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ERIC NEWS 543号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年5月28日

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ERIC NEWS 543号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年5月28日

ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!

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(文責: かくた なおこ 角田尚子

http://ericweblog.exblog.jp/

twitter : kakuta09  FBもやってます。)


 今年は5月から主催研修を始めたが、なかなかに参加者が集まらない。自分自身も、やっと学習支援などが軌道に乗り始めて、予定が動き出した感がある。この時期、スケジュールを合わせるのが、難しいのかもしれない。ま、何事も、ぼちぼちと、そして、継続して行くこと。


 次回の主催研修はテーマ『人権』で、6月最終土日(24日・25)です。ぜひ、ご予定、ご参加ください。25日終了後にはERIC総会も予定しています。


 さて、3月初旬に骨折してから、約一ヶ月の固定で骨が回復するまで、「痛い、痛い」と言えば家事もやらせず、重いものも持たせずに、まるでお姫様のように扱われていた左手が、今度は打って変わってどんなに痛かろうとできなかろうと、リハビリ奴隷に成り下がるという激変。毎晩、七転八倒するほどの痛さ。


 おまけに、北区の手話通訳士養成講座に申し込んだところ、初心者の中級から初めてよろしいと受講が決まり、これまた左手が酷使される事態になることに。意外や意外、片手手話というジャンルがあるほどに、手話は基本両手なのである。


 自転車にも二ヶ月以上、乗れなかった。左手でブレーキを握る力が入らないからだ。ハンドルを握って、サドルにまたがるのにも、左手のひきとプッシュ・アップは不可欠だ。知ってた?


 おかげで、この春はよく歩いた。近所の染井霊園の桜もくまなく見て回ったし、外大跡地の公園の風にも、鶯にも驚かされた。こんな都会で鶯かあ。


 美味しいパン屋も見つけた。バゲットは午後には売り切れているほどの人気ぶり。朝のサンドイッチが楽しみになった。


 いつもと違う移動手段を使うと、街の見え方も違ってくる。心なしか、行動や気持ちも、ゆったりしたようだ。やっと自転車に乗れるようになったが、歩け歩けの時の空気感を忘れないでいよう。


 ERICの総会のテーマは、「死なない終活プロジェクト」。ぜひ皆様のお知恵をお貸しください。どなたでも参加できます。


 小学4年生の漢字ドリルに「終活」があったのには驚きましたが、終業時の活動のことなのかなあ? 子どもに質問してもはっきりしませんでした。わかっているやらいないやら。言葉の定義はむずかしい。



◆◇◆543号 目次◆◇◆


◆◇◆1. グローバル・セミナーをふりかえる~いまと未来の教育のために No.4

◆◇◆2.  ESDファシリテーターズ・ハンドブック8「」

◆◇◆3. 地球環境問題とわたしたちの生き方=大学の授業を通して

◆◇◆4. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内

◆◇◆5. by ERIC 在庫処分2016! レッスンバンクもチェック!

◆◇◆6. with ERICこれまでの活動


◆◇◆1.  連載:グローバル・セミナーをふりかえる~今と未来の教育のために No.4◆◇◆
担当: 鬼木たまみ

(担当:鬼木たまみ)


この連載では、ERICが設立当初から10数年にわたって開催したグローバル・セミナーを紹介いたします。今回は第三回、環境教育をテーマに行ったものを紹介します。


3 グローバル・セミナー(1992.6.14-28

「アメリカ、オーストラリアの環境教育の実践に学ぶ」

講師:ジョン・フィエン(グリフィス大学助教授、オーストラリア環境教育学会会長/オーストラリア)

     ジェイン・ウィリアムソン・フィエン(クィーンズランド工科大学講師/オーストラリア)

     アンディ・バスタナーク(Project Learning Tree事務局長/アメリカ)

・地域セミナー:東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、滋賀、京都、大阪(8都府県、16ヶ所)

・翻訳出版:『「木と学ぼう」活動事例集-PLT ACTIVITY GUIDE K-6-


第3回グローバル・セミナーは、ブラジルのリオで「地球サミット」が行われていた6月、海外から講師を3人招き、日本環境教育学会、東京YMCAYMCAアジア青少年センター、横浜YMCAERICの四団体が協力して開催しました。


「環境をテーマにした今回の企画は、昨年の湾岸戦争の教訓から生まれました。湾岸戦争の勃発によって、多くの教師や父母がなんらかの形で「平和教育」を導入・実践したいと思いながら、その術を知らなかった故に、またその方法が提供されなかった故に、ほとんど何の実践もされないうちに戦争が終わってしまいました。同時にこの戦争は、これまでの日本における平和教育では、いまの世界の情勢の変化についていけないことも明らかにしてしまったのです。


今まさに喚起されつつある環境問題への関心も、何らかの手立てを講じない限り同様の結果を招くことは明らかではないか。つまり、これまでの知識重視のアプローチだけでは「問題がある」という警告に終わってしまい、自分の問題として捉えにくいのではないか。こうした問いかけから、自らが進んで環境や開発の問題を考え、その解決のために行動するための「環境教育」の方法を提案する場を設けました」

(「第3回グローバル・セミナー開催のご案内」より抜粋)


講師のジョン・フィエン氏は「環境教育は、知識、態度、行動の三要素が入ったものでなければならない。態度を育てるには長い時間をかける必要がある」と訴えています。


「地球サミット」からの25年、私たち一人ひとりは、人類共通の課題解決のためにどのような努力をし、長い時間をかけて何を育ててきたのでしょうか。

自分に問いかけつつ...


*第3回グローバル・セミナーのプログラム、案内文、紹介記事はこちらからご覧になれます

http://eric-net.org/project/global_seminar/gs92_news.pdf


「グローバル・セミナー実践事例10選」はこちらからご覧になれます

http://eric-net.org/project/global_seminar/gs92_activity.pdf



ERICは、『木と学ぼう』を翻訳出版し、セミナーにProject Learning Treeのアンディ・バスタナーク事務局長を招いたこの年から、PLT日本事務局の活動を始めています。


***追記(かくた)

前年の1991年と1992年の夏に海外研修としてオーストラリアを訪れています。1991年は人権教育をテーマに、小中高の現場、アイデアハウスなどを訪ねました。1992年は環境教育をテーマにジョン・フィエンさん、ジェイン・フィエンさんにコーディネートしていただきました。

*1992年 オーストラリア研修「地球教育を訪ねよう」プログラム

http://eric-net.org/project/study_tour/92au.pdf


また、ジョン・フィエンさんには19971998年にも、彼が執筆した「Teaching for Sustainable World(TSW) 」という指導者育成カリキュラムについて実践的に学ぶためのセミナーを実施していただきました。

*1997年 オーストラリア研修「持続可能な世界のための教育」
http://eric-net.org/project/study_tour/97au.pdf


ジョン・フィエンさんはTSWにおいて「四つの教育は一つ」と環境、人権、平和、開発教育の何が共通で、何が違うのかをまとめた方です。

http://ericweblog.exblog.jp/5203068/


最近では、ジョンが執筆した『ケアすることを学ぶ』に、環境教育の本質が人権を含む価値観と行動につながるものであることを再確認しました。


http://www.griffith.edu.au/__data/assets/pdf_file/0018/314613/fien03.pdf


日本語訳は三部に分かれています。

http://ericweblog.exblog.jp/18988618/

http://ericweblog.exblog.jp/18988625/

http://ericweblog.exblog.jp/18988628/


グローバル・セミナー全14回のテーマ・リスト

第1回 地球の未来と教師の役割(1990
第2回 イギリス・オーストラリア・アメリカの国際理解教育に実践に学ぶ(1991)
第3回 環境教育・PLT(1992)
第4回 食糧 フード・ファースト・カリキュラム(1993)
第5回 協力、コミュニケーション、セルフ・エスティーム(1994)
第6回 わたしから始まる国際理解教育-自己理解と参加(1994)
第7回 フォトランゲージを学ぶ(1995)
第8回 地球のみかた(1996)
第9回 対立から学ぼう(1997)
10回 未来を学ぼう (1998)
11回 国際理解教育の推進に向けて(1999)
12回 対立を超えて・世紀を超えて 地球の明日とわたしたちの力(2000)
13回 生涯学習社会の実現に向けて(2002)
14回 いっしょに考えて!教育(2005)
( )内は開催年


