カテゴリ:○子ども支援・教育の課題( 63 )

生活保護と大学進学

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『学歴の効用』を想起し、そして先進国の中でももっとも高等教育への進学率と投資が低い国であることを覚えておく。


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by eric-blog | 2017-06-25 11:42 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

ノルウェイのテレビを使った性教育

http://canal311.com/ja/性教育-1/

http://canal311.com/ja/性教育-6/

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by eric-blog | 2016-11-24 10:50 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

改正児童福祉法

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by eric-blog | 2016-11-15 14:44 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

【子育て層だけは、「当事者」期間が非常に短い】

僕は願います。あなたが、自分の苦しみ以外も苦しみと感じ、動き続けることを。

それが「保育園落ちた日本死ね」と言われる我々の母国、日本を変える、ひとつの鍵なのです。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/komazakihiroki/20160220-00054576/

careする心が大切。市民性教育にこのような視点が必要だね。
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by eric-blog | 2016-02-29 11:30 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

子どもの貧困

※子供の貧困2.9兆円の経済損失 15歳だけで、日本財団推計
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG03H1O_T01C15A2000000/
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by eric-blog | 2015-12-08 09:54 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

たのしくあそんで子どもはそだつ/Playwork プレイワーク

Playwork

1980年頃から始まった新しい「遊ぶ」に関わる専門分野。
どう育てるかではなく、どう育ちたいかから見て行く。

例えば、SkillActiveという団体は、以下のような「プレイワーク原則」を出している。
http://www.skillsactive.com/PDF/sectors/Playwork_Principles.pdf

日本では
男の子の乗りこえる力を育てるワンパク体験(カツヤマケイコ作)
を、今日の講師嶋村仁志さんが監修。

プレイワーク入門:遊びの専門家のためのハンドブック
著者等   小笠原 浩方/著  ≪この著者で検索≫
出版者等  新曜社;東京 2006.3
も出ている。

三回連続講座

第一回プログラムの流れ

1. 講師の自己紹介
2. まず遊びましょう。 向かいの人と「似顔絵」書き。頭の上で。
3. 子どもを遊ばせてますか。 子どもにとって「遊び」は、どれ?
米飯、肉、サラダ、納豆、フルーツ、飴、ケーキ?
4. 今日の目標 子どもの遊びについての理解
5. みなさん、遊んでいますか。 昔、どこで、何して遊んでましたか。
・遊び場マップ
6. 子どもは親を喜ばせるために遊んでいるわけではない。
7. 遊ぶことの大切さ
 ・「SPICE」 からだ、感情、関係性、知性、創造性
・何が良くないか自分の身体で学ぶ
・未知との遭遇
・自分のすることは世界とつながっている
・自分なりに決める大切な時間 自分の人生は自分で決めていい

8. 「遊びのレンズ」PLaywork 。同じ子どもでも違うレンズで見ている。医者のレンズ、生活のレンズ、等々。「遊びのレンズ」とは、「その子がどう育ちたいか、の視点からその子の遊びを見る」プロフェッション。0歳から遊んでいる。生活と遊びの時間が分かれていない。行きていることそのもの。
9. 遊びのプロファイリング
 ・Play Type 遊びのツボ
・遊びのキュー 入り方
・遊びの「枠」


主催: あそびっこネットワーク
http://asobikkonet.com

練馬区で活動する団体

第二回
2015/11/16

ビデオで子どもの「かなづち遊び」、音を確かめる。宿題の共有「遊びのレンズで子どもを見よう」
・透明の袋を通して向こうを見る
・ブランケットを着て、走る
・石に水で絵を描く
・氷で遊ぶ
・水をつかむ
・笑わせ合う

「大人の関わりのモードを知ろう」

きっかけをつくる
いっしょに遊ぶ/遊び心を交感する
そばにいるけどじゃまをしない
距離を置いて温かく見守る
見ていないふりをする
中心から外れる
必要な時に手助けする
大人同士の関係づくり

子どもが遊びモードになった時の姿の「語り部」になれる。
遊びのレンズとTPO

模造紙で4つの視点からグループワーク
【最初の気持ち】
【理想の状態】
【こんな工夫がありえるね】
【その他】

■自分の中でブレーキかけているもの
■演劇インプロでからだを動かす
➢指差したものの名前を言う ペアで交代する。
➢指差したものの特徴を言う
➢指差したものと全く違うものを言う
■マジカル・バナナ「ばなな・・・(連想をつなぐ)」

