | ■週5プロジェクト14 | Comments(0)

人種差別撤廃委員会日本審査 「特に重要な勧告」

反差別国際運動のホームページに「人種差別撤廃委員会日本審査の報告」の仮訳がアップされました。

「特に重要な」とされている部分をコピペしました。

2014年09月19日

http://imadr.net/cerd-japanese/

人種差別撤廃委員会日本審査の総括所見の日本語版(仮訳)が出ました。拡散、活用を歓迎します。
こちらからダウンロードできます。
なお、英語オリジナルは人種差別撤廃委員会のウェブサイトにアップされています。
http://tbinternet.ohchr.org/_layouts/treatybodyexternal/SessionDetails1.aspx?SessionID=936&Lang=en

http://imadr.net/wordpress/wp-content/uploads/2014/09/41bdf6f9956282f5d791364313738949.pdf

特に重要な勧告
33.委員会はまた、上記パラグラフ 11、19、21 および 23 にある特に重要な勧告に締約国の注意が 向くことを望む


ヘイト・スピーチとヘイト・クライム
11.委員会は、締約国における、外国人やマイノリ ティ、とりわけコリアンに対する人種主義的デ モや集会を組織する右翼運動もしくは右翼集団による切迫した暴力への煽動を含むヘイト・スピーチ のまん延の報告について懸念を表明する。委員会はまた、公人や政治家によるヘイト・スピーチや憎 悪の煽動となる発言の報告を懸念する。委員会はさらに、集会の場やインターネットを含むメディア におけるヘイト・スピーチの広がりと人種主義的暴力や憎悪の煽動に懸念を表明する。また、委員会 は、そのような行為が締約国によって必ずしも適切に捜査や起訴されていないことを懸念する。(第 4 条)
人種主義的ヘイト・スピーチとの闘いに関する一般的勧告 35(2013 年)を思い起こし、委員会は人 種主義的スピーチを監視し闘うための措置が抗議の表明を抑制する口実として使われてはならない ことを想起する。しかしながら、委員会は締約国に、人種主義的ヘイト・スピーチおよびヘイト・ク ライムからの防御の必要のある被害をうけやすい立場にある集団の権利を守ることの重要性を思い 起こすよう促す。したがって、委員会は、以下の適切な措置を取るよう勧告する:
(a) 集会における憎悪および人種主義の表明並びに人種主義的暴力と憎悪の扇動に断固として取り組 むこと、
(b) インターネットを含むメディアにおけるヘイト・スピーチと闘うための適切な手段を取ること、 (c) そうした行動に責任のある民間の個人並びに団体を捜査し、適切な場合は起訴すること、
(d) ヘイト・スピーチおよび憎悪扇動を流布する公人および政治家に対する適切な制裁を追求するこ
と、そして、
(e) 人種差別につながる偏見と闘い、異なる国籍、人種あるいは民族の諸集団の間での理解、寛容そ
して友好を促進するために、人種主義的ヘイト・スピーチの根本的原因に取り組み、教授、教育、 文化そして情報の方策を強化すること。

朝鮮学校
19.委員会は、朝鮮を起源とする子どもたちの下記を含む教育権を妨げる法規定および政府による行 為について懸念する。
(a)「高校授業料就学支援金」制度からの朝鮮学校の除外 (b)朝鮮学校へ支給される地方政府による補助金の凍結もしくは継続的な縮減(第 2 条と第 5 条)
市民でない者に対する差別に関する一般的勧告 30(2004 年)を想起し、委員会は、締約国が教育機 会の提供において差別がないこと、締約国の領域内に居住する子どもが学校への入学において障壁に 直面しないことを確保する前回総括所見パラグラフ 22 に含まれた勧告を繰り返す。委員会は、朝鮮 学校への補助金支給を再開するか、もしくは維持するよう、締約国が地方政府に勧めることと同時に、 締約国がその見解を修正し、適切な方法により、朝鮮学校が「高校授業料就学支援金」制度の恩恵を 受けられるよう奨励する。委員会は、締約国がユネスコの教育差別禁止条約(1960 年)への加入を 検討するよう勧告する。

琉球・沖縄の状況
21.委員会は、ユネスコが琉球・沖縄人の固有の民族性、歴史、文化並びに伝統を認識しているにもか かわらず、締約国が琉球・沖縄人を先住民族として認識していないという姿勢に懸念を表明する。沖縄 に関して、沖縄振興特別措置法と沖縄振興計画に基づき、締約国により講じられ、実施されている措置 を留意する一方で、委員会は、彼/彼女らの権利の保護に関して、琉球の代表者と協議するために、十 分な措置が講じられていないことに懸念を表明する。委員会はまた、消滅の危機にある琉球諸語を保護 し、促進することが十分に行われていない旨の情報および教科書が琉球民族の歴史と文化を十分に反映 していない旨の情報に懸念を表明する(第5条)。
委員会は、締約国がその見解を見直し、琉球人を先住民族として認めることを検討し、彼/彼女らの 権利を保護するための具体的な措置を講じることを勧告する。委員会はまた、締約国が、彼らの権利 の促進と保護に関連する問題について、琉球の代表者との協議を向上させることを勧告する。委員会 はさらに、締約国が、琉球の言語を消滅の危機から保護するために講じられる措置の実施を迅速化し、 琉球民族が自身の言語で教育を受けること促進し、学校のカリキュラムで使用される教科書のなかに これらの者の歴史と文化を含めることを勧告する。


