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PLT打ち合わせ

昨日、PLT2009の打ち合わせを行いました。以下が検討決定事項です。

・合冊版の提供は5月以降から(提供価格は5000円予定)

・かくたがPLTコーディネーター会議に参加するので、PLTファシリテーターズCDの内容更新もその時期になる。
・ERICホームページのPLTページトップに「PLTの強み」が伝わりやすいように文章を加える。

・よくある質問コーナーを新設する。(質問例も検討)

・新旧のアクティビティ対応解説を作る。(2008年度実績から分析。研修報告を提出していただいたPLTファシリテーターのみなさま、ありがとうございます!)

・PLT研修の分類とPLT/ERIC事務局の対応

・ニュース配信と同時にブログにもアップする

・今後の課題
○6月の研修の広報(担当MSさん)
○ホームページにおける更新情報の上げ方(KYさんと相談)

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よくある質問 Q&A

[詳細情報]はPLTファシリテーターに対してのみオープン。

Q 最初に出版された『木と学ぼう PreK-6』とはどこがどう違うのですか?
A 1993年の大改訂で、PreK-8の幼稚園前から中学二年生ぐらいまでを対象にした、5つの概念を教える96のアクティビティ・ガイドになりました。トピックを教えるより、概念を教えることを教育的指導者に意識づけることで、より応用力のある学びにつながります。また2006年の改訂では、インターネットなどの情報リテラシー、読書の奨めなどが充実した他、#12 侵入種、#84 地球の気候の二アクティビティを追加し、視野が地球規模の環境教育へと発展しました。
○ 多様性、相互依存性、システム、構造とスケール、変化のパターンという概念によって環境を読み解ける力を養うカリキュラムへと成長した。
○ 地球気候変動など地球規模での環境問題も含んだ包括的なカリキュラムに成長した。
○ アクティビティのすすめ方が、1. 2. 3. 4. などの導入、展開、ふりかえり、まとめという「経験学習の四段階」的な構成として明確化された。
○ 幼稚園前から中学生の多様な対象に合わせるためのアイデアが、「発展」などの形で明確に示された。
○ もともとあった「思考スキル」が、科学振興会などの整理の枠組みなどから再整理され、強化された。

【詳細情報】 1975年に出版されたPLT木と学ぼうのガイドは、PreK-6幼稚園前から6年生対象と、7-12中学1年生から高校三年生対象のものと、二冊に分かれていました。それぞれ89個、88個のアクティビティが「環境の意識化」「木々の多様な役割」文化的情況」「社会的な視点」「自然の管理と生態系の相互依存」「生命維持システム」「ライフスタイル」の7章だてで構成されていました。1977年87年88年90年92年と改訂を繰り返し、毎年のファシリテーター育成人数に応じて、出版数を決定するというシステムが確立されて行きました。
その間にも、多くの州でPLTガイドをベースに州ごとのガイドも開発され、PLTネットワークがカバーしたいと願う範囲が拡大し、またアクティビティも洗練されていきました。
PLT事務局では1990年から、それらの内容も含めて、大改訂の準備に取りかかり始めていました。
PLT日本事務局が翻訳にとりかかった1991年には、改訂の方向性も見えてきていましたが、まずは、基礎となるPreK-6ガイドの翻訳をすすめました。特に、野外教育指導者からのニーズに答えるには、学校教育カリキュラムとの対応が強調される改訂版よりよいと考えたからです。
しかし、ほとんどの要素が96のアクティビティに吸収されており、指導者育成としては「モジュール 野外活動20」を使う方法もあるのではないかと考えています。

Q: PLTファシリテーターにはどのようにすればなれるのですか?
A: コースが6時間コースと12時間コースの二種類あります。12時間コースを受講したPLTファシリテーターは、6時間までのファシリテーター養成研修を開催することができます。
いずれのコースを受講したファシリテーターも、PLTのアクティビティを実践することができます。

Q: PLTファシリテーターの資格を取るメリットは何ですか?
A: 室内、野外の両方を活用した、大切な環境問題のトピックのほぼすべてに対応した多様なアクティビティ・ガイドを手にすることができます。また、しっかりとした教授法に基づいた指導法を身につけることができます。例え、単発のアクティビティの指導であっても、幅広いカリキュラムの中に位置づけられているので、見通しをもって、指導することができます。

