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電通と原発報道 巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ

電通と原発報道 巨大広告主と大手広告代理店によるメディア支配のしくみ
本間龍、亜紀書房、2012
1887冊目

IWJ、岩上安身さんによるインタビューもぜひ。
2012/10/23 本間龍氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/36979

講演会 反核医師の会・原発学習会「テレビ・新聞報道を支配するカラクリ」もご参照ください。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/69609

電力会社からの800億円の広告費が消えた! いちばんの打撃を受けたのはローカル局である。全国放送枠であれば、200万円とかするスポットCM。ローカル局であれば1万円から5万円なのだという。何本打ったとしても、数百万円の収入にしかならない。24

地域の独占企業である電力会社がばらまいた広告費。それがローカル局をささえ、そのローカル局では原子力発電についての報道はできなくなる。

だからと言って、誰か黒幕がいるわけではない。ただただ、「広告代理店とは、クライアントの意志を忠実に代行する存在である」だけなのです。その視点で情報を読むようになってくれれば、本書としてはとてもうれしいと、前書きにあります。

テレビの広告に占める電通の割合、4割。なぜ独禁法にひっかからないのか、不思議だと、本間さんは、インタビューで言います。二位の博報堂はその半分。しかし、デンパク二社で7割や8割を占めていることになるのです。その影響力たるや・・・。

そして、それらの広告費は総括原価方式という電力会社の原価算定方式によって、電力料金に含まれて行く。すべての電力会社の広告費をやめさせてくでぇーーーー、と叫び出したくなるのだが、そうなると困るのがローカル局と。

ローカル局ってなんだ?
というあたりはあまり言及がないのだけれど、著者自身は、地方勤務の時、ある会社の売り上げを6倍にもしたという凄腕。

インターネット時代の波におされて、斜陽になりつつあるデンパクという産業。競争はますます激しく、構造はますます硬直化し、その影響力によってゆがんでしまった報道から人が離れて行くという悪循環。「第5章 崩壊する支配構造」。

2012年3月11日、報道ステーションの古館伊知郎さんのしめのことば。198

電事連もさることながら、「一般社団法人 日本原子力産業協会」数百の法人が加盟している団体のロビー活動力も相当なものだという。ま、それだけでないことは、「原子力ムラの住人」を見れば、一目瞭然なのだけれど。

http://nuclearpowermafia.blogspot.jp/

体制側、反体制側と、分けてしまいたくない。最近のとてもおざなりな東電の定例記者会見を見ていると、東電にいることで、人格が崩壊していく様子が、恐い。廃炉などという長期的な責務に絶えかねて、内部崩壊するのではないだろうか? 

こちらも見て欲しい。国連人権委員会に、井戸川双葉町町長が出席する。

国連人権委員会前日の報告会http://iwj.co.jp/wj/open/archives/37845

どんなに時間がかかろうが、どんなに手間がかかろうが、人権侵害は許さない、そのことを共有していこう。

2013/03/23 【神奈川】反核医師の会・原発学習会 テレビ・新聞報道を支配するカラクリ 本間龍氏講演
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/69609
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by eric-blog | 2012-10-31 09:07 | ■週5プロジェクト12 | Comments(0)

主催研修 スキル 「対立は悪くない」

atERIC2012CRkiroku

2012年10月27日-28日(土日) 12時間研修

スキル「対立は悪くない」CR,WS,PE

スキル12時間研修の構成要素


参加者: 5名

セッション1 共通基盤づくり
11:00-12:50
受付時配布資料「PE 第9章 仮訳版」
机、3台。この形は、研修中ほとんど変えなかった。
記録は成果物などで。[記録物番号]

