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自由の牢獄

ミヒャエル・エンデ、岩波書店、1994

トルコに出発する前に歯の詰め物がはずれたために歯医者に行った。急なことで予約をねじ込んだので、時刻より早めに来ておいて欲しいと念をおされた。そのために、いつもの時間の読みが狂って、随分時間が余った。といってたかだか5分10分の余裕か。
いつもの道筋にある、これまで寄ることもなかった古書店を覗くほどのことが、妥当だろうと目算。
購入した。

成田空港に向かうスカイライナーで読んではまった。

まだ一話目「遠い旅路の目的地」まで。
これは極上の旅になりそうだ。もしあなたが探そうとしているのなら。

では9月13日まで、ボン・ヴォヤージュ(^O^)

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by eric-blog | 2011-08-30 19:54 | ■週5プロジェクト11 | Comments(0)

右派の/正しい教育 市場、水準、神、そして不平等

右派の/正しい教育 市場、水準、神、そして不平等
マイケル・アップル、世織書房、2008
Educating the “Right” Way, Market, Standards, God, and Inequality
2006

日本語版への序文に言う。
「社会において不平等な権力が再生産され、競われる方法について分析する者は、いかなる者であれ教育の問題を取り扱うべきである。教育制度はそれを通じて権力が維持され、挑戦される主要なメカニズムの一つである。・・・教育はたいてい公共空間の一部であり、国家によって規制されているので、それはまた闘争の場でもある。」

No Child Left Behind法、「誰も見捨てない」2002年に成立した初等中等教育法である。

達成主義、目標の明確化、試験、手だて。科学的に証明されたしっかりとした教授法、親の選択などが眼目であった。

アップルは「監査文化」が、実際には人々を見捨ててきていると。

主要教科におけるテスト主義は、できない生徒が結局は学校そのものからドロップアウトすることにつながっている。

また、伝統的家族を賞讃することが、ジェンダーと人種の秩序の復活に依存した。179

キリスト教原理主義的な動き。
権威主義的大衆主義的宗教運動。

(私たちは選ばれたもの達であり、真理は私たちとともにある)という反多元主義と、合衆国の平等主義の奇妙な組み合わせ。

この分厚い本の内容を的確に伝えることは、できないが、日本国内でも起こっていることと、共通していると感じる。どこか、原理主義に対する怖さと、どこか、権威主義的大衆主義に対する怖さが、共通している。

社会を信頼しつつ、恐れつつ。だからこそ、いまのわたしの思いを表明しつつ。

この本の訳者は大田直子さん。教育的アクティビズムの次のインタビューをお願いしようと思う。
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by eric-blog | 2011-08-30 10:26 | ■週5プロジェクト11 | Comments(0)

人権教育・啓発に関する基本計画の改定案(第一次案) –その全面改訂を求めて

部落解放・人権研究報告書 No.20 2011年

人権教育・啓発に関する基本計画の改定案(第一次案) –その全面改訂を求めて

この9年間の成果と課題

国際人権諸条約の各委員会から、批判的な意見が出されている。P.17資料1-(2)

1.裁判官、入管職員、捜査官をはじめ全ての法執行機関職員への研修
2.第二次世界大戦中の「慰安婦」制度について生徒・一般公衆への教育
3.固定的性別役割分担意識がメディア、教科書、教材に反映している
4.教育機関の全てのレベルの教職、カウンセリングスタッフへの教育
5.アイヌの人々および琉球・沖縄の人々を先住民として認め、言語・文化の教育を受ける権利保障と教育課程での文化・歴史の教育
6.特に部落コミュニティを擁する地域に対する人権教育・啓発
7.少女や民族的少数者に属する児童、外国籍児童、障害のある児童への実質的な差別を削減し予防するために、意識啓発キャンペーンおよび教育
8.自答のために働くすべての人々(教師、裁判官、弁護士、法執行官、報道関係者、全てのレベルの国家および地方公務員を含む)に対し系統的継続的な研修プログラム

