一汁一菜で良いという提案

一汁一菜で良いという提案

土井善晴、グラフィック社、2016

2766冊目


土井さんのことが好きになったのは、NHKの『ちょい住み』キューバ編を見たときから。


togetterでまとめられているほどに、響いた人が多いんだねぇ。

https://togetter.com/li/1003469


野村さんという年の差相方に対する姿勢がいい。食べ物に対する姿勢がいい。


と思って『きょうの料理』なんかも見たりしていた時に出たのがこの本!


すでに、「味噌汁」の作り方で、びびっと来ていたのだが、このタイトルである。

(朝の忙しい時でも、まず煮干し入れて、ゆっくりとした火にかけておいたらできますよぉ~)


基本的な食卓の形を保つことでバランスよく食べれるのだということ。


ウンウン。


そして、一汁一菜が日本の食の基本だと。それは味噌と米飯。


この本は、なぜその提案に至ったかを、書家の石川さんの『二重言語』、霊長類研究者の山際さん、考古学者の小林達雄さんなど、生物、日本列島の風土、文化などの背景との交流、学びから考えてきたことを書いています。


その、土井さんのみとなってきたものの一つが『やきものいこま』。2009年に閉じられた食器の店。箱崎典子さん。


もう一つ。すごい人は、土井さんのお連れ合いだ。


料理家の夫を持ち、仕事場と家庭が同じで、いつも試作や撮影用などの料理があった環境で、お連れ合いは、それらの料理を使うことなく、子どもさんが帰宅してから夕食の用意を始めたのだそうだ。


そのことが、後になって土井さんに大きな気づきを与えたのだ。


調理の音も、家庭料理の一部なのだと。




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by eric-blog | 2017-04-19 18:14 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)
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