人気ブログランキング | 話題のタグを見る

人格教育への挑戦  「7つの習慣J」プログラムの実践

292-2(1309)人格教育への挑戦  「7つの習慣J」プログラムの実践
小林忠嗣、キングベアー出版、2008

フランクリン・コーヴィの「成功のための7つの習慣」ができるようになるための教育トレーニングプログラムが「7つの習慣」その日本版が「7つの習慣J」。

第一の習慣 自分が選択する
第二の習慣 終わりを考えてから始める
第三の習慣 一番大切なことを優先する
第四の習慣 Win-Winを考える
第五の習慣 まず相手を理解してから次に自分が理解される
第六の習慣 相乗効果を発揮する
第七の習慣 自分を磨く

1から3までは内面的なもの、そして4から6は関係性のもの。
これらを磨くためのプログラムを「FCエデュケーション」という会社が日本で提供している。1993年から提供を初め、累計で3万人以上が受講。

「先生」のことをファシリテーターと呼んでいるのは「生徒一人ひとりが自分自身の人生を考え、選び、行動できるように促し、支援する役割」だからだという。160

また、指導者も、このプログラムを自分自身ができているかという内省によって、「教える側」ではないなあという実感が生まれてくる、共に育とうという気になると紹介されている。

第一講 四日間
第二講 3日間
第三講 2日間
第四講 1日  受講生を4人以上獲得できた人

のべ10日間、間の課題への取り組みに合わせて、3ヶ月間はかかる。

導入校と呼ばれるところも、私立を中心に増えているようだ。ITTO学院など、岡山あたりに多いように思うのは、ピア・カウンセラーなどのトレーニングについて調べてみた時も、岡山の教育研究所が出てきたりしたので、こういうハウツウものが好きな土地柄なのかと。でも、ERICも人権でずーっと呼ばれているなあ。

これらのものが相まって、参加型、ファシリテーター型の授業や学校風土の広がりが実現されていくといいなあ。
by eric-blog | 2009-04-30 08:48 | ■週5プロジェクト09
<< 組織の経済学入門  新制度派経... 対話 芸術のある国と暮らし >>