1.「二日間の予定」『対立から学ぼう』に追加する視点: ワールドスタディーズと平和教育
2.自己紹介「わたしの対立」をふりかえる
3.傾聴
4.「対立から学ぶ二日間 コミュニケーション・過ごし方の心がけ」[atERIC2012CRp1]
(ア)10 の視点から考える
(イ)三通りの表現を考える
(ウ)ヒヤリ・ハッと、から学ぶ
5.ノートテイキング
6.話し合いのルールづくり・自己紹介・研修への期待など
7.共有したコンセプト
(ア)『対立から学ぼう』のカリキュラムの限界
(イ)「対立」を口論、意見の不一致という行動に限って、扱うためのスキルをトレーニングしている
(ウ)口論・意見の不一致は「氷山モデル」で言えば、氷山で海面の上に見えている部分だけ。
(エ)氷山は、海面下に立場、価値観、力争い、覇権主義などを秘めている。
8.三つの省察「どのようにふりかえったか?それはなぜか?」と深めたいキーワードの共有[atERIC2012CRb3]
(ア)教育は対症療法ではない。そんな当たり前のことを、現場では言えないのだろうか? と言って、事件事故が起こっても、それに反応しないことがよいことなのではない。東北の津波の被害や福島の原発事故に反応するのは、心が動くから。どう反応するのが、「しあわせの教育」的なのかなあ。Education of Being
(イ)「恥ずかしくない人間になろう」・・伝えたいからこそ、鼓舞することばを使うのだが、本当にそのことばは、伝えたいことを伝えているか?
(ウ)考えることを「めんどくさい」という子どもたち
(エ)力・性差・ジェンダー

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セッション2 流れのあるプログラム体験
13:50-17:00
1.自己紹介「対立のイメージ図」 [atERIC2012CR1]
2.そのイメージを変えるものは何? 今回のキーワード「Transform超形成」
3.「対立から学ぼうジャーナル」を作る。[全員のジャーナルの記念写真を撮ればよかったなあ!いつも、忘れる。記念写真。[atERIC2012CRjournal] スキル系研修では、このような「作る」活動がアイスブレイキングになっていることが多い。スキルをふりかえることができると同時に、スキルの実践でもあるからかなあ。このジャーナルのアイデアはWILDの研修からだが、二日間、本当に役立った。
4.『対立から学ぼう』カリキュラムの利点と限界
5.対立の扱い方 どんな扱い方があるかブレーンストーミング、一つの視点をアダプトして、「利点と限界」を深めて分析する。→資料「対立の扱い方・利点と限界」(『対立は悪くない』p.19を配布。それを点検の視点として)→全体共有→気づいたこと・感じたこと・学んだこと。[atERIC2012CR1]
[休憩]
6.対立の記録と自己分析
➢深めるためのワークシート「対立の記録シート」「対立の場面の自己分析」[atERIC2012CRws1] 対立のイメージ図の裏に印刷することで、成果物の持ち帰りが確実になった。また、「全体像をつかむ」ようなアクティビティから、「分析の枠組み」によって、深まることが実感できた。
7.共感的傾聴
8.わたしメッセージ

セッション3 ふりかえりとまとめ
17:00-18:00
1.日本型コンフリクトの特長と日本社会の○△□[atERIC2012CR2, b4]
2.本トのインタビュー CR, WS, PEを読む。A6用紙で紹介する。[atERIC2012CR3]
3.「対立の扱い方」をなぜ学ぶのか? 「対立を力に訴えずに、解決する」「平和的な解決法を学ぶ」→基本的な人間関係や国際関係に対する価値観を育むこと。
4.残された課題
(ア)わたしたちが身につけてきたものは、どこから、どのように?

二日目

セッション4 プログラムづくり 対象やニーズ、ビジョンについての理解を深める
9:00-11:30
1.昨日のふりかえりのeQi[atERIC2012CRb7]
2.三通りの言い換え練習「キタナイことばでけなしたいこと・ののしりたいこと」の背景を分析し、「わたしメッセージ」で表現する。[atERIC2012CR4]
3.対立の扱い方・行動・スタイル・姿勢・コミュニケーションのパターンなどは、どこでどう身につけてきたのかを分析するHowを共有する。[板書atERIC2012CRb6]12のものの見方・考え方を共有する[atERIC2012CRr3]
4.ペアで、どれか一つを使って分析する。[atERIC2012CR5]
5.全体共有

