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2015年以降のESD推進スキームについて

ESD-Jからの情報です。

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・現在ユネスコで、2015年以降のESD推進の枠組みについて
 第二次ESDの10年ではなく、グローバルアクションプログラムという形で
 検討を進めている
・グローバルアクションプログラムのドラフト(英文)は
 ユネスコのウェブサイトに公開されている
 http://unesdoc.unesco.org/images/0022/002223/222324e.pdf
・この文書を次回のユネスコ執行委員会(10月に開催)で検討し
 ユネスコ総会(11月に開催)で国連総会に提出する案を固め
 2014年の春ごろには、この枠組みに沿ったコミットメントを
 さまざまな主体から求めていく予定
・2014年の愛知での議論を経て、2014年の国連総会で確定する予定

また、この文書の抄訳は、7月に開催された日本ユネスコ国内委員会の
「第4回 国連ESDの10年最終年会合に向けたワーキンググループ」の資料として
ウェブサイトで公開されています。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2013/07/12/1337824_05_1.pdf
************************

ESD-Jでは意見のとりまとめも行う予定です。
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by eric-blog | 2013-08-31 07:14 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

校内研修

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by eric-blog | 2013-08-30 18:20 | Comments(0)

「女性・平和・安全保障」に関する 安保理決議1325号国内行動計画(1325NAP)に関する要請

ぜひ、ドラフト段階からの「参加」を実現したいものですね。

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このたびは、急なよびかけにもかかわらず、「女性・平和・安全保障」に関する
安保理決議1325号国内行動計画(1325NAP)に関する要請にご協力いただき、
たいへんありがとうございました。
本日39団体の連名により、以下の要請を提出いたしましたので、ご報告いたし
ます。今後、多くの団体とともに、外務省などへの働きかけを続けていく予定で
す。今回の要請に参加いただけなかった団体も、ご関心があればぜひ今後の活動
にご参加ください。

ウェブサイトにも掲載しています。
http://ajwrc.org/jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=810
英語版はこちら
http://www.ajwrc.org/eng/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=141
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内閣総理大臣 安倍晋三 様
外務大臣 岸田文雄 様

CC: 国連安全保障理事会議長
国連事務総長 バン・キムン様
UN WOMEN事務局長プムズィレ・ムランボ・ヌクカ様


国連安保理決議1325号にもとづく日本版国別行動計画策定について
市民社会の意味ある参加保障を求める要望


 2000年10月に採択された国連安保理決議1325号は、ジェンダー平等と平和・安
全保障との本質的な関係に焦点をあてた初の安保理決議でした。加盟国はその実
行のため、国別行動計画(NAP)の策定を求められており、2013年8月現在、41か
国がNAPを策定しています。
 2013年3月にニューヨークで開催された第57会期国連女性の地位委員会(CSW)
において、日本政府代表は初めて、日本版NAPの策定を検討中である旨を明らか
にしました。国内外においてジェンダー平等と平和・安全保障の問題に取り組む
私たち市民団体は、日本政府が1325号決議を積極的に実現していく意思をあきら
かにしたことを歓迎し、市民社会を含むあらゆるアクターが参加する効果的な
NAPのため、積極的に策定プロセスに参加したいと希望しています。
 しかしながら、発表から5カ月が経つ今も、市民社会、とりわけ女性団体の参
加をいかに保障するのか、具体的な策定プロセスはいまだに明らかにされていま
せん。7月19日に開催されたNGO・外務省定期協議会において外務省から、現在、
省内でドラフトを作成中であり、これをもとに市民社会の意見を聞く機会を設け
たうえ、今年12月までに完成させる予定との説明がありましたが、その一方で市
民との対話の重要性についても認識している旨の発言がありました。にも関わら
ず、これほどの短期間で、他国のNAPの事例など十分な調査・研究も経ず、十分
な対話や討論の機会がないまま、ドラフトが出来上がった後に市民社会の意見を
募るようなやり方では、市民社会と十分な協議を行ったとは到底いえません。ま
た、定期協議会の形骸化にもつながりかねません。
 2004年10月安保理議長声明(S/PRST/2004/40)では、「1325号決議の実施にお
いて市民社会の貢献が重要であることを認識し、その一層強固な実現に向けて、
加盟国が、市民社会とりわけ地域の女性のネットワークや団体と協働を続けるこ
とを奨励する」と述べられています。実際、すでにNAPを策定している国々では、
市民社会、とりわけ女性団体との協議が策定プロセスの重要な一部とされていま
した。オランダでは、市民社会が起草段階から関わり、政府と共にNAPの共同署
名者となりました。アメリカでは、政府が女性団体と協力して各地で複数の協議
を開催しました。また、韓国では、市民社会の代表を半数含む委員会によって起
草が行われています。
 日本政府が、市民団体、とりわけ女性団体との開かれた十分な協議を経ること
なく拙速に策定を進めれば、計画の実行やモニタリング、評価の段階においても
積極的な市民参加は期待できず、そのようなNAPは「平和・安全保障にかかわる
あらゆるレベルの意思決定に女性の参加を保障する」という1325号決議の目的そ
のものに反することになるでしょう。
 私たちは、ドラフト起草前の段階から市民団体、とりわけ女性団体が積極的に
参加して、意味ある貢献ができるよう、策定プロセスに関する市民社会との協議
の場を早急に設けることを求めます。そのためにも、国内の女性のネットワーク
や団体、女性と平和・安全保障に関する専門家や平和構築・安全保障に取り組む
団体を構成員に含む草案作成委員会設置の検討など、市民社会との十分な対話、
透明かつ包括的な策定プロセスを実現することを要請いたします。