◆◇◆2.  ESDファシリテーターズ・ハンドブック連載8「テーマについて三点確認法で深める」 ◆◇◆


 『テーマワーク』も参考に、あるテーマについて深く知るための方法をまとめました。

http://www.eric-net.org/news/FH17ThemeWork.pdf


■これまでのモジュール

1. 「効果的な学習」

http://www.eric-net.org/news/FH17EffectiveLearning.pdf

2. 構成的に学ぶ」

http://www.eric-net.org/news/FH17Constructivism.pdf

3. 「経験を味わう」

http://www.eric-net.org/news/FH17Reflexitive.pdf

4.「経験を共有する」

http://www.eric-net.org/news/FH17CooperativeLearning.pdf

5.「問う力」

http://www.eric-net.org/news/FH17Questioning.pdf

6. 「経験の広がり」

http://www.eric-net.org/news/FH17Scope.pdf

7.「経験の広がり-発達段階」http://www.eric-net.org/news/FH17Sequence.pdf

◆◇◆3. 地球環境問題とわたしたちの生き方=大学の授業を通して ◆◇◆


今年も、大学で半期15回の「地球社会と共生」と、オムニバスの「地球環境問題とわたしたち」の内2回で、地球環境問題について授業を行った。


環境教育もESDも「すべての教科に関わる問題として教える」もので教科の枠は設けないままにきています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/013/003/shiryo/attach/1299713.htm

理念は素晴らしいのですが、「経験の広がりと積み上げ」の面で、大学生までになると凸凹が生まれているというのが実態ではないでしょうか?


いずれの教科も選択によるので、「興味関心意欲」のある学生たちの集まりであることは違いないのでしょうが、では、いま、「地球環境問題」として何を「知っていること」、何に「関心があること」が共通基盤として育っているのでしょうか?


「地球社会と共生」で、学生たちに1人五冊の本を選んできて、関心あるテーマを共有してみました。時計回りに書き出してみます。

  • グリーン資本主義
  • 世界を動かす人脈
  • フェアトレード 格差を生まない経済システム
  • 労働ダンピング
  • 差別と貧困の外国人労働者
  • 格差社会 何が問題なのか
  • なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか
  • 神様とのおしゃべり
  • 外国人だけが知っている美しい日本
  • 今地方で何が起こっているか 崩壊と再生の現場から
  • 無文字社会の歴史
  • 日本語のコツ
  • 読むことの歴史
  • 実践日本人の英語
  • 安心社会から信頼社会へ
  • 原発報道とメディア
  • 福島第一原発事故 7つの謎
  • ニッポンのゴミ
  • プラスティックスープの海
  • 海の歌
  • 鯖がトロより高くなる日
  • エビと日本人 暮らしの中のグローバル化
  • 魚と日本人 食と職の経済学
  • 水の未来
  • メス化する自然
  • 未来を変えるちょっとしたヒント
  • 海賊のジレンマ
  • 人類は絶滅を逃れられるのか
  • 間違いだらけのエコ生活
  • 世界の野菜を旅する
  • 環境アセスメントとは何か
  • 持続可能な社会を目指す8人のライフスタイル

2052 今後40年のグローバル予測』(ヨルゲン・ランダース、日経BP社、2013)は『成長の限界』の著者の1人が、1972年の出版から40年たった2012年、これからの40年はではどうなるだろうかと予測した本である。わたし自身も、その間、環境保護団体で活動したり、環境教育に取り組んだりしてきたので、この本の内容はとても感慨深かった。


若い世代、学生たちには申し訳ないが、わたしも著者と同じ感想を抱く。

「思ったほど対策は進まず、データによっては悪化しているものも多い。また、不可逆的な変化のスパイラルに入ってしまったものもある。これからどのような対策を取っても、変化は起こるだろう。」と。


だからこそ、学生たちが選んだ本のリストに胸を打たれるものがある。


希望を語ることが教育者の役割の一つだと思いつつ、わたしが環境問題に目覚めたり、取り組み始めた時とは、明らかに情報の質が違う。そして、そのような分析を共有することも適切なのかどうか、迷ってしまう。


Think Globally, Act Locally の問題提起から、

Think Locally, Act Globally 地域の問題に取り組みつつ、地球を考える。


地域的アプローチと地球的アプローチの両方が言われるようになってきた。逆に、ESDには食育的なアプローチも含まれるなど、足元からの環境教育だけで終わっている事例もある。


今回は、クロマグロの漁獲量についての報道があったばかりなので、それを取り上げて問題提起を行なった。海洋資源についての関心の薄さと情報の無さそのものが、とても印象的だった。


http://ericweblog.exblog.jp/23913470/


オムニバスは二回だけで終わったので、レポートの課題に「クロマグロの資源管理の歴史と日本社会の課題」を出すつもりだ。これを機会に少しは学んだもらいたいものだ。


そして、もう一つの大学の授業では、「三点確認法」によって、より一つのテーマについて深く考えるプロセスを経て、同じように環境問題としての海洋資源管理に焦点を当てていきたいと思っている。



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by eric-blog | 2017-05-28 15:55 | ERICニュース | Comments(0)

グローバル・セミナーをふりかえる~今と未来の教育のために No.3

◆◇◆ 3.  連載:グローバル・セミナーをふりかえる~今と未来の教育のために No.3 ◆◇◆
(担当:鬼木たまみ)

この連載では、ERICが設立当初から10数年にわたって開催したグローバル・セミナーを紹介いたします。

◆◇第2回 グローバル・セミナー(1991.10.5-11.5)
「イギリス・オーストラリア・アメリカの国際理解教育の実践に学ぶ」
・講師:ミリアム・ステイナー(ワールド・スタディーズ・プロジェクト事務局長/イギリス)
    キャシー・ウィリアムズ(異文化コミュニケーション・スタッフ/アメリカ)
    ラルフ・ペットマン(シドニー大学政府・行政学部教授/オーストラリア)
・地域セミナー:東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、山形、長野、大阪(9都府県、34カ所)
・翻訳出版:『WORLD STUDIES(ワールド・スタディーズ)-学びかた・教えかたハンドブック』

第2回グローバル・セミナーは、国際理解教育、異文化理解教育、人権教育を専門とし、それぞれの実践者である海外講師を3人招き、(社)日本ユネスコ協会連盟、日本国際理解教育学会、ERICの三団体が協力して開催しました。
ERICでは第10回のグローバル・セミナーまで、セミナーに合わせて海外のテキストを翻訳出版しましたが、この年に発行した『ワールド・スタディーズ』は再版を重ね、1万冊を超える提供数となっています。

「ワールド・スタディーズは、批判的な思考を発展させ、自尊心や他者に対する敬意を養い、子ども達が社会や環境を改善してゆく運動に参加する機会を与えるのです。ワールド・スタディーズに於ける方法論は、誠実で他と協調的なものを基本としています。その中では学習のプロセスが結果とともに重要です。「知識」とともに「知恵」が大事なのです。教師の教え方のノウハウや、民主的で確実な教室運営の方法も述べられています」(講演録「過去の歴史・未来の方向-イギリスにおける国際理解教育」より抜粋)