セッション5 プログラムづくり
12:30-14:55
1.身につけたい力・スキルを絵で描こう[個人作業]
2.「わたし・あなた・みんなのスキルビルダー」[atERIC2012CRr3]を参考にしながら、年間計画を考える。五つの手だて。
3.プログラムづくり 立案表および流れのあるプログラム分析表を参考に。[個人作業10分 atERIC2012CRr4]
4.ペアでよりよいプログラムを仕上げる。[5分×2]
5.全体共有 発表2分、追加のアイデアを必ずだす。

セッション6 ふりかえりとまとめ
15:05-16:00
1.プログラムづくり 良かった点・応用 [atERIC2012CRb5]
2.行動計画 「プロジェクト・ジャーナル」づくり
3.ファシリテーターの資質 『平和教育』第15章とPLTのファシリテーターの資質
4.2日間のふりかえり
5.修了証
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by eric-blog | 2012-10-29 09:45 | □研修プログラム | Comments(0)

人権研修 5時間

人権研修

参加者:52名

セッション1 共通基盤づくり
10.00-12.10

1. 名前だけの自己紹介
2. 4つの文章、ひとつはウソ
3. 傾聴
4. 話し合いの心がけ
5. 参加者アンケート
(1)人権研修の経験と良かったこと
(2)参加型学習の経験
(3)参加型学習のバリアー
(4)人権研修の課題

セッション2 流れのあるプログラム
13.00-14.50
1. 参加者はどんな人?
2. 多数派少数派体験ゲーム
3. しがらみの糸
4. ふりかえり

セッション3 ふりかえりとまとめ
15.00-16.00
1. なぜ、参加型学習で行うか?
2. 正確に聞く傾聴
3. マッサージはメッセージ
4. ミニレクチャー 点検の視点四つ
5. 後出し負けじゃんけん
6. まとめ
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by eric-blog | 2012-10-26 16:59 | □研修プログラム | Comments(0)

嘘だらけの日米現代史

嘘だらけの日米現代史
倉山満、扶桑社新書、2012
1886冊目

こんな歴史書を待っていた! もう大文字の、公式見解的歴史は脱却して、スリリングにも丁々発止と展開する外交、国際関係をひも解いてみようよ、タブーや刷り込みなしで。

どうやらお師匠さんは、鳥海靖さんという方らしいが、小村外交の位置づけなど、いいなあ。

いわく、独立戦争の時のアメリカは、力もなく、連戦連敗。そこに、ヨーロッパ情勢が味方して、独立はしたものの、連邦、連合国状態。

そんな小国のアメリカと、なぜ最初に、日本は開国に踏み切り、条約を結んだのか? それは他の英仏独緒墺いずれの覇権国と結んでも、力負けするから。そりゃそうだ。日米の蜜月は双方にとって利益があったから。おかげで米国も大きくなった。

南北戦争の後に、やっと一つの国になるけれど、つまりは、それまで独立国であった南部諸国を侵略し併合し、もとから一つの国で、南北戦争は内戦だったのだと、唱え続けて歴史意識を変えちゃった。しかも、リンカーンが奴隷制度反対を言ったのは、その時のイギリスのパーマストン首相が熱心な奴隷制度廃止論者だったから。そのあたりの感覚は、スティーブン・スピルバーグ監督の『アミスタッド』を見ると、よくわかります。イギリス軍の奴隷貿易に対する追求が半端じゃない。

そこから、アメリカはメキシコを、ハワイを、アラスカをと、どんどん拡張するのです。

時代の中で、大国となったアメリカ、著者は最後に「アメリカよ、世界を返せ」と叫ぶのです。その話しは、また、別に紹介しましょうか。

孫崎さんの本といい、倉山さんの本といい、議論の土壌が整ってきましたね。

いま、池袋で行われている古本屋市。いいですよ。『「アメリカ」の作り方 歴史探検隊』(文春文庫、1992)なんて本も発見しました。
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by eric-blog | 2012-10-26 09:21 | ■週5プロジェクト12 | Comments(0)