発想をゆたかにかけあわせて「遊び合う」

■お話リレー「今日の朝・・・・」でお話をつなぐ。[3分間]

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by eric-blog | 2015-11-10 14:22 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

選挙に行こう! ■ 地域の選挙事務所を調べる、点検の視点

選挙に行こう! ■ 地域の選挙事務所を調べる、点検の視点

 安倍内閣のおかげで、若者の政治活動も活発になり、来年の参議院選挙にも光があたりそうで、また、18歳投票権のおかげで文科省も「政治教育」に力を入れることとなり、頼もしいかぎりですね。民間でも、どんどんいろいろな動きをすすめましょう。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150929/k10010251701000.html

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/09/29/1362350_01_1.pdf

 教育ができることは、「市民」がもっと密接に政治にかかわっていく社会の基盤を作ること。教育と民主主義は表裏一体であるのです。

 民主主義の学校の連載についてはブログを参照してください。

■民主主義の学校のまとめはこちら。
http://ericweblog.exblog.jp/20978542/


  さて、民主主義のためにはできることはたくさんあるのですが、今回は選挙について、一人ひとりのわたしたちができることを考えたいと思います。

 北区の選挙管理委員会に電話をした時、「個人は何をしても自由」と非常に明快なお答えをいただきました。
 
 ERICもそうですが、NPO特定非営利活動法人は「政治活動」ができないという方がいらっしゃいますが、「政治活動を主たる目的として設立すること」ができないのであって、

「特定非営利活動法人は、特定非営利活動促進法第2条第2項第2号イにおいて、その行う活動が「宗教の教義を、広め、儀式行事を行い、及び信者を教化育成することを主たる目的とするものでないこと」、また同項において「政治上の主義を推進し、支持し、又はこれに反対することを主たる目的とするものでないこと」に該当する団体でなければならないとされています。

ただし、従たる目的としてそれらの活動を行うことは制限されていません。」
神奈川県ホームページより
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f100183/p28229.html#12

政治教育の実施がせまっている中、ぜひ、ESD関連諸団体が「選挙に行こう」という声をあげてほしいと思います。

■ 地域の選挙事務所を調べる、点検の視点

 今回提案したい活動は、「政治家の事務所」を総点検する、です。

 例えば、ERICの事務所がある東京都北区は以下の選挙区になっています。

衆議院選挙 東京12区 1人 比例代表 17人
参議院選挙 東京都全域 10人 全国比例代表 96人
都議会議員 北区全域 4人
都知事
北区区議会議員 40人
北区区長選挙  1人

http://www.city.kita.tokyo.jp/senkan/kuse/senkyo/gaiyo.html

 ということで、少なくとも46人の政治家が、北区に政治家事務所を持っているだろうということです。これらの政治家の事務所には、参議院選挙についての情報もあるかもしれません。区議、都議、国会議員と、結局選挙は地元。地域に密着した議員が動いてくれないと、国会を動かすことはできません。

 これまで選挙の時に「選挙事務所」が作られ、そこでボランティアを何回かしたことがあります。でも、来年の参議院選挙では、候補者選びの段階から関わって行くことが大切になります。

 地域の政治家の事務所、特に参議院選挙候補者の事務所などを訪ねてみてはいかがでしょうか。

 わたしの「事務所」との相性点検の視点は以下です。

○事務所内、禁煙。  建前は禁煙でも、地域の有力者のオジさんや長年のサポーターなどが来るところっと態度が変わる事務所もある。
○女性蔑視の発言や態度がない。「○○ちゃん」とか女性支援者を呼ぶなんて論外。
○バリヤフリー露出のこともあってか、選挙事務所は一階が多いようですが、ふだんの事務所は結構バリアだらけということもありますよね。
○宗教色その他事務所に出入りしたら、勧誘されたというのは困りますよね。あくまでも選挙、政治に限りたい。
○その政治家の選挙以外の時の使いやすさ某事務所は、その政治家さんが支援している選挙について、電話の利用を快くさせてくれました。電話での選挙運動をよく呼びかけられますが、自分の電話でかけるのは結構ためらわれるもの。政治家さんの事務所は電話のラインも多くて便利。
○おやつや給食饗応はもちろんだめですが、何かと差し入れの多いのが政治家さんの事務所。一見さんも大事にしてくれるところは、ありがたい。
○台所合成洗剤を使っているかどうかが、わたしの場合は、一つのポイント。って、ERICの事務所にも食器洗いの洗剤はありますが、アクリルたわしや重曹を使うようにしています。
○その他、化学物質過敏症、アレルギーなどへの配慮。