難民および庇護希望者
23.委員会は、特に非アジア系およびアフリカ系の難民および庇護希望者が、職場、学校、公的機関 や地域社会との接触において、人種差別に直面しているとの報告について、懸念する。委員会はまた、 庇護希望者が、長期にわたり収容施設内の不適切な条件下で収容されていることについて懸念する。 日本の国籍法が、無国籍の防止と削減に関する条文を有していることに留意しつつ、委員会は、締約 国が、無国籍者を認定するための手続きを構築していないことを懸念する。また委員会は、在留許可 のない無国籍者の一部が無期限の退去強制収容におかれてきたこと、また一部は人権侵害の危険にあ ることについても懸念する(第 5 条)。
難民及び避難民に関する一般的勧告 22(1996 年)の観点より、そしてアフリカ系住民に対する差別 に関する一般的勧告 34(2011 年)に留意しつつ、委員会は、以下の目的のために対策を講じるよう 締約国に勧告する。
1.(a) 地方自治体および地域社会の間で、難民および庇護希望者に関する非差別と理解を促進させるこ と、
2.(b) 庇護希望者に対する収容は、最後の手段として、かつ、できる限り最短の期間においてのみ利用 されるよう保証すること。締約国は、その法律に規定されているように、収容の代替手段を優先 すること、そして、
3.(c) 無国籍者の特定と保護を適切に確保するため、無国籍者を認定するための手続きを構築すること。
締約国はまた、無国籍者の地位に関する 1954 年条約、および、無国籍の削減に関する 1961 年条約へ の加入について、検討するべきである。
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by eric-blog | 2014-09-26 11:08 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

人種差別撤廃委員会日本審査 緊急報告 ご案内

■人種差別撤廃委員会日本審査の総括所見の日本語版(仮訳)が出ました。拡散、活用を歓迎します。
こちらからダウンロードできます。

なお、英語オリジナルは人種差別撤廃委員会のウェブサイトにアップされています。
http://tbinternet.ohchr.org/_layouts/treatybodyexternal/SessionDetails1.aspx?SessionID=936&Lang=en



■人種差別撤廃委員会日本審査 緊急報告
「日本のレイシズム、あかん。国連勧告の即時実施を!」

2014年9月11日(木) 午後6時30分~8時45分
ドーンセンター4階 大会議室3
参加資料代:500円

8月20・21日にジュネーブで開催された国連人種差別撤廃委員会日本審査で
は、
はびこるヘイト・スピーチや排外デモ、朝鮮学校に対する差別的扱い、人種差別

止法の不在など、日本がかかえる差別と人権の問題が大きくとりあげられました。
前回審査と同じ質問を繰りかえさなくてはならない委員会と、同じ返答しかしな

日本政府。8月末、審査の結果である総括所見が発表され、日本はこれら問題に
緊急にとりくむよう勧告を受けました。審査に参加した人たちの写真をまじえた
生の報告をうける緊急集会を開きます。

また、特別アピールとして、先日「在特会」と「保守速報」を民族差別による
名誉棄損で訴えたフリーライターの李信恵(イ・シネ)さんに発言をいただき、
裁判を支える取り組みの場にもしていきたいと思います。

報告: 全体報告 小森恵   (IMADR)
    ヘイト・スピーチ      師岡康子  (外国人人権法連絡会) 
朝鮮高校無償化除外   金優綺   (在日本朝鮮人人権協会)
    移住者 藤本伸樹  (ヒューライツ大阪)
特別アピール:提訴 ヘイト・スピーチを許さない 李信恵(フリーライター)
司会進行:              郭辰雄 (コリアNGOセンター) 

主催:人種差別撤廃NGOネットワーク(ERDネット)
       反差別国際運動(IMADR)
       アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)
       コリアNGOセンター

【関連ブログ】
http://ericweblog.exblog.jp/20042147/
http://ericweblog.exblog.jp/20015528/

日本における外国人・民族的マイノリティ人権白書2014年 日本が受けている勧告の一覧がまとめられています。
http://ericweblog.exblog.jp/19626501/

2014年8月30日 up
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by eric-blog | 2014-09-26 10:58 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)