21世紀の高齢化: 祝福すべき成果と直面する課題

レポートはこちらから

http://www.unfpa.org/ageingreport/

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by eric-blog | 2012-10-25 14:29 | Comments(0)

東京新聞 復興予算 追跡4

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by eric-blog | 2012-10-24 08:42 | ●3.11地震・津波・原発 | Comments(0)

起業バカ 成功するのは1500人に1人

起業バカ 成功するのは1500人に1人
渡辺仁、光文社、2005
1885冊目


団塊の世代680万人の退職金がねらわれている!

社会の起業力が落ち、机上の空論ばかりの官僚のワナである起業支援にはひっかかるな! 彼らは外郭団体を潤すことを考えているだけだ。

起業支援の中身は「セミナー」「展示会」「インキュベーション施設」「大学との連携」「一円起業」の五本柱。18

これは新手のベンチャーODAでしかない。

と著者は警鐘を鳴らす。

団塊の世代の退職金は平均1892万円。契約書に判子を押したらとたんにお金は帰ってこないことを覚悟せよ、と。

22の実例とその分析が紹介されている。

この本、紹介するつもりはなく、『月三万円ビジネス』にからめて、「起業」というキーワードで借りた本の中の一冊。しかし、藤村靖之さんの「カンキョー」が、どのような経緯でつぶされたかが、実例21で紹介されているのを読んで、驚愕した。

空気清浄器「クリアベール」の特許がなかなか取れず(取れないように?)、その間に、類似製品を畳み掛けられ、市場から閉め出された結果、1998年に倒産。1984年に小松製作所を脱サラして、14年のことだ。ベンチャーを支援する、業界を改革すると言いながら、行政・法律・規制、慣習やオキテが参入障壁を作って、ベンチャーの活躍を阻んでいる現実を、著者はこの事例から描き出しているのだ。

競争のない「月三万円ビジネス」提唱の裏には、苦い思いがあったんだね。
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by eric-blog | 2012-10-24 08:07 | ■週5プロジェクト12 | Comments(0)

Mindful Readings of Our Guiding Stars 第二回

Mindful Readings of Our Guiding Stars 第二回
2012年10月22日   18.00-19.30

1.国連憲章を読む
(ア)(日英対訳版・PDFファイル200KB)
2.選考方法についての検討
(ア)ERICビジョン・ミッション・アクション棚より
(イ)国際条約集
(ウ)国連 国際デー
(エ)国連総会 決議
(オ)国際会議 宣言
(カ)その他、ガイドラインなど
3.Mindful Readings と指導者育成のプログラム化
(ア)以上のような「選考方法」そのものが、大学・大学院における基本文献についての学び方になる。
(イ)選考した後の従来の「共有、ディスカッションの方法=レポーター、質問者=」以外を検討する必要がある。
(ウ)各団体への調査によって、それぞれの「ガイディング・スター」や共有すべき基本方針と、その共有の方法を調べる。
4.調査の共有、進行管理の方法の確認
(ア)基本文献をDropboxで
(イ)進行管理表はGoogle Documentsで
5.次回は「サンフランシスコ条約」および「サンフランシスコ平和会議でのJRジャヤワルデネ代表演説」を読む。

【ERICビジョン棚より追加項目】
1地球憲章
2国際人権規約
3ミレニアム開発目標
4子どもの権利条約
5人権教育のための世界プログラム
6ユネスコ国際教育勧告
7成人学習に関するハンブルグ宣言

【その他追加】
1.世界人権宣言 各国語訳および朗読[佐藤宏幸さんより]
2.アジェンダ21実施計画(’97)英文
3.SC Resolution 1325
4.国際条約集 サイト http://www1.doshisha.ac.jp/~karai/intlaw/docs.htm
(ア)国際私法・個人
①世界人権宣言
②国際人権規約A規約
③国際人権規約B規約
④児童の権利条約 NEW!
⑤児童の売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する条約の選択議定書 NEW!
⑥武力紛争における児童の関与に関する児童の権利に関する条約の選択議定書 NEW!
⑦女子差別撤廃条約
⑧人種差別撤廃条約
⑨拷問等禁止条約
⑩難民条約
⑪難民議定書
⑫出入国管理および難民認定法