2013年8月28日

<提出団体>
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)
特定非営利活動法人 アジア女性資料センター
「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク
動く→動かす(GCAP JAPAN)
大阪の男女共同参画施策をすすめる会
(特活)オックスファム・ジャパン
関西NGO協議会
特定非営利活動法人 開発教育協会
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
基地・軍隊を許さない行動する女たちの会
均等待遇アクション21事務局
公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン
「憲法」を愛する女性ネット
神戸国際キリスト教会
公人による性差別をなくす会
在日大韓基督教会全国教会女性連合会
ジュマ・ネット
公益財団法人 ジョイセフ
女性と天皇制研究会
世界女性会議岡山連絡会
全国フェミニスト議員連盟
戦時性暴力問題連絡協議会
「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクション・センター
男女平等をすすめる教育全国ネットワーク
東北アジア情報センター(広島)
特定非営利活動法人 名古屋NGOセンター
日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク(JNNC)
日本国際ボランティアセンター(JVC)
日本軍「慰安婦」問題解決全国行動
八王子手をつなぐ女性の会
ピースボート
ふぇみん婦人民主クラブ
婦人国際平和自由連盟(WILPF)
平和と平等を拓く女たちの絆(OPEN)
北京JAC(世界女性会議ロビイング・ネットワーク)
I 女性会議
mネット・民法改正情報ネットワーク
NCC日本キリスト教協議会 女性委員会
ODA改革ネット九州

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アジア女性資料センター

原文
http://www.ajwrc.org/doc/sc1325.pdf
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by eric-blog | 2013-08-30 07:11 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

TEST13 in 大阪 2013年9月14日15日 と これまでの歴史

■□ 「TEST in 大阪」ご案内(速報) □■

年度末のERIC主催研修「TEST教育力向上講座」に、「行きたい! でも東京は遠
い! なら講師を大阪に呼ぼう!」ということで始まったのがTEST in 大阪。毎
年春に開催していましたが、今年は9月の開催。「フューチャーサーチ会議」の方
法論を学ぼうとの、ファシリテーターの角田尚子さんのメッセージも紹介します。

*日 時:9月14日(土)~15日(日)
      9/14は9:30受付開始、9/15は17:00終了の予定。
      ※1日目(9/14)夜には、懇親会を予定しています。
*場 所:市民交流センターなにわ(JR環状線「芦原橋」駅南口改札南側より徒歩2分)
      http://kouryuu-naniwa.com/index.html
*講 師:角田尚子さん(ERIC国際理解教育センター)
*定 員:20名程度
*参加費:2万円以内(予定)
※このワークショップは、“主催者-参加者”という関係ではなく、“その場にいる人みんなでつくる”あり方をめざしています。ですので、当日の運営は全員 で分担して行います。費用に関しても実際にかかった経費をその場で精算します。「予定」となっているのはそのためです。