日本政府の取り組みの傾向は「人権行政の矮小化」としか言えない。2010年から2014年の「人権教育の世界プログラム・第2段階」において、重点のひとつである教員・教育者、公務員、法執行官、軍関係者の人権研修(トレーニング)やそのための教材・研修プログラムの開発が極めて弱い。p.5

また、高等教育における人権教育とその体制が極めて弱い。大学の75.5%が人権関係講座を設置しているが、学部・大学院等の専門課程での人権問題に対する研究機能が弱い。p.6

地方自治体の3割が何らかの「計画」を策定、22都県で人権啓発センターが設置され地域に根ざした取り組みも実施され始めている。(資料1-(6))
一方でと都道府県の教育センターや職員研修センターにおける人権教育の研修・研究機能が極めて弱い。p.6-7

どの基本計画でも共通かと思われるが、「基本計画の進捗状況や人権意識の具体的な把握」が必要。

さらには、人権意識を取り巻く環境悪化。特に社会的に不利な立場にある青少年とその家族の支援は、今後の基本計画には明記していく必要がある。p.7

各人権課題に対する取り組みとしては、子ども、高齢者、同和問題、アイヌの人々、外国人、HIV感染者・ハンセン病患者、刑を終えて出所した人、犯罪被害者等、インターネットによる人権侵害の主要課題について、取り組みの体制の記載がなく、(p.22)取り組みの推進の責任、進捗状況の評価などの主体がどこにあるかが不明である。

改定案の提案には、地方自治体の取り組みを明記するなど、追加的な項目も含む。人権教育・啓発は、実践していて、いつも感じるが「常に磨きつづけないと、眠り込んでしまうのが人権意識」である。人権研修の時に、「わたしっていい人?」と感じてもらい、それを日常生活でも実践できるようにするのは、不断の取り組みからである。

大学における人権教育のカリキュラムと研究の取り組みは大賛成だ!
それは、いまの若い世代をもっと元気にする取り組みともなるだろう。

運動をどうすすめるか、年々参加者が減っているという評価も聞いた。環境教育、ESDにも共通だが、教育や啓発の推進は、「足りないもの」を満たそうとする運動のエネルギーではなく、「BQOL Better Quality of Lifeよりよい生きるということの質」に向かうものだけに、運動エネルギーの持ち方が違うと思う。

その運動エネルギーを維持し、システム思考で推進すること。「制度」として、改善思考がビルドインされること。社会全体が、実践コミュニティになること。なんだけどなあ。
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by eric-blog | 2011-08-29 19:17 | ■週5プロジェクト11 | Comments(0)

文明としての教育

山崎正和、新潮社、2007

2006年に改定された教育基本法には危うさがある、と著者は言う。
「大和文化は誇るに足る伝統です。しかしながら、だからといってその伝統の末端に現代日本文化があるとするのは、・・・事実として間違いです。
愛国心とは、何より現代の日本社会、すでに多様な要素を含んだ文化にたいして向けられるものでなければならないでしょう」167

しかし、著者は「国旗・国歌」について、義務教育の場においては遵法教育の一環として従うべきとします。それはスポーツイベントの時に歌うか否かの選択とは違うのだ、と。

教育は第一義的に国家の統治行為である。しかし、それは国家そのものが文明的であり、いいかえれば統一されつつある現代文明に服従し、そこから目に見えない負託を受けているかぎりにおいてである。128

文明はより大きな統一へ、文化は国家よりも小さな統一へと、社会統合の流れは進んでいる。
文化とは人間の身についた文明であり、そのかぎりにおいて、同一文化を分け持つ集団はつねに小さくならざるをえません。129

道徳とは「取引の論理」社会の約束ごと。

教育にはサービスとして個の能力を伸ばすことも求められる。人々の自己実現を助けることを通じて、間接的には世界そのものに寄与する責任がある。141

どこまでが社会統合のために必要不可欠な知識で、どこからが個人の自己実現か。線引きは難しい。忘れてならないのは原理的に異なる二つの教育が現在の制度のなかに組み込まれていること。143

