徹底検証 日本の右傾化 

徹底検証 日本の右傾化 

塚田穂高編著、筑摩書房、2017

2759冊目


日本会議を見ているだけでは不十分である。

日本社会全体の動きを俯瞰しよう。という試み。


1章は斎藤貴男さんによる「罪深く恥ずかしい「サロゲート」に沈み込む前に」


1980年代、まさかと思っていたものが、1994年には「あれ?」と思うような社会の事象に出くわし、2000年の『機会不平等』の取材過程で不安がその姿を明らかにして来たと斎藤さんはいう。019


品性下劣な自民党国会議員らの罵声を参考人として浴びたこともある。


そして朝日新聞、文藝春秋が変節。

ジャーナリストとして「思い込みだけで書きなぐったような」文章によって罵られるようなことまで、出来してしまう。


しかし、「日本は西洋的な名誉白人国家として振舞うことで民族の矜持とアイデンティティを維持して来た。明治維新以来、脱亜入欧は変わらない」と韓国人インテリに指摘される。026


司馬遼太郎史観の裏側。


2013428日 「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」


アメリカ従属の明確化。過去の正当化。


2018年に「明治150年」を祝う式典が予定されている。「明治の日」制定。


踏みとどまれるのか、わたしたち?


サロゲートというのは代理人という意味らしい。代理出産系でも使われるらしい。


中北浩爾さんは自民党の右傾化は民主党との対抗軸の明確化がきっかけだという。世論や支持基盤の社会レベルの変化に起因していない分、根が浅い。106

右傾化が世論から乖離して持続されていくとすれば不幸なことだ。


続く竹中佳彦さんは「有権者は右傾化していない」という。今の安倍政権に対する支持は経済政策であり、そのために2016年参議院選挙では棄権が増えているという。124


一方、教育政策には統制が強まり、個人がないが締めにされていく傾向があると懸念されている。家庭教育への介入も進んでいる。「国や共同体に対して従順な規律ある子どもと親、教員をツキークルための教育政策が着々とすすめられている」168とは朝日新聞記者の杉原里美さんの指摘である。

しかも、それは「つくる会」のように、「下からの動き」として進んでいる。


大きな動きとしての「自己賛美」とはびこる「憎悪」言説。


ブックガイドには26冊の参考文献。1983年からのリストである。


『ブラック化する教育』http://ericweblog.exblog.jp/23380664/の著者である大内裕和さんの『教育基本法改正論批判』2003


俵義文さんの『ドキュメント「慰安婦」問題と教科書攻撃』1997年。



海を渡る「慰安婦」問題 右派の「歴史戦」を問う

山口智美、能川元一、テッサ・モーリス-スズキ、小山エミ、岩波書店、2016

http://ericweblog.exblog.jp/23376038/


早川タダノリさんの『日本すごいのディストピア』2016

愛国の技法以来の流れだ。

http://ericweblog.exblog.jp/20240371/


高史明さん

島薗さん

安田浩一さん、


うーーん。結構、其の物ズバリではないけれど、読んでいるよなあ。





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by eric-blog | 2017-04-13 11:53 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)
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