Q: 受講費はいくらですか?
A: PLTガイド和訳版を購入していただくことが必要です。2009年5月以降は400ページのガイドを5000円で提供していく予定です。全国でファシリテーター養成研修を行うことができるPLTファシリテーターが20名ほどいます。養成研修の主催者によって、その他の費用は違ってきます。それぞれの主催者にお問い合わせください。
ERIC事務所で行われるPLT研修は12時間研修、二日間で二万円(テキスト代別)です。

Q: PLT研修はいつ、どこであるのですか?
A: ERICのホームページで最新情報を提供しています。年間25回ほど、開催されています。過去の実績も紹介していますので、主催者にお問い合わせください。

Q: PLTガイドだけを購入することはできますか?
A: できません。これは、米国でもそうなのです。

[詳細情報] PLTガイドの英語版は、日本での翻訳協力者、特にReading Connectionsの充実をすすめるために、協力者に対して無償で提供しています。また、学生を対象にしたPreservice Education教員養成課程でPLTを行う場合、英語版を活用したコースも推奨しています。そのようなコースで活用する場合には、3000円で提供しています。その他、研究のためなどの場合には、5000円でお分けしています。
いずれの場合も、来年度の利用予測に基づいてPLT事務局に発注しなければならないので、PLT日本事務局にお問い合わせください。





ericかくた なおこ・
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by eric-blog | 2009-03-31 08:59 | □研修プログラム | Comments(0)

裁判員制度はいらない

288-2(1290)裁判員制度はいらない
高山俊吉、講談社文庫、2009、2006単行本

わたしは「裁判員制度」は司法大学院卒業生の雇用対策だと思っている。法務省の矢継ぎ早な改革にも驚くが、それをやれちゃう財力にも驚く。いつまでたっても学級人数一つ減らせない教育界よりよほどリッチだ。
高学歴化は悪いことではない。しかし、社会的資源の再配分機能を持つ公教育に投資せず、格差を助長する投資の方が大きくなるのは問題だ。

著者は裁判員制度を以下のように批判する。
・参審制を規定していない憲法違反
・陪審員制度は「被告が犯罪を否認している件のみ」「陪審員だけで」「有罪か否か」を決定するもので、量刑を決めるものではない。
・ 裁判員が参加するのは一審のみで、上告審は裁判官のみで行なう
・ 裁判の独立性を考えれば、一審の裁判員も加わった判決を「尊重する」ということはあってはならない。
・ 模擬裁判などの結果によると、裁判官の発言に大きく左右される。
・ 集中的に審理する日程のために、事前準備など、すればするほど、「出来レース」になる。
・ 一生公務員という裁判官らと違って、一過性の裁判員に「守秘義務」がどこまで可能か。


日本の刑事犯について、有罪の確信があるからこそ、起訴する。拘留など、被告本人を手元において調査権のある検察側が、圧倒的に有利だ。などの指摘もある。

『サマヨイザクラ』が示したように、妥当なストーリーの前に、真実が口をつぐんでいく、この伝統的集団的圧力はどう手だてを打たれていくのだろうか?裁判という真実を見極める場で。真実ではなく、妥当な社会的処罰を議論するのか。

では、なんのための裁判員制度?
行政、立法それぞれに「市民参加」が協働や市民立法など、機会が増えている。それに便乗して、追加的職務としての「市民参加対応」職を得ようとしたのだとしか思えない。

いま、「公」に変化が求められている。しかし、bottom-upの変化のメカニズムが弱い構造にしてしまっている。さあ、どうする、というので、「上」から求められる「共」という側面がとても強い。

ただ、どのようなことであれ、「参加」の機会は「知る」「興味を持つ」「考える」機会につながることは間違いない。しかし、この際、裁判の公共性を高めるために、「協働作業」を求めているのは、司法の方なのである。

であれば、いま裁判員に対する金額は安すぎる。本当に、同等の立場で、守秘義務の科料もあるのであれば、裁判官と同等の日給で支払うべき。そうすれば、裁判官らの態度も多少変わるだろう。

「基本給。
最高裁長官2304000、最高裁判事1682000、東京高裁長官1610000
他高裁長官1492000、判事1号  1346000、判事8号    593000
判事補1号  475000、判事補12号 237800
簡判1号   937000、簡判17号  237800
検事総長  1682000、次長検事  1375000、東京高検事長1492000
他高検事長1377000、検事1号  1363000、検事20号    237800
副検事1号  658000、副検16号  209800、司法修習生   207300」