講師のミリアム・ステイナー氏は、講演の中で、ワールド・スタディーズの実践の話だけではなく、ワールド・スタディーズを形づくった歴史的、社会的、経済的な流れや出発点、その思想に触れながら提言やメッセージを発しています。

講演録をご一読するとともに、『ワールド・スタディーズ』をお持ちの方は今一度、テキストを開いてみてください。お持ちでない方はぜひ、この機会に読んでみてください。

時を経たからこそ再確認できる理論や価値観、一人ひとりにとっての新しい気づきがあるのではないでしょうか。


* 講演録はこちらからご覧になれます
http://eric-net.org/project/gl obal_seminar/gs91_lecture.pdf

* 第2回グローバル・セミナーのプログラム、紹介記事はこちらから ご覧になれます
http://eric-net.org/project/gl obal_seminar/gs91_news.pdf

* テキスト『ワールド・スタディーズ』の紹介、ご注文はこちらから どうぞ。
http://eric-net.org/detail/WS- 25.html

http://eric-net.org/text-order .html

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by eric-blog | 2017-05-23 10:41 | ERICニュース | Comments(0)

ERICニュース連載「グローバル・セミナー」

■ERIC NEWS 538号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年4月23日


◆◇◆1.  新連載「グローバル・セミナーをふりかえる~いまと未来の教育のために」◆◇◆
担当: 鬼木たまみ
ERICでは設立当初から10数年にわたって、グローバル・セミナーを開催しました。
グローバル・セミナーというのは、ERICが厳選して翻訳出版したテキストの著者・開発関係者を講師として招き、参加型学習によって展開されるテキストの内容を体験してもらうものでした。テキストの翻訳だけでなく、参加型の研修プログラムを実施する、また受講する経験は、ERICにとって大きな学びとなり、ESDファシリテーターズ・カレッジをはじめ、オリジナルテキストの開発などその後の様々な活動につながっていった知的財産そのものです。

第1回グローバル・セミナー「地球の未来と教師の役割」(1990年)の開催主旨に、その思いがしっかりこめられています。


「世界はますます狭くなっていることを実感させられる今日このごろ。10年後に迫る21世紀は「地球時代」と言われます。わたしたちは世界のあらゆる国々や地域、あるいは人々と無数の目に見えない 糸で結ばれています。
環境や資源問題など、地球規模で取り組む課題が増えていることも否めません。21世紀を担う子どもたちが、このたった一つの地球を分かち合っていけるようにするためには、今、私たちに何ができるのでしょうか」

ここから始まったグローバル・セミナー。今後、ERIC NEWSやブログで紹介していきたいと思います。

グローバル・セミナー全14回のテーマ・リスト

第1回 地球の未来と教師の役割(1990
第2回 イギリス・オーストラリア・アメリカの国際理解教育に実践に学ぶ(1991)
第3回 環境教育・PLT(1992)
第4回 食糧 フード・ファースト・カリキュラム(1993)
第5回 協力、コミュニケーション、セルフ・エスティーム(1994)
第6回 わたしから始まる国際理解教育-自己理解と参加(1994)
第7回 フォトランゲージを学ぶ(1995)
第8回 地球のみかた(1996)
第9回 対立から学ぼう(1997)
10回 未来を学ぼう (1998)
11回 国際理解教育の推進に向けて(1999)
12回 対立を超えて・世紀を超えて 地球の明日とわたしたちの力(2000)
13回 生涯学習社会の実現に向けて(2002)
14回 いっしょに考えて!教育(2005)
( )内は開催年


■ERICニュース541号 ツリーニュース 2017年5月14日

連載:グローバル・セミナーをふりかえる〜今と未来の教育のために No.2
担当:鬼木たまみ

この連載では、ERICが設立当初から10数年にわたって開催したグローバル・セミナーを紹介いたします。

◆◇第1回 グローバル・セミナー「地球の未来と教師の役割」(1990.10.17-21)
講師: ジャネット・ハント(オーストラリア海外援助協議会・教育担当ディレクター/事務局長代理)、ロバート・フリーマン(グローバル・エデュケーターズ会長)
地域セミナー:東京、神奈川、埼玉、茨城

第1回グローバル・セミナーは、ERIC設立記念イベントとして講演会から始まり、関東地方の8カ所で地域セミナーを開催しました。
グローバル・セミナーの特徴のひとつが地域セミナーです。地域セミナーでは、海外から招いた講師が全国各地に出かけ、参加型の研修を行いました。ERICはこの地域セミナーを通して、各地の教育実践者のみなさんと学びとつながりを深め、今にいたっています。

「自己の社会の価値観に根ざした土台を築くこと」
「基本的理念を明確にすること」
「教育システムの中に基本的理念を取り入れ、質をさらに高められるようなしくみをつくること」

これは、講師のロバート・フリーマン氏が講演「国際理解教育を根づかせるために」の中で述べている3つの提案です。
講演録には、同氏の「尊重こそ人々の理解と協力を勝ち得る鍵であること」という言葉とともに、第1回グローバル・セミナー開催時から四半世紀以上を経た今でも生き、活き続けるメッセージがあふれています。ぜひ、ご一読ください。

*講演録はこちらからご覧ください
http://eric-net.org/project/global_seminar/gs90_kouenroku.pdf


* 第1回グローバル・セミナーの紹介記事や当日プログラムなどはこちらからご覧ください
http://eric-net.org/project/global_seminar/gs90_news.pdf

====ここまで

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by eric-blog | 2017-05-08 10:20 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 540号 byERIC ともによりよい質の教育をめざして  2017年5月7日

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ERIC NEWS 540 byERIC ともによりよい質の教育をめざして  201757

ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!

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                   (文責: かくた なおこ 角田尚子

                     http://ericweblog.exblog.jp/

twitter : kakuta09  FBもやってます。)


 51日に放送大学の「グローバル・コンピテンシー」についてのゲスト・トークの収録があり、54日には群馬県立女子大学の授業があったために、何だかゴールデンウィーク感がないまま、最終の日曜日を迎えそうな かくた です。


 53日には1日だけのTEST17 in 大阪を、16名の参加を得て実施。4月中旬、「今年はTESTないの?」の問い合わせから始まった企画。会場を提供してくださったあおぞら財団に感謝です。


 52日には間を縫って、堺市の実家に帰省。86歳の母親とランチ、姉と姪の家族と合流した夕食と、ファミリータイムを堪能しました。歩くスピードはゆっくりになったけれど、まだまだしっかりと一人暮らしで頑張っている母親。どんなに賞賛しても賞賛しきれない人です。今回も、また新たな励ましをもらいました。え? どんな内容だったかはおいおい、お知らせします。この母があればこそ、わたしのERICでの活動があるのです。


 ではでは、皆様のゴールデンウィークが実り多いものであったことを願いつつ、ERICニュースをお届けします。


◆◇◆目次◆◇◆


◆◇◆1.  TEST2017in大阪のご報告

◆◇◆2.  ファシリテーターハンドブック6 問う力」

◆◇◆3. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内

◆◇◆4. by ERIC 在庫処分2016!