*申し込み連絡先 栗本敦子(test.in.osaka★gmail.com)
           (★を@に置き換えてください)
↓↓↓ 参加申込はココから下をコピー・記入して送信 ↓↓↓
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TEST in 大阪 2013 参加申し込み
なまえ:
連絡先メールアドレス:
所属・ふだんしていること:
当日の役割分担立候補:(会計、記録、お茶、懇親会、etc…)

参加にあたって期待することなどあれば…:


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〈ファシリテーター・角田尚子さんからのメッセージ〉
2011年3月11日の地震・津波そしてそれに続く今世紀最大の原発過酷事故は、わた
したちに過去と未来を見つめ直す機会となりました。すでに2年半の時間が経ちま
したが、日常に戻りつつ、しかし、以前通りではありえない、にもかかわらず、未
来はまだまだ手探りのままに、時間が過ぎているように思います。

昨年は、TEST in 大阪で、PRA主体的参加地域評価法による地域調査の手法を取り
入れて、地域への「通行人インタビュー」や「キーパーソンインタビュー」を実施
し、その後の「もうちょっと考え続けるキーパーソン・インタビュー」を行いまし
た。PRAの方法論の習熟と、ともに考える機会になったのではないでしょうか。

今年は、大規模集団によるワークの方法論であり、地域の多様なセクターからの参
加者とともに行なう「フューチャーサーチ会議」の方法論を学びませんか。過去の
共有、現状分析、未来のシナリオ、などの構造化はERICの研修の構造にも取り入れ
ています。しかし、「フューチャーサーチ会議」の本質は多様なセクターからの参
加にあります。・若者団体・女性団体・障がい者団体・企業・教育・行政・法曹・
メディアなどなど、幅広く人を集め、2泊3日の会議を行なう、それが「フューチャ
ーサーチ会議」の特徴です。

昨年、実施したキーパーソン・インタビューの幅をもっと広げてみませんか。みん
なで創る「学びの場」。いつもと違う方々をゲストとして招いてみませんか?
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□TEST in 大阪のこれまで□

TEST03in 大阪2003年8月30日31日 セッション分担方式
TEST04in 大阪[梅田]
TEST05in 大阪[梅田]2005年4月29日30日          物語るからだ
TEST06in 大阪[長居]2006年4月29日30日
                                           Empowerment Education学習性無力感
                                          内発的動機づけをサポートする教育環境
                                           NAAEEガイドライン
TEST07in 大阪2007年5月3-4日            怒り
TEST 08in 大阪2008.5.4-5                自己のテクノロジー、関係性のテクノロジー
TEST09 in 大阪2009.5.2-3                制度による学び
                                                           声の文化をデザインする
TEST 10in 大阪2010.5.1-2               関係性を育てる        教師というアポリア・比較教育文化
TEST11 in 大阪[なんば市民学習センター]2011.4.30-5.1
                                                           「3.11」から学ぶ経験学習的アプローチ 4つの視点
TEST 12in 大阪2012.4.28-29[市民交流センターなにわ]PRA手法によって、教育運動の課題を探る

TEST in 大阪としては、以下の課題が残されている。
TEST12at ERIC2012.3.18-19市民性を育てる・価値観を育てる協同学習の再発見・学びの共同体
TEST13at ERIC 2013.3.30-31ガイドラインを指導者育成に活かす


□TEST03 in 大阪「フューチャーサーチ会議」の構造によって行なった「セッション分担式」の記録 □

03.08.30角田大阪記録

「おもしろい!」の共有の連鎖で創る2日間。「何がおもしろいのか」に徹底的に気付こう。

「ストーリー」を、解釈を生み出す力
解釈の違いを恐れない心。心は訓練できる。


記録

各セッションを4人ほどで担当してもらいながら進める

【セッション1 共通基盤づくり】
10.00-12.00

参加者はどんな人? ラインアップや仲間探しなどの方法で
ファシリテーター歴
ファシリテーターの種別
ファシリテーターとして受けてきたトレーニング

話し合いのルールづくり[2人一組]

2人一組に、セッション1,2,3,4,5,を分担してもらう割り当て。
セッション1.2.3.4.は、2人一組が集まって、4人で各セッションを分担。

チーム・ファシリテーターで以下進行

「自分をふりかえる」因果関係図「なぜ、ファシリテーターを目指すのか」
3人一組、2人一組で話し合う。
全体で共有

ふりかえりのeQi[角田、進行]