中央教育審議会会長を引き受けるにあたって、自分の考えをまとめておいたという本。

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by eric-blog | 2011-08-28 13:58 | ■週5プロジェクト11 | Comments(0)

放射線被曝の歴史

放射線被曝の歴史
中川保雄、技術と人間、1991

ICRPが、アメリカのNCRPを追随する形で生まれ、NCRPは原子力産業、原子力の研究によって、避けられない被ばくを、「許容」するために、防護のための被爆線量という考え方を打ち出した。その歴史を明らかにする。

「今日の放射線被曝防護の基準とは、核・原子力開発のためにヒバクを強制する側が、それを強制される側に、ヒバクがやむを得ないもので、我慢して受認すべきであると思わせるために、科学的装いを凝らして作った社会的基準であり、原子力開発の推進策を政治的・経済的に支える行政的手段なのである。」表紙より

有害な影響が放射線に敏感な人には避けられないが、平均的な人に目立って現れるのでなければ、その被害は社会的に容認されねばならない、ということを根拠にして国民に浴びせられる放射線量である。35

人類が築き上げてきた文明の度合いとその豊かさの程度は、最も弱い立場にある人たちをどのように遇してきたかによって判断されると私は思う。12

著者の思いは次の世代に受け継がれているのだろうか?


中村隆市ブログ 「風の便り」

「被曝の真実」命懸け問うた科学者の遺言
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-8181
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by eric-blog | 2011-08-27 16:13 | ■週5プロジェクト11 | Comments(0)

人権尊重につながるガイドラインづくり成果物

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全部を写真撮れなかったのが残念。
グループ作業に対して指示したことは「差別語・差別的表現撲滅ガイドライン」のようにならないこと、差別語・差別的表現をなくすことで実現したいことを表す「○○のためのガイドライン」とタイトルから考えること。
出てきたタイトルは以下の通り。不覚にも、かなり感動してしまった。
○人を尊重するためのガイドライン
○元気で明るい職場づくりガイドライン
○住みやすい社会づくりガイドライン
○断捨離ガイドライン
○差別語・差別的表現に対して思考停止にならないためのガイドライン
○心豊かに生きるためのガイドライン
○だれもが生き生きするためのガイドライン

断片的に書き留められたことを共有しておきます。
怖れず、しかし気をつけて
背景を理解する
ことばは一生の友達
おかしいことは指摘する、素直にあやまる、考える・聞く・話す

主催者が記録を共有してくれることを期待したいところだが、捨てられた気もする。
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by eric-blog | 2011-08-27 11:44 | □研修プログラム | Comments(3)

ファシリテーターのふりかえり

主催者からは、次の問題意識が共有されていた。

○参加者に、差別語・差別的表現について「正解」「即効薬」を求める傾向がある。
○差別そのものについても「べからず」の感覚が強い。

どうすれば、人権尊重、差別のない社会を作る課題へと視線が向かうようにできるだろうか?

今回、大きな流れは、ほぼ予定通りに、「共通基盤」「現状分析」「未来のシナリオ」「行動計画」という流れを踏んだ。
共通基盤づくりの中で「名前だけの自己紹介」のアクティビティを経験学習の四段階ですすめた。1分間でなるべくたくさんの人と自己紹介をする。ふりかえり。互いに紹介しあった名前を確認して席に戻る。ペア作業でふりかえる。そのふりかえりの視点を全体で共有する。経験学習の四段階の「学びを紡ぎ出す」段階でファシリテーターがどのような「点検の視点」を提示できるかが、アクティビティを単なるコミュニケーション・ワークに留めるか「人権」に関わる重要な概念に気づき、共有し、気づいたことを「応用」する「気づきのためのアクティビティ」となるかの分かれ目になる。
次に参加型学習の共通基盤として「傾聴」。そして、「話し合いの心がけ」