(イ)安全保障
①国際紛争平和的処理条約 NEW!
②不戦条約(パリ条約)
③日米安保条約
④日米地位協定
⑤日米新ガイドライン
⑥周辺有事法
⑦船舶検査法
⑧自衛隊法
⑨警察官職務執行法
⑩PKO協力法
⑪海上保安庁法
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by eric-blog | 2012-10-23 12:07 | ☆よりよい質の教育へBQOE | Comments(0)

米国の中等学校と「環境交流ネット箱」を交換しませんか?

環境交流ネット箱

米国の中等学校と、インターネット上で「環境交流箱」を交換しませんか?

メイン州のPLT実践校から、交流の申し込みが来ています!

ホームページ、ブログなどに、自分たちの環境や状況を紹介する「交流箱」を作成し、米国の学校と交流するものです。発展的には動画やスカイプでの交流もできるのではないかと思っています。

環境交流箱のアクティビティについてはhttp://ericplt.exblog.jp/i2/
をご参照ください。

*********環境交流ネット箱 申込書**********

1.学校名
2.学年、学級
3.担当者名
4.メールアドレス
5.希望するインターネット上の交流手段
(ア)学校の既存のホームページを通じて
(イ)特設ブログ
(ウ)Facebook
(エ)Dropbox、Gドライブなどの共有
(オ)その他
6.対象校、学年などの希望などありましたら、お書きください。

**********************

以上をご記入いただいて、eric(a)eric-net.orgまでお送りください。
(a)を@に変えてください。

以下、ERICニュースでお知らせした「環境交流箱」のアクティビティの内容です。

■□ PLTのアクティビティ紹介(1) □■

今回から、ERICメールマガジンで、ERICが日本事務局をつとめているProject Learning
Treeのおすすめのアクティビティを、ERIC関係者が紹介していきます。今回は、運営委
員でツリーニュース編集担当者である梅村松秀さんが選んだ「#20 環境交流箱」をお
届けします。

なお、最終原稿ではありませんが、PLT2006年翻訳プロジェクトのページでPLTの他のア
クティビティや、「進め方」以外の内容(背景、発展、生徒用ページなど)も見ること
が可能です。授業や研究会等でご活用ください。
http://ericplt.exblog.jp/i2/

☆「環境交流箱」☆

1. 題名および出典:#20  環境交流箱(Environmental Exchange Box)『PreK-8 
Environmental Education Activity Guide』(合冊版)

2. 概要:生徒は、環境交流箱を準備することで自分たち自身の地域のことと、そこ
で何が特別なのかについて、よりよく学ぶことになるでしょう。

3. ねらい:生徒は、自分たちの地域の環境の特徴を知り、他の地域と比較する。

4. 関連アクティビティ:「#7  生息地のペンパル」、「#9 わくわくする多様性
に満ちた惑星」、「#21 里木」、「#5 詩人の木」

5. 準備物:地域の自然誌についての書籍、クレヨンなど

6. 準備する:このアクティビティを行う前に、箱を交換する相手を見つける必要が
あります。次ページの申込書(あるいはPLTオンライン)を書いてPLTに送ってください。
わたしたちが他の教育者と組み合わせを進めます。相手を見つけるために4週間はみて
ください。

7. すすめ方

(1) 「交流パートナー」の住所と名前が確定した段階で生徒に他の地域の生徒と
「環境」を交換することを告げる。生徒が交流する相手は、生徒の住んでいる地域の
環境のことについてあまり知らないことを説明する。生徒は、交流パートナーに自
分たちの地域のことを教えるために何を箱に入れるかについて責任を持っている。