【セッション2 過去の共有】
13.20-15.00

心に残るファシリテーターとしての課題別グループで分析
■参加しない参加者
■「ズレてる」参加者分類
思い込み・決めつけ型
人格的対立型
政治的参加型
自説展開型
正義の味方型
■展開のつまづきはどこに
ファシリテーターの課題
参加者の課題
社会的課題
■参加者に「敵」がいる→心地よい場造り

全体で共有

【セッション3 現状分析】
15.00-16.50

さきほどのセッションでは「個人的な過去」であったので、ここではフューチャーサーチ会議の「過去の共有」で、「個人」「世界」「市民参加」のかかわり合う「過去の共有」を行う

過去の共有1974-83/84-93/94-03

「世界の課題とこれから」「市民参加の課題とこれから」「個人の課題とこれから」に分かれてグループ作業

全体で共有

サークルタイムでふりかえり



第二日目
【セッション4 未来のビジョン】
10.00-12.40

からだほぐし[水野]
昨日をふりかえって、「ストーリー」に気づく。今日、これから行うことのストーリーにつなげる[角田進行]
グループで「2033年未来のシナリオ」づくり=4グループ
人間愛
町づくりファシリテーター
参加・話し合いをファシリテートするのは当り前
ファシリテーターねずみ講
発表

【セッション5 行動計画づくり-】
13.30-15.00

「相手」をファシリテートする「鍵となる質問」は何か[ポップコーン方式で]
二人一組で「鍵となる質問」による傾聴[それぞれ20分ずつ]
「やれる」「できる」「がんばる」の3枚のカードで、全体で共有

【セッション6 ファシリテーターの課題】
「ファシリテーターに向かない」資質とは何か、その人たちのための「生きる指針」を考える

■力が抜けない
■自信がない
■進行に自信がなく、(強引に)決定できず、流れされる
■「敵」がいる
■理解力の限界・幅が狭い
■人をいとおしめない
■分析力がない
何人かの人は、振り分けられたグループの特徴が腑に落ちなかったようだ。以下、特徴と手立て。

●「力」が抜けないグループは、3人とも納得。自分たちの「正義感」の強さを再確認。
●「自信がない」グループは?信がないことを3人とも確認しあい、自信のなさをてこに、「めげずにやる」ことを確認。
●進行が決定できず流される二人は、あーでもないこーでもないといい続ける一人にずっーと振り回されて、結果が出せなかったにもかかわらず、「自分はここではない」と言い続けた。それが決定できないということなのに。こだわるから、決定できないタイプと、言われると尊重してしまって決定できないタイプの2人の決定できないタイプを組み合わせると、見事に決定できないことがわかった。
●敵がいるグループには、「敵」を創ってしまう攻撃的なタイプと、「敵」を作るのがこわくて八方美人になってしまうタイプの2種類の人がいた。何か、共通点は、あるのだろうか。もう一人は、「昔」そうだった、タイプ。みな、この作業の前に、「乗り越えている」と言っていた。
●「幅が狭い」と言われて激怒した人は、「指摘に対して激怒するのは、幅が狭いからだ」と言われて、少し納得した。理解力の限界を自分で自覚することで、「後でいつかわかるかもしれないポケット」にとりあえず忘れないように入れておくことが知恵。早急に結論を求めない。
●「人をいとおしい」と思えないタイプは、果たしてファシリテーターに向かないと言えるのか、で意見が分かれたが、とりあえず分析はどかどか進めた。「人間関係にはまるのが怖くてバリヤーを張っている」タイプと、「人は人、あんたの人生、あんたが決めなさいよ」タイプとの出会いで、何か有効な発見はあったのだろうか。どこまで行っても、最後まで、自分の考え、自分の殻からでない、「溶けない」ないし「融けない」グループだ。
●分析力のない人は、「すぐ質問する」のが特徴だ。自分で考えずに、とりあえず聞く。しかし、人を型にはめてみることがないので、いい面も多い。グループでいっしょに居て、「心地よかった」というのが、人を「全的」に受け入れるこのタイプの人の特徴を表わしている。「他のタイプのファシリテーターと組めばいい」という意見と「組めるのか」という疑問とが並記されている。


