We 2017年12月/2018年1月号
特集「記憶をつなぎ、伝える」
2958冊目
ガタロさんと永田浩三さんの対談atすぺーすなな!
行きたかったけれど、ななは駅から遠いので、日和った。Weで紹介してくれて、とても嬉しい!
60歳を超えて、NHKの番組で取り上げられたことをきっかけに「ブレイク」したガタロさん。四国五郎さんの弟子を自称し、ヒロシマを描き続けている。
永田さんは『ヒロシマを伝える:詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち』の著者。
四国五郎さんは「戦争を起こす人間に対して本気で怒れ」と。絵本「おこりじぞう」の絵を書いている人。
弟さんは原爆被爆から22日目に亡くなっている。「命がけで平和のために描いてやる」
「国家権力は、一応国民の守護者の姿を借りているが、過去の戦争の経験からも決してそうではなくて、庶民の生活、生命さえ奪い去ってしまう場合もあることを身をもって経験した。」と。
煮え湯を飲まされている被爆者、空襲被害者、福島避難民。
ガタロさんは色々な人に頼まれて、舞台装置などの絵も描く。自我の塊である絵描きは、人から頼まれて描くことで、「他己表現」という面白さがあるという。
「喫茶店のふりをして考えてきたこと」上田假奈代さん
「こころのたねとして」という詩作の方法も面白い。これも人の話を聞いて、詩にするというもの。
今、高校生たちが被爆者から話を聞いて絵にすることがつながっているという。10年。基町高校。