判事1に準じるとすれば、6万7000円というところだね。
「公」との「共」協働作業で、より安い労働を提供するだけなのであれば、社会は育たない。
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by eric-blog | 2009-03-30 07:06 | ■週5プロジェクト08 | Comments(0)

竹沢の春

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今日の飛鳥山のさくらはそれぞれに個性的な開花状況。
竹沢は菜の花が真っ盛りでした!
ericかくた なおこ・
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by eric-blog | 2009-03-29 18:20 | ◇ブログ&プロフィール | Comments(0)

サマヨイザクラ 裁判員制度の光と闇

288-1(1289)サマヨイザクラ 裁判員制度の光と闇 上下 
郷田マモラ、双葉社、2008、2009

今日はお花見日和ですね! わたしもこれから飛鳥山!

桜の木が立つ観音が丘という住宅地で起こった殺人事件。
三人が殺されたということで、量刑判断としては死刑。しかし、殺人の背景に、その住宅地全体で行なわれていた加害者家族に対するいじめの存在があった。

ひきこもりであること、過去の犯罪歴があること。それらの条件が不利に働く。
被告人自身も「死刑」を望む。しかし、一家に対する「集団の悪」だけは裁いてほしいと訴える。

ちょっとどんでん返しがつまらない。とはいえ、裁判員のみならず、裁判官、弁護士、検察官ら、関係者ひとりひとりの葛藤、議論の描き方は上手い。

議論の方法においても、「真実」に対する訴求力が弱い社会なのだなと、改めて思った。

裁判員制度が始まる前に連載された意欲作。
「モリのアサガオ」という死刑囚と看守の物語も、読んでみようかな。
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by eric-blog | 2009-03-29 10:46 | ■週5プロジェクト08 | Comments(0)

六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形

287-8(1288)六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形
鎌仲ひとみ、影書房、2008

六ヶ所村という、核燃再処理施設をめぐって推進・反対の「行き止まり」になっているかと、思っている状況に、ニュートラルに切り込んだ映像作家。

両方の立場を取材するというスタンスを取り続けて、そのドキュメンタリーが人を動かし始めて、やっと、そのスタンスの意味するところも、市民権を得てきているのかと思う。

推進派を取材すれば「推進派」だといわれ、「反対派」を取材すると、「偏っている」と取材を拒否される。そんな中でも、取材に応じてくれるのは、意外にも六ヶ所村に住む推進派、反対派の人びとだった。「自分たちの意見を十分に表明してこなかった」「これまで聞いてもらえていない」などが、その思いだ。

遠くの行政や企業の代理戦争を闘わされている六ヶ所村。そこにも声があること、その声こそが六ヶ所村のこれからを決める声につらなっていく道は、始まったばかりなのかもしれない。

遠くの大きな力に対抗するために、菊川さんは尋常ならざるパワーを付与され、期待される。それを淡々と続けている。近くの人ともつながりながら。

その人間的な営みの多様性や重奏性、一人ひとりを描き出している。

Life Goes On.
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by eric-blog | 2009-03-28 13:24 | ■週5プロジェクト08 | Comments(0)

心の病は脳の傷 うつ病、統合失調症、認知症が治る

287-7(1287)心の病は脳の傷 うつ病、統合失調症、認知症が治る
田辺功、松澤大樹、西村書店、2008

今年は290冊目指して、がんばるぞう! 後三冊。

『お医者さんも知らない治療法』に続く第二弾なのだそうだ。

松澤さんというお医者さんが、MRIの新しい映写角度(後頭部を高く、前にかけて低い)を特許申請し通ったので、書きやすくなったということで、かなりはっきりとMRI写真入りで紹介されている。

扁桃体とセロトニンの大切さは、ERICの研修でも常々伝えていることだが、うつ病なども実は扁桃体の「穴」が原因だという。これが塞がれば、病は「治った」と言える。すごいことだなあ。心の病を抱えている人は、「治癒」したことに自信が持てないのだろうなあ、そのために、悲観的な考えから抜けられないということもあるのだろうと思っていた。それが「治る」と言われたら、それだけで治療効果が上がる気がする。

では治療法は何なのか?