セッション2は「現状分析」。わたしたちのコミュニケーションを、他文化と対比して見つめる。ペア作業で。全体共有。
点検の視点として、ネウスプトニーの「日本のコミュニケーション」を提示。
「長所を生かして対立を解決する」のアクティビティを入れることで、問題解決の効果と、発揮した力の効力感の二次元軸で分析してもらう。
ここで「指摘の仕方・受け止め方」を入れるかどうか、省察。二つの理由で却下。まだ目指すべきコミュニケーションのあり方を共有していない。対立の解決を中心にコミュニケーションをふりかえったので「指摘の仕方・受け止め方」は当然ずれた課題となる。参加者からは「どう指摘するかが課題」という声もあったが不採用。積み残し課題に書いておく。

セッション3のやり方を最終的に意思決定するために、セッション2の最後に「ふりかえりのeQi」を行って、ニーズを把握。差別語・差別的表現がいつ出てくるか楽しみだと言う人がちらほら。
セッション3で、PRAのトレーニングで行う「いいコミュニケーション/悪いコミュニケーション」の寸劇づくりを行うか、予定通り「未来のシナリオづくり」を行うか省察。

「いいコミュニケーション/悪いコミュニケーション」を行えば以下のことが確認できる。

○いいコミュニケーションをデザインすることは時間がかかる
○わたしたちは誰しも、悪いコミュニケーションのパターンを知っている。教えられた訳でもないのに。

しかし、PRA主体的参加地域評価法のファシリテーター訓練としては適切なのは「調査法」としてのインタビューだった。職場や家庭のコミュニケーションをデザインするには、やはり「何を目指すのか」の意識化が未だしである。ビジョンの共有があるべき。

そこで、未来のシナリオづくりだが、3つのことを前提に寸劇づくりをしてもらう。

○未来に実現したいことを共有する。
○30年後、どうなっていたいかを寸劇で表す。
○それが実現していく背景のプロセスも含めて表現する。

実現したいことを共有するためにグループを作る時に「仲間探し」の方法を採用。時間は45分。グループ作業の場所はどこでも可。ご自由に。
16時25分から発表・共有。

最後の発表として、わたし自身が「アクティビティ伝達ゲーム」をやったので、17時00分ギリギリで終了。ノートテイキングの時間のみ確保。
1日目、終了。

新しいアクティビティを二つ作りました。「人権感覚磨きアクティビティ伝達ゲーム」と「差別語ガイドラインづくり」です!

差別語ガイドラインづくりはやってみると、最初からこれやっときゃ良かったんちゃう?と思うような出来でした。

「人権感覚磨きアクティビティ伝達ゲーム」は未来のシナリオの一つとして、2041年の、ある「人権感覚磨きデー」に「スターター役」に当たっているわたしが、過去のコミュニケーションを体験し、自分たちを改めてチェックするアクティビティを、二人の人に対して行い、その二人それぞれがまた二人に対して行ってもらうようにお願いするものです。おもしろかった!あっという間に全員が終わってしまいました。

ふりかえりができなかったのが残念。

ericかくた なおこ
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by eric-blog | 2011-08-27 11:08 | □研修プログラム | Comments(0)

差別語・差別的表現を考える 人権ワークショップ

主旨・ねらい・獲得目標

◯日常のコミュニケーションをふりかえる。
◯日本文化の◯△□、均質さを好む、上下関係がきつい、リスクを避ける、というような傾向が「多様性を受け入れる」「対等さ」「プロセスでものごとを改善していく」というような人権思想の原則と対立することを知る。
◯どうすれば、体質改善をすることができるかを考える。
◯変化のためには、一人の努力だけではなく、みんなの、文化創造的な努力が必要であることを理解する。
◯日々のコミュニケーションにおける実践目標を確認する。

8時間ワークショップ
参加者26名

セッション1 共通基盤づくり
1.自己紹介のアクティビティ=名前だけの自己紹介
2.ふりかえりを共有する=気づいたことと経験学習の4段階、学びを紡ぎ出す点検の視点の重要性
3.コミュニケーションのスキル・トレーニング=傾聴
4.学びあいのための話し合いの心がけ