◆◇◆5. with ERICこれまでの活動



◆◇◆1.  TEST2017in大阪のご報告 ◆◇◆


 「問う力」を中心に、QFT質問づくりテクニックとMaking Questions Workの「ファシリテーター三つの資質」に習熟する1日プログラムでした。


プログラムの記録はERICのホームページから。

http://www.eric-net.org/news/TEST2017inOsakakiroku.pdf


 学び続けるファシリテーター・ラーニング・ネットワークの力を感じた研修でした。


 制度化すると劣化する。しかし、TESTについては毎年、「やるの?」という問い直し感があるせいか、劣化しないなあ。


 指導者の資質を高めるには、「主体的で」「深い」「対話的な」学びが大切。アクティブ・ラーニングそのものです。より良い質の学び方が指導者も育てるのですね。


◆◇◆2.  ファシリテーターハンドブック6 問う力」◆◇◆


 またまた前後してしまいますが、今回のTEST2017in大阪に関連しているので、FH5「経験の広がり」ではなく、こちらFH6「問う力」からご紹介いたします。だんだん、モジュールをどのような構成にすればいいか、見えてきた気がします。『環境教育指導者育成マニュアル』のように、理論と、その理論を共有するためのプログラムを紹介する形になると思います。できれば、2時間のプログラムに統一できればいいのでしょうが、単発のアクティビティだけになることもあるように思います。どこにでも取り入れることのできるものもあるからです。


問う力の育成に活用することができるアクティビティは、今回紹介した1. QFT問いづくりの力 と2. 効果的な問いのためのファシリテーターの資質 という二つだけではなく、もっとあるように思います。あるいは「問う力」だけで単元ができるかもしれませんね。『問うこころ』に含めた内容が、構造化の役に立つのではないでしょうか?


2017年度にファシリテーター・ハンドブックのモジュールをランダムに作成し、それらの構造化は次の課題ということにしておきましょう。


http://eric-net.org/news/FH17Questioning.pdf


 「問う」技術だけではなく、「問う」ことを効果的にするためのファシリテーターとしての資質も含めて「問う力」を育成するための2時間研修のプログラムに、「QFT」「三つの資質」それぞれなるのではないでしょうか。




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by eric-blog | 2017-05-06 10:24 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 538号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年4月23日

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ERIC NEWS 538号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年4月23日
ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!
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(文責: かくた なおこ 角田尚子
http://ericweblog.exblog.jp/
twitter : kakuta09  FBもやってます。)

 今年もTEST教育力向上講座in大阪、開催となりました。
2017年5月3日 午前10時から午後5時まで。あおぞら財団研修室にて。

 案内文をと言われたのですが、やはり当日、参加者の皆さんとともに考えたいなあと、三題噺の準備はしていきますが、どう展開するかは、参加者のご希望次第ということで。

 あまり準備をしすぎないテーゲーな据え置き型ファシリテーターになることがわたしの夢。

 先日、ISEP環境とエネルギー政策研究所が、事務所移転したとかで、四谷近くの三栄町という当たりを歩きました。その辺りというのが、都心なのに住宅街。住宅街なのにオフィス街、というかサテライト型のミニ校舎の看板が掲げられているデザインフルな建物がたくさんある街だったので驚きました。

 そうかあ、ERICの念願であるところのESDファシリテーターズ・カレッジ、二年間コースも、こんな形の学校として実現することもできたんだなあと、とても可愛い二階建てを見て思いました。ま、いまの事務所の10倍のお値段にはなりますが。

 でも、なぜ、二年間コースをと思った時、すぐに「学校を」と思わなかったのかなあと考えると、「学校」という形が持つヒドン・メッセージをどう解消するかという課題を十分に解消仕切れていないまま、取りかかることはできなかった。そんなことに思い当たりました。

 TEST in 大阪。参加型による教育的指導者のための学び合いの場。そこで対価をいただいてファシリテーターを務めることも、その矛盾の一つです。本当に作りたいのは「学習者が作り出す学習の場」。しかし、その場とその場のメッセージのためにも、コストがかかるのが現実ですよね。

 どなたが書いていたけれど、「プロフェッショナル」というのはそれだけの時間とエネルギーをかけてきた人であり、そのことに対する対価なしで、ボランティアをお願いするのはおかしいと。

 ファシリテーターという職業、大好きです。一方的ではないからこそ、何度やっても飽きずにやってこれています。ともに考える人が違えば、学びも違う。そして、わたしも「学び」ます。

 フューチャーサーチ会議を初めて日本で開催した時に、錚々たるファシリテーターのパイオニアたちが参加してくれました。参加費を払って。その中の一人の人が言ったのです。「でも、これで一番学んでいるのはかくたさんだよね」と。

 新しい学びの場を提供し、そこから一番学んでいるのは、わたし自身、そしてERIC自身です。それはグローバル・セミナー以来の伝統です。新しい学びの風を常に巻き起こしたい。それがグローバル・セミナーの原動力でした。

 でも、新しい学びは、ファシリテーター仲間であれば、誰しもあるはず。わたしもグローバル・セミナーをともに担ってきたERICファシリテーターから多くのことを学びました。

 ERICがグローバル・セミナーを卒業したわけ。それは「新しい学び」ではなく、常に「よりよいものを目指し続ける」学び方に、学び方がシフトしたからです。Better Quality Of Education for BQOE。ブログのタイトルでもあります。

 よりよくしていくために重要なのは点検の視点。思えば、一番最初に翻訳した『ワールド・スタディーズ』にその萌芽がありました。「わたしはワールド・スタディーズを実践しているだろうか?」というチェックリストがそれです。

 TEST教育力向上講座は、他のERICの研修と異なり、ファシリテーター実践者のための「点検・改善」「よりよい」に向かう場です。「わああああ! めっちゃ新しい!」ではなく、「あ、自分の中にあったじゃないか。それをうまく整理してくれているなあ、これをKISSして、自分のものにして行こう」、そんな出会いがある場です。

 ぜひ、今年も、TEST in 大阪でお会いしましょう。参加型の教え方学び方の実践力を高めるために。


◆◇◆538号 目次◆◇◆

◆◇◆1. グローバル・セミナーをふりかえる〜いまと未来の教育のために
◆◇◆2. TEST in 大阪2017 「問う心」を育てる=世界を疑う
◆◇◆3. ESDファシリテーターズ・ハンドブック2「構成的に学ぶ」
◆◇◆4. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内
◆◇◆5. by ERIC 在庫処分2016! レッスンバンクもチェック!
◆◇◆6. with ERICこれまでの活動

◆◇◆1.  新連載「グローバル・セミナーをふりかえる〜いまと未来の教育のために」◆◇◆
担当: 鬼木たまみ
ERICでは設立当初から10数年にわたって、グローバル・セミナーを開催しました。
グローバル・セミナーというのは、ERICが厳選して翻訳出版したテキストの著者・開発関係者を講師として招き、参加型学習によって展開されるテキストの内容を体験してもらうものでした。テキストの翻訳だけでなく、参加型の研修プログラムを実施する、また受講する経験は、ERICにとって大きな学びとなり、ESDファシリテーターズ・カレッジをはじめ、オリジナルテキストの開発などその後の様々な活動につながっていった知的財産そのものです。

第1回グローバル・セミナー「地球の未来と教師の役割」(1990年)の開催主旨に、その思いがしっかりこめられています。

「世界はますます狭くなっていることを実感させられる今日このごろ。10年後に迫る21世紀は「地球時代」と言われます。わたしたちは世界のあらゆる国々や地域、あるいは人々と無数の目に見えない 糸で結ばれています。
環境や資源問題など、地球規模で取り組む課題が増えていることも否めません。21世紀を担う子どもたちが、このたった一つの地球を分かち合っていけるようにするためには、今、私たちに何ができるのでしょうか」