「こころ」を生む脳の中枢は、海馬(知)、扁桃体(情)、側座核(意)。その中でも主役は扁桃体。

扁桃体は「こころの脳」、感情を司る。そこでセロトニンが大切な役割を果たすのだが、セロトニンを合成するために必要なのはトリプトファン、それがたくさん含まれているのがバナナ。
そして、セロトニンは夜出されるので、自然な睡眠のためにからだを動かす。

運動することと、バナナを食べること。赤身の魚、豆乳。

酒とたばこはできるだけやめる。

クスリは、総ドーパミン量を抑え、セロトニンを増やすため、必要最小限で。

からだ いのちの脳 こころの脳 人間の脳  107

という整理もおもしろい。

1926年生まれの松澤さんは、これまで3000人以上を治癒してこられたそうだ。
http://www2.ocn.ne.jp/~taijudr/

わたしの父親とほぼ同年だね。

アメリカ留学していたときのホストマザーが、40歳で子どもを生んだ時、体質が変わったのか「他人はこんなに快適に生きているのか」と思ったそうだ。

人の感じていることはわからない。「肉体マネジメント」の責任は、一人ひとりしかとれないのだ。
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by eric-blog | 2009-03-28 09:19 | ■週5プロジェクト08 | Comments(0)

肉体マネジメント

287-6(1286)肉体マネジメント
朝原宣治、幻冬社、2009

いま、シンキング・スキルということについて、勉強会を始めている。
どんなスキルのことか? という技術的省察
スキルは何のためか? という実践的省察
そのスキルで何をしたいのか? という見通し的省察
が大切だと思っている。

例えば、朝原さんが己れのからだと向きあって、体幹はエンジン、手足はタイヤと気づき、体幹から動くイメージ・トレーニングと、体幹筋肉のトレーニングなどを取り入れるようになるまでのプロセスに、シンキング・スキルは無関係だろうか?

彼がつけたからだ感覚についての毎日のメモは、からだで行なうことを再現するためにとても有効なのだが、ある時突然体感が変わると、自分でも何のことかわからなくなるという。

とはいえ、彼が一回だけのレコードホルダーではなく、36歳まで現役を続けられたのは、この「再現性」をつかむことで、向上することができたからだという。また、コーチに頼らず、指示された練習についても自分でその意味を確認しながら行なったこと、そして、ドイツ、アメリカと違った理論、違った方法を体験したことも、最後、自分自身がトレーニングを続け、大成につながったという。「セルフマネジメントは楽しい」

スタブロが嫌いで、100メートル走より、スタンディングスタートのリレーが好きだという。そして、日本の400メートルリレーには、四人の合計タイム以上の何かがあるのだという。

1位 ジャマイカ 37秒10 【世界新】 カーター フラーター ボルト パウエル
2位 トリニダード・トバゴ 38秒06 ブレドマン バーンズ Callender トンプソン
3位 日本 38秒15 塚原直貴 末続慎吾 高平慎士 朝原宣治

100m走は40メートルまでの序盤、60メートルまでの中盤、そしてそれ以降の終盤で組み立てられるという。
序盤ではからだを起こさず、下を見て、トップスピードまで、なるべく早く持っていく。中盤の40-60メートルでさらに加速し、60メートルでトップギアに。
日本選手は序盤、スタートでエネルギーを使うので、中盤で黒人選手に引き離される、しかし、終盤は黒人選手たちもばてているので、条件は同じ、だから、中盤のパワーをつける方法を探れれば、まだ伸びると、朝原選手は考えている。

そうなんだよね、10秒代の選手4人が走って、なぜ40秒を切る?
現役を引退したいま、まだ人生の中盤にかかったばかりだという。これをばねに、加速し、60代のトップギアへと、人生も同じだ、と。

頭でわかっていることを、競技のときは、頭で考えてやっていたのでは間に合わない。からだでできるようになっていないと、とも。

「こんな感じ」を再現するのは明確な言語能力なのではなく、そのことばによって喚起されるからだ感覚なのだ。 そして、それもまた立派なシンキング・スキル、多重知能の中の身体的知能であるはずだ。
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by eric-blog | 2009-03-27 10:34 | ■週5プロジェクト08 | Comments(0)

