世界史のなかの台湾植民地支配 台南長老教中学校からの視座
駒込武、岩波書店、2015
2796冊目
大学、キリスト教系、植民地。
1. 植民地帝国大学 台北帝大、京城帝大
2. 植民地キリスト教系学校 台南長老教中学、淡水中学、など。
3. 内地キリスト教系大学 上智大学、同志社大、立教大学、関西学院大学
この三つが重なるカテゴリーとして植民地におけるキリスト教系大学がある。
1の大学はほぼ100%内地人が教授。学生数も少ない。
2は教会を手掛かりに自治を引いていたが、30年代になると排撃運動に晒された。
3. は常に学校閉鎖の攻撃にさらされていた。
内地におけるキリスト教系学校の変質状況 623
1.神社参拝
2. 御真影下賜
3. 日本人校長就任
640ページより
排撃運動が展開された時期 641
内地のカトリック系学校 1932-33
台湾のプロテスタント系学校 1934-36
朝鮮のプロテスタント系学校 1935-36
内地のプロテスタント系学校 1937年以降
そして、そのような弾圧をどう生き延びたかが、戦後にも影を落としている。
台南神学院で指摘されたこと。「戦後のことにも関心を持って」705あとがきより