ここから始まったグローバル・セミナー。今後、ERIC NEWSやブログで紹介していきたいと思います。

■グローバル・セミナー全14回のテーマ・リスト

第1回 地球の未来と教師の役割(1990)
第2回 イギリス・オーストラリア・アメリカの国際理解教育に実践に学ぶ(1991)
第3回 環境教育・PLT(1992)
第4回 食糧 フード・ファースト・カリキュラム(1993)
第5回 協力、コミュニケーション、セルフ・エスティーム(1994)
第6回 わたしから始まる国際理解教育-自己理解と参加(1994)
第7回 フォトランゲージを学ぶ(1995)
第8回 地球のみかた(1996)
第9回 対立から学ぼう(1997)
第10回 未来を学ぼう (1998)
第11回 国際理解教育の推進に向けて(1999)
第12回 対立を超えて・世紀を超えて 地球の明日とわたしたちの力(2000)
第13回 生涯学習社会の実現に向けて(2002)
第14回 いっしょに考えて!教育(2005)
( )内は開催年

◆◇◆2.  TEST in 大阪2017 三題: ファシリテーターの資質・問う技術・経験の広がり ◆◇◆

新しい学びと自分自身の実践をふりかえりつつ、次年度に備える。そんな時間がTEST教育力向上講座の時間です。今年のin大阪は、一日だけのショートバージョン。それだけにみっちり詰まったものになりそうです。
共有したい学びは三つです。

1.  ファシリテーターの三つの価値観「真摯さ」「誠実さ」「信頼」
2.  経験学習の三原則 経験のふりかえり、共有、そして広がり
3.  QFT「問う技術」

三題噺がどう展開するかは当日のお楽しみ。あなたはファシリテーターの資質に自信ありますか?

2017年5月3日 10時から17時 at あおぞら財団研修室

申し込みは栗本敦子さん、あるいはかくたまで。kakuta(a)eric-net.org

◆◇◆3. ファシリテーター・ハンドブック2「構成的に学ぶ」◆◇◆

連載を始めたばかりのファシリテーター・ハンドブックですが、すでに順番が違ってしまいました。訂正して、再録しておきます。

1. ERIC ESDファシリテーター・ハンドブック1 「効果的な学習」
http://www.eric-net.org/news/FH17EffectiveLearning.pdf
2. ERIC ESDファシリテーター・ハンドブック2「構成的に学ぶ」
http://www.eric-net.org/news/FH17Constructivism.pdf
3. ERIC ESDファシリテーター・ハンドブック3 「経験を味わう」
http://www.eric-net.org/news/FH17Reflexitive.pdf

1 「効果的な学習」のCSSCの四つの要素を受けて、構成主義と経験学習の関係についてまとめたものが2「構成的に学ぶ」

『学習の本質』が掲げる効果的な学習の四つの要素の一つが「構成主義」constructivismです。そして経験学習は、構成主義の考え方に立って、考えられている教授学習法です。
このユニットでは構成主義について学びを深めるためのキーワードやERICのテキストが採用している教授法にどのように構成主義が生かされているかを紹介しています。

今回のKISS!は次の「経験学習の三原則」です。

経験学習というとコルプの「経験学習の四段階」があまりにも有名ですが、「体験のしっ放し」という批判が起こるのは、ふりかえりが不十分なだけではありません。しっかりとした経験学習の指導原則として、以下の三つを抑えているかどうかが鍵なのです。
・経験のふりかえり
・経験の共有
・経験の広がり

あなたの実践している経験学習をこの三つの視点から点検して見ましょう!

Let's KISS!
Keep it simple and shortによって、より良い質の教育の点検力を高めましょう。
これからもファシリテーター・ハンドブックでは、さまざまなKISSを紹介していきます。

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by eric-blog | 2017-04-28 16:49 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 535号 byERIC ともによりよい質の教育をめざして  2017年4月2日

ERIC NEWS 535 byERIC ともによりよい質の教育をめざして  201742

ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!

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                   (文責: かくた なおこ 角田尚子

                     http://ericweblog.exblog.jp/

twitter : kakuta09  FBもやってます。)


今回のニュースから2017年度です。東京は桜が三分咲き。満開にはなりませんでしたが、日曜日はいい花見日和になりそうです。


2016年度は51本のニュースを四名の執筆者で発行することができました。

リストをホームページに載せました。

http://www.eric-net.org/news/ERICnews2016.pdf


各号ニュースを縦断する新しい連載として「ファシリテーター100の概念」を始めます! かくた担当。

これまで「アクティブ・ラーニング数え歌」とか、「Toolbook1,2,3などのアイデアを立ち上げましたが、ファシリテーター養成講座のためのハンドブックも分厚くなるばかりで、では内容が一回の研修でカバーできるかというと、それは無理。ではなぜ配る? もっと必要な情報が必要な時に取り出しやすい方法を考えよう!


で、やっぱり使い馴染んだ「ブログ」に連載。ということになるのかなあ。

お楽しみに! 


ERICのファシリテーターがまとめているブログについては、ホームページで紹介しています。

http://www.eric-net.org/by-eric.html#WITH


最近、鬼木さんが草創期のERICニュースレターと通信のバックナンバーをPDF化してブログにアップしてくれました。1980年代を踏まえて提起された「参加型学習」、学習者中心の教え方・学び方の提案など、いま改めて見ると、社会の変化を感じます。


写真や図柄も多くてみやすい画面になっています。ぜひ、読んでみてください。

http://eric-net.org/project/newsletter/nl_no1.pdf


◆◇◆目次◆◇◆


◆◇◆1. ERICのテキストよりbyERIC『問うこころ』

◆◇◆2. ファシリテーター100の概念『「問う」を問う』

◆◇◆3. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内

◆◇◆4. by ERIC 在庫処分2016!

◆◇◆5. with ERICこれまでの活動



◆◇◆1.  ERICのテキストよりbyERIC 『問うこころ』 ◆◇◆


2016年度の後半は、私自身も「問う」技術について学ぶ機会が多かったです。


2009年に、小冊子『問うこころ』を出しました。A5サイズで、50ページ程度。


目次がないのですが、ページ順に内容をご紹介します。(ページ番号)


  • λあなたは参加の文化を体現していますか?1
    • ¬Yes  そう言える五つの根拠2
    • ¬No  そう思う五つの根拠3
    • λあなたのいいところ誇りに思うこと4
    • λ悔しいことは何悲しかったことは何5
    • ¬悲しかったこととの和解の方法4R's6
    • λ残念なことは何?どんな手だてを立てますか?7
    • λあなたのねらい、ねがい、ねついの根拠は何ですか?8
    • λ本当に満たされたいこと価値観の成長のためにしていることは何ですか?価値観の成長を感じたときはどんな時?9
    • λ対立の良い面は何ですか?
    • ¬CR10のスキルの良かった点、そこから得たものは何ですか?10
    • ¬事実と感情を分けて考えるために、あなたが問う問いは何ですか?11
    • λどんな態度・姿勢・行動が、何から、誰から、いつ、どのように、なぜ、どこで、学ばれたでしょうか12
    • λついついやってしまうことを意識化する手だては何ですか?13
    • λその時についてのさまざまな感情は何ですか?
    • ¬より心地よい感情
    • ¬より認めたくない感情14
    • λその時のいいところはどこ
    • ¬その時のことで悔しい、悲しいこととの和解の方法4R's15
    • λその人についてのさまざまな感情は何ですか?
    • ¬より心地よい感情
    • ¬より認めたくない感情16
    • λその人のいいところはどこですか?その時のことで悔しい、悲しいこととの和解の方法4R's17
    • λあなたの感情の扱い方で、好きなの、苦手なののはどれですか?それは、なぜですか?18
    • λふりかえることを難しくさせているのは何ですか?19
    • λワールドスタディーズ「わたしは問いかけつつ教えているか?20-24
    • λ点検の視点をどのように活用していますか?
    • ¬点検の視点を高めるためにしていること25
    • λなぜ加害を語れないか?
    • ¬向き合うために必要なこと26
    • λなぜ被害を語れないのか?
    • ¬向き合うために必要なこと27
    • λV&V「わたしは未来を学ぼうを行なっているだろうか?28-32
    • λからだからのメッセージを受け止めているか?33
    • λこころはここにあるか?
    • ¬こころを込めて行なっているか34
    • λ一人ひとりの学びの視点に取り組んでいるか?35
    • ¬学びのために適正な人数や場、条件を整えているか?36
    • λ学びの場がよりよい質の生きるということを実現しているか?37
    • λすべての人のよりよく生きるということのために学びの環境を整えているか?38
    • λ生きるということの質を高めるものは何か?39
    • λ多様なリソースに対して開かれた場を作れているか?40
    • λ学ぶ力のある人を育成しているか?
    • ¬学ぶ力をどのように評価するか41
    • λNAAEE「優れた環境教育のためのガイドライン42-45
    • λ自分自身の教育活動に誇りを持てていますか?46
    • λ持続可能な社会に向けて、モデル、模範を示せているか?47
    • λ問う姿勢のためにあなた自身が自らに問うている問いは何ですか?48