それぞれの持ち味を活かして、「ファシリテーターをやりたい」ならば、やるしかないよね。完璧な人はいない。だのに、指摘されるとムットくる。自分を知るのは至難の技だ。でも、人がいてくれて良かったね。比べると少しは見えてくる。腹もたつけど。しかし、「ファシリテーターに向かない資質タイプ分け」は「学校の成績」ほどには危険ではないはずだ。

「解釈」を恐れず共有していくことでしか、共通理解は得られない。自分の偏見に気づかないふりをしないこと。しかし、それが偏見=少ない情報を元に下されている判断-であることを知っておく。

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参考資料 フューチャーサーチ会議1998年の記録
http://eric-net.org/news/FutureSearch1998.pdf
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by eric-blog | 2013-08-29 16:54 | ◎TEST 教育力向上プロジェクト | Comments(0)

日本のジレンマ

日本のジレンマ

こんなに様々な矛盾・葛藤・ジレンマを抱えていて、「目先しかみない」お子ちゃまででもない限り、正気を保つのは、とても難しい。いや、発狂しているのは、日本だけではないのだけれど。

前の世代によって、何が食べられたのか、知らない世代が積み重なる。

「わたしは正しい」と言える人は誰なのか?

□ 「国際水準における憎悪、猜疑心、偽善は14ヶ条とヴェルサイユ条約とにさかのぼります。「父自ら苦き実を食し、子らの歯痛む」。父らは自分が何を食べた のかをしっているので、まあよいのです。子どもたちは何が食べられたのか、知りません。」(Bateson, 1972,p.481、http://ericweblog.exblog.jp/15975858/

□ 独自の元号。しかし、元号のもとは「人間宣言」した天皇制。歴史の中のある時代の、ある地域にいた豪族の中で、争いに勝った一族が天皇となった。現代の日本国家に生きている人々すべてが、その一族の「大文字」の歴史によって、その歴史を代表されているわけではない。同じことは、多くの国や民族の歴史にもあることだろう。近代は、その矛盾を「多様性」に対する寛容さと科学によって、なんとか乗り越えようとしているのではないか。もちろん、西洋科学のルーツは「神」に拠って立っているが、それもじょじょに乗り越えられつつあるのではないか。「多様性」や「科学性」を排除することが異様。

□ 東京裁判を批判するくせに、戦争犯罪の実態を自ら調査して来なかった戦後の日本国。いまになって、あらゆる「戦争中に起こったこと」を無視しようとしている。いまからでもいいから、本当は何があったのか、87歳以上の軍隊経験者への聞き取りを、国がやるべきなのではないか。まずは、撤退した時に焼き払った資料をどう考えるのか、決めたらどうか。

□ そのような無責任さの陰に隠れつつ、例えば、沖縄戦において「自決の強要」があったのは、あたかも「長」の責任であるかのように、批判の目を向けてきた。それは東京裁判によって導かれたメンタリティそのものだ。「戦争責任」を特定の人に負わせることはスケープゴートでしかない。この無反省が、「おじいちゃんの名誉」を回復したいという、スケープゴートであり続けることを拒否する心根につながっているのではないか。

□ 安倍首相は「公職追放」の解除そのものだと言うが、11条が求めていることは東京裁判の結果の執行である。戦争責任を一部の人々に着せ、兵士たち一人ひとりの蛮行そのものをなかったことにしたことが、戦争犯罪をうやむやにしてしまった。

□ 特に、戦時性暴力について無視することは、女性運動の運動と矛盾する。女性運動は、戦時性暴力を、戦後においても「処罰」することを求めている。そのことによって、戦時の無法な力の濫用に歯止めをかけたいからだ。「あなたは戦後、性暴力行為について、裁かれる」と、叫ぶことができるのは、女性の権利であり、尊厳の問題だ。この主張は、決して後退することも、あきらめることもない。

□ 西洋文明に端を発した「産業科学技術」の恩恵を受けつつ、その欠陥が見えてきた時、それでも「追いつき追い越せ」の精神から解放されることがない。大きく開発の舵を主体的に取ることができない。にもかかわらず、「江戸時代」へのノスタルジィを強く持ち続けている。

□ 西洋が近代学校制度に、試行錯誤の結果、たどりつきつつあった時に、その形を、もっとも効果的に中央集権的な方法で、全国に広げた。師範学校、国定教科書など、教育内容の国家化を、いち早く成し遂げた。その制度や形がそのままであるために、教育は国家のためという「思い込み」をふっきれていない。教育を受ける権利が人権であるということが徹底されない。


