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ERIC NEWS 538号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年4月23日

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ERIC NEWS 538号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年4月23日
ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!
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(文責: かくた なおこ 角田尚子
http://ericweblog.exblog.jp/
twitter : kakuta09  FBもやってます。)

 今年もTEST教育力向上講座in大阪、開催となりました。
2017年5月3日 午前10時から午後5時まで。あおぞら財団研修室にて。

 案内文をと言われたのですが、やはり当日、参加者の皆さんとともに考えたいなあと、三題噺の準備はしていきますが、どう展開するかは、参加者のご希望次第ということで。

 あまり準備をしすぎないテーゲーな据え置き型ファシリテーターになることがわたしの夢。

 先日、ISEP環境とエネルギー政策研究所が、事務所移転したとかで、四谷近くの三栄町という当たりを歩きました。その辺りというのが、都心なのに住宅街。住宅街なのにオフィス街、というかサテライト型のミニ校舎の看板が掲げられているデザインフルな建物がたくさんある街だったので驚きました。

 そうかあ、ERICの念願であるところのESDファシリテーターズ・カレッジ、二年間コースも、こんな形の学校として実現することもできたんだなあと、とても可愛い二階建てを見て思いました。ま、いまの事務所の10倍のお値段にはなりますが。

 でも、なぜ、二年間コースをと思った時、すぐに「学校を」と思わなかったのかなあと考えると、「学校」という形が持つヒドン・メッセージをどう解消するかという課題を十分に解消仕切れていないまま、取りかかることはできなかった。そんなことに思い当たりました。

 TEST in 大阪。参加型による教育的指導者のための学び合いの場。そこで対価をいただいてファシリテーターを務めることも、その矛盾の一つです。本当に作りたいのは「学習者が作り出す学習の場」。しかし、その場とその場のメッセージのためにも、コストがかかるのが現実ですよね。

 どなたが書いていたけれど、「プロフェッショナル」というのはそれだけの時間とエネルギーをかけてきた人であり、そのことに対する対価なしで、ボランティアをお願いするのはおかしいと。

 ファシリテーターという職業、大好きです。一方的ではないからこそ、何度やっても飽きずにやってこれています。ともに考える人が違えば、学びも違う。そして、わたしも「学び」ます。

 フューチャーサーチ会議を初めて日本で開催した時に、錚々たるファシリテーターのパイオニアたちが参加してくれました。参加費を払って。その中の一人の人が言ったのです。「でも、これで一番学んでいるのはかくたさんだよね」と。

 新しい学びの場を提供し、そこから一番学んでいるのは、わたし自身、そしてERIC自身です。それはグローバル・セミナー以来の伝統です。新しい学びの風を常に巻き起こしたい。それがグローバル・セミナーの原動力でした。

 でも、新しい学びは、ファシリテーター仲間であれば、誰しもあるはず。わたしもグローバル・セミナーをともに担ってきたERICファシリテーターから多くのことを学びました。

 ERICがグローバル・セミナーを卒業したわけ。それは「新しい学び」ではなく、常に「よりよいものを目指し続ける」学び方に、学び方がシフトしたからです。Better Quality Of Education for BQOE。ブログのタイトルでもあります。

 よりよくしていくために重要なのは点検の視点。思えば、一番最初に翻訳した『ワールド・スタディーズ』にその萌芽がありました。「わたしはワールド・スタディーズを実践しているだろうか?」というチェックリストがそれです。

 TEST教育力向上講座は、他のERICの研修と異なり、ファシリテーター実践者のための「点検・改善」「よりよい」に向かう場です。「わああああ! めっちゃ新しい!」ではなく、「あ、自分の中にあったじゃないか。それをうまく整理してくれているなあ、これをKISSして、自分のものにして行こう」、そんな出会いがある場です。

 ぜひ、今年も、TEST in 大阪でお会いしましょう。参加型の教え方学び方の実践力を高めるために。


◆◇◆538号 目次◆◇◆

◆◇◆1. グローバル・セミナーをふりかえる〜いまと未来の教育のために
◆◇◆2. TEST in 大阪2017 「問う心」を育てる=世界を疑う
◆◇◆3. ESDファシリテーターズ・ハンドブック2「構成的に学ぶ」
◆◇◆4. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内
◆◇◆5. by ERIC 在庫処分2016! レッスンバンクもチェック!
◆◇◆6. with ERICこれまでの活動

◆◇◆1.  新連載「グローバル・セミナーをふりかえる〜いまと未来の教育のために」◆◇◆
担当: 鬼木たまみ
ERICでは設立当初から10数年にわたって、グローバル・セミナーを開催しました。
グローバル・セミナーというのは、ERICが厳選して翻訳出版したテキストの著者・開発関係者を講師として招き、参加型学習によって展開されるテキストの内容を体験してもらうものでした。テキストの翻訳だけでなく、参加型の研修プログラムを実施する、また受講する経験は、ERICにとって大きな学びとなり、ESDファシリテーターズ・カレッジをはじめ、オリジナルテキストの開発などその後の様々な活動につながっていった知的財産そのものです。

第1回グローバル・セミナー「地球の未来と教師の役割」(1990年)の開催主旨に、その思いがしっかりこめられています。

「世界はますます狭くなっていることを実感させられる今日このごろ。10年後に迫る21世紀は「地球時代」と言われます。わたしたちは世界のあらゆる国々や地域、あるいは人々と無数の目に見えない 糸で結ばれています。
環境や資源問題など、地球規模で取り組む課題が増えていることも否めません。21世紀を担う子どもたちが、このたった一つの地球を分かち合っていけるようにするためには、今、私たちに何ができるのでしょうか」

ここから始まったグローバル・セミナー。今後、ERIC NEWSやブログで紹介していきたいと思います。

■グローバル・セミナー全14回のテーマ・リスト

第1回 地球の未来と教師の役割(1990)
第2回 イギリス・オーストラリア・アメリカの国際理解教育に実践に学ぶ(1991)
第3回 環境教育・PLT(1992)
第4回 食糧 フード・ファースト・カリキュラム(1993)
第5回 協力、コミュニケーション、セルフ・エスティーム(1994)
第6回 わたしから始まる国際理解教育-自己理解と参加(1994)
第7回 フォトランゲージを学ぶ(1995)
第8回 地球のみかた(1996)
第9回 対立から学ぼう(1997)
第10回 未来を学ぼう (1998)
第11回 国際理解教育の推進に向けて(1999)
第12回 対立を超えて・世紀を超えて 地球の明日とわたしたちの力(2000)
第13回 生涯学習社会の実現に向けて(2002)
第14回 いっしょに考えて!教育(2005)
( )内は開催年

◆◇◆2.  TEST in 大阪2017 三題: ファシリテーターの資質・問う技術・経験の広がり ◆◇◆

新しい学びと自分自身の実践をふりかえりつつ、次年度に備える。そんな時間がTEST教育力向上講座の時間です。今年のin大阪は、一日だけのショートバージョン。それだけにみっちり詰まったものになりそうです。
共有したい学びは三つです。

1.  ファシリテーターの三つの価値観「真摯さ」「誠実さ」「信頼」
2.  経験学習の三原則 経験のふりかえり、共有、そして広がり
3.  QFT「問う技術」

三題噺がどう展開するかは当日のお楽しみ。あなたはファシリテーターの資質に自信ありますか?

2017年5月3日 10時から17時 at あおぞら財団研修室

申し込みは栗本敦子さん、あるいはかくたまで。kakuta(a)eric-net.org

◆◇◆3. ファシリテーター・ハンドブック2「構成的に学ぶ」◆◇◆

連載を始めたばかりのファシリテーター・ハンドブックですが、すでに順番が違ってしまいました。訂正して、再録しておきます。

1. ERIC ESDファシリテーター・ハンドブック1 「効果的な学習」
http://www.eric-net.org/news/FH17EffectiveLearning.pdf
2. ERIC ESDファシリテーター・ハンドブック2「構成的に学ぶ」
http://www.eric-net.org/news/FH17Constructivism.pdf
3. ERIC ESDファシリテーター・ハンドブック3 「経験を味わう」
http://www.eric-net.org/news/FH17Reflexitive.pdf

1 「効果的な学習」のCSSCの四つの要素を受けて、構成主義と経験学習の関係についてまとめたものが2「構成的に学ぶ」

『学習の本質』が掲げる効果的な学習の四つの要素の一つが「構成主義」constructivismです。そして経験学習は、構成主義の考え方に立って、考えられている教授学習法です。
このユニットでは構成主義について学びを深めるためのキーワードやERICのテキストが採用している教授法にどのように構成主義が生かされているかを紹介しています。

今回のKISS!は次の「経験学習の三原則」です。

経験学習というとコルプの「経験学習の四段階」があまりにも有名ですが、「体験のしっ放し」という批判が起こるのは、ふりかえりが不十分なだけではありません。しっかりとした経験学習の指導原則として、以下の三つを抑えているかどうかが鍵なのです。
・経験のふりかえり
・経験の共有
・経験の広がり

あなたの実践している経験学習をこの三つの視点から点検して見ましょう!

