123-2(572) 親のしごと教師のしごと 賢治の学校の挑戦
鳥山敏子、法蔵館、2000
宮崎県綾町にいま賢治の学校は実験農場つきの学校を運営しているらしい。というのが、岩手や岐阜、東京の賢治の学校はインターネットにひっかかってくるのだけれど、綾のはよくわからない。
1941年生まれ。やろうと思ってではないけれど、1964年から小学校の先生。そして1974年くらいから竹内敏晴、野口体操・整体などに取り組み、たくさんのワークショップを手がけてきた人である。いま岐阜大学の研究者が、彼女の周りの人々に聞き取り調査をしているらしい。
この本からは、時代の流れは終えないが、学校が何に病んでいるのか、は見えてくるように思う。しかも、親との関係で言えば、何代も続いて作り出されている問題のようにも見える。人間関係中心のワークは、わたしは苦手だ。唯一の救いは、変化していける姿、かな。
娘さんのつながりでシュタイナー教育にも出会われているとか。そう言えば、稲垣さんも、「僕のやっていたのはシュタイナー教育やったんやなと、後で知って思うた」と言っておられたな。
何をシュタイナー教育と言っているのか、それぞれの理解もそれぞれなんだろうなあ。鳥山さんの娘さんの活動はオイリュトミイストと紹介されているし。
学校は人間研究所になれると思うんだよね。人間の根源としての生命や地球などに向き合うとしてもね。
ということで、友達を紹介してもらいました。
郷田実『結い心』