セッション2 現状分析
1.日本語のコミュニケーションをふりかえる
2.日本型コンフリクトと対立が難しい日本社会の特徴
3.ふりかえりのeQi

セッション3 未来のシナリオ
1.未来に実現したいこと[オープンマーケット方式で仲間づくり]
2.シナリオづくり3.寸劇の発表
4.アクティビティ伝達ゲーム「いすの上から」

2日目

セッション3 行動計画づくり
1.昨日のふりかえり
   ○参加型学習のすすめ方と点検の視点
   ○視点を高く保つには
2.差別語ガイドラインづくり
   ○気になる差別語・差別的表現のカードづくり
   ○「不快」「危険」の二次元軸で分析する
   ○指摘の仕方・受け止め方
   ○ここで挑戦!後出し負けじゃんけん
   ○「○○のためのガイドライン」づくり
3.実践上のバリアをマインドマップで描いてみる
4.マゴリス・ウィール相談の環
5.マッサージはメッセージ

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by eric-blog | 2011-08-27 06:58 | □研修プログラム | Comments(1)

人権 2時間

校内研修

1.人権教育の4つの側面[ミニレクチャー]
2.教室の中の世界[ペア作業]
3.公正さとしての正義
4.傾聴
5.311をふりかえる
6.大切にしたいこと→傾聴
7.子どもの学びにとって「良かった点/危険な点」「ペア作業」
8.学校ができること[グループ作業→全体共有]

学校ができることはブレーンストーミングからランキングを「価値観」で起こってもらった。
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by eric-blog | 2011-08-23 19:23 | □研修プログラム | Comments(0)

ミーナ

立ち上がるアフガニスタン女性
メロディ・アーマチルド・チャビス、耕文社、2005

スタンとは場所のこと。アフガン人の場所、アフガニスタン。しかし民族も宗教も多様な人々が暮らしていた国。1912年に王政共和国として独立した時、王は西洋化路線を取った。人々は古いものと新しいものを融合させる努力をした。王の弟はソ連を引き込んでクーデターを図った。ソ連は商品作物を生産するための、灌漑や流通のためのインフラを整備し、その中で伝統的な農村は姿を消した。
また王政時代の人材も殺された。ソ連に対抗するための資金提供を受けた「戦争屋」がはびこる。
人々は平安を求めてタリバンを受け入れる。アフガニスタンを掌握したタリバンはイスラム原理主義を押し進め、女性は働くことも学ぶことも禁じられる。

1976年、大学生だったミーナは、どの勢力に荷担しても女性の権利は守られないと、RAWAアフガニスタン女性革命協会を立ち上げる。
あらゆる暴力が国内を吹き荒れる中、女性が運動することは困難を極めた。
ミーナは信頼できる仲間を増やしながらも、偽名を使うなど互いが互いのことを知らないネットワークを作り上げる。
1981年、フランスで開かれた国際社会党大会に、ソ連の代表も参加する中、ミーナはアフガニスタン国内で起こっている暴力を告発する。それがミーナの身を危険にさらすことになるのは明白であった。

女性が殺されても警察は動かない。女性が暴力を受けても警察は調べない。

1987年に暗殺されるまで11年の間、RAWAはデモを組織するビラを配り、弾圧の事実を告発する「女たちの声」を発行し続ける。
アフガニスタンから逃れてきた女性たちのための授産活動や識字学級。そして、自分たちの病院建設に取り組む矢先の出来事だった。

ミーナを失ったRAWAは、安全を堅めつつ活動を継続する。

アフガニスタンが世界の関心を集めたのは、皮肉なことに、2001年9月11日、アル・カイーダによるアメリカ攻撃以降だった。

いまも状況は、楽観を許さない。
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by eric-blog | 2011-08-23 19:15 | ■週5プロジェクト11 | Comments(0)