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by eric-blog | 2013-08-29 15:56 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

校内研修 2時間 人権

いじめの構造から
アサーションの課題
わたしメッセージ

安心感のある場作りはセロトニン5
集中のある学びの場作りはドーパミン

学級経営にはその両方が必要だね

セロトニン5
・見つめる
・ほほえむ
・話しかける
・ほめる
・さわる

ドーパミン7
・ドキドキさせる
・待たせる、がまんさせる
・見通しを立てさせる
・工夫させる
・考えさせる
・楽しむ
・読書する
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by eric-blog | 2013-08-28 16:36 | □研修プログラム | Comments(0)

犯罪・非行の心理学

犯罪・非行の心理学
藤岡淳子、有斐閣ブックス、2007
2030冊目

心理学を中心に、社会の対応を考えるには法律学・行政学、回復支援には社会福祉学・教育学、大きな社会を測るときには目盛りの大きな社会学、一人ひとりを見るときには目盛りの小さな心理学のものさしで見るという、複眼的思考が必要であり、同時にそれらの視点をたばねる「自分」も不可欠。

法務省矯正局で鑑別技官の仕事から始めた著者の立ち位置は、学問的・研究的であるよりは「犯罪・非行行動をどのように変化させるか」にある。

第一部は基礎理論
・パーソナリティ要因
・発達障害
・家族関係
・学校職場地域

第二部は心理臨床
・処遇システム
・アセスメント
・治療教育
・犯罪被害者の精神的被害

反社会行動の二次元軸分析。
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子どもの権利条約に基づいて設置されている国連・子どもの権利委員会から2004年2月に少年司法について勧告されている。190
・ガイドラインを全面実施すること、特に37条、39条、40条
・少年に対する無期懲役の廃止
・身体拘束の代替措置を強化
・逆走の廃止
・法的援助
・問題行動を伴う子どもを犯罪者として取り扱わないこと
・改善更正再統合のプログラム強化

第13章は課題と展望の最終章であるが、その最後に、治療におけるグループの効用が言及されている。

治療者に求められるものとして、次のふたつの特徴が重要であることが実証されている。248
・犯罪者と意味ある関係をつくることができる、温かく、的確に共感でき、ほめたり、報いたりできる
・向社会的方向性、すなわちスキルや問題解決能力や、価値観を与えることができる
つまり、肯定的な信頼関係をつくり、そのうえで犯罪的ではない考え方や価値観を教え、それを実行できる力を育成していくこと。(Andrews & Bonta,1994)

治療教育における集団療法には、専門家との一対一の個別療法にはない力がある。と言われている。248

エビデンス・ベイストがここでも言われている。

国連高等弁務官の緒方貞子さんが「勘」だと言い、経験値があるからこそ働く直観があるという。

システムが複雑である時、アセスメントは難しい。

4月の学力テストの結果が公表された。知識の応用が課題だという結果が出たようだ。一人ひとりの子どもがこれからの社会に生きていくために必要な「学力」とは何かという議論も、エビデンスに基づきながら継続する必要もあるし、また、それがどのように測れるものなのかも、検証していく必要がある。

学力論争にも、この本と同様の複眼思考が求められることだろう。

【参考文献】
『性暴力の理解と治療教育』2006 「正しい病」をやっつけろ

【学力テスト結果】
http://www.nier.go.jp/13chousakekkahoukoku/data/research-report/13-summary.pdf
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by eric-blog | 2013-08-28 07:37 | ■週5プロジェクト13 | Comments(0)

禁原発と成長戦略  禁原発の原理から禁原発推進法まで

禁原発と成長戦略  禁原発の原理から禁原発推進法まで
平智之、明石書店、2013
2029冊目

禁原発の7つの原理
原理1 核燃料を鉄で包むことは不可能
原理2 被害が大きすぎる
原理3 人のミスはなくせない
原理4 壊れたら近づけない
原理5 設置場所がない
原理6 自動車とは違う 失敗に基づく改良ができない装置
原理7 テロの兵器になりうる

