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DEA, 2003年9月号

かくたです。
                         2003年9月26日配信
ちょっと面白かったので、DEAのニュースレターから抜粋して紹介いたします。

被雇用者の21世紀のためのスキル、というのもおもしろかったですが、「民主主義」
「市民性citizenship」がもうざらざら出てくるのには圧倒されました。

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19-4 DEA, 2003年9月号

英国のDEA開発教育協会のニュースレターです。

■グローバルな社会のための学習−開発教育・グローバル教育の評価

この9月26-27日にロンドンで行われている「Learningfor a Global Society」という
国際会議についての報告。日本大使館とのパートナーシップで特別セッションも開か
れるとか。日本からの参加者もいるようです。
メインのトピックは、開発教育のプログラムが開発に関するミレニアム目標を広く市
民が理解し、支持するようになることとの関連を評価すること。日本のNGOの活動に
ついてもセッションが設けられるそうです。

■ユネスコの持続可能な開発のための教育国連10年に向けた枠組み

コメント募集。これに関連してDEAの事務局長Doug Bournが10月に来日。

■英国の子どもたちの発展途上国についての認識=DFID調査の報告

2000年から始まった調査の4回目。11-16才の子どもたちを対象に・途上国について
の理解、・彼等の抱える課題についての理解、・どのような情報を受け取っているか
などについて調査。10人中9人までが「途上国について知っている」情報源はテレビ。
どんな行動をとるのが問題解決のために望ましいかについては、73%が募金、フェアー
トレードの物品購入47%(昨年より少し下がる)、デモへの参加23%。
うっ、なんかすごい。日本でもこのような調査はありますか?
詳細が欲しい方は、www.dfid.org.uk→How DFID works in UK→Public Opinion
Researchへどうぞ。あるいはemail: enquiry@dfid.gov.uk

■Oxfamの学校向け教材カタログ2004

カタログに乗せる教材募集のお知らせ。
ERICも「アクティビティ事典」に乗せて欲しい教材などを募集しようか。ESDのメー
リングリストに流せば、いいのではないだろうか。

■Global Glue

Common Threads Publications Ltd.から出版された教材。子どもたちの権利やセルフ・
エスティームについて教えるアクティビティ。10-18歳の子ども対象。
CDで提供。14ポンド。売り上げからの利益はすべてSave the Childrenに。
email: info@commonthreads.co.uk
これは、ERICで注文しましょう。

■Global Youth Work
DEAのメンバーがかかわっている若い世代の活動をケーススタディとして集めたもの。
email: dea@dea.org.uk
これもERICで買いましょうか。

■スケジュール(月日)
◇カリキュラムにおける持続可能性: 目標設定を前に進める(9/17) 高等教育の
カリキュラムのすべて、そして学校経営の中核に持続可能性を据えるための3つのベ
ンチマークの推進についての会議。
◇カンクーン: 権力と政治−第5回WTO閣僚会議への反応(9/18)
◇フリーダム・ハイウェイ-20世紀を形作った歌声コンサート(9/19-22)
◇英連邦内外での市民と人権についての教育会議(9/23-27)
◇グローバル社会のための学習−ヨーロッパにおけるグローバル教育のカリキュラム
改善:評価と質の問題国際会議(9/26-27)
◇南北リンクスクールの効果的なパートナーシップについての会議(10/11)
◇地域の民主主義週間Local Democracy Week(9/13-19)
◇ワン・ワールド・ウィークOne World Week(10/19-26)
◇民主主義へのロードマップ: 草の根の活動が紛争後の社会における民主的なプロ
セスにどのような影響をもたらすことができるかセミナー(10/20)
◇ユース・ワーク・ウィークYouth Work Week(11/1-9)
◇グローバルな持続可能な世界における鍵となるスキルと雇用可能性セミナー
(11/12)

■わたしたちは変化を起こしている
英国におけるアジア人女性による、そしてのためのハンドブック。
email: londec@hotmail.com

■難民: 市民性教育プロジェクト

難民についての教材パッケージ。
Aegis Trust, 150ポンド、www.aegistrust.org
このトラストはホロコースト・センターの1部門として独立したのだそうです。高い
けれど、どなたか購入されますか。

■21世紀のスキル: わたしたちの可能性を実現させる

7月に出された政府の白書「スキル戦略」に対するコメントを募集中。
(www.dfes.gov.uk/skillsstrategy)
この白書の意図は、被雇用者に、公共的な資金で行われている職業訓練についての情
報を寄りよく提供することと、その内容について意見を言えるようにするためである。
つまり、被雇用者自身が、これからの5-20年で、どのようなスキルや知識が求められ
ているかをもっともよく知っているだろうということだ。白書ではこんなことが必要
なのではないかとしている。
1.個人が自分の人生の目標を明確にし、自分を取り巻く社会的経済的状況を理解し、
最大の満足とチャンスをもたらすためにはどのような選択をするのがよいかを判断で
きる。
2.熟練した人々が必要となるような社会発展の優先的な分野を社会的に決定する。
3.英国と世界が直面する挑戦についてのよりよい理解と変化のドライブになってい
るものを理解すること。
4.人々が社会が直面している課題に取り組むことができるような市民性スキル。
キーワードは「持続可能な雇用」
e-discussion参加希望者はkate.damiral@dea.org.ukまで。9月末まで議論は続行中。

■市民性のための遠距離学習Distance Learning for Citizenship ライチェスター
大学
市民性、アイデンティティ、政治的リテラシー、受け入れることと参加、人権と平等
などを含む。

■未来のビジョン ワールド・スタディーズ・トラストの第2回全国会議
2004年5月7-9日。マンチェスターのGMB大学にて。指導者育成に関わる人のためのも
の。email: b.moore@lmu.ac.uk

■DEAのトレーニング戦略 e-discussion
kate.damiral@dea.org.uk

■Global Trainer ロンドン大学の1年間コース
申込は9月30日まで。
このコースで、参加者は
・開発教育に関連するグローバルな概念と教育学についての知識を発展させる
・コミュニケーションとトレーニングのスキルを伸ばす
・効果的なトレーニングを進める上での自分自身の価値観の基盤を明確にする
by eric-blog | 2004-08-11 10:35 | ■週5プロジェクト03
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