不都合な真実

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試写会 at 憲政記念館 2006年10月25日

154-4(737)不都合な真実

グローブ・ジャパンという環境保護派議員連盟が主催した試写会に参加した。
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GLOBE Japan
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最初に会長の谷津議員が挨拶をしただけで、すぐ上映会。会場は満杯。

顧    問愛知  和男副 会 長広中 和歌子
会    長谷津 義男副 会 長田端 正広
会 長 代 理小杉 隆副 会 長若林 秀樹
事 務 総 長加藤 修一幹 事 長清水 嘉与子
副事務総長鈴木 恒夫幹   事ツルネン マルテイ
副事務総長水野 賢一幹   事中川 雅治
副事務総長長浜 博行幹   事福山 哲郎
副事務総長大口 善徳幹   事高野 博師

あまりにも要素が多過ぎて、紹介するとなると、ほとんど書き起こしのようなことになるだろうが、これは英語討論の授業でも使いたいので、できる限り、思い出して、備忘録としておきたい。公開は来新春。あまり正月向けとは思わないけどね。

・アル・ゴアの大学時代の指導教官が、大平洋というもっとも人間の諸活動から離れた場所での二酸化炭素濃度を計測し始めた。1958年。
・濃度は夏冬で変動する。夏が下がり、冬が上がる。教授の説明は、北半球が太陽光線を浴びる時、植物の活動が活発なので、二酸化炭素が吸収される。冬は、南半球に太陽光が当るので、植物が少ないために、その逆になる。
・そのギザギザをグラフは繰り返しながらも、コンスタントに上昇。
・ゴアは議員時代からずっと、地球温暖化の問題を取り上げ、政治的意思決定を迫ってきた。(ゴアさんは、『地球の掟』1992も書いているよ)
・しかし、政治家たちは聞かなかったし、地球温暖化を指し示す報告の結論部分を改ざんすることすらしてきている。
・ここ数年について、専門家たちの言っていることの傾向を調べてみた。専門家の書いた928件の論文で、地球温暖化に疑いを持つ、ないし反論する論文の数はゼロ。
・マスコミの記事では、「温暖化危うし」と「温暖化なんてのは仮説だ」は半々。わたしたちは何を、なぜ、聞かされているのか。
・二酸化炭素濃度と気温はほぼ連動している。
・南極の氷には、その時代の空気が閉じ込められており、酸素二酸化炭素濃度がわかる。それだけでなく、酸素の分析からその時の温度もわかる。
・65万年分のデータが得られた。グラフにしてみよう。
・地球の経験してきたいくつかの氷河期との関連も見てみよう。
・現在の二酸化炭素濃度と気温の上昇は、「異常」だ。
・では、どんなことが結果として起こるのか。
・ハリケーンや台風の発生件数の増加とその威力の増大、突然の豪雨、トルネードの頻発、旱魃などの異常気象。
・人はなぜわかっていてもやめられないのか。
・ゴアの父親は上院議員だった。農家でもあり、一年の8ヵ月はワシントンD.C.、4ヵ月は農場で過ごした。
・小さい頃はタバコも生産していた。刈り取りを手伝った。おもしろかった。
・ゴアには10才ほど年上の姉がいた。10代から喫煙を始め、肺がんでなくなった。
・父親は、タバコの生産をやめた。
・人が変わるためには、そのような劇的な体験が必要なのか。
・変化は急激にやってくる。非線形的変化、と専門家は言う。グラフの曲線のようにつらなっていくのではなく、突然に、という意味。
・北極の氷が薄くなっている。これは米国海軍が原子力潜水艦の北極海における浮上可能場所調査の結果わかったこと。軍事機密なのだが、頼み込んで公開してもらった。
・100メートル以下の氷の厚さでなければ、潜水艦を浮上させられない。そういう、浮上できる場所が増えている。
・ホッキョクグマの溺死体が、史上始めて見つかった。100キロ泳ぎ続けて氷山にたどり着けなかったからだ。
・北極の氷が溶けはじめると、いまはその白さで反射している太陽光も、どんどん海水に吸収されるようになる。そうすると氷の溶解も進む。
・地球上あわゆる場所で、氷河が後退している。
・ヨーロッパアルプス、南米、グリーンランド、アジア。すべて、写真で見比べることができる。
・南極の氷の場合は、溶解した水が岩盤にまでしみ込む。しみ込んでいく時に氷を溶かすので、氷は穴あき状になる。岩盤まで達した水は、岩盤と氷の間を流れ出す。しみ込んだところに亀裂が走り、まるで、切ったように、固まりがずてれいき、海水にくずれおちていく。
・暖流と寒流は、暖かい水が赤道から極の方向へと流れ、極で冷やされ、塩分濃度の高くなった重い水として沈み込み(毎秒50億ガロン)、暖流の下を逆に流れ、海水を混ぜ合わせている。
・極の氷が解けると、一挙に淡水が流れ込むことになる。薄められた水は、暖流の
下に滑り込んでいくことができず、留まる。
・ヨーロッパが、大西洋北部に、カナダからの大氷河がくずれこんだ時に、大西洋北部が冷たいままで留まったことで、氷河期になったことがあった。
・グリーンランドの氷がそれと同じことを引き起こすだろう。
・浮いている氷と、上に乗っている氷は違う。浮いている氷は溶けても海水の量を増やしはしないが、乗っている氷が解けると海水は増える。
・海面が今後6メートルは上昇すると言われている。
・世界貿易センタービル跡地にたてられるモニュメントも水面下に沈む。
・オランダも。バングラデシュも。中国の、特に上海近くは、数千万人にも影響するだろう。海面上昇によって発生する難民の数は1億を超える。
・経済と環境保護のバランスが難しいというが。
・トヨタ、ホンダは、厳しい環境基準を満たしつつ、企業としても成功している。
・いまや米国の環境基準では中国ですら、車を販売することができない。
・環境保護はたくさんの雇用と新しいビジネスチャンスをつくり出す。

いま思い出せるのはこんなところかな。

ディベートの基本を抑えた「refute」の仕方はみごとだ。
そして、1000回以上、世界の各地でこのスライドショーをくり返してきた結果としての練り上げられたスピーチと、選ばれたことばもみごとだ。

最後、人間には希望があるはずだ。
・植民地からの独立
・フランスの人権宣言
・黒人解放運動
・女性の参政権
・ベルリンの壁
・アパルトヘイトの崩壊
などの例を上げながら、わたしたちには希望があるはずだと。

最後のタイトル画面にあらわれる「あなたにできること」も素晴らしい。
・リサイクル
・燃費のいい車
・投票に行くこと
・環境保護に関心がある議員を選ぶこと
・この映画を見ることを人に進めること
・子ども達は、親に環境を守ろうと、いま言うこと


来年5月に、ゴアさんが来日予定だそうな。
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by eric-blog | 2006-10-25 17:54 | □研修プログラム | Comments(0)
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