人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ナヌムの家歴史館ハンドブック

かくたです。
                         2004年1月15日配信
いやーーーーー、吉森さんのおかげで、e-mailの早いこと早いこと。
まったくもって素早しい!!!
----------------------
31-2(127) ナヌムの家歴史館ハンドブック
ナヌムの家歴史館講演会
柏書房、2002

大韓民国京畿道広州市退村面元堂里65にある「ナヌムの家」の敷地に「日本軍「慰安
婦」歴史館がある。(http://kyoto.cool.ne.jp/nanum/)

1998年に開館されたこの資料館を「案内」するような構成に、第一部はなっている。
解説文をすべて日本語に翻訳しているのに加えて「案内人」のフレーズも文章になっ
て収録されている。博物館や資料館のハンドブックとしてはとてもいい作りなのでは
ないだろうか。
第2部はナヌムの家で共同生活するハルモニたちの証言や生活の紹介。そして第3部
は訪問者、支援者らのこのプロジェクトとのかかわりを紹介している。

36ページの「案内員」が説明する「なぜ日本人女性ではなく?」というフレーズは、
アクティビティとして使えるな。慰安婦の生活47ページとで、一枚の資料を創るかね。

「恨」を解くためには、何ができるのか?和解」についてのガルトゥングの方法を
思い出した。西武文理大学の英語討論の時間に「サービス産業における外国人お断り」をテーマにした。(ハンセン氏病元患者団体拒否問題の後)
その折、韓国の知り合いが語っていたこととして「上の世代は日本に恨みを持ってい
るが、私たちの世代はそのような体験がない。だから別に日本人に対して悪感情は持っていない」と発表した学生がいた。「いいもの」「いい関係」を積み上げていくこと、だよね、という話になって、大変いい授業になった。
by eric-blog | 2004-08-18 11:14 | ■週5プロジェクト03
<< 鉱山のはなし World Education... >>