Let's KISS!
Keep it simple and shortによって、より良い質の教育の点検力を高めましょう。
これからもファシリテーター・ハンドブックでは、さまざまなKISSを紹介していきます。

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by eric-blog | 2017-04-28 16:49 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 535号 byERIC ともによりよい質の教育をめざして  2017年4月2日

ERIC NEWS 535 byERIC ともによりよい質の教育をめざして  201742

ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!

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                   (文責: かくた なおこ 角田尚子

                     http://ericweblog.exblog.jp/

twitter : kakuta09  FBもやってます。)


今回のニュースから2017年度です。東京は桜が三分咲き。満開にはなりませんでしたが、日曜日はいい花見日和になりそうです。


2016年度は51本のニュースを四名の執筆者で発行することができました。

リストをホームページに載せました。

http://www.eric-net.org/news/ERICnews2016.pdf


各号ニュースを縦断する新しい連載として「ファシリテーター100の概念」を始めます! かくた担当。

これまで「アクティブ・ラーニング数え歌」とか、「Toolbook1,2,3などのアイデアを立ち上げましたが、ファシリテーター養成講座のためのハンドブックも分厚くなるばかりで、では内容が一回の研修でカバーできるかというと、それは無理。ではなぜ配る? もっと必要な情報が必要な時に取り出しやすい方法を考えよう!


で、やっぱり使い馴染んだ「ブログ」に連載。ということになるのかなあ。

お楽しみに! 


ERICのファシリテーターがまとめているブログについては、ホームページで紹介しています。

http://www.eric-net.org/by-eric.html#WITH


最近、鬼木さんが草創期のERICニュースレターと通信のバックナンバーをPDF化してブログにアップしてくれました。1980年代を踏まえて提起された「参加型学習」、学習者中心の教え方・学び方の提案など、いま改めて見ると、社会の変化を感じます。


写真や図柄も多くてみやすい画面になっています。ぜひ、読んでみてください。

http://eric-net.org/project/newsletter/nl_no1.pdf


◆◇◆目次◆◇◆


◆◇◆1. ERICのテキストよりbyERIC『問うこころ』

◆◇◆2. ファシリテーター100の概念『「問う」を問う』

◆◇◆3. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内

◆◇◆4. by ERIC 在庫処分2016!

◆◇◆5. with ERICこれまでの活動



◆◇◆1.  ERICのテキストよりbyERIC 『問うこころ』 ◆◇◆


2016年度の後半は、私自身も「問う」技術について学ぶ機会が多かったです。


2009年に、小冊子『問うこころ』を出しました。A5サイズで、50ページ程度。


目次がないのですが、ページ順に内容をご紹介します。(ページ番号)


  • λあなたは参加の文化を体現していますか?1
    • ¬Yes  そう言える五つの根拠2
    • ¬No  そう思う五つの根拠3
    • λあなたのいいところ誇りに思うこと4
    • λ悔しいことは何悲しかったことは何5
    • ¬悲しかったこととの和解の方法4R's6
    • λ残念なことは何?どんな手だてを立てますか?7
    • λあなたのねらい、ねがい、ねついの根拠は何ですか?8
    • λ本当に満たされたいこと価値観の成長のためにしていることは何ですか?価値観の成長を感じたときはどんな時?9
    • λ対立の良い面は何ですか?
    • ¬CR10のスキルの良かった点、そこから得たものは何ですか?10
    • ¬事実と感情を分けて考えるために、あなたが問う問いは何ですか?11
    • λどんな態度・姿勢・行動が、何から、誰から、いつ、どのように、なぜ、どこで、学ばれたでしょうか12
    • λついついやってしまうことを意識化する手だては何ですか?13
    • λその時についてのさまざまな感情は何ですか?
    • ¬より心地よい感情
    • ¬より認めたくない感情14
    • λその時のいいところはどこ
    • ¬その時のことで悔しい、悲しいこととの和解の方法4R's15
    • λその人についてのさまざまな感情は何ですか?
    • ¬より心地よい感情
    • ¬より認めたくない感情16
    • λその人のいいところはどこですか?その時のことで悔しい、悲しいこととの和解の方法4R's17
    • λあなたの感情の扱い方で、好きなの、苦手なののはどれですか?それは、なぜですか?18
    • λふりかえることを難しくさせているのは何ですか?19
    • λワールドスタディーズ「わたしは問いかけつつ教えているか?20-24
    • λ点検の視点をどのように活用していますか?
    • ¬点検の視点を高めるためにしていること25
    • λなぜ加害を語れないか?
    • ¬向き合うために必要なこと26
    • λなぜ被害を語れないのか?
    • ¬向き合うために必要なこと27
    • λV&V「わたしは未来を学ぼうを行なっているだろうか?28-32
    • λからだからのメッセージを受け止めているか?33
    • λこころはここにあるか?
    • ¬こころを込めて行なっているか34
    • λ一人ひとりの学びの視点に取り組んでいるか?35
    • ¬学びのために適正な人数や場、条件を整えているか?36
    • λ学びの場がよりよい質の生きるということを実現しているか?37
    • λすべての人のよりよく生きるということのために学びの環境を整えているか?38
    • λ生きるということの質を高めるものは何か?39
    • λ多様なリソースに対して開かれた場を作れているか?40
    • λ学ぶ力のある人を育成しているか?
    • ¬学ぶ力をどのように評価するか41
    • λNAAEE「優れた環境教育のためのガイドライン42-45
    • λ自分自身の教育活動に誇りを持てていますか?46
    • λ持続可能な社会に向けて、モデル、模範を示せているか?47
    • λ問う姿勢のためにあなた自身が自らに問うている問いは何ですか?48


新学期に当たって、「問う」視点を洗い出し、優先順位をつけ、そして点検の視点として、改善に活かしていただけますように。


◆◇◆2. ファシリテーター100の概念『「問う」を問う』


ERICのホームページにとりあえず『問う心を育てるv2』のパワーポイントをアップしました。


  • ν「問う」ことを問う
  • νQFT 質問づくりテクニックのルールの共有
  • ν問う: テーマについて考えられる限りの問いをブレストする
  • ν問いを分析する、言い換えてみる: 「閉じた問い/開いた問い」
  • ν優先順位の高い問いを三つに絞る: 選んだ理由などを確認する
  • ν「問い」に対する次のステップ: 知りたいこと、知るためにとる行動
  • νふりかえり


問いというものは、合わせ鏡のようなものですね。覗き込めば覗き込むほど、深く踏み入ることができる。問う心は疑うところから。疑うことは、違和感から。「問う」ことは弱者の力であるのに、いやだからこそ、「問われる」べき側からは阻まれる。

青い芝の会の行動綱領に言う。「問題提起だけが存在意義だ」と。彼らの問いが私たちの社会を、より遠くまで連れて行ってくれる。


「いい問い」「正しい問い」「危険な問い」「後ろ向きな問い」と言うものもあるのだろうか?


http://www.eric-net.org



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by eric-blog | 2017-04-03 11:51 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 533号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年3月20日

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ERIC NEWS 533号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年3月20日

ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!

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(文責: かくた なおこ 角田尚子

http://ericweblog.exblog.jp/

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N女の研究」なるものがあるそうだ。NGO/NPOで働いている女性のライフログについての研究だ。生涯N女なわたしも40代の頃にNGO/NPOで働く女性たちに集まりを呼びかけたことがあった。しかし、続かなかった。貧乏だったから、集まった時の飲食代も出すのが惜しい人もいたかもしれない。

しかし、それよりも高学歴なN女たちは、まさしく「孤独なミドルクラス」だった。学歴が高く、自分の能力で次の就職先を探さなければならない。能力主義的なようでいて、狭き門である研究職や高等教育機関は学閥、コネ、口利きが幅を利かせている世界。互いがたがいのライバルであることに代わりはなかった。

http://ericweblog.exblog.jp/15658451/

不思議なことだ。NGONPOは、渋谷望さんが指摘するような社会状況にこたえ、そのような時代状況を乗り越えるためにあるのではないのか?


一人一人の思いは強くとも、連帯には至らなかったということか。いや、何を連帯すればいいのかがわからなかったのだ。それぞれの団体の運営は独裁政権から巨頭体制、合議体など多様であったし、「女たち」の平場の組織は少数の中心的人物によって動いていたのは事実だ。


時代の動きの速い時は、流れがわからないものだ。


ビジョン系の公共的投資を開拓してきたはずのNGO/NPOだが、それらの予算がどんどん権力的配分のパイに取り込まれていくのを見ているいま、権力闘争に加担するのではなく、改めて、ビジョンを示し続けることの意味を重く受け止めている。N女歴30年超の感慨である。

◆◇◆533号 目次◆◇◆


◆◇◆1. TEST2017「問う心」を育てる=世界を疑う

◆◇◆2. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内

◆◇◆3. by ERIC 在庫処分2016! レッスンバンクもチェック!