誤解1 電気が足りない
誤解2 原発のおかげで電気代が安い
誤解3 原油が高くなるから原発をつづけるべき
誤解4 安全保障のために原発が必要だ
誤解5 二酸化炭素を出さないためにも原発が必要だ
誤解6 日本海側は津波がないから大丈夫
誤解7 低線量はからだにいい
誤解8 沸騰水型は危ないが加圧水型なら安全だ
誤解9 核燃料サイクルはいずれ完成する
誤解10 廃炉技術のためにも原発を続けなければならない
誤解11 他国の原発事故に備えて日本の原発を続けるべきだ
誤解12 原発をやめたら日本の経済が破綻する
誤解13 原発をやめたら電力会社が破綻する
誤解14 原発をやめたら立地自治体の経済が破綻する

それぞれにていねいに反論がされています。

誤解1 電気が足りない
反論 原発の発電能力は日本全体の15%程度。カバーすることは可能。
誤解2 原発のおかげで電気代が安い
反論 原発コストには積算落ちがある。建設費、事故リスクなど。
誤解3 原油が高くなるから原発をつづけるべき
反論 燃料代が上がっても、原発は火力よりも高くつく
誤解4 安全保障のために原発が必要だ
反論 核兵器5000発から1万発を作れるプロトニウムがすでにある
誤解5 二酸化炭素を出さないためにも原発が必要だ
反論 原発を利用しないことと、CO2の削減の両立は可能
誤解6 日本海側は津波がないから大丈夫
反論 地震で原発は壊れる
誤解7 低線量はからだにいい
反論 健康リスクの基準値などない
誤解8 沸騰水型は危ないが加圧水型なら安全だ
反論 高温・高圧で運転する加圧水型の方が危ない
誤解9 核燃料サイクルはいずれ完成する
反論 処分する技術がないのにサイクルは完成しない。
誤解10 廃炉技術のためにも原発を続けなければならない
反論 発電技術と廃炉技術は異なる
誤解11 他国の原発事故に備えて日本の原発を続けるべきだ
反論 必要なのは発電ではなく検出と予測の技術
誤解12 原発をやめたら日本の経済が破綻する
反論 禁原発こそが脱デフレの成長戦略
誤解13 原発をやめたら電力会社が破綻する
反論 原発を続けるほうが倒産リスクが高くなる
誤解14 原発をやめたら立地自治体の経済が破綻する
反論 交付金を続ければ破綻しない。「原子力は意志措置支援交付金」

加えて、既存の13本の個別法の改正および名称変更、その他50本ほどの個別法の検討が必要であると解説しています。
・原子力基本法を原子力廃止基本法へ
・原子力規制委員会設置法を原子力廃止委員会設置法へ
・放射線障害防止の技術的基準に関する法律を放射線障害防止委員会設置法へ

など。

なるほど、これらの法律が変わらない限り、原発推進は続くという構造になってしまうということなのですね。

13本以外の個別法の中には「東日本大震災復興特別区域法」や「福島復興再生特別措置法」、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」などに加えて、「文部科学省設置法」などなど省庁設置法も改正が必要だとされています。

確かに、これでは原発推進でがんじがらめだね。

国が「禁原発」という意思決定をしない限りは、混乱したメッセージを官僚機構に対して送り続けることになる。
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by eric-blog | 2013-08-28 07:16 | ■週5プロジェクト13 | Comments(0)

はだしのゲン

【「はだしのゲン」閲覧制限、松江市教委が撤回】
http://www.asahi.com/national/update/0826/OSK201308260031.html

2013年8月27日東京新聞
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http://www.change.org/ja/キャンペーン/生きろゲン-松江市教育委員会は-はだしのゲン-を松江市内の小中学校図書館で子どもたちが自由に読めるように戻してほしい#share?utm_medium=email&utm_source=notification&utm_campaign=new_petition_recruit

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東京新聞2013年8月22日
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東京新聞2013年8月23日
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■松江市教育委員会連絡先
℡:0852-55-5555
FAX:0852-55-5534

<はだしのゲン>松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130816-00000054-mai-soci
毎日新聞 8月16日(金)19時22分配信