(2) 生徒と箱に入れるものについてブレーンストーミングをする。それから生徒を
調査、収集、準備に分けて責任を分担する。次のようなものを入れることを考えてみ
る。

・地域についての概要、生徒によって書かれたもの。
・地域の生態系の写真のコラージュ(海浜、沼地、砂漠、都市環境など)、生徒が撮影
したもの、あるいは新聞、本、雑誌からとったもの。
・地域独特の植物や動物について、あるいはさまざまな動植物についての絵も入って
いる本。
・生徒の集合写真、学校、広場などの写真。
・地域の動物の声も入っている撮影ビデオ。
・生徒のお気に入りのものや場所について生徒が書いた物語。
・バーモントならメープメシロップ、アリゾナのピーチジャム、カリフォルニアの
デーツ、ジョージアの桃など、地域の特産食品のサンプル。
・地域の文化的イベントやお祝などについての説明や写真。
・地域の自然物を代表するようなもの(木の葉、木の実、松ぼっくり、押し花、岩、
貝殻など)。
・地域の音あるいは口頭での報告など、生徒が準備したもの。
・近隣のすべての木(あるいは他の自然物)についてのフィールドガイド、生徒が作
成したもの。
・地域環境問題についての説明や新聞記事をさまざまな観点から。

(3) 相手から箱が届くのを待っている間に、生徒が相手の地域のことについて知っ
ていることは何かを尋ねる。大きな都市、地理的 特徴などをあげることができるか。
そこの気候はどのようなものでしょうか。生徒の考えをボードに記録しておく。

(4) 箱が届いたら、生徒と共に開封し、中身を確認する。それから、生徒に二つの
地域を比較させる。例えば、気候はどう違うのか。動植物で両方にいるものはある
か。人々の暮しに違いはあるか。

(5) 生徒に、何が一番好きだったか、そこで住むとすればどのような生活になると
思うかについてのプレゼンテーションを作成させる。例えば、生徒は箱の中のお気
に入りのものを絵や、相手の地域の様子を現わしている絵を描いてもらう。あるい
は、箱の中のものについての印象を創造的な方法で表現してみる。例えば、他の地
域における空想上での探検物語りなど。

(6) すべての生徒に礼状を書いてもらう。箱についての印象や、何が一番好きだっ
たかなど。交流パートナーとの関係を続けるため に、受け取った箱の中身について
の質問を出してみる、あるいは相手の地域についての一般的な質問を出してみる。
恐らく生徒は特定のことについてもっと情報が欲しいと思うかもしれない。手紙と質
問を送り、返事を待つ。

7. 評価のポイント

・環境交流箱を受け取り、確認した後、生徒に二つの地域の共通点と違いをリストに
させる。
・いまの地域に留まるメリットは何か、新しく学んだ地域に移動することのメリット
は何かを考えさせる。
・生徒に自分たちの「理想のコミュニティ」の特徴はどのようなものかを説明させる。
また、なぜ他の人々もそこに住むことを選択するかを説明させる人たちは合意にいた
ることができるだろうか。

8. 留意すること【安全への配慮】

多くの州に動植物素材のものが州境を越えることについての制約が法律で決められて
いる。箱を送る前に、地域の農業委員会、郡や州の関係機関と連絡をとり、確認する
こと。

9. 日本での発展のアイデア

・アメリカではPLT事務局が「交流」団体を決めていますが、日本ではこのアイデア
を活用したい皆様がそれぞれ進めてください。
・小学校同士だけではなく、小学校と地域環境団体、自治体環境担当部局など、呼び
かけを広げることによって「交流箱」の中身が充実していきます。「環境」という視
点を加えて、地域のステークホルダーや異なる地域の方々と交流してはいかがでしょ
うか。
・どのような素敵な交流ができているかを、日本事務局まで教えていただけるとうれ
しいです!
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by eric-blog | 2012-10-21 09:00 | ☆PLTプロジェクト | Comments(0)