◆◇◆4. with ERICこれまでの活動



◆◇◆1.  TEST2017「問う心」を育てる=世界を疑う ◆◇◆

 2016年度も、個人的に研修やワークショップに参加して新たな学びがありました。新しい学びと自分自身の実践をふりかえりつつ、次年度に備える。そんな時間がTEST教育力向上講座の時間です。


 今年は「問う」技術。Making Questions Workという佐藤宏幸さんが紹介してくれた本から「三つの原則」

http://ericweblog.exblog.jp/23034578/

と『たった一つを変えるだけ』の著者のワークショップからQFT質問づくりの技法を取り入れて行いました。

http://ericweblog.exblog.jp/23722910/


記録はこちらから。

https://www.dropbox.com/sh/nnepmp8zhsl7yjq/AABYDNvaMC7PICt1Dry_HLlta?dl=0


実は一番面白かったのは終了後のファシリテーターのふりかえりミーティングでした。QFTQFDの構造に忠実であろうとしていなければ、やったであろう「問う」ことについて「12のものの見方・考え方」で迫るものでした。もちろん、その分析で出た内容は、それまでの二日間の議論を踏まえたものであったので、最初にやるのとでは全く異なるないウヨであることは間違いがありませんが、やってよかったです。


TEST教育向上講座の初期の形を覚えている人たちは、まずは自分たちが共に考えたい内容を出し合い、一つずつのテーマについて2時間のセッションで共に考えるためのプログラムを工夫するやり方を覚えているでしょう。アダプト・ア・セッション方式です。今も、このやり方でやりたい気持ちは満々ですが。


QFT質問づくりはまさしく「問い」からネクスト・ステップにつなげていくものですから、それをファシリテーター育成の二日間の構造にするとすれば、初期のTESTの形を取らざるを得ないと思います。


「問う」の同義語は「質問」「疑問」「問題」など。

英語ではていずれもQuestionで、ダンさんのワークショップでもそのことについて質問が出ていました。


今回、「問う」について、連想図、因果関係図、対比表、マトリクス分析で分析して発見したことは、羅列すると次のようなことです。


・「問う」側に主体がうまれる。

・問われた側は「疑われた」と身構える。自分の世界にしがみつく。

・通常、人は完璧な世界で生きている。「問う」ことはその世界にほころびを見出すことである。

・「疑われた」側は自分を正当化しようとする。疑う人間を排除する。

・マイノリティが「問う」側になるのは、弱者にとって世界は完全ではないからである。

・完璧な世界に生きている人は、その完璧さを尊重してほしいと願う。疑うべきところなどどこにもない。

・「問う」姿勢として、大切なのは、「共通の課題」あるいは少なくともなんらかの「共通の利害」があると信じて、問うことである。「疑う」「問いただす」というような問われた側に自己防衛を強いるものではない。

・ここで「問う」ことと、ファシリテーターとしての「健全さ」が関わってくる。

・「問う」ことは傷つけることである。世界をほころびさせることである。健康さとは傷つきから回復できることである。世界のほころびを見つめてなお安全で安心でいられる場と関係を作り出すことが、ファシリテーターの役割なのである。


なんて、とんでもない二日間を過ごしてしまった。わたしが骨折していたせいである。そこから「傷ついても回復する健康さ」の共有が始まった。骨折り損のくたびれ儲けでなかったことを祈る。


自己紹介のアクティビティは『ひと文字のキセキ』を使いました。


http://ericweblog.exblog.jp/23733781/


まだまだ報告したいことはいっぱいあるけれど、左手が悲鳴をあげてきています。口は達者なんだけどなあ。


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by eric-blog | 2017-03-20 17:30 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 528号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年2月12日

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ERIC NEWS 528号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年2月12日
ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!
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(文責: かくた なおこ 角田尚子
http://ericweblog.exblog.jp/
twitter : kakuta09  FBもやってます。)

アムネスティ・フィルム・フェスティバルで二日間に渡って8本の映画を見た。
http://www.amnesty.or.jp/aff/
・それでも僕は帰る
・ザトゥルーコスト
・女を修理する男
・蒼のシンフォニー
・ヴィック・ムーニー
・あん樹木希林と市原悦子を同時に観ることができます!
・密告者とその家族
・おじいちゃんの里帰り

一番ショックだったのは、パレスチナ人でイスラエルに密告していた「コラボレーター」のその後を描いたもの。パレスチナ自治区の成立とともに、自治区に居てもリンチで殺される危険が迫る。保護を求めてイスラエル側にやってきたのだが、在留許可証がもらえず、違法な存在のままである。年頃になった男の子にも「密告者になれ」という脅しが警察からかかり続ける。

もう一つ、引っかかったのは『あん』である。そのことについて、今回のニュースでは取り上げたい。

難民問題については、文化村でいま上映中のものがある。
・海は燃えている
http://www.bitters.co.jp/umi/
交わらない「日常」と「非日常」。難民問題の本質が描かれている美しい映画。

社会派映画ばかり見ているとしんどくなるので、時々、ぶっ飛んだものを観ます。
・きっと大丈夫
・王様のためのホログラム
この二本の映画、わたしは大丈夫という気持ちになります。映画は楽しい! でも、一番わたしが感動するのは、自然のものだと、最近はつくづく思います。人造物は「新奇性」がなければ、感動しない。それって大変ですよね。

Greenpeaceという国際環境保護団体は非暴力直接行動で環境問題についての警告を出し続けています。そのためにはしっかりとした調査、情報が必須ですが、それをどのように社会に提示するか、自分たちの方法論を「Mind Bomb」と呼んでいます。

ところが問題は、Mind BombはNumbする、慣れる、麻痺する、劣化するのです。より激しい、より珍しい、より有り得ない刺激でなければ、ニュースにならないのです。人造物は劣化する。

ありゃ? 法隆寺とか? ブルーモスクとか? ピラミッドとか? でも、身近に日常にはないよね。

土曜日に、代々木にあるじょむというサポートセンターで行われた「自己尊重トレーニング」で「ケアする200の方法」をやって、改めて気づきました。

このリスト、オススメですよ! 出典がわからないのが残念ですが、わたし自身の書き込みのあるワークシートを共有しておきます。参考にしてください!
http://ericweblog.exblog.jp/23641648/

教育は、基本的な当たり前のことを繰り返し伝え続ける試みだと思っています。身近で、日常で、かつ刺激的。だから、飽きない。そうなのです。人間は、自然物なので、いつも新しい驚きに満ち溢れているのです。



◆◇◆528号 目次◆◇◆

◆◇◆1. 『あん』からハンセン氏病について考える
◆◇◆2. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内
◆◇◆3. by ERIC 在庫処分2016!
◆◇◆4. with ERICこれまでの活動


◆◇◆1.  『あん』からハンセン病について考える ◆◇◆

ドリアン助川さん原作の小説が映画化されたもの。アムネスティの映画祭では、上映後、森元美代治さんのトークがあったので、とてもよかった。森元さんは今も全生園で暮らす元患者さん。小説や映画をきっかけに、助川さんとも樹木希林さんとも交流があり、特に樹木希林さんには「病気になんか興味はないのよ。わたし自身、全体ががんなんだから」と、個人的なことばかり質問され、丸裸にされた気がしたという。病気について聞かれないことがとても新鮮だったと。

『あん』の中で、「その人、らいじゃないかって」というセリフを吐くのは浅田美代子さん。森元さんは浅田さんは悪い人じゃないんですよ、セリフだから、とかばっていた。

こちらのブログにも、あのセリフは、浅田さんが演じる個人ではなく、社会の発するものだという指摘があった。世間の象徴なのだと。
http://andoraharu.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

しかし、世間の象徴として「らい」という差別用語を使うことが映画で許されるということに戦慄した。2016年。21世紀。治療法が確立されてから70年、1996年に「らい予防法」が廃止され、国家的な謝罪が無作為であり続けた50年に対してなされてから20年。「らい」というかさぶたを意味する漢字が元になっている呼称から、病原菌を発見した学者の名前であるハンセン氏病という呼称が使われるようになったのが1873年、社会的に呼称を変える運動が実ったのが1952年。日本でもらい予防法が廃止にされた1996年にハンセン氏病(その後ハンセン病に)に統一された。
米国でカーヴィル療養所を中心に元患者の権利回復の運動が行われた。その記録が『アメリカのハンセン病 カーヴィル発「もはや一人ではない」 真実がつかんだ勝利の光=Alone No Longer』である。(スタンレー・スタイン、明石書店、2007)
http://ericweblog.exblog.jp/7705508/

そういう中で「らい」という呼称を改めて使うことに、わたしは違和感を覚える。しかも「陰口」の形で。そして、著者や出演者と知己を得たからという理由で、異議申し立てを心理的に押さえ込まれている印象すら、森元さんに対して覚えるのだ。

しかも、この映画にはゴーマニズム宣言に共通するものを感じてしまう。いいじゃないか、世間はそう言っているのだから、と開き直っているような。意図はどうあれ、病いに対する偏見の「寝た子を起こす」ものにも繋がるものだと思う。

「ぜひこの映画を観た人から、「偏見」という名のサングラスを外して欲しいと思います。たぶんそれは、世間の象徴を演じた浅田さんの願いでもあると思います。」という、そんな願いが叶えられそうには思えない。

偏見をなくすのは時間がかかる。この開き直りが人権教育推進の「行き過ぎ」に対する反動だとも思えないけれど、「差別用語の使用禁止」には意味があるのだ。

2016年の映画でこの言葉が使われたことには三つの罪がある。
・いまも差別的であるとして患者ら本人が撤回を求めてきた用語が、20年経った日本で、まだ使われていることを公共的に認めた。
・使われた結果、どら焼きを買わないという行動を人々が取ることを現実追認として描いている。つまり、「ありえること」として描いている。そのことによって病いに対する偏見を再強化した。噂話及び忌避行為が認められているものとして表現されている。作中、そのことに明示的に反対する人は一人もいないということも描かれている。
・文学や映画であれば、以上のような差別用語の使用と流布が許されるということを、元患者に認めさせた。つまり、口封じした。

