ヒロシマを伝える 詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち
永田浩三、WAVE出版、2016
2966冊目
スペースななでのガタロさんとの対談、行きたかったなあ。
http://ericweblog.exblog.jp/238037498/
四國五郎は1924年生まれ。福島菊次郎さんと同じ部隊に入隊したことがある。満州に派兵され、敗戦時にソ連軍の捕虜となる。
1974年6月8日 土曜日 NHK総合テレビ、『ひろしまリポート』「届けられた一枚の絵」で四國五郎が呼びかけた。忘れられないあの場面を絵にして届けてくれと。13
翌年までに届けられた絵画は2225枚。展覧会も開催。
絵の募集は2002年にも行われた。合計4006枚。ひろしま平和記念資料館に所蔵されている。
峠三吉など、絵画、写真、エッセイ、小説など、ヒロシマを伝えた人たち列伝がこの本である。
ヒロシマだけではない。その人たちは戦後の原爆反対の運動の担い手、応援団、支援者たちでもあるのだ。運動の歴史書でもある。