まずは、地域の政治家さんの事務所をチェックして、相性のよさそうなところを探しておきましょう。選挙期間は短いです!
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by eric-blog | 2015-10-08 14:58 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

持続可能な未来のための教育と人材育成の 推進に向けて

持続可能な未来のための教育と人材育成の 推進に向けて

平成26年(2014年)9月 11 日

日本学術会議

フューチャー・アースの推進に関する委員会

持続可能な発展のための教育と人材育成の推進分科会

この提言は、日本学術会議 フューチャー・アースの推進に関する委員会 持続可能な発 展のための教育と人材育成の推進分科会の審議結果を取りまとめ公表するものである。

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このメンバーを見て、愕然としませんか?
東京都議会のヤジ問題を笑えるのだろうか、この人たちは?

■ERIC News404 ESDツリーニュース(環境教育ニュース)第91号 2014年9月21日
 
ライターのUさんが、一読されて、以下のようなコメントをニュースに書いておられます。

 白露。第四十五候、玄鳥去(つばめさる)。ぐずつき気味の天候も落ち着いてき
たよう。隣接する小学校では運動会、少し向こうの女子高では文化祭。木立を通し
てにぎやかな声が聞こえます。
 つのださんから情報を頂いた学術会議提言「持続可能な未来のための教育と人材
育成の推進に向けて」を読んでみました。普段なじみない用語につっかえながらも、
生涯学習部分についての記述に注目してみました。
「持続可能な未来」に向けてのねがい、展望が防災を意識した環境問題、そして日
本に限られた領域にとどまっていること。問題解決に取り組むための人材育成に向
けての提言とはいえ、相互依存や多様性といったグローバルなの概念への広がりが
みえない。そして生涯学習部分についての提言については『市民の科学』を評価し
ながらも、コーディネーター、ファシリテーターの育成を地域の博物館や科学館が
担うべきという提案については大いに議論のあることと思われます。

 全体は、1.作成の背景 2.現状及び問題点 3.提言 そして用語の説明、
参考文献、参考資料の全24ページからなります。
 一読して、生涯学習部分についての記述から気になったところを記します。

1)「作成の背景」について
 国連による「持続可能な未来のための教育の10年」の一区切りをむかえ、本提言
は、SDの実現に向けての多くの研究成果にもかかわらず、さらなる地球環境問題の
深刻化にあるという認識がまず示されます。そのもとでフューチュア・アース構想
をもとにしての研究体制の再構築、その推進に向けての現状認識と問題、そして
あらたな提言を提起することにあることが記されます。

 フューチュア・アース構想なるものへの理解が全く欠けていますので、論評を
差し控えますが、たぶん、防災を意識しての環境問題に焦点化されていることは、
それと関係するのでしょうが、PLTや英国のESD議論に見られる、多様性や相互依存
などへの言及がないことに疑問が残りました。

2)現状認識と問題
 初等・中等教育、高等教育、生涯学習のそれぞれについて現状認識と問題点が示
されますが、生涯学習に関する認識と課題について記すこととします。
2-1 生涯学習についての現状認識と課題
 「ESDは、初等、中等、高等教育はもとより社会教育まで、生涯学習としてすべ
ての人々が、生涯のさまざまな段階で参加すべきもので…内容は、教科間で、…
対象者間で、相互に連携をとるべき(ながら)…連携は十分でなく…」と現状認識
が示され、(1)地域コミュニティの初等・中等教育への参画。(2)地域課題の
相互交流を通じた能力開発、(3)初等・中等教育、社会教育、高等教育の連携、
の3つの側面での問題が記されます。
(1)について、以下のようなことが記されます。
 地域の課題を教育に含めることについて「総合的な学習の時間」、理科、社会、
家庭科などに広がりをもち、学術会議は学校内外のさまざまな活動と環境教育の
関連性をとりいれたカリキュラムの相互調整する専任教員、あるいはコーディネー
ターの設置を提言するもののほとんど実現されていない。そして、
 「地域社会は多様で豊富な人材を教えてとして、また地域自体を学習の場として
提供することができる。これは小・中学校、地域社会の双方にとって有益である。
しかし、…交流の取りまとめは本来地域の行政が担うべきであろうが、…複数の
所管にまたがる内容となっているため容易でない」。
(2)については
 個々の地域における、企業CSRとしての環境教育計画、NPOによる活動、その取り
まとめ役としての自治体など多くのシーズが存在するものの、一方で「…それら
取り組みの多くが、単発的で一過性になりがちで…地域に根付かないという指摘…
自己完結型となり、多様な主体との連携へ拡大していかない…」という認識。
 そして地域の課題解決に向けた多様なステークホルダーによる協働の取り組みを
推進するにあたってのコーディネーター、ファシリテーターなど実践的人材の育成
が課題なるといいます。
 そして(3)について
「いわゆる『市民による科学』は、主に初等・中等教育や社会教育に取り入れられ
てきた。…このような子どもの科学的営みへの参加は、初等・中等教育における
『理数科離れ』に象徴される日本の科学教育の課題解決に資するとともに、児童
生徒の科学リテラシーの向上に役立つものと思われる。また、社会教育分野におい
ても…地球市民を増やすうえで役立つことが期待できる」と評価されます。

