天皇と王権を考える9 生活世界とフォークロア

282-3(1264)天皇と王権を考える9 生活世界とフォークロア 【岩波講座】
網野善彦、樺山紘一、宮田登、安丸良夫、山本幸司 編集委員、岩波書店、2003

「王のことば – 西アフリカの事例から」 川田順造
高声と微音、こうしょうとびいん、神や貴人の声は微音で、それを俗界に伝える媒介者の声は高声で。(網野、1988)

声の文化的役割
声が社会のなかで担わせられている文化的属性によって、ことばづかいだけでなく、声そのものの発し方も異なって来る。132
◯声を発する者の社会的地位
◯声を発する資格
◯発信者と受信者相互の関係

第一 大声か小声か(音量)、声が高いか低いか(音高)、抑揚に富んでいるか一本調子か(音域)、速いか遅いか(テンポ)、同じリズム、旋律が繰り返されるか(定型化)、
第二 その社会での声の使い方にどのような位置を占めているか

西アフリカのモシ王国では、特定の儀礼的的役割を与えられた声では、音域が著しく狭い。わかりにくさ、あるいは日常語との違いは「声のコミュニケーションの秘儀性を増大させる。」133

反対の領域にあるものは、・・・・社会的地位の低い、抑圧された者の真情吐露や訴えに多く用いられている。

『サバンナの音の世界』川田順造
『ことばの文化史 中世』網野善彦
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by eric-blog | 2009-02-17 09:20 | ■週5プロジェクト08 | Comments(0)
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