平和教育: 平和への道 第15章 平和教育者の属性

PE第15章 平和教育者の属性

「メディアはメッセージである」という言葉は、学校の環境で使われる場合は、わたしたちに、先生たちは子どもや若い人びとの人生を左右する力があるということを示します。生徒は、明示されたカリキュラム外の、非正規の、あるいは「隠された」レッスンをよく覚えているものです。それは、教室内や外での先生方の行動、価値観、態度からの学びなのです。いまや、わたしたちは、もっと効果的であるたろには、伝達手段はメッセージと一致している必要があることを理解しています。
まさに、平和教育者は、彼らが手助けしようとしている若い人びとに、平和的な学級や学校で、つけたい資質とスキルのモデルでなければならないのです。これは、まず第一に、そしてもっともタィセっなこととして、先セィたちは、個人的な超形成の課題に取り組み、信頼のおける平和のメッセンジャーとなる必要があるということです。Lantieri and Patti (1996)は、わたしたちに、先生として、わたしたち自身が変わらなければ、学習者が変わることを期待することはできないと言います。例えば、若い人びとが自分たちの偏見に直面することを助けるのであれば、わたしたちは、わたしたち自身の偏見に直面する必要がありますし、わたしたちの否定的な態度を改める必要があります。
どのような属性、能力、スキルが、平和を教えるものとして、そして効果的な平和のメッセンジャーになるために、わたしたちは身につける必要があるのでしょうか。次の属性は、世界的によく知られた平和教育者であるBetty Reardon (2001)が呼び掛けているものです。

平和を教えるものは、責任ある地球市民であり、国際的な平和の文化の担い手であり、ビジョンを持ち、希望と前向きな変化を想像する力を持つ人です。教育は、建設的な変化のための手段であるべきことを理解している人です。
奉仕する動機付けを持ち、地域共同体に積極的に関わります。平和を教える人は、自分自身を社会に対して責任を果たしている人として見ています。
生涯学習者であり、自分自身の学習能力を向上させ、その分野でabreastであろうと努力を続ける人です。
文化の伝達者であり、超形成者でもあります。自分たちの伝統的な文化を超形成しつつ、先生は、クリティカルに、そして省察的に、社会と文化の超形成のための効果的な担い手であろうとする人です。
平和と共同体の感覚を育てる、相互に引き出し合う関係を作り出す人です。例えば、人間の尊厳と人権を尊重することが、先生と生徒の関係や学習プロセスのガイドラインとなることです。
ジェンダーの問題に敏感で、自分自身や生徒のジェンダーバイアスの可能性にalertであること。男性、女性の学習者が、自分自身について世局的なアイデンティティを持てるように、そしてジェンダーに対する敏感さと他者に対するジェンダー責任を身につけられるように手助けします。
平和を教える人は、建設的に批判的です。批判はしますが、害したり傷つけたりするためではなく、建設的な変化を確立するために行います。
平和を教える人は、意識的に、担当している学習者一人ひとりのことについて知ることで、ケアする能力を高めようとします。これは、先生が生徒の学習スタイルの違いに前向きに反応することを可能にします。いずれにせよ、平和を教える人は、その他の人間の違いに対応することが求められているのです。ケアするスキルは、平和教育のプロセスに不可欠です。先生からのケアとサポートの行動は、生徒に、彼らが価値ある存在であることを知らせます。
探求者です。学習を阻害しているものは何か、平和の文化を達成するための可能性を広げる可能性はどこにあるかを、教授法的に自らに問いかけます。多くのテーマや平和教育の目標について探求することができるために、平和を教える人は、生徒自身からビジョンや考えを引き出し、自分自身の知識と想像力をより深く探り、新たな知識を求めるようにすることができるスキルを必要とします。先生は、答えを与えるのではなく、問いを発するのです。
教えたことから学び取られたことは何かを省察することから、生徒と彼らの学習プロセスについて、より理解を深めようとする学びのスキルを持っています。これには、次のような根本的な問いによって、自分自身の能力に対する省察と評価を行う力を含みます。わたしたちの教授学習の相互関係は、目的の達成に対してどれほど効果的であったか。わたしは、生徒が学習に満足したり、意味を見出しているかどうかをどのように確認する指標をもっているだろうか。
平和を教える人は、コミュニケーションと対立の解決のスキルを持っています。これらは、コミュニティの形成と平和の構築に必須のスキルです。(これらのスキルについては、すでにこれまでの章で解説しています。)
協力して学ぶことを、協同学習的なタスクを与えることで奨励し、生徒間の否定的な競争や「仲間」「仲間はずれ」というような態度をdiscrougeします。
平和を教える人は、未来の、そして平和の文化の可能性の選択肢を理解するように想像力をかきたてます。生徒がそのような文化を達成することを手助けします。彼らの問いは次のようなものになるでしょう。: わたしたちはどのような世界を望むのか。それを達成するために必要な変化は何か。超形成的なプロセスのために、わたしたちが負うべき特別な責任は難だろうか。