 生涯学習、いわゆる社会教育分野におけるESDへの取り組みの現状に関する認識
は、ほぼ共有できるものと思いました。。

3)生涯学習に関連して提言
 最後に「生涯学習のための地域内連携とステークホルダーの参画の推進」として、
(1)地域コミュニティの初等・中等教育への参画の推進、(2)科学館・博物館を
活用した地域密着型の能力開発の推進、(3)生涯学習のための初等・中等教育、
社会教育、高等教育の連携、の3項目にわたっての提言が示されます。
(1)の初等・中等教育への参画の推進については、学術会議の提言として示され
た専任コーディネーター教員の設置を進めること、そしてこれら人材をフュー
チャー・アースの基本的理念である共同デザインに沿うものとして、協働してカリ
キュラムを創り出すステークホルダーとして位置づけることを提起します。
(2)についての提言は、地域の生涯学習機関の場としての科学館や博物館の位置
づけ、そしてコーディネーターの育成と実践を担う機能としての提言がなされます。
すなわち「…地域における様々な課題解決の取り組みは、行政やNPOが推進してい
る場合が多いが、環境問題や地域課題の場合、関連する多様なステークホルダーが
集まる場として、地域の科学館や博物館が果たしうる役割が大きい」として、こ
れら施設の位置づけが提起されます。
 さらに、ステークホルダー間の相互理解・合意形成を進める上での人材(ファ
シリテーター)育成についても「科学館は本来ステークホルダー間の連携に研究者
を組み込むという機能をもっているので、それが中心となって研究機関や科学館
などのネットワークを構築しながら、ファシリテーターの育成に当たるべきであ
る…」と提起されます。
 
 博物館、科学館の生涯学習機関としての位置づけはともかくと、コーディネー
ター、ファシリテーター育成という機能を担うことへの提言は、これら施設、
学芸員など担当者を思い浮かべる限り、はなはだ疑問に残るところ。ERICをはじめ、
ファシリテーター育成に関わっている団体にとっても大きな課題になるように思
いました。
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by eric-blog | 2014-09-22 14:16 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

マイケル・サンデルの白熱教室 日中韓の未来の話をしよう

マイケル・サンデルの白熱教室
日中韓の未来の話をしよう
BS1 2014年5月11日(日) 午後7時~午後8時50分
日本、中国、韓国の名門大学の学生24名が、3ヶ国間のこれからの関係をめぐってスリリングな議論を行います。「なぜ日中韓の関係はうまくいかないのか」「現在の問題に、過去の歴史が重くのしかかってくるのはなぜか」「今の世代が、過去の出来事について謝罪する責任はあるのか?」「愛国心とは何なのか?」
サンデル教授が次々と投げかける難問に、3ヶ国の学生がタブーを恐れず、真摯な意見をぶつけあいます。


********************
白熱教室「日中韓の歴史認識について」
日中韓の大学生、それぞれ8人ずつを東京の会場に招いて、マイケル・サンデル氏が行った白熱教室。

最初は「スポーツ」をテーマに、意見交換を行った。
・2020年に東京でオリンピックが開催されることになってうれしいか。
・サッカーのワールドカップで、決勝にブラジルと日本が残った、どちらを応援するか。
それぞれの問いに、日本を含めて意見は分かれていた。

次に、歴史認識について、それぞれの国でどのように学ばれているかを確認した。中国では「侵略」、韓国では「植民地」と、日本の支配について学んでおり、日本の学生からは「教科書には書かれているが十分に時間をかけて学んだとは言えない」という指摘がなされた。
では、教科書に書かれていないことは?