偏見がなくなるには時間がかかる。この小説や映画がどういう影響を及ぼすかはわからない。しかし、2016年、そういう表現があったことは歴史に残る。

表現者らが社会的課題についてよく知っていることはよくあることだ。ライターであれ演者であれ、共感的理解こそが表現のベースになければ成功しないからだ。そこから吉永小百合さんなど積極的に発言する人も、一般の人からよりも生まれやすいと思っている。学ぶからだ。

学んでも、学んでも、自分の中の忌避感を克服することは、難しい。わたしは病いの兆候を見たとき、それを避けようとする行為が悪だとは思わない。だからこそ、理性による理解によって、感覚的な拒否感を克服する必要があるとも思っている。

そして、実際に出会うことで、人間としての距離が縮まることで、拒否感がなくなるのだとも思う。

ハンセン病については大学で「アクティビティ開発」の従業をした時に「しがまっこ溶けた」(LB13-1)というプログラムを学生たちが開発した。
http://ericweblog.exblog.jp/811967/
『しまがっこ溶けた−詩人 桜井哲夫との歳月』、金 正美(キム・チョンミ)、日本放送出版協会、2002年

著者は恵泉女学園の卒業生である。その後輩が作ったということになる。

その題材を参考に、わたしが研修で実践したプログラムは次のような流れだ。

1. アイスブレーキング
2. 天の職
3. 人生◯◯らしい
4. 「しがまっこ 溶けた」交流とは?
http://ericweblog.exblog.jp/1003884/

「天の職」というのは櫻井哲夫さんの詩だ。彼は自分の病いを自分の職業だというのだ。一生懸命、自分の職業を務める彼の姿に自分の職業生活を重ねて共感を深める。その上で「しがまっこ」心の氷が溶けるような交流とはどのようなものかを考えるという流れになっている。

『あん』で、あんこ作りの腕に自信を持ち、ぜひ人にも振る舞いたいと願う彼女の姿を見た後、ぜひ、このようなプログラムで「行動」に繋げる工夫をしてもらいたいと思う。

その他、「しがまっこ」を使った研修プログラムはわたしのブログで検索することが可能です。
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by eric-blog | 2017-02-13 14:02 | ERICニュース | Comments(0)

草創期 ERICニュースレター バックナンバー

草創期 ERICニュースレター 1995年から2005年の10年間に発行された19号のPDFを新設ブログにアップしました。

http://ericletter.exblog.jp
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by eric-blog | 2017-01-24 10:39 | ERICニュース | Comments(0)

2017年 ERIC news 1月8日号 

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ERIC NEWS 523号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年1月8日

ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!

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(文責: かくた なおこ 角田尚子

http://ericweblog.exblog.jp/

twitter : kakuta09  FBもやってます。)


ERICBQOE, Better Quality of Education「より良い質の教育」の提供を目指して、参加型、学習者中心主義による教え方・学び方を提供して来ました。ブログのタイトルにも「BQOE」とされていることにお気付きの方もいるでしょう。


BQOEの考えは、QOLから来ています。 Quality of Life 生きるということの質という言葉は、大切な言葉、鍵となる概念の言葉です。


しかし、Lifeが生命とも人生とも訳される言葉であるだけに、訳しにくいのです。「人生の質」、「生活の質」、「生命の質」どれかだけに訳してしまうことは、原語の意味を損なう翻訳例の一つだと言えるでしょう。


そのため、わたし自身は長くなりますが、「生きるということの質」と言うようにしています。命を愛おしみつつ生きている人生のようなイメージが共有できるといいなと願いつつ。


QOLは人権にとっても大切な鍵概念で、「人権とは一人ひとりのQOLが高められること」と説明したりしていました。


人権教育に取り組む中で、同和教育や反差別の教育の歴史の中から生まれてきたのだけれど、どう違うのだろうかと自問していました。


はたと気づいたのが、同和教育や反差別の教育が「欠損しているもの」「より低いもの」などを取り戻したり補ったりする被差別者にとっての「キャッチアップ」型、補償型であるのに対し、「人権教育」は、差別の解消に取り組む社会全体、差別している人にとっての気づきや成長を伴う「ベースラインアップ型」教育だと言うことでした。


「当たり前」のQOLの保障を求めるのでは、「男並みに働く女」みたいになってしまう。そうではない、より良い質のQOLを求めることが人権教育なのだということです。


もちろん、同和教育、反差別教育も社会変革を目指していたわけですから、そう整理できる側面もあるというだけのことです。


この考え方は、『いっしょにESD!(ERIC,2007)40ページに図で示しています。また人権教育とは何かについて説明するときにも、よく板書したり、資料に含めたりしています。


Betterより良いにこだわるのは、「Best」だと改善の余地がなくなりやすいからです。常に改善の余地を感じさせるBetterが、より好きです。


より良い質の教育というのは、このBQOLを思いついたところから、教育についても同様にと使っています。


Qualityという言葉は、それだけで「質の高さ」を表し「良質の」と訳すことができる形容詞でもあります。2015年に国連が合意したSDGs持続可能な開発のための17の目標の中で教育に言及している目標でも使われています。


目標4「すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」

Goal 4: Ensure inclusive and quality education for all and promote lifelong learning

http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/15775/


さらっと一行で書いていますが、教育にかかるポイントは二つ、動詞は二つの複文です。


教育についての二点は次のようになっています。


  • inclusive
  • quality


inclusiveも訳しにくい言葉の一つです。「包摂的」と訳されていますが、原語に比較すると、その言葉を日常的に使う人々は限られているでしょう。


英語ではincludeは日常語です。「わたしも入れて」みたいな感覚で、”Include me”, 「カウントしておいてね」「人数に入れておいて」「誘ってよね」のように、仲間に入れることです。日本語で、「わたしを包摂してね」なんて聞いたことも言ったこともない。


人権の大きな三つの変化の方向を示すキーワードとしてわたしがあげるのがdiversity, equity, process-thinkingです。多様性、公正さ、問題解決型思考。Diversityをよりよく説明する概念がinclusivenessです。


多様であっても、様々な文化が並立的に存在でいるだけではdiversityの意味はありません。多様性とは多様な文化が存在することではなく、それらが共にあることです。Inclusionとは、文化とは、孤立したり、飾りのように扱われたりするものでなく、共にあろうとするものだということです。


そう考えれば、なぜ「アイヌ文化振興法」(1997)が批判されるのかがわかると思います。日本文化の外にアイヌ文化を置き、それをお飾りのように保護する。それでいてその文化の主体には「先住権」という民族的権利すら認めない。


アイヌ文化という多様性が誰のためのものであるか、あまりにもあからさまだと言えるでしょう。


北海道旧土人保護法(1899)から100年を経て、制定されたアイヌ文化振興法。それから20年の今年。わたしたちが開くべき次の扉ははっきりしています。


SDGsの意味するところを深く真剣に捉えつつ、MDGsから17年の達成を喜び、だからこそ見えてくる次の目標へと向かう。


SDGsの達成に向けて、今年も、皆様と共に努力していきたいと思います。

http://www.jp.undp.org/…/post-2015-development-…/goal-4.html

http://www.un.org/sustainabledevelopment/education/



Are we promoting diversity and inclusiveness?

Do we stand up for equity for all?

What can we do to solve the problem?


理念を教育的ツールに、そしてわたしたちの行動指針に。


2017年も、よろしくお願いいたします。


■祝30周年! 

JATAN熱帯林行動ネットワークも設立30年を迎えるのですねぇ。19871月。

http://www.jatan.org

JANIC、国際協力NGOセンター。1987年設立。

http://www.janic.org/about/index.php


なんと、国鉄が民営化されてから30年なのかあ。


30年と言えば、わたしの人生の半分。思えば長いNGO人生だなあ。




◆◇◆ 523号の目次 ◆◇◆


◆◇◆1. 2016年度最後のERIC主催研修「TEST」教育力向上講座3月18-19日開催決定!

◆◇◆2.2017年度の主催研修日程

◆◇◆3.ERIC絶版テキスト・教材の提供



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by eric-blog | 2017-01-06 17:23 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 520号 ともによりよい質の教育をめざして  2016年12月18日

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ERIC NEWS 520号 ともによりよい質の教育をめざして  2016年12月18日
ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!
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                   (文責: かくた なおこ 角田尚子
                     http://ericweblog.exblog.jp/
twitter : kakuta09  FBもやってます。)

ERICnewsも残すところ12月25日のツリーニュースだけとなりました。
新年は1月1日、いつもほっこりした話題を提供してくれる佐藤さんが担当です。楽しみですね。

12月17日(土曜)には、佐藤宏幸さんプレゼンツ「プライベート・ワークショップ」が開催されます。多分、10時くらいから、午後3時とか4時くらいまで。フィリピン支援に取り組んでいるMさんの帰国話も聞けそうです! ここから何か始められればいいなあ。

報告、待ってまーーす!