平和教育センターがここ数年フィリピンで行った教員養成のワークショップの中では、教員の参加者は、彼ら自身が平和教育者だと思う人の属性は何だと思うかを問いました。頻繁に出された資質は以下の通りです。:

・平和への熱意
・共感的、関心があり、やさしい
・配慮があり、奨励し、理解する
・他の人を尊重する
・穏やかで、脅さない
・公平で、impartial
・神を信じ、スピリチュアリティによって想像力をかき立てられている。
・権威の源であるよりも、学びのファシリテーターである。
・寛容さ、開かれた態度、他の人の考えを尊重する。
・学級内の多様性に対して感受性が高く、学習者らをそのまま受け入れる
・関連する個人的な物語りをみんなと共有する。
・考えを整理し、ふりかえりのための問いを出す。
・動機付けがあり、熱意があり、人を鼓舞する。
・絶望よりは、どちらかというと希望を体現している。
・彼らが教えている行動や態度の模範である。

平和教育者の属性についてのこれまでの議論から、わたしたちは、平和教育の専門家であり、経験を積んだ平和教育者であったベティ・リアダンがあげたものと、道についたばかりのフィリピンの先生たちがあげたものとの間に、共通性が多くあることを指摘することができます。このことはわたしたちの拝啓が異なろうとも、平和教育者の属性を概念化するときに、わたしたちが共通してもっているものがあるということを示しています。
フィリピンの先生たちが、「神を信じていること」「自身のスピリチュアルな伝統に喚起された」をよくあげていることは、注目すべきことです。フィリピンの先生たちがあげた個人的な資質でprepondernaceなものがあります。これらの特性は、フィリピンの先生たちが生きている文化を示すものでしょう。多くの困難があるにも関わらず、フィリピンの先生たちは、神への信頼に基づいた希望にあふれた傾向があります。彼らは、また、互いの人間関係も大切にしています。
わたしたちがこのテキストに含めた属性は、網羅的なものでも、定義的なものでもありません。他のグループがさらに深く平和、平和教育、平和教育者についての概念について考えにつれ、リストは育つものですし、育つことでしょう。
わたしたちが覚えておくべきことは、この章の最初で言ったように、わたしたちは、まずわたし自身の個人的な、内面的な超形成からとりかかる方がよいということです。わたしたちが平和教育者を際立たせるこれらの属性、能力、スキルを体現していくにつれ、わたしたちをモデルとして若い人びとが育つことを見出すでしょう。確かに、彼らの生活には、わたしたちからの影響以外のものもあるでしょう。そして、時には、先生が模範となるやり方がうまくいかない時もあると感じる時もあるでしょう。しかし、わたしたちが説くものを実践しないという見通しは、絶対にありえません。若い人びとは、統合し、信頼を寄せることができる先生を求めています。このことに対して、わたしたちは、ガンジーの次の言葉に同意せざるを得ないでしょう。「あなたが、この世界に見出したい変化そのものになりなさい。」
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by eric-blog | 2012-10-20 11:56 | ☆よりよい質の教育へBQOE | Comments(0)