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「エネルギーダイエット住宅」のススメ

234-1(1132)「エネルギーダイエット住宅」のススメ <外断熱×自然エネルギー>は環境・健康・家計に効く!!!
大宮健司、WAVE出版、2008

1984年に設計事務所を開設した著者は、長年住宅問題に取り組んできている。

「国民運動としてのこまめな節約」ではとうてい解決できるレベルの問題ではない。4
過程での電気消費量は過去30年間に4倍にも増えている! にもかかわらず、日本の住宅政策はやっと始まったばかり。
住宅の省エネによってより快適で経済的な生活が得られると、著者は言います。わたしもまったく賛成です。
リサイクルという再資源化利用ではなく、リデュース、リユースこそを、というのも賛成。だからこそ、リユースし続けることのできる住宅を、というのですが、問題は日本では住宅建設投資は個人的なローンで行われているということ、そのときの流行でペカペカの住宅がビルドアンドスクラップされていること、です。これは2世代ローンになったとしても基本的に変わりません。

この間、スウェーデンの環境自治体の話しを聞いて思ったことは「住宅建設が公共投資である」ということでした。日本での住宅投資とぜんぜんシステムが違うのです。

著者の提言
1.長持ちする家をつくろう
2.省エネ性の高い家をつくろう
3.小さくても広い家をつくろう
4.環境負荷が少ない材料を使おう
5.自然エネルギーを上手に利用しよう

公共施設建設の原則としてもこの五原則は採用してほしいよねぇ!!!

どうすればそんな住宅建設への設備投資と建設できるスキルと供給のシステムが可能になるか、そんなところの議論も入れてほしかったなあ、と、欲張っています。いい本です。
by eric-blog | 2008-06-18 08:31 | ■週5プロジェクト08
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