イラクの混迷を招いた日本の選択

287-5(1285)イラクの混迷を招いた日本の選択
自衛隊イラク派兵差止訴訟全国弁護団連絡会議、かもがわブックレット、2007

『「自衛隊のイラク派兵差止訴訟」判決文を読む』が角川書店から出た!
2008年4月17日の名古屋高裁での歴史的な判決、派兵違憲判決を受けてのことだ。

まっすぐに、進みはしない時代の中で、勇気をもって、活動することが未来への希望の光になることを、これらの訴訟は教えてくれる。

全国11都道府県で12の訴訟、原告は合わせて5700名、弁護団は800名。

1億2000万人の中で、
世界66億人の人々のために、
声をあげた人たちがいる。

一人ひとりは、
地球の小さないのちだけれど、
互いにつながりあい、影響しあっている。

できることを、できることから始めよう。

このブックレットは、訴訟について
1. 「後方支援」は集団的自衛権の行使という参戦である。
2. 「安全確保支援活動」という給水活動は軍事的意義のため。
3. 原告たちの声
4. 平和に生きる権利を、第三・第四世代の人権として訴える。
という四章立てになっている。

特に、「平和に生きる権利」を
第一世代 1789年の「人権宣言」などの「自然的権利」の擁護の時代
第二世代 1919年のワイマール憲法のような「人間たるに値する生活を保障する」社会権、国家への自由の時代
第三世代 第二次世界大戦の経験を踏まえ、「平和を享受することがあらゆる人権保障の前提である」こと。非人道的大量破壊兵器を根絶すること。

ERICでは第二次世界大戦後の人権概念の発展を
第一期 世界人権宣言国家による人権侵害を許さない
市民的諸権利の条約、政治、経済、市民社会、文化などの権利
第二期 人種差別、女性差別などの差別撤廃を訴える
すべての差別は社会的文化的に形成されたものであり、その撤廃のためには社会的な積極的差別是正措置が必要である
第三期 子どもの権利条約
保護は主体性の発揮のためにある、弱者は保護を受ける権利がある。
とまとめています。『いっしょに考えて! 人権』p.62

平和に生きる権利というのは、「自然権」「社会権」に続く「国際権」なのではないかと思います。戦争について、国際的な視野で、地球規模で考えることは、1864年8月22日のジュネーブ条約が傷病者についての保護を定めたところから始まり、戦争状態という状況の中での約束事を積み上げてきました。
現在、国家対国家の戦争から、もっと複雑な戦争へと形態が変わり、また、子ども兵士や非戦闘員に対する攻撃など、別の課題も生まれてきています。

すべての人が平和に生きる権利のために、日本ができること、日本でできるここと、わたしたちができることはまだまだたくさんあると思います。

自衛隊イラク派兵差止訴訟の会は、2004年2月29日の設立、そして、「イラク派兵は憲法9条1項に違反する」という判決を得て、2009年2月21日の第6回総会で解散を決議しました。ご苦労様でした。

そして、すべての人権活動、環境活動をしている人々に、感謝。

さあ、これからだ。
さあ、これからも。
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by eric-blog | 2009-03-26 17:10 | ■週5プロジェクト08 | Comments(0)

人権3時間研修

記録

セッション1 参加型学習の共通基盤
13:30-15:20
1. 「わたし」を見つめる
  名前だけの自己紹介
2. 「あなた」とのコミュニケーション
  傾聴
3. 「みんな」で学びあう  [ファシリテーター板書用模造紙1]
  「学びあいの場の心がけ」 話し合いの心がけ
4. 参加型学習の特徴と進め方
  参加者アンケート
   1.参加型学習の特徴
   2.なぜ、人権研修を参加型で?
   3.いちばんこころに残る人権教育
   4.何がバリヤーになっているのか?

5. 分析と所見を全体で共有

セッション2 「気づき」から「行動」へ
15:30-16:40
1. 参加者はどんな人?
2. 三段論法の落とし穴
3. 多数派・少数派体験ゲーム
4. 「少数派も安心・コミュニティの心がけ」  [1分でグループで話し合う]
5. 「さまざまな感情」 価値観をふりかえる  [16.30配布のみ、時間切れ]
6. 後だし負けじゃんけん


参加者アンケートの項目に「ファシリテーターの役割」を入れるべきだったなあ!