わたし自身は水俣で開催される「公害資料館フォーラム」に参加している予定。
熊本の被災地を訪ねる、何てことも考えいたのですが、移動だけで大変なので、あまり欲張らない。
温順しくフォーラムに参加して、学んできたいと思います。

とこう書いて、予約までしたのに、なんと空港を間違えて、搭乗時間に間に合わずキャンセルすることに。
格安航空券だったので変更するにもキャンセルするにも早朝には連絡がつかず、・・・泣く泣く参加を諦めました。
当日券で飛ぶ手もあったか?
でも何か月も前から予約して楽しみにしていたので、ショックの大きさは計り知れない。自分のあほさを呪っています。

第四回公害資料館フォーラムをなぜそんなに楽しみにしていたか。newsに吐き出すことででリベンジ!

それは全国自然保護大会という活動にさかのぼります。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/junc/syokai.html#ayumi

1970年代から90年代にかけて活発に活動していた団体であり、全国の公害反対運動の連合体でした。

大会には必ず公害の現場へのフィールドワークがついており、播磨灘、石垣島など、熱心な参加者とは言えない私にとって、
とても貴重な体験でした。全大会や分科会などよりも、現地見学会の方が豊かな学びだったように思います。

今回は金曜日に予定があったので、現地見学なしの参加を予定していましたが、
いまこうして書いてみると、万難を排して、そちらを優先すべきだったなと改めて思います。

フィールドワークの面白さは、「ブラタモリ公害版」というか、「市民運動版」の味わいだと言えば、わかってもらえるでしょうか?

例えば公民館での交流会で、そこの公民館でどのような会合が持たれてきたか、そしてその雰囲気が会の運営の中にも見えてくる。

例えば視線の先に石油備蓄タンクが並び、なんでもないその風景が、景観を守り環境や生態系を守ろうとしてきた人々の目にはまったく違う見え方がしていること。

例えば埋め立てられた工場地帯と居並ぶ煙突。わたしの小学校時代の社会科の教科書には「コンビナート」とか「〇〇工業地帯」
なんて、テストに出るような名前として、うやうやしく覚えなければならなかった写真と同じもの。が、どれほど瀬戸内海の自然を
蚕食してきたものか。

例えば、屋敷囲いが石垣からコンクリートになることで「穴」がなくなり、ハブが来なくてよかったのか、それとも生物多様性が減じたのか。

石や岩を見るタモリさんの目がまったく異なるものをみていることに気づくような驚きがあるのです。そして、すべては歴史、時間と環境、人間の営為の複合的な積み重ねであるのです。

その物語を生きてきた人の語り、ストーリーに触れること、ライフストーリーのヒヤリングも同時にしていること。

公害反対運動は、「地域利害型組織」と地域の団体・組織を分類するときには呼ばれます。
地球環境問題や環境保護運動をする団体・組織と同様、「テーマ型」ではあるのですが、
ステイクホルダー(利害関係者)が地域に限定されるため、組織としては特定の地域住民が中心になるのです。

今回、集まる公害資料館の関係者というのは、そのような公害反対運動の結果として設立され、
そのミッションは運動の歴史を伝えることにあります。
当事者、被害者の思いに触れ、またわたしたちの社会全体がどのように公害という産業社会の負の側面を克服してきたかを学び合う場でもあるでしょう。

地域利害型組織に、同じ地域でも関わらなかった人ももちろんいます。大多数がそうでしょう。
しかし、かかわった人は地球環境問題などに関わっている人よりも、「濃い」体験や学びがあるのです。
その濃さは、その地域の環境と一体的な学びだからなのです。

国際理解教育というような、地球規模の共通の課題があるよということを伝え続けてきたわたしとしては、
その人生にジェラシーを感じるような濃さなのです。

それは、人権問題についての当事者にも共通しているかもしれません。

公害は克服されたのか? YesでもありNoでもあるでしょう。

産業の負の側面を技術解で克服してきたという面ではYes.
しかし、産業科学技術社会の足腰を強くしただけという面ではNo.だと思います。

運動の中に、問い直しのこころはあったと思います。しかし、直面する「負」が
消えたとき、根本的な問いは忘れられたのではないでしょうか?

公害資料館に集っている人々は公害をどのような枠組みでとらえるのか?果たして、公害反対運動の担い手たちや当事者たちと、地球環境問題やESDの関係者は出会えるのか?

わあーーーい!

参加したかったよううう(><);;;;;

書いたら収まるかと思ったけれど、だめじゃん!

まだまだ語れるよぉぉぉぉ!

以下は元の原稿、そのまま「イキ」、です。

=======
「いまも、まだ揺れが続いている熊本地方ではありますが、被災された方が暖かく、
希望を持って、クリスマス・新年を迎えることができますようにお祈りいたします。」

みなさま本当に暖かくお過ごしください。
=======

心の風邪など、ひかれませんように。ぐす。

でも、パニックして連絡しまくったみなさま、温かいお言葉、ありがとうございました!
大事ですね、ショックやダウンした時の温かいコミュニケーション。改めて感謝。



◆◇◆目次◆◇◆

◆◇◆1. ひろ佐藤さんプライベート・ワークショップ:「事実質問」やってみた!
◆◇◆2. ERICのテキストから「組織マネジメント」を考えるプログラムを作る
◆◇◆3. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内
◆◇◆4. by ERIC 在庫処分2016!
◆◇◆5. with ERICこれまでの活動

◆◇◆1. ひろ佐藤さんプライベート・ワークショップ:「事実質問」やってみた! ◆◇◆

ひろ佐藤プレゼンツ! プライベート・ワークショップ  20161217  10:00-16:30 の長丁場で行いました。
参加者:5名

やれたことは、五つ星!!!!

1. 事実質問で自己紹介
2. 10分間鬼速PDCA
3. ティラナク織の体験講座プログラム検討会 念願の!
4. 子育て支援講座のプログラム検討「子連れ勤務是否論争を卒業する」
5. 今後の予定、協力できること

詳しい説明はひろさんに任せるとして、今回は「事実質問」についてムラノミライで学習者としてスタッフとしてじっくり学習を積んだJさんから学んだことを中心に報告したいと思います。念願の!ティナラク織、そして「目から鱗」のno.4については言いたいことがありすぎるので、またの機会に。

■「事実質問」Fact Questionとは?

「なぜ」を問わないというのは、ムラノミライの方法論を確立した和田・中田コンビの問題提起として、衝撃的だったのではないだろうか?

しかし、わたしとしては、本を読んでも、いまいちだった。
http://ericweblog.exblog.jp/21373008/
和田さんの職人芸を中田さんが文字起こししたというこのテキスト。羅列的で、非構造的で、あああ、職人芸だなあとは思いこそすれ、
「なるほど」には程遠い存在だった。

少なくとも、「なぜなぜなぜの三段階連想図」や「行動感情価値観を掘り下げる」というワークを指導者育成で
ESD的価値観を育てるためによく取り入れているわたしにとっては「????」だらけ。

しかし、今回Jさんの介入的指導を受けながら、実践してみて、そのおもしろさに目覚めました! 

インタビューというより、「村民環視の中、責任者や担当者、そして村民自身に対して事実質問によって問題点を一人ひとりが気づく」仕掛けなんだなあということでした。

「なぜ」を問うのは、とても個人主義的なことなのだということ、そして、村のプロジェクトは個人事業ではないということ。「共有知」の構築方法として、「事実質問」は、即物的で現時的、行動的で身体的な学び合いと育ち合いのツールになるということです。

面白い! やってみなきゃあわからない。

今回学んだポイントは、以下のことです。3点目については実践していません。でも、やってみたいなあ。
質問を重ねていった時の「分岐点」に気づいていること。
質問による掘り下げが行き止まったら「分岐点」まで戻って、別の道筋も探れること。
質問を「知りたいこと」や「共有したいこと」によって構造化しておくこと。

ORIDなどとの比較もしっかりできたし、学びに感謝! ということで、捨てる神あれば拾う神ありの1日でした!

◆◇◆2. ERICのテキストから「組織マネジメント」を考えるプログラムを作る◆◇◆

あらゆる機会に、あらゆる人とESD!

を合言葉に、さまざまなプログラム開発に取り組んでいけるのがERICの強みです。
環境、人権を持続可能性の両輪に、全ての組織が「学び続ける組織」となるようにマネジメントする力をつけられればと思います。

プログラムでは、行政を想定しています。行政がSDを志向し続けることはとても大切だと思っています。

セッション1 過去から未来を展望する:組織のビジョンの共有
ねらい: 組織のビジョンが共有されているかどうかをチェックする。

1. 講義から学んだこと、今日の期待
2. 「組織マネジメント」「人間関係マネジメント」「トラブル・マネジメント」
3. 行政の機能「基盤系vsビジョン系」「ハードvsソフト」別組織倫理の違い

セッション2 学び続ける組織の五原則による点検と改善
ねらい: ビジョンの共有は、「学び続ける組織」の五原則の一つ。自分たちの組織を学び続ける組織の原則から点検してみよう!

