207-2(997)2050年脱温暖化社会のライフスタイル IT社会のエコデザイン
東京大学RCAST脱温暖化IT社会チーム、電通、2007
わたしたちの生活でカーボン負荷が高いのは、社会全体では生産と移動、家庭内では暖房と給湯である。
このシミュレーションでは、バーチャルドアという立体的諸感覚付随型映像技術であるバーチャルドアによって実際の移動を削減する、そして10万人程度のアーバンシティに必要な施設設備を備え、職住を接近させるなどにより、移動と移送を削減している。
家庭では人工のセカンドスキンによって暖房費を削減、と省水型リラクゼーションバスで給湯を削減。
くらいが目玉かな。
四つのシナリオは
・バーチャル化進展社会
・完全管理による誘導社会
・多元的な生活美学実践社会
・持続可能なスローエコノミー社会
2050年のある家族の生活風景では2006年生まれの「一家の主人と奥さん」を中心にシティとカントリーの両方でそれぞれが生活しているのをバーチャルドアがつないでいる。
全国数箇所にあるという大都市300-500万がどうなるかは描かれていない。
都市、田園、自然という考え方が、やはりなじまないのが日本なのだなと改めて感じたビジョンでした。