新学期に当たって、「問う」視点を洗い出し、優先順位をつけ、そして点検の視点として、改善に活かしていただけますように。


◆◇◆2. ファシリテーター100の概念『「問う」を問う』


ERICのホームページにとりあえず『問う心を育てるv2』のパワーポイントをアップしました。


  • ν「問う」ことを問う
  • νQFT 質問づくりテクニックのルールの共有
  • ν問う: テーマについて考えられる限りの問いをブレストする
  • ν問いを分析する、言い換えてみる: 「閉じた問い/開いた問い」
  • ν優先順位の高い問いを三つに絞る: 選んだ理由などを確認する
  • ν「問い」に対する次のステップ: 知りたいこと、知るためにとる行動
  • νふりかえり


問いというものは、合わせ鏡のようなものですね。覗き込めば覗き込むほど、深く踏み入ることができる。問う心は疑うところから。疑うことは、違和感から。「問う」ことは弱者の力であるのに、いやだからこそ、「問われる」べき側からは阻まれる。

青い芝の会の行動綱領に言う。「問題提起だけが存在意義だ」と。彼らの問いが私たちの社会を、より遠くまで連れて行ってくれる。


「いい問い」「正しい問い」「危険な問い」「後ろ向きな問い」と言うものもあるのだろうか?


http://www.eric-net.org



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by eric-blog | 2017-04-03 11:51 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 533号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年3月20日

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ERIC NEWS 533号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年3月20日

ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!

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(文責: かくた なおこ 角田尚子

http://ericweblog.exblog.jp/

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N女の研究」なるものがあるそうだ。NGO/NPOで働いている女性のライフログについての研究だ。生涯N女なわたしも40代の頃にNGO/NPOで働く女性たちに集まりを呼びかけたことがあった。しかし、続かなかった。貧乏だったから、集まった時の飲食代も出すのが惜しい人もいたかもしれない。

しかし、それよりも高学歴なN女たちは、まさしく「孤独なミドルクラス」だった。学歴が高く、自分の能力で次の就職先を探さなければならない。能力主義的なようでいて、狭き門である研究職や高等教育機関は学閥、コネ、口利きが幅を利かせている世界。互いがたがいのライバルであることに代わりはなかった。

http://ericweblog.exblog.jp/15658451/

不思議なことだ。NGONPOは、渋谷望さんが指摘するような社会状況にこたえ、そのような時代状況を乗り越えるためにあるのではないのか?


一人一人の思いは強くとも、連帯には至らなかったということか。いや、何を連帯すればいいのかがわからなかったのだ。それぞれの団体の運営は独裁政権から巨頭体制、合議体など多様であったし、「女たち」の平場の組織は少数の中心的人物によって動いていたのは事実だ。


時代の動きの速い時は、流れがわからないものだ。


ビジョン系の公共的投資を開拓してきたはずのNGO/NPOだが、それらの予算がどんどん権力的配分のパイに取り込まれていくのを見ているいま、権力闘争に加担するのではなく、改めて、ビジョンを示し続けることの意味を重く受け止めている。N女歴30年超の感慨である。

◆◇◆533号 目次◆◇◆


◆◇◆1. TEST2017「問う心」を育てる=世界を疑う

◆◇◆2. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内

◆◇◆3. by ERIC 在庫処分2016! レッスンバンクもチェック!

◆◇◆4. with ERICこれまでの活動



◆◇◆1.  TEST2017「問う心」を育てる=世界を疑う ◆◇◆

 2016年度も、個人的に研修やワークショップに参加して新たな学びがありました。新しい学びと自分自身の実践をふりかえりつつ、次年度に備える。そんな時間がTEST教育力向上講座の時間です。


 今年は「問う」技術。Making Questions Workという佐藤宏幸さんが紹介してくれた本から「三つの原則」

http://ericweblog.exblog.jp/23034578/

と『たった一つを変えるだけ』の著者のワークショップからQFT質問づくりの技法を取り入れて行いました。

http://ericweblog.exblog.jp/23722910/


記録はこちらから。

https://www.dropbox.com/sh/nnepmp8zhsl7yjq/AABYDNvaMC7PICt1Dry_HLlta?dl=0


実は一番面白かったのは終了後のファシリテーターのふりかえりミーティングでした。QFTQFDの構造に忠実であろうとしていなければ、やったであろう「問う」ことについて「12のものの見方・考え方」で迫るものでした。もちろん、その分析で出た内容は、それまでの二日間の議論を踏まえたものであったので、最初にやるのとでは全く異なるないウヨであることは間違いがありませんが、やってよかったです。


TEST教育向上講座の初期の形を覚えている人たちは、まずは自分たちが共に考えたい内容を出し合い、一つずつのテーマについて2時間のセッションで共に考えるためのプログラムを工夫するやり方を覚えているでしょう。アダプト・ア・セッション方式です。今も、このやり方でやりたい気持ちは満々ですが。


QFT質問づくりはまさしく「問い」からネクスト・ステップにつなげていくものですから、それをファシリテーター育成の二日間の構造にするとすれば、初期のTESTの形を取らざるを得ないと思います。


「問う」の同義語は「質問」「疑問」「問題」など。

英語ではていずれもQuestionで、ダンさんのワークショップでもそのことについて質問が出ていました。


今回、「問う」について、連想図、因果関係図、対比表、マトリクス分析で分析して発見したことは、羅列すると次のようなことです。


・「問う」側に主体がうまれる。

・問われた側は「疑われた」と身構える。自分の世界にしがみつく。

・通常、人は完璧な世界で生きている。「問う」ことはその世界にほころびを見出すことである。

・「疑われた」側は自分を正当化しようとする。疑う人間を排除する。

・マイノリティが「問う」側になるのは、弱者にとって世界は完全ではないからである。

・完璧な世界に生きている人は、その完璧さを尊重してほしいと願う。疑うべきところなどどこにもない。

・「問う」姿勢として、大切なのは、「共通の課題」あるいは少なくともなんらかの「共通の利害」があると信じて、問うことである。「疑う」「問いただす」というような問われた側に自己防衛を強いるものではない。

・ここで「問う」ことと、ファシリテーターとしての「健全さ」が関わってくる。

・「問う」ことは傷つけることである。世界をほころびさせることである。健康さとは傷つきから回復できることである。世界のほころびを見つめてなお安全で安心でいられる場と関係を作り出すことが、ファシリテーターの役割なのである。