1. 五原則「チーム学習」「自己習熟」「ビジョン」「システム思考」「組織イメージの変革」: できていること・課題
2. 長期的・中期的・短期的ビジョンと共有を実践につなげる
3. 省察的実践家Reflective Practitionerを目指して

セッション3 自己習熟と内発的動機づけの現状と課題:「やる気」
ねらい: 組織は人です。一人ひとりがSDに向けての動機づけを持って取り組むことは、組織全体の方向性を大きく左右します。一人ひとりの動機や達成したいことは何か、コーチングする方法を学びます。
1. 内発的動機づけと外発的動機づけ: タイプと報奨
2. 「やる気」を引き出す環境づくり
3. 「わたし」「あなた」「みんな」の力を伸ばす

セッション4 トラブルシューティング:個別化対応のための手立て
ねらい: 組織にトラブルはつきもの。その原因が組織体制にあるのか、人間関係にあるのか、個人的な課題であるのかを分析し、個別化対応の「合理的配慮」の許容範囲を共有します。多様性を包含するということは、一人ひとりのニーズに応えること。それは「公平」ではなく、「公正」に行われているでしょうか?

1. それでも「トラブル」は起こる: 誰のせいでもない。でも、解決が必要
2. 特別なニーズを把握する: 公正さEquityについての理解を共有する
3. 分析的思考ツールを使いこなす

分析は力なり。

実施するアクティビティやワークシートなどを入れた資料集を現在作成中。お問い合わせください。

組織として、分析力、省察的実践力を高めることは、より良いパフォーマンスにも繋がるのではないでしょうか?

なんていいながら、ERIC設立から28年を迎えて、終活中。偉そうなことは言えませんね。

「学び続ける組織」が示すように、「自己イメージの変革」が永続する組織には必要ですね。自分たちがNPOとして、どのような社会サービスを提供するかについて、常に、社会的ニーズに答えつつ、変化していくこと。

とは言え、ESDにとって指導者育成は大事な一翼であることをずっと言い続けていくことも、また、大事なことです。

カレッジ=二年間の専門コースを実現したいものですね。

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by eric-blog | 2016-12-18 10:50 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 518号 ともによりよい質の教育をめざして  2016年12月5日


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ERIC NEWS 518号 ともによりよい質の教育をめざして  2016年12月5日

ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!

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(文責: かくた なおこ 角田尚子

http://ericweblog.exblog.jp/

twitter : kakuta09  FBもやってます。)


もう一ヶ月もしないうちに、2017年を迎えることになりますね。一年間、ERICニュースをご愛読いただき、ありがとうございます。


「新年号」への原稿を依頼されたのですが、すでに発行されていて、驚きました。


「アクティブ・ラーニング なりたい未来に向かって」

http://ericweblog.exblog.jp/23443870/


ベティ・リアドンさんは、「理念を教育的ツールに」と言いました。


いま、国際社会が「ESD持続可能な開発のための教育」、つまり、人類の生き残りをかけた社会的営為としての教育を、OECDも言うように、専門家の育成やエリートの教養のためではなく、わたしたちの社会の生き残りのためになされるものだと、認識するようになってきたと言うことは、そのような教育に携わる人は、そのことを意識し、そのことを日々の教育実践で、伝えることができなければならないのです。


環境教育者の二つの帽子のように、教育者として、そして実践者として、二つの立場から、語れるはずです。


それは、「環境教育担当者」や「人権教育担当者」の課題ではなく、「あらゆる人々に対する」「あらゆる教育の機会において」、教育を担当する人々に求められる姿勢なのです。


この文章には書けませんでしたが、そのような人に求められる三つの資質も、今年新たにであった概念でした。

http://ericweblog.exblog.jp/23034578/


「問う」ことによって学びが深まり、広がる。しかし、その「問う」姿勢によって、「問い」の有効性は変わってくる。自らの内からなるものとしての「持続可能な未来を築きたい」と言う願いの真摯さ、そのことを内面外面深層の統合された自己として追求していること、そんなことが学習者や参加者から「見られている」のだと思います。


■三つの資質

integrity  統合されていること。

authenticity 真摯であること。

  • mutual respects 相互尊重があること。


1970年代からずっと言われていること。

繰り返し、繰り返し、言い続けなければならないのだなあと、改めて思いました。

http://www.env.go.jp/nature/morisatokawaumi/


ただ、もう少し、PDCAサイクルや点検・改善のスパイラル

◆◇◆目次◆◇◆

◆◇◆1.  2016年度、ERIC主催研修 ESDファシリテーターズ・カレッジの記録と来年度の予定

◆◇◆2. ERICの研修2016!

◆◇◆3. 在庫処分2016!

◆◇◆4. by ERIC これまでの活動


◆◇◆1.  2016年度、ERIC主催研修 ESDファシリテーターズ・カレッジの記録と来年度の予定

◆◇◆2. ERICの研修2016! ◆◇◆

五本の主催研修、無事に終了しました! 

  • 2016年(平成28年)6月25日26日 テーマ「国際理解」 http://www.eric-net.org/news/ESDfc2016WS.pdf
  • 2016年(平成28年)7月30日31日 テーマ「PLT木と学ぼう・環境」 http://www.eric-net.org/news/ESDfcPLT2016.pdf
  • 2016年(平成28年)9月24日25日 テーマ「人権」 

http://www.eric-net.org/news/ESDfc2016HRkiroku.pdf

  • 2016年(平成28年)10月29日30日 スキル「対立から学ぼう」

http://www.eric-net.org/news/ESDfc2016CR.pdf

  • 2016年(平成28年)11月26日27日 スキル「未来を学ぼう」

http://www.eric-net.org/news/ESDfcVV2016kiroku.pdf

  • 2017年(平成29年)3月下旬予定 TEST教育力向上講座

お問い合わせください。

                     <いずれも、土日実施、各回参加費2万円>


  • 2015年度の主催研修の記録はホームページおよびブログに載せています。ERICホームページはこちらから。

http://www.eric-net.org/by-eric.html#AT


  • 2017年度の日程

今年度、スキル「わたし」をやらなかったことがとても残念だし、流れが切れた感じがあったので、来年度は5月から7月に「テーマ」の三本、そして9月から11月に「スキル」の三本、TESTは三月にと考えています。

日程についてのご希望などございましたら、ぜひ、ご連絡ください。

テーマ「国際理解」 2017527-28

テーマ「環境」 2017624-25

テーマ「人権」 2017729-30

スキル「わたし」 2017923-24

スキル「あなた」 20171028-29

スキル「みんな」 20171125-26


  • ◇◆2. ERICの研修2016! ◆◇◆


相変わらず「人権」中心の受託研修でした。


人権研修のための資料集8ページですが、ご活用ください。

http://www.eric-net.org/news/HR2016siryo.pdf


今年の依頼の特徴は「参加型が初めて、ファシリテーターをしたことがない、でも研修担当で、何かしないと」というような、「ちょー簡単ファシリテーション入門」のようなニーズでした。


しかも、すでに人権研修参加者のバックグラウンドとして「同和教育」の経験や素養などは皆無の時代になってすでに久しく。


基本の基、から共有しながら、いまの「人権状況」の複雑さと、バックラッシュに対抗できるだけの価値観とビジョンを持って欲しい!


無理ですよね。無理です。


詰め込みすぎで、口いっぱいになってしまいますよね。でも、実は、ものすごく成長も速いのかもとも思うのです。というのも、これまでに「なかった」のですから、口いっぱいにはなるかもしれないけれど、「お腹いっぱい」ではない。


栄養のある、質の良い参加型との出会いのために、頑張ろう!


新たな視点で、再び取り組みたいと思っています。


「人権教育、基本の基」!


いつだって、わたしたちは、「わたしの人権」が尊重されることの心地よさにほだされるのですから。



◆◇◆3. 在庫処分2016! ◆◇◆


ERICの在庫処分、第二シーズンです。事務所を片付けていたら出てきたレアもの。年末には廃棄処分予定です。


部数に限りがありますので、ご希望の方はお早めに申し込みください。

申し込み一件につき、送料手数料500円を加えてください。


・『参加型人権教育・啓発ガイドブック 「気づき」から「行動」へ』』(1997)、発行:(財)地域改善啓発センター、1,000売り切れました。


・『省資源・省エネルギー活動ガイドブック STEP 123』(1994) 発行:経済企画庁国民生活局、1,000円 5


・『省資源・省エネルギー活動ガイドブック STEP 123』’951995) 発行:経済企画庁国民生活局、1,000円 4冊 94,95年のセットでどうぞ!


・『小学校教員のための環境教育ハンドブック』(1992) 発行:(社)日本ユネスコ協会、1,000円 4冊   もう、これは、懐かしさと、ルーツ感覚!


・『目で見る世界の動き』(1992)他の書籍をご注文の方に差し上げます。その旨、お書きください。


New Wave Geography1、2”(英文)、GTAV他の書籍をご注文の方に差し上げます。その旨、注文時にお書きください。詳細はこちからから。見ているだけでも、楽しくなる絵本のような、図鑑のような地理の教科書です。

http://www.gtav.asn.au



  • 『地球のみかた(生徒用)98ページのワークブック。 40冊入りを箱限定で、送料手数料込みで3000円でご協力ください! 

地球のみかたについてはこちらから。

http://www.eric-net.org/news/EarthMatters.pdf



【ちょー簡単注文法】

郵便振替用紙の連絡欄に、テキスト名、冊数、お届け先住所、連絡先など必要事項をご記入いただき、合計金額に送料手数料500円を加えた金額をお振込みください。

送料は一回のご注文につき一律です。振り込み手数料もご負担ください。


郵便振替口座(テキスト専用):00160-3-547794   加入者名:ERIC


*入金確認後、発送します。合計金額が不明な場合は、eric@eric-net.orgまでお問い合わせいただくか、Webからどうぞ! 