サンデル「君たちの国の教科書で軽視されていることがあるだろうか。」

○韓国 ベトナム戦争に参加したこと、日本軍がしたのと同じことをしたこと
○中国 文化革命の時代のこと
○中国 飢餓が起こった理由を自然災害だとしてきた。実際には政治的意思決定の失敗からだった。

S. それぞれの国で、歴史の教科書には書かれていないことがある。わたしたちには歴史の暗い部分に向き合いたくないという心が共通してあるということだろうか。

○勝った側のことについてはかけるが、都合の悪いことは書きにくい。

S. なぜ自分の国の暗い側面については認めにくいのだろうか。そのような書き方は、人々の愛国心を育むために必要なことだったのか。さらに言えば、歴史教科書は愛国心を育むために書かれるべきなのだろうか。

○国を一つにまとめるためには共通の何かが必要。その共通の枠組みにそぐわない事実がある場合には隠されてしまう
○日本政府が公的に謝罪していることを最近知りました。インターネットで見て、ショックを受けました。この講義の準備のためにインターネットを見たんですけれど。

S. 日本からアジアに対してなされたもっとも重要な謝罪は、戦後50年を期になされた村山首相の発言だ。日本のこのような謝罪を知って、中国の学生は驚くだろうか。

○はい。

韓国はどう?

○1993年の河野談話を知っています。従軍慰安婦の問題について謝罪しました。しかし、最近、河野談話を見直す動きがありました。そのような動きがあると、あれが心からの謝罪かどうか、疑いを持ちます。

S. 韓国の学生に聞きたい。君たちは日本の謝罪について知っているか?

○日本政府や日本人は、こうした問題を身近な問題ととらえていないと思います。政府が謝罪しても、日本人が本当に謝罪の心を持っているように思わない。日本人の友人が当時の行動について謝罪の心を持っているかどうかわかりません。
○(日本人・あゆみ) 事実は知っている。自分がやったことなら、謝ったり、誠意を見せることができるが、わたし自身がやったことではないので、どうしたらいいかわからない。

S. いまの時代を生きるわたしたちには、前の時代に犯した道徳的な問題について世代を超えた責任は存在しないということだね。

○(あゆみ)侵略戦争の事実は知らなければならない。今後、そういうことは絶対起きないようにして行く責任はある。しかし、謝罪するということについて、どういう風にすればいいのか、わからない。
○(韓国) 知っているというけれど、日本政府は十分その努力をしていないと思う。

S. 過去のことについて、わたしたちは謝罪することができるか。謝罪するということは、結局なんらかの責任を取るということ。過ちについて、本当に謝罪できるのか、責任を負えるのか。
アメリカの歴史上、もっとも正義に反する行為が奴隷制度だ。最近、議会で「奴隷制度の犠牲者に保証金の支払い」をめぐって議論があった。下院議員の一人が「わたしは奴隷を所有したことも無いのに、なぜ保証金を払わなければならないのだ?」と言った。

○ソンヒョン 過去の人々からの恩恵を受けずに、いまを生きている人はいない。ぼくたちは過去から受け継いでいる。利益だけを受け継ぐのは道徳的に間違っている。過去からの恩恵を受け継ぎたいのであれば、過ちについても引き継ぐべきもの。

S. わたしたちの遠い先祖が侵した不当な行為についても責任をとるというのが君の意見だね。

○科学者は、これまでの積み上げの上で、すすむことができる。そのことを実感する。であれば、過ちについても受け止めなければならないと思う。

S. あゆみ、いまの意見は説得力あったか。

○あゆみ わたし自身が思うことは「政府が謝罪すべき」。わたしたちがすべきことは、知ってどうするか、それを次の世代にどう活かすかを考えることだと思う。

S. 政府であれば、前の世代の代わりに、謝罪することは可能だと。でも、一人ひとりについて、現在の関係にどう持ち込むべきかはまだ疑問があるということだね。

○過去の出来事を、自分の問題として受け止めることが必要。歴史的な問題を集団の責任としてだけとらえると、個人的なこととしてとらえることができなくなる。過去のことをもっとパーソナルにとらえる。(具体例は?)うまい具体例は思いつかないけれど。
○エリコ たった一人の人間でも国を代表することがある。アジアからの留学生が日本でヘイトスピーチの被害にあったと聞いた時、謝りました。アメリカでわたし自身が人種差別的なことがあったことをアメリカ人の友人に話した時、「アメリカ人として申し訳ないと思う」と謝ってくれた。状況次第では個人が集団/国を代表して謝罪することはあると思う。