なんて、とんでもない二日間を過ごしてしまった。わたしが骨折していたせいである。そこから「傷ついても回復する健康さ」の共有が始まった。骨折り損のくたびれ儲けでなかったことを祈る。


自己紹介のアクティビティは『ひと文字のキセキ』を使いました。


http://ericweblog.exblog.jp/23733781/


まだまだ報告したいことはいっぱいあるけれど、左手が悲鳴をあげてきています。口は達者なんだけどなあ。


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by eric-blog | 2017-03-20 17:30 | ERICニュース | Comments(0)

ERIC NEWS 528号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年2月12日

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ERIC NEWS 528号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年2月12日
ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!
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(文責: かくた なおこ 角田尚子
http://ericweblog.exblog.jp/
twitter : kakuta09  FBもやってます。)

アムネスティ・フィルム・フェスティバルで二日間に渡って8本の映画を見た。
http://www.amnesty.or.jp/aff/
・それでも僕は帰る
・ザトゥルーコスト
・女を修理する男
・蒼のシンフォニー
・ヴィック・ムーニー
・あん樹木希林と市原悦子を同時に観ることができます!
・密告者とその家族
・おじいちゃんの里帰り

一番ショックだったのは、パレスチナ人でイスラエルに密告していた「コラボレーター」のその後を描いたもの。パレスチナ自治区の成立とともに、自治区に居てもリンチで殺される危険が迫る。保護を求めてイスラエル側にやってきたのだが、在留許可証がもらえず、違法な存在のままである。年頃になった男の子にも「密告者になれ」という脅しが警察からかかり続ける。

もう一つ、引っかかったのは『あん』である。そのことについて、今回のニュースでは取り上げたい。

難民問題については、文化村でいま上映中のものがある。
・海は燃えている
http://www.bitters.co.jp/umi/
交わらない「日常」と「非日常」。難民問題の本質が描かれている美しい映画。

社会派映画ばかり見ているとしんどくなるので、時々、ぶっ飛んだものを観ます。
・きっと大丈夫
・王様のためのホログラム
この二本の映画、わたしは大丈夫という気持ちになります。映画は楽しい! でも、一番わたしが感動するのは、自然のものだと、最近はつくづく思います。人造物は「新奇性」がなければ、感動しない。それって大変ですよね。

Greenpeaceという国際環境保護団体は非暴力直接行動で環境問題についての警告を出し続けています。そのためにはしっかりとした調査、情報が必須ですが、それをどのように社会に提示するか、自分たちの方法論を「Mind Bomb」と呼んでいます。

ところが問題は、Mind BombはNumbする、慣れる、麻痺する、劣化するのです。より激しい、より珍しい、より有り得ない刺激でなければ、ニュースにならないのです。人造物は劣化する。

ありゃ? 法隆寺とか? ブルーモスクとか? ピラミッドとか? でも、身近に日常にはないよね。

土曜日に、代々木にあるじょむというサポートセンターで行われた「自己尊重トレーニング」で「ケアする200の方法」をやって、改めて気づきました。

このリスト、オススメですよ! 出典がわからないのが残念ですが、わたし自身の書き込みのあるワークシートを共有しておきます。参考にしてください!
http://ericweblog.exblog.jp/23641648/

教育は、基本的な当たり前のことを繰り返し伝え続ける試みだと思っています。身近で、日常で、かつ刺激的。だから、飽きない。そうなのです。人間は、自然物なので、いつも新しい驚きに満ち溢れているのです。



◆◇◆528号 目次◆◇◆

◆◇◆1. 『あん』からハンセン氏病について考える
◆◇◆2. ESDファシリテーターズ・カレッジ2017 のご案内
◆◇◆3. by ERIC 在庫処分2016!
◆◇◆4. with ERICこれまでの活動


◆◇◆1.  『あん』からハンセン病について考える ◆◇◆

ドリアン助川さん原作の小説が映画化されたもの。アムネスティの映画祭では、上映後、森元美代治さんのトークがあったので、とてもよかった。森元さんは今も全生園で暮らす元患者さん。小説や映画をきっかけに、助川さんとも樹木希林さんとも交流があり、特に樹木希林さんには「病気になんか興味はないのよ。わたし自身、全体ががんなんだから」と、個人的なことばかり質問され、丸裸にされた気がしたという。病気について聞かれないことがとても新鮮だったと。

『あん』の中で、「その人、らいじゃないかって」というセリフを吐くのは浅田美代子さん。森元さんは浅田さんは悪い人じゃないんですよ、セリフだから、とかばっていた。

こちらのブログにも、あのセリフは、浅田さんが演じる個人ではなく、社会の発するものだという指摘があった。世間の象徴なのだと。
http://andoraharu.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

しかし、世間の象徴として「らい」という差別用語を使うことが映画で許されるということに戦慄した。2016年。21世紀。治療法が確立されてから70年、1996年に「らい予防法」が廃止され、国家的な謝罪が無作為であり続けた50年に対してなされてから20年。「らい」というかさぶたを意味する漢字が元になっている呼称から、病原菌を発見した学者の名前であるハンセン氏病という呼称が使われるようになったのが1873年、社会的に呼称を変える運動が実ったのが1952年。日本でもらい予防法が廃止にされた1996年にハンセン氏病(その後ハンセン病に)に統一された。
米国でカーヴィル療養所を中心に元患者の権利回復の運動が行われた。その記録が『アメリカのハンセン病 カーヴィル発「もはや一人ではない」 真実がつかんだ勝利の光=Alone No Longer』である。(スタンレー・スタイン、明石書店、2007)
http://ericweblog.exblog.jp/7705508/

そういう中で「らい」という呼称を改めて使うことに、わたしは違和感を覚える。しかも「陰口」の形で。そして、著者や出演者と知己を得たからという理由で、異議申し立てを心理的に押さえ込まれている印象すら、森元さんに対して覚えるのだ。

しかも、この映画にはゴーマニズム宣言に共通するものを感じてしまう。いいじゃないか、世間はそう言っているのだから、と開き直っているような。意図はどうあれ、病いに対する偏見の「寝た子を起こす」ものにも繋がるものだと思う。

「ぜひこの映画を観た人から、「偏見」という名のサングラスを外して欲しいと思います。たぶんそれは、世間の象徴を演じた浅田さんの願いでもあると思います。」という、そんな願いが叶えられそうには思えない。

偏見をなくすのは時間がかかる。この開き直りが人権教育推進の「行き過ぎ」に対する反動だとも思えないけれど、「差別用語の使用禁止」には意味があるのだ。

2016年の映画でこの言葉が使われたことには三つの罪がある。
・いまも差別的であるとして患者ら本人が撤回を求めてきた用語が、20年経った日本で、まだ使われていることを公共的に認めた。
・使われた結果、どら焼きを買わないという行動を人々が取ることを現実追認として描いている。つまり、「ありえること」として描いている。そのことによって病いに対する偏見を再強化した。噂話及び忌避行為が認められているものとして表現されている。作中、そのことに明示的に反対する人は一人もいないということも描かれている。
・文学や映画であれば、以上のような差別用語の使用と流布が許されるということを、元患者に認めさせた。つまり、口封じした。

偏見がなくなるには時間がかかる。この小説や映画がどういう影響を及ぼすかはわからない。しかし、2016年、そういう表現があったことは歴史に残る。

表現者らが社会的課題についてよく知っていることはよくあることだ。ライターであれ演者であれ、共感的理解こそが表現のベースになければ成功しないからだ。そこから吉永小百合さんなど積極的に発言する人も、一般の人からよりも生まれやすいと思っている。学ぶからだ。

学んでも、学んでも、自分の中の忌避感を克服することは、難しい。わたしは病いの兆候を見たとき、それを避けようとする行為が悪だとは思わない。だからこそ、理性による理解によって、感覚的な拒否感を克服する必要があるとも思っている。