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccokczV-wDFnZzKjqXyNpnt_9aPKR3BkJT5fHI0iuWnkyCng/viewform



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by eric-blog | 2016-12-05 17:11 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 505号 ともによりよい質の教育をめざして  2016年9月4日

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ERIC NEWS 505号 ともによりよい質の教育をめざして  2016年9月4日
ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!
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(文責: かくた なおこ 角田尚子
http://ericweblog.exblog.jp/
twitter : kakuta09  FBもやってます。)

 去年もご協力いただきましたが、今年も熊本倉庫の整理縮小に伴い、発見された未整理在庫処分を行います。『地球のみかた(生徒用)』 40冊入りを前回同様箱受け限定で、送料手数料込みで3000円でご協力ください!

 申し込みはWebから!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSccokczV-wDFnZzKjqXyNpnt_9aPKR3BkJT5fHI0iuWnkyCng/viewform

 『地球のみかた 地球について学ぶカリキュラム』は、人口、気候変動、大気、水、森林、食料、廃棄物、野生生物、エネルギー、貧困、経済、女性など、持続可能な社会を考える環境と人権の二つの柱の主要課題を網羅した授業のためのガイドブックです。

 この生徒用は、『地球のみかた』全13章の「背景となる読み物」の部分(2-3ページ程度)を収録することで教科書としても活用できるのに加えて、主要なアクティビティのワークシートを含んでいます。98ページで、この内容、この価格は、魅力です。

 そもそも、学校で使いたいという要望を受けて教員の方とともに開発したものです。ぜひ、この機会に学級単位、学校単位での活用をご検討ください。

 元の価格が、裏表紙に「定価1200円+60円」と消費税5%で表示されています。一梱包40冊も、中学、高校の学級人数を考慮したものです。

『地球のみかた』の目次とアクティビティリストおよび生徒用の目次のpdfをアップしました。参考にしてください。

http://www.eric-net.org/news/EarthMatters.pdf



◆◇◆目次◆◇◆

◆◇◆1. 「哀しみを抱きしめる」共感に根っこを置く社会を! 2
◆◇◆2.  ESDファシリテーターズ・カレッジ テーマ「人権」 「問う心」で深まりと気づきを促す
◆◇◆3. by ERIC これまでの活動


◆◇◆1. 「哀しみを抱きしめる」共感に根っこを置く社会を! 2◆◇◆

1. 「特別なニーズに応える」ことは環境・人権両方の教育的課題

ERICnews 500号by ERICは、「特別なニーズのある参加者」にどう対応するかということを考えた主催研修の直前に発生した相模原事件の激震のなかで、出されました。ちょっと感覚が麻痺したまま研修していた気がします。

「特別なニーズのある参加者」とは、PLTが個別化教授法の一貫として教育現場がより包摂的、インクルーシブであろうとする努力の延長に生まれています。
http://www.eric-net.org/news/Making%20Outdoor%20Programs%20Accessible.pdf

いま、教育現場においては、特別支援学級や学校などによる配慮があり、小学校段階までは、子どもたちは身体的知的障害がある子どもたちとともに生きることを学んでいると思います。

それは、人権概念の発展に添うものでもあります。「多様性と包摂性」「公正さ」「問題提起を受けとめる」がいまのわたしたちの社会のめざすべき方向です。

環境教育は、基本的に野外教育を含むために、これまで身体的知的チャレンジのある参加者に対して、「ウェルカム」なプログラムではなかったのではないかと思います。だからこそ、Making Outdoor Programs Accessibleという手引書も生まれて来たのだと思います。

とはいえ、このガイドに紹介されている「対応する特別なニーズ」は多様です。
視聴覚障がい
身体機能障がい
認知的遅滞
学習障がい
複合的障がい

 また、先号のERICニュース「PLT事務局ニュース」でつのださんが紹介してくれた山口さんの感想にもあるように、「ニーズ」はそれぞれ障がいの内容や程度によって多様なのです。結果、「ベストをすべての人にというのは難しくても、ベターをめざす姿勢」そのものが環境教育であるというのはとても重要な指摘だと思いました。
http://ericweblog.exblog.jp/23172649/

問題提起を受けとめて改善する姿勢。それは人権でも環境でも同じなんだなと思います。また、ペアを組んでアクティビティに取り組むことは、参加者相互の支援と学びあい、「境界線」の探り合いと確立体験という学びにつながるのではないでしょうか。

2. 共感性の欠如と社会的分断に応える

「特別なニーズに応える」姿勢について、教育現場が後退することはないと思いますが、相模原事件を起こした「加害者」になってしまった人やその行為を賞賛するネットでの書き込みなど、社会的には課題が残っていると思います。

教育は訓練ではないので、同じ考えや行動を刷り込むものではありません。どのような教育をしても、一人ひとりの育ちは多様です。

しかし、ブログで紹介した本の中に、いまの社会の傾向に警告を発しているものがあり、そのような傾向があることについては、教育が応えようとする必要もあるのではないかと感じています。

一つは、500号でも指摘しましたが「共感性」の育ちです。

『失われていく共感性』という本で町沢さんは、人間の古い大脳辺縁系の皮質と前頭前野の新しい皮質との結合が共感性のもとであり、それは8才までの脳で育つのだといいます。
http://ericweblog.exblog.jp/22868481

8才までの脳というのは『環境対話法』の平山さんも指摘していることです。

同時に、『あなたの子どもに自然が足りない』も、子どもの自然環境における育ちの重要性を指摘しています。

小学校中学年までは、からだを通した関係性の育ちが必要な時期なのだと言えます。

もう一つが、いまの社会が共感性を、特に弱者に対する共感を阻む社会であるという指摘です。

http://ericweblog.exblog.jp/23137362

例えば、「生活保護」を受けられる人と受けられない人が線引きされ、受けている人に対する救済が手厚ければ手厚いほど、再分配政策は不人気になる。

また、戦後の高度経済成長社会が「勤労」による「サービスの購買」をどんどんすすめ、住宅や教育などの基本的ニーズすらかなりの高コストで購うシステムに日本はなっています。

しかも、日本の予算システムが「ニーズ」に応えるのではなく、形式的平等主義、総額方式で分配されるために痛税観が高く、負担増に対する合意が形成されにくい。など、指摘にはいちいちうなづいてしまいます。

その結果「平等・自由・愛国心・人権といった価値観を顧みない国になろうとしている。」014という危機的状況にあるのです。

教育の課題は、普遍的な価値に基づく社会を形成する、そのような社会の実現に向けて問題解決をする人材育成であると思います。

危機の時代であるからこそ、わたしたちに与えられた教育という機会をどのように活かしていくかに心をくだきたいですね。

3. 障がいについての理解がすすむ

ここ一ヶ月の「週5プロジェクト」をふりかえるだけでも、障がいについての理解を豊かにしてくれる本がありました。

『リハビリの夜』は衝撃的でした。
http://ericweblog.exblog.jp/23160192
『7本指のピアニスト』は、本人も「残りの三本の指が動かせるように手術できると言われても、治療しないことを選ぶ」と、障がいを受け入れていたり、その障がいがもたらしてくれた人間的な気づきや音楽的成長に感謝していたり。
http://ericweblog.exblog.jp/23161752

また、今年はパラリンピックなど障がいのある人々の活躍を見る機会にも恵まれます。

「24時間テレビ」での障がいのある子どもへの親の暴力、障がいのある人々の「努力」と「達成」にだけ焦点を当てる「感動ポルノ」としての弊害も指摘されます。

*感動ポルノとは、オーストラリアのジャーナリストでコメディアンであるステラ・ヤングさんが作った言葉。
https://www.ted.com/talks/stella_young_i_m_not_your_inspiration_thank_you_very_much?language=ja

しかし、わたしたちは本当に多様な自己開示、表現に触れることができる時代に生きているのです。そのことをよりよい理解や共感につなげられないとしたら、その教育者はどれほど怠慢のそしりを受けても仕方ないでしょう。


■おすすめリスト
『点滴ポール 生き抜くという旗印』
http://ericweblog.exblog.jp/23184432/
『母よ、殺すな』http://ericweblog.exblog.jp/23105088
『重症児のきょうだい』http://ericweblog.exblog.jp/22360202/
『風の旅人』http://ericweblog.exblog.jp/6795911/
『潜水服は蝶の夢をみる』http://ericweblog.exblog.jp/7030975/『最強の二人』映画
『自閉症の僕が跳びはねる理由 会話のできない中学生がつづる内なる心』http://ericweblog.exblog.jp/21400848/
『しがまっこ溶けた』http://ericweblog.exblog.jp/811967/