S. 道徳的な問題を個人として謝罪することができるかどうかという問題について、それについて実感が伴うということ。問題をパーソナルにとらえるとはそういうこと。歴史的なことではなく、現在の問題について、君は謝罪したわけだ。世代を超えて引き継がれたことではなく。それは、なぜ道徳的に正しいと感じたのか? 直接の加害者から謝罪を受けることができない時、人は、そのかわりに象徴としての他者からの謝罪は有効なのだろうか。

○その問題について、わたしが日本人だと感じた。相手もわたしが日本人だと認識していた。その場合、謝罪は有効だった。

S. 加害者と同じコミュニティの人間として、その行為に対して、なんらかの負い目、道徳的責任を感じた。そして謝罪したということだね。

○過去とのつながりは、恩恵、先祖や同胞、その歴史ともつながっているので、道徳的な責任についても共有されていると思う。

S. ああ、一緒だ、同じコミュニティの人間だと感じるのだ。エリコさんと同じ。

○国というのは大きなシステムに感じるが、実際には多くの個人が作っている。それぞれが事柄をパーソナルと受け止めて行動することで、国は変ると思う。

○謝罪というのは、わたしはあなたと同じ道徳的規範をもっていますよと伝えることだと思います。わたしの国の道徳的規準が悪いのではなく、悪いのはその個人だと言えるのだと思います。

S. 悪いのは、その不道徳な行為をした人であった、その人が所属している集団の道徳的規範そのものではないということだね。

○はい、彼らのとった行動は、わたしのコミュニティの道徳に照らしても、悪いことだと伝えているのです。

S. わたしたちは、連帯責任で負うものなのか。その連帯責任は、過去から世代を超えても背負われるべきものなのか。
それについて意見交換を行った。三か国同士の違いもあったが、同じ国の中でも意見の不一致があった。
それでは、聞いてみよう。
自分の親を愛している? 全員だね。
自分の国を愛している? なぜ、親と国では違うのか?

○わたしが親や国を愛するのは、わたしの存在が彼らとつながっているからです。人と国は分けて考えられません。自分の親や国を否定することは、自分を愛していないことを意味するからです。

S. 愛国心は利己的なものなのだろうか。

○わたしは、愛国心は自己中心的なものではないと思う。自分の国を愛していても、他の国の考えに耳を傾けることができる。

S. 親に対する愛と国に対する愛は同じところから生まれてくるのだろうか。それとも違うのだろうか。

○わたしは、海外で中国についての批判や誤解に触れると怒りを感じました。なぜかわかりませんが、自分の国のために立ち上がろうとしますし、実際中国についての誤解を解こうとしました。それは親に対しても同じ。
○親に対しても国に対しても愛がある。国に対する愛は、義務の感覚に近い、帰属意識のようなもの。12億の人々がおり、ほとんどの11億以上の人々とは一生出会うことも関係することもないと思うが、同じ中国人の悲惨な状況に同情し、成功に誇りを感じる。

S. ブラジルやイギリスよりも、東アジアの隣国に対して、親近感を感じるか?

○確かに。感じる。
○どの国の人を近く感じるかは、その人の経験による。スペイン語を知らず、日本語を知っていたら、日本に親しみを感じる。ブラジルは行ったことがない。でも、ブラジル人の友達が居れば、親しみを感じる。
○東アジアの人々に親近感を感じる。見た目が似ているというだけでなく、同じ東アジアの共通の経験がある。

S. 共通の経験が特別の連帯や共感が生まれるということだね。

○両親と国家の違い。自分の国に対して誇りを持つ時点で、危険なナショナリズムが入り込むことがあるので、警戒する。
○板挟みになっていた。積極的に愛していると、言えない。でも愛していないと言うと「反日的だ」と言われてしまう。わたしはアメリカやイギリスで育ったので、それほど親しみを感じていない。無理にそうしなければならないという感覚があるが、それは自然なことではない。見た目は日本人なので、日本人としての責任は感じるのだけれど。