コンビニ版「はだしのゲン」2巻の表紙=集英社提供

漫画家の故中沢啓治さんが自らの被爆体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」に
ついて、「描写が過激だ」として松江市教委が昨年12月、市内の全小中学校に、
教師の許可なく自由に閲覧できない閉架措置を求め、全校が応じていたことが分
かった。児童生徒への貸し出し禁止も要請していた。出版している汐文社(ちょ
うぶんしゃ)(東京都)によると、学校現場におけるこうした措置は聞いたこと
がないという。

【どう思いますか?】写真で見る「はだしのゲン」の原画

ゲンは1973年に連載が始まり、87年に第1部が完結した。原爆被害を伝え
る作品として教育現場で広く活用され、約20カ国語に翻訳されている。

松江市では昨年8月、市民から「間違った歴史認識を植え付ける」として学校図
書室から撤去を求める陳情が市議会に提出された。同12月の本会議で全会一致
で不採択となったが、市教委が漫画の内容を改めて確認。「首を切ったり、女性
への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断し、その月の校長会でゲンを
閉架措置とし、できるだけ貸し出さないよう口頭で求めた。

現在、市内の小中学校49校のうち39校がゲンを全巻保有しているが、全て閉
架措置を取っている。古川康徳・副教育長は「ゲンは平和教育として非常に重要
な教材。教員の指導で読んだり、授業で使うのは問題ないが、過激なシーンを判
断の付かない小中学生が自由に持ち出して見るのは不適切と判断した」と説明す
る。

一方、汐文社の政門(まさかど)一芳社長は「原爆の悲惨さを子供に知ってもら
いたいとの願いで描かれた作品。閉架によって風化しないか心配だ。こんなに悲
しいことはない」と訴える。

「ゲン」を研究する京都精華大マンガ学部の吉村和真教授は「海外で注目される
中、松江市教委の判断は逆行している。ゲンは図書館や学校で初めて手にした人
が多い。機会が失われる影響を考えてほしい。代わりにどんな方法で戦争や原爆
の記憶を継承していくのか」と話した。
【宮川佐知子】
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by eric-blog | 2013-08-27 09:56 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

原発とヒロシマ 「原子力平和利用」の真相

原発とヒロシマ 「原子力平和利用」の真相
田中利幸、ピーター・カズニック、岩波ブックレット819、2011
2028冊目

1938年、ドイツの化学物理学者ら、ウランの核分裂実験に成功。
1945年7月16日、アメリカのアラモゴードでプルトニウム爆弾が炸裂。「トリニティ」
1945年8月6日、ヒロシマ。7-8万人が瞬時に無差別に虐殺された。年末までに14万人が亡くなった。

たった7年の経験で、核分裂は破壊的爆発物として使われるようになった。「パンドラの箱」を開けたのだと、本書は言う。

1949年8月29日、セミパラチンスクでソ連初の核実験。

1953年12月8日、米大統領アイゼンハワー、国連で「Atoms for Peace」演説。

1954年1月21日、「マークI型」原子炉を動力源とする潜水艦ノーチラス号が進水式を迎える。

アメリカの「平和利用」推進の意図は、現在のNPT体制につながる核兵器保有国による独占をねらうものであったと、著者は言う。6

日本は、非核兵器保有国として、日米安保体制の下で、「核の傘」に組み込まれつつ、「原子力平和利用」売り込みのターゲットとされた。結果、米軍基地を提供することで、アメリカの戦争の重要な拠点となりつつ。

つまり、日本は、三重に、アメリカの核の属国であり続けたのだ。核兵器、原子力発電、原潜の寄港基地。

そして、批判は封殺された。

米国では、アイゼンハワーが核兵器を使うことに対する国民の反発を和らげるために、平和利用の側面を強調していた。

その矢先の、1954年3月、第五福竜丸を被爆させたビキニ環礁で行われた水爆実験。日本では3200万人もの水爆禁止の署名が集まった。激しい反発に対して、ヒロシマ・ナガサキに原子力発電所をつくることが、米国民や世界の核への反発を和らげると考えられた。

CIAが正力松太郎を動かし、1955年11月1日、原子力平和利用博覧会、開催。

ヒロシマ・ナガサキの被爆者たちは、どのように「平和利用」のプロパガンダに取り込まれていったのか?

揺れ動きつつ、取り込まれていった軌跡が残されている。

「いまや、このような日本の核の歴史を清算する時が来ている」とカズニック教授は言う。
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by eric-blog | 2013-08-27 08:19 | ■週5プロジェクト13 | Comments(0)