多数派・少数派のふりかえりの共有に時間をとられてしまった。参加者はどんな人? で、「障害のある人」「身内に障害がある人がいる」という項目が出たのに、驚いた! 驚いた自分に驚いた。これまで出ていなかったことにも、驚いた。
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by eric-blog | 2009-03-25 12:13 | □研修プログラム | Comments(0)

アホな二代目につけるクスリ 継承は創業より楽しい

287-4(1284)アホな二代目につけるクスリ 継承は創業より楽しい
住野公一、東洋経済新報社、2007

あれれ、図書館の「新刊コーナー」で見つけて借りてきたと思ったのに、意外や2007年!

表紙が嫌いだ。バドガールのようなカーガール(?)が並んでいるところに、にやけて二代目が立っている。(と、見る) もちろん、オンナ性の中でも「美女」を売り物にしている人は、モデル、女優、受付「嬢」など、さまざまいるし、自負心をもって取り組んでおられると、わかってはいても、「嫌い」だ。若い時に、自分にも押し付けられ、求められ、比較され、評価されることに、からだ感覚で防衛しなければならなかったことの習い性が残っているのだろう。いまだに、うずむず反応してしまう。ペッ!

なんなんだ、この自動車と美女という取り合わせは?
誰か、どこかで研究しているはずだと思うので、調べてみたいものだ。

社会の自動車離れに喜んでいるのは、「エコ」からだけじゃないわたし発見。

と、まあ、自動車文化のマッチスモに唾を吐きかけておいた上で、創業者のワンマン、カリスマ、「怒りの経営」から、継承者の「自主・自発・自律」と「笑いの経営」へという転換が面白かったのでご紹介。

二代目の極意が「事業継承」「新規事業」「社内風土」「人材育成」「ミッション」と5Partに分けて紹介されている。中でも「人材育成編」は「全員野球」ではないが、一人ひとりのやる気をどう引き出すかがポイントだと、どこの組織でも共通している課題にどう取り組むかが語られている。

1948年生まれ、肩書きや堅苦しい服装などを排し、オープンな社風を作っている努力家なのだ!
アホではない。 自戒の言だ。

でも、女性も男性と同様に、アイデンティティが欲しい。仕事や関係性、社会性、能力、肩書き、アイデンティティの根拠は多様だ。それは女性も多様だし、男性も多様だ。

男性中心社会の中で、女性がいるということは、「女性」という記号が強くなりすぎて、その多様性が発揮しにくくなるということだ。特に「美女性」や「オンナらしさ性」などに縛られるメッセージが強い社会風土があればあるほど、多様性が抑圧される。

しかも、出産という生殖の負担は女性に大きい。それだけで、生ききれるほど短い人生ではなくなっているにも関わらず。一度降りたキャリアの道を閉ざされるが、スウェーデンにも多いと言うではないか。

抑圧的な社会をどのようにして脱学習していけるのか、そんなことを表紙だけをながめながら、考え込んでしまった。

Amazon UKは日本のイリュージョンという会社が作成したDVD Raplay を販売禁止にしたそうだ。国会議員の議会での質問のやり玉にもあげられたらしい。かたや日本では、家庭内暴力経験者が約3割にものぼるとニュースが言う。

子が親をなぐった家庭内暴力から、子育ての母親からの暴力、そして夫からの暴力へと、問題の根源が、露にされてきている。わたしたちは暴力的な社会に生きている。

バランスがあることはいいことだ。暴力が皆無?  それは追い求めるべきbetterなものではあるが、「「完全」は善と改善双方の不倶戴天の敵だ。」

しかし、いま、悪いメッセージがいいメッセージを駆逐しているのではないかという危機感は持つべきだ。
自分たちが発しているメッセージ、若い人たちにふりそそがれているメッセージは何か、考える必要がある。

「あなたは18歳以上ですか?」というチェックボタンだけで、アダルト商品にアクセスできるAmazon jpは、まやかしだ。

そのことをしっかりと問題にしていく必要がある。健全な「カーガール」の文化を大切にしたいのであれば。

わたしたちはみんな「アホな二代目」になるかもしれないという危機感をもって、この社会を継承していかなければならない。Always for the better!
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by eric-blog | 2009-03-25 11:39 | ■週5プロジェクト08 | Comments(0)