そして、実際に出会うことで、人間としての距離が縮まることで、拒否感がなくなるのだとも思う。

ハンセン病については大学で「アクティビティ開発」の従業をした時に「しがまっこ溶けた」(LB13-1)というプログラムを学生たちが開発した。
http://ericweblog.exblog.jp/811967/
『しまがっこ溶けた−詩人 桜井哲夫との歳月』、金 正美(キム・チョンミ)、日本放送出版協会、2002年

著者は恵泉女学園の卒業生である。その後輩が作ったということになる。

その題材を参考に、わたしが研修で実践したプログラムは次のような流れだ。

1. アイスブレーキング
2. 天の職
3. 人生◯◯らしい
4. 「しがまっこ 溶けた」交流とは?
http://ericweblog.exblog.jp/1003884/

「天の職」というのは櫻井哲夫さんの詩だ。彼は自分の病いを自分の職業だというのだ。一生懸命、自分の職業を務める彼の姿に自分の職業生活を重ねて共感を深める。その上で「しがまっこ」心の氷が溶けるような交流とはどのようなものかを考えるという流れになっている。

『あん』で、あんこ作りの腕に自信を持ち、ぜひ人にも振る舞いたいと願う彼女の姿を見た後、ぜひ、このようなプログラムで「行動」に繋げる工夫をしてもらいたいと思う。

その他、「しがまっこ」を使った研修プログラムはわたしのブログで検索することが可能です。
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by eric-blog | 2017-02-13 14:02 | ERICニュース | Comments(0)

草創期 ERICニュースレター バックナンバー

草創期 ERICニュースレター 1995年から2005年の10年間に発行された19号のPDFを新設ブログにアップしました。

http://ericletter.exblog.jp
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by eric-blog | 2017-01-24 10:39 | ERICニュース | Comments(0)

2017年 ERIC news 1月8日号 

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ERIC NEWS 523号 ともによりよい質の教育をめざして  2017年1月8日

ESDファシリテーターズ・カレッジ! すべての学びを参加型で!

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(文責: かくた なおこ 角田尚子

http://ericweblog.exblog.jp/

twitter : kakuta09  FBもやってます。)


ERICBQOE, Better Quality of Education「より良い質の教育」の提供を目指して、参加型、学習者中心主義による教え方・学び方を提供して来ました。ブログのタイトルにも「BQOE」とされていることにお気付きの方もいるでしょう。


BQOEの考えは、QOLから来ています。 Quality of Life 生きるということの質という言葉は、大切な言葉、鍵となる概念の言葉です。


しかし、Lifeが生命とも人生とも訳される言葉であるだけに、訳しにくいのです。「人生の質」、「生活の質」、「生命の質」どれかだけに訳してしまうことは、原語の意味を損なう翻訳例の一つだと言えるでしょう。


そのため、わたし自身は長くなりますが、「生きるということの質」と言うようにしています。命を愛おしみつつ生きている人生のようなイメージが共有できるといいなと願いつつ。


QOLは人権にとっても大切な鍵概念で、「人権とは一人ひとりのQOLが高められること」と説明したりしていました。


人権教育に取り組む中で、同和教育や反差別の教育の歴史の中から生まれてきたのだけれど、どう違うのだろうかと自問していました。


はたと気づいたのが、同和教育や反差別の教育が「欠損しているもの」「より低いもの」などを取り戻したり補ったりする被差別者にとっての「キャッチアップ」型、補償型であるのに対し、「人権教育」は、差別の解消に取り組む社会全体、差別している人にとっての気づきや成長を伴う「ベースラインアップ型」教育だと言うことでした。


「当たり前」のQOLの保障を求めるのでは、「男並みに働く女」みたいになってしまう。そうではない、より良い質のQOLを求めることが人権教育なのだということです。


もちろん、同和教育、反差別教育も社会変革を目指していたわけですから、そう整理できる側面もあるというだけのことです。


この考え方は、『いっしょにESD!(ERIC,2007)40ページに図で示しています。また人権教育とは何かについて説明するときにも、よく板書したり、資料に含めたりしています。


Betterより良いにこだわるのは、「Best」だと改善の余地がなくなりやすいからです。常に改善の余地を感じさせるBetterが、より好きです。


より良い質の教育というのは、このBQOLを思いついたところから、教育についても同様にと使っています。


Qualityという言葉は、それだけで「質の高さ」を表し「良質の」と訳すことができる形容詞でもあります。2015年に国連が合意したSDGs持続可能な開発のための17の目標の中で教育に言及している目標でも使われています。


目標4「すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」

Goal 4: Ensure inclusive and quality education for all and promote lifelong learning

http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/15775/


さらっと一行で書いていますが、教育にかかるポイントは二つ、動詞は二つの複文です。


教育についての二点は次のようになっています。


  • inclusive
  • quality


inclusiveも訳しにくい言葉の一つです。「包摂的」と訳されていますが、原語に比較すると、その言葉を日常的に使う人々は限られているでしょう。


英語ではincludeは日常語です。「わたしも入れて」みたいな感覚で、”Include me”, 「カウントしておいてね」「人数に入れておいて」「誘ってよね」のように、仲間に入れることです。日本語で、「わたしを包摂してね」なんて聞いたことも言ったこともない。


人権の大きな三つの変化の方向を示すキーワードとしてわたしがあげるのがdiversity, equity, process-thinkingです。多様性、公正さ、問題解決型思考。Diversityをよりよく説明する概念がinclusivenessです。


多様であっても、様々な文化が並立的に存在でいるだけではdiversityの意味はありません。多様性とは多様な文化が存在することではなく、それらが共にあることです。Inclusionとは、文化とは、孤立したり、飾りのように扱われたりするものでなく、共にあろうとするものだということです。


そう考えれば、なぜ「アイヌ文化振興法」(1997)が批判されるのかがわかると思います。日本文化の外にアイヌ文化を置き、それをお飾りのように保護する。それでいてその文化の主体には「先住権」という民族的権利すら認めない。


アイヌ文化という多様性が誰のためのものであるか、あまりにもあからさまだと言えるでしょう。


北海道旧土人保護法(1899)から100年を経て、制定されたアイヌ文化振興法。それから20年の今年。わたしたちが開くべき次の扉ははっきりしています。


SDGsの意味するところを深く真剣に捉えつつ、MDGsから17年の達成を喜び、だからこそ見えてくる次の目標へと向かう。


SDGsの達成に向けて、今年も、皆様と共に努力していきたいと思います。

http://www.jp.undp.org/…/post-2015-development-…/goal-4.html

http://www.un.org/sustainabledevelopment/education/



Are we promoting diversity and inclusiveness?

Do we stand up for equity for all?

What can we do to solve the problem?


理念を教育的ツールに、そしてわたしたちの行動指針に。


2017年も、よろしくお願いいたします。


■祝30周年! 

JATAN熱帯林行動ネットワークも設立30年を迎えるのですねぇ。19871月。

http://www.jatan.org

JANIC、国際協力NGOセンター。1987年設立。

http://www.janic.org/about/index.php


なんと、国鉄が民営化されてから30年なのかあ。


30年と言えば、わたしの人生の半分。思えば長いNGO人生だなあ。




◆◇◆ 523号の目次 ◆◇◆


◆◇◆1. 2016年度最後のERIC主催研修「TEST」教育力向上講座3月18-19日開催決定!

◆◇◆2.2017年度の主催研修日程

◆◇◆3.ERIC絶版テキスト・教材の提供



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by eric-blog | 2017-01-06 17:23 | ERICニュース | Comments(0)