参加型開発

かくたです。
                       2004年6月10日配信
45-4(190)
参加型開発
斎藤文彦編著、日本評論社、2002

続入門社会開発 PLA住民主体の学習と行動による開発
プロジェクトPLA、国際開発ジャーナル社、2000
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前者は海外の事例がたくさん紹介されている。参加型開発が本当にさまざまなところ
でなされているのだなと思う。

31
貧困克服のための能力の類型
支配する力 power over
実行する力 power to
他者とともにあることで発揮される能力 power with
自己尊厳 power within

110
貧困の5つの罠とマイクロファイナンスの可能性
・物質的貧困
・身体的弱さ
・不慮の事態への脆弱さ
・政治力、交渉力のなさ
・孤立化

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後者は、ケーススタディーとして海外の事例がいくつか出ている程度。

8-9
PLAは制度的な挑戦であると同様に、個人的な挑戦でもある。PLAによると、私たちは
お互いに、開発するものと開発される者として付き合うべきでない。むしろ、学習し、
変わっていくよう継続的に助け合いながら、対問うしゃまたは共同学習者として関係
を築く必要がある。また、多くの重要な知識は地域にあってそこで進展していること
が認識されている。
これらの変化は、,,,実は解放なのである。外部者や上からのコントロールを確立し
て強制することによって住民から力をとりあげるような援助機関が採用する圧迫的な
アプローチや手続きから解放するのである。そして、他者をエンパワーして、もっと
自分で自分の生活の面倒を見られるようにすることで、新しい形の達成感、さらには
楽しみの可能性を開く。

外部者は、教師ではなく、呼びかけ人、そしてファシリテーターとなる。

216
パラダイムの比較[表3-1]
技術移転型 住民主体型
援助 エンパワーメント
計画ありき プロセス
トップダウン ボトムアップ
専門知識 相互的
外部者 住民
住民は受益者 住民は主体
アクセスしやすい人 アクセスしにくい人
権威的 触媒
威圧的 共に学ぶ
先導的 ファシリテーター
提供者 アドバイザー
監督者 下調べ・準備役

222
「振る舞いと態度」と「分かち合い」がRRAにはなくてPLAにあるもの
「振る舞いと態度」と「分かち合い」「手法」が3つの柱

住民に教えるのではなく、学習のプロセスを見守り、またそこから外部者も学ぶ。学
び合う
開発専門家か裏方として一歩退き、住民が主役となる224

243-
基本的な考え方
1 信頼に基づく trust and partnership
2 対話による確認のプロセス cyclic and dialogical process of
verification and reflection
3 細かいことにこだわりすぎない optimal ignorance
4 三角検証(多種多様な視点の確保) triangulation
5 視覚化 visualization
6 関連づけ sequence
7 観察力と想像力 observation and imagination

わたしたちが「通行人インタビュー」と呼んでいるものは「インフォーマル(ランダ
ム)インタビュー」253と呼ばれている。

254ページにツールの一覧表が次のような分類で紹介されている

対話
空間
時間
社会構造
順序
良好な関係の構築
二次資料
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by eric-blog | 2004-09-03 11:02 | ■週5プロジェクト04 | Comments(0)
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