4. 共感を育てる教育の課題

戦争体験やハンセン氏病元患者は当事者の高齢化が「継承」の上で課題になっています。障がいについては、当事者による語りがなくなることはないでしょう。

では当事者の体験を読ませれば、あるいは語りを聞かせれば、共感性が育つのでしょうか。

『原爆先生がやってきた!』の特別授業をしている池田さんは、「当事者の話は、「主張」がどうしても入って来てしまうために「反発」も招きやすいと指摘しています。

「左巻きのジジイが政権批判するなんて許せない。無駄な時間を過ごした」というようなとんでもない感想文を、講演者に送りつけるような学校教育の劣化がある一方で、やはり、原爆先生の指摘はあたっているところもあると頑是ざるをえないのです。

http://rdsig.yahoo.co.jp/RV=1/RU=aHR0cDovL2hlYWRsaW5lcy55YWhvby5jby5qcC9obD9hPTIwMTYwODE1LTAwMDEwMDAyLWFzaWFwLXNvY2kudmlldy0wMDE-;_ylt=A7YWNkSnC7VX22cAVK_yluZ7

わたし自身がこれまで当事者のことで教材にして一番よく使って来たのは「しがまっこ溶けた」です。これは恵泉女学園の学生が、ハンセン氏病元患者の方との交流を描いた本から作られたアクティビティです。

元患者である桜井さん本人の手記ではないのです。そして、キーワード「しがまっこ溶けた」、長く差別され続けて冷たくはっていた心の中の氷が、あなたとの交流を通して溶けましたよという言葉。

人権研修では、「しがまっこ解けた」交流とは何かを考えることにつなげています。

それを思うと、池田さんの指摘は、教材開発に活かせると思いました。
◎第三者の視点だからこそ、当事者でなくても語り継げる
◎事実を淡々と。
◎しっかりとしたデータで。

障がい、在日、性被害など、弱者、被害者に対する共感的理解のための教材は、まだまだ工夫の余地がありそうです。

この夏、「ぐるっとパス」という東京・ミュージアム入場券割引券つづりで、あちこちの博物館に出かけています。それを使って、昨日は昭和館に出かけました。

空襲を体験するボックスがありました。「聞く」のではなく、自分が体験することも、有効ですよね。ただ、場所が一カ所だけで、二人ほどしか入れず、学級単位で訪問した場合は、全員が体験することはできないだろうなと思いました。逆に、あの音響効果を学級に持ち込んだ方がいいのではないだろうか。ついでに、「ズーン」という爆弾の着弾音とともに地面が揺れれば、臨場感あふれるものになりそうです。

ことばは、まず音からわたしたちのからだの中に入ってきます。「音ことば」の方が「言うことを聞け」という支配が強いのです。

昭和館で開催されていた「隣組ってなんだったの?」という展示を見ていても、どれほど「音」が活用されていたかがよくわかります。

視覚野だけで文字は読めません。聴覚野とかならず連動して、言葉を読んでいるのです。

学校の「言うことを聞かせる」「命令語」以外の豊かな声の文化を取り戻すことが、共感性を育てるための道でもあるように思います。

ERICの参加型研修は、「音の文化」の体現でもあります。ぜひ、ご参加ください。


◆◇◆2. ESDファシリテーターズ・カレッジ テーマ「人権」 「問うこころ」で深まりと気づきを促す◆◇◆

ERIC主催研修2016年度第3回は、「人権」をテーマにしたものです。

今回の研修では二つの「問い」について、効果的な問い方の違いを検討したいと思います。

一つは「みんなの頭で考えたいテーマ」についての問いです。

そして、もう一つは「価値観を育てる」ための問いです。

前者はプログラムづくりの時に、比較的よく出てくる「問い」方です。

「テーマを搾り、Howを示す」問い方です。

それに対して後者は、「ESDは価値観の教育」と言われているにも関わらず、どのような教育が価値観を育てるのかについては『リビング・バリュー』や『ケーガン教授法』が取り上げているだけです。

http://ericweblog.exblog.jp/950140/
http://ericweblog.exblog.jp/845099/

How の背景には「なぜ」がある。そして、「なぜ」の背後には価値観がある。

四つの活動形態を、しっかりとERICの経験学習の四段階につなげることで、人権尊重の価値観を育てることにつながることを、検証したいと思っています。

ぜひ、ご参加ください。
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by eric-blog | 2016-09-01 17:26 | ERICニュース | Comments(0)

PLT『木と学ぼう』日本事務局ニュース 20160830

■□ 主催研修「PLT/環境」に参加された山口雪子さんからのメッセージ ■

7月末に開催したERIC主催研修「PLT/環境」では、視覚に障害がありながらも岡山で活躍されている山口雪子さんを招いて、「特別なニーズのある学習者への個別化教授法」について検討しました。
記録は以下をごらんになってください。
http://www.eric-net.org/news/ESDfcPLT2016.pdf
私自身は、二日目の「プログラムづくり」のセッションで山口さんとペアになって、特別なニーズを持つ人のためにPLTのアクティビティにどのような「調整」が必要なのか検討してみました。
すべてのアクティビティを見直す時間の余裕がありませんでしたが、「ものの形」「木に触れよう」「まわりの音」など感覚からせまるくアクティビティについては、ペアになれば視覚に障害がある参加者がいたとしてもOK!という感触を得ることができました。他の特別なニーズではどうなのでしょうか、見直してみたいと思いました。

このニュース用に、山口さんに感想やメッセージを寄せていただきましたので、以下に紹介します。(原文ママ;ただし改行は編集部)

【山口雪子さんからのメッセージ】

1)参加しての感想
 PLTの主催研修は初めてでしたし、メールのやりとりはあっても角田(つのだ)さんも角田(かくた)さんも今までお会いしたことがなかったので…会場に到着するまではちょっとドキドキでした。
でも「案ずるより産むが易し」ですね、日曜だけの部分参加でしたのに皆さんに助けていただいて、すぐに講座の雰囲気に溶け込めたと思います。
 前日(土曜日)にどんな学びがあったかと思うか…というペアでの振り返りが最初にあったのが良かったです。日曜参加の私が全体の流れを自然に把握できたように思います。また、ニーズの異なる参加者へのアクティビティの工夫を考えるグループワークも、それぞれのグループの考えや留意がしっかり表現されていて良かったです。
 1日だけのあっという間の講座でしたが、こんな具合で私はしっかり講座を楽しませていただきました。
 参加された方々、本当にお世話になりました…ありがとうございました!

2)特別なニーズをもっている参加者に開かれた環境教育の活動を増やすために、環境教育指導者ができること
 私は視覚障害です。ある意味、とてもわかりやすい障害です…きっと、本当は支援が必要なのに気づいてもらいにくくて苦労している人がいるんじゃないかって、わかりやすい障害の私は恵まれているほうかもしれない…と考えています。
同じ視覚障害というくくりでも全盲と弱視では支援に違いがあります。例えば弱視である程度は見えているのに見えてできることまで「サポート」の名の下に自分でする機会を奪われたら悲しいと思うんです。
こんな風にわかりやすい視覚障害でも個人差があります。きっと様々な障害の中にはもっと傍からはわかりにくい、どんなサポートが適切なのか判断しにくいものがあって当たり前なんだと思います。
 だから指導側に立つ人は参加者が自分が求める支援(ニーズ)を具体的に言える環境を作ってもらえたら嬉しいなって思います。
それぞれにニーズは異なりますから、みんなにとってベストは難しいです…でも、ベストに近づくようにみんなの声に耳を傾けてベター、モアベターと努力してくださる姿に参加者は感銘を受けますし、自分もそのような人になろう…と思って、それこそが環境教育の目標に近づくことになるのではないかなって感じています。

3)特別なニーズをもつ人自身が環境教育の指導者になることに関するメッセージ
 きっと何の問題もないなんて人はいないと思います…大なり小なり何かしら抱えていると思います。障害者はそれが傍目にわかりやすい問題なんでしょうね。でも、それは強みにも変化させていくことができるように信じています。
 指導者を「先生」って呼びますが、先生って私は先に生まれて人生を歩いている姿を見せている人なんだって思っているんです。だから障害って逃げられない問題を自分なりの工夫や努力、周りに支援や連携を求めることで何とか乗り越えようとする姿は、後から生まれて人生を歩む人の良い教材になると思います。私を教材にして、よりよい人生・社会参加ができる人が増えていってくれたら…と願っています。
 みんなそれぞれが工夫したり助け合ったりして、それぞれが抱えている問題を少しでも改善していける社会になったら素敵ですよね…そこに障害の有無は関係ないと思います。環境教育の指導者になりたいと思った人その人がどんな問題(障害)を抱えているかはわかりませんが、逃げずに向き合って頑張っている姿そのものが環境教育の一端になっていると考えます。
 みんな見えなくても何か問題を抱えて頑張っていると思ったら、障害の有無なんて関係なく頑張れるように私は思っていますし、私自身が頑張れているように思います。ありがとうございます!

(角田尚子おすすめ参考文献;編集担当のほうでかくたさんブログのアドレスを追加)
・『リハビリの夜』熊谷晋一郎、医学書院、2009
脳性マヒの当事者からの視点です。
http://ericweblog.exblog.jp/23160192/
・『自閉症の僕が跳びはねる理由 会話のできない中学生がつづる内なる心』、東田直樹、エスコアール(千葉県木更津市)、2007
自閉症の方の感じ方、考え方がよくわかります。
http://ericweblog.exblog.jp/21400848/
・「特別なニーズへの対応ガイドライン」
今回の研修成果物。
http://www.eric-net.org/news/ESDSpecialNeeds.pdf

「すべての人のための環境教育」のために、当事者の方々の視点をどんどん活かしていきたいですね。
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by eric-blog | 2016-09-01 14:37 | ERICニュース | Comments(0)