S. 自分のコミュニティとのつながり、自分のアイデンティティを特定の国やコミュニティから切り離せるのかという問題。
三か国の間の難しい課題について、議論することは思ったより簡単なことだと感じたのではないか。
非現実的で難しいことのように感じていたことが、個人のレベルでは、難しいことではないと感じたのではないだろうか。

なぜ、国同士よりも個人同士の方が率直につきあえるのか

○個人同士、それぞれの国益にとらわれる。個人としではあれば、まず相手がどう感じているかを理解しようとするので
○わたしが個人的に行動する場合は、まず相手のことをしろうとする。しかし国家同士では、まず自分の利益

S. 対話のしやすさが個人同士の場合と国家同士の場合は違うと。

○国の間では、友好をしめすサインが少ない。個人では笑顔、あいさつ、身振りなどがあるが、国家の場合は、それがない。さらに、メディアを通して、ニュースなどで非友好的なサインが多く、難しくなる。
○国家と個人では責任の重さが違う。個人であれば、自分の発言の責任は自分で責任を取れる。しかし、国家の場合は、高官であっても、責任を取れることが限られるし、発言に対する責任を問われる。ですから、思い切った発言ができない。それが対話に表れる。
○友好的に話し合っていた人も、それぞれ別のグループに組み込まれたとたん、対立することがある。その方が、グループが強くなるから。相手への対抗意識が、自分の集団への力になる。競争関係にある場合、スポーツなど。
○過去の歴史に、現在の経済の競争意識が、過去に影を落している。中国が歴史問題を持ち出すのは、国民の意識を他のことにむけたり、あるいは奮い立たせるため。かつて負けた国に、経済で負けてはいけないと。完全に政治的な道具だとは言えないけれど、一部はそうだと言える。中国の政府だけではない。たくさんの学者や人々が、国民を鼓舞したりするのに、歴史を使っている。
○歴史は作られる。どんな力が介入して、わたしたちの価値観に影響しているかを知る必要がある。歴史事実は変ることがないはず。しかし、政治は駆け引きするもの。言われている歴史もその奥に何かあると考えるべき。

S. 最後に、もう一つの質問。将来のリーダーになる優秀な学生と語り合えた。得ることがわたし自身も多かった。この経験から君たちは何を得ることができたか。何か変化はあっただろうか。

○ぼくが受けた教育なのか、個人的な思い込みなのか、わからないけれど、他の国の人は、ぼくたちが関心を持つことに興味がないと思っていた。積極的に知ろうとする姿勢を全員がもっていた。
○三か国の学生が非常に似ていることを感じた。頭の中で考えていたことを突然他の誰かが言ったから。
○微妙な問題について話すことが心配だった。でも、意外と悪くないと思えた。(意外と?と笑い)お互いを理解しようとする環境。先生によるリード。率直に、反論で攻められると思っていたが、そうではなかったことがうれしかった。歴史問題についてのみんなの意見を聞いて、わたしたちは個人でできることがあると思った。
○わかりあえないことがあると思っていた。わかりあおうとしていなかっただけ。みんな考えていることは、根本ではいっしょ。もっともっと対話を深めれば、いい未来が待っている。
○ぼくには韓国人、在日韓国人の友人がいるが、歴史の問題を避けてきた。しかし、互いを尊重しながら議論をすることができるという希望を持てた。
○多様な学生が来ている。共有できるものがある。将来、ともに何かをすることができると思う。

S. 私たち自身も希望を持てていなかった。しかし、今日の話し合いで、確信した。意見の対立に取り組む最善のアプローチは、いっそう直接に公の場で語り合うことであると。それで合意に達するときかぎらない。しかし、議論することで、互いを理解できる。
この場で君たちが自らの国の過去と向き合い、自分の国を批判する姿勢を持てていたことだ。自分の国を批判することができることは、もっとも貴い形の愛国心なのかもしれない。

遠くない将来、今日この場で見せた率直な対話の精神をそれぞれの国から投げかけてくれることを期待している。

君たちのそういう姿勢が、複雑な問題について、この世界をよりよい場所に導くことになるだろう。
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by eric-blog | 2014-05-16 10:33 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)

相双の今  --  原子力資料情報室通信478号 より

福島の子どもたちの学習環境は、まだまだ回復していないのですね。
知ることしかできないのですが、シェアします。

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by eric-blog | 2014-04-25 13:32 | ○子ども支援・教育の課題 | Comments(0)