スキル「あなた」記録 http://www.eric-net.org/news/ESDfc2017SkillYouKiroku.pdf https://www.dropbox.com/s/vq6jylvz1w1muus/ESDfc2017SkillYouKiroku.pdf?dl=0 プログラムの流れ セッション1 共通基盤づくり「あなたは言える?」 11:00-13:00 1.話し合いの心がけ 少人数での学び合い 2.「集団の価値観 対 個人」の対立の事例 (ア)マイクロアグレッション ロールプレイで (イ)レイシャルハラスメント (ウ)発見したこと。「属性で生きている社会」という日本社会の特徴
3.教材の検討 (ア)「共感」は同情と同じ。人権教育の目標として、それでいいのか。 (イ)属性社会なのでロールプレイによる「共感」は無効。立場を変えることが有効なのは「個人として平等」という人権感覚が育っている時だけ。怒りすらない、役割と属性をなぞるだけのロールプレイ。 (ウ)【参照「新聞記事: いじめの件数過去最多」】さまざまな「パワーの行使」が「不当な力の濫用」につながる。 ①トイレの闇 連れ立って行く女の子たち。「リップ貸して」 ②体育館の裏 カツアゲ、ゆすり・たかり ③違うこと、異質であることが「少数派」となる。 4.あなたはどの立場? セッション2 集団の価値観 対 個人の主張=アサーションは可能か? 事例の検討 14:00-16:00 1.事例の検討 (ア)「差別ハガキ自作自演事件」 (イ)「女たちの避難所」 (ウ)ホロコースト/南京大虐殺否定論 http://ericweblog.exblog.jp/237837574/ http://ericweblog.exblog.jp/237894011/ http://ericweblog.exblog.jp/237862445/ 2.わたしたちは何をすべきなのか? (ア)「否定と肯定」 専門家でないわたしたちができることは? ①自分が信頼することのできる人に準拠する ②共感的発信はできる ③見過ごさない! 見過ごすことは差別に加担すること。 ④発信するかしないかについて優先順位がある。「知識」「課題の大きさ」「未来への影響」「私らしさ」 (イ)「記憶」の否定、追悼碑、金城実さんの壁画撤去など。 (ウ)記憶のコストは誰が担う? (エ)部落であることに「誇り」と「記憶」を持てるか? 3.悪魔にならない10段階 わたしにとって有意義なポイントは? [共有] (ア)間違えたら、やめる (イ)「使い古した台本」で語らない。 (ウ)過去からの蓄積と未来への責任"Calling the Ghost"からの学び (エ)システムに対抗する 三人寄れば対抗できる (オ)枠組みの違いに気づく セッション3 ふりかえりと学び 16:00-18:00 1.事例検討をふりかえる (ア)ロールプレイという方法の限界=価値観は変わらない。 しかし、「いいパターン」の練習は有効 (イ)分析のしっぱなしはダメ、「どうすればいいか?」という答えは出なくても、考える、そのためにファシリテーターとしは問う。「規範的」な模範解答に飛びつかない。安住しない。 (ウ)学習性無力感が強くても発信する力を身につけるにはどうすればいいかを考える。 (エ)リアルな中でやる習慣と練習 (オ)リーダーシップは「場」のあり方を左右する重要な鍵。自分自身もそういうリーダーシップを取れるようにする。そして、その訓練は可能である。 地域ボス(家柄、世襲などによる固定)の仕切りなどに異議申し立てする。代案を提案するなど。 二日目 セッション4 アクティビティ、プログラムの開発 9:00-11:00 1.昨日のふりかえりときょう、課題にしたいこと
2.キーワードの確認 (ア)属性 (イ)心を揺さぶる葛藤 (ウ)胆力 (エ)より普遍的な価値観と個の確立 (オ)正しい答えのなさと「不安」はなぜ? (カ)閉鎖系の中の属性と役割・地位から普遍性の中の個 (キ)悪魔になれるがならない道を選ぶ (ク)「使い古し」のわかりやすさ (ケ)学習はすべからく適応を学習しているのではないか 3.人権教育の目標の確認 (ア)差別のない社会の実現というビジョンとそこに向けた行動 (イ)対等なコミュニケーション、未来型コミュニケーション (ウ)からだでできる「何か」を理解する。人を支援する・伝える 4.対象についての分析「もしも、中高年男性を対象にするならば」HRTp.50「未来のための教育」、「大人の参加者の特徴」(PLTファシリテーター・ハンドブックより)を視点として (ア)目標 (イ)彼らのニーズ (ウ)学習スタイル (エ)不安に思っていること (オ)教育観、教育の機能、目的などの理解 (カ)社会観 (キ)集団の相互作用 (ク)学習者観 5.対象のニーズに応えるアクティビティの検討 (ア)過去を認める活動 「できたこと・課題」 (イ)未来への責任を自覚させる活動 「なりたい未来・なってしまう未来」 (ウ)今を分析する活動 「昔と今」 (エ)誇りに思うこと/ 残念に思うこと (オ)視点を転換させる活動 「ジェンダーと有償労働・無償労働」「3段重ねのケーキモデル」 6.中高年男性が生きているヒエラルキーの世界を分析する (ア)トップの悪魔 彼らが「悪魔」になるとすればどんな行動を取るだろうか? ①彼らは「暇な看守」であり、「他者は囚人」。 ②人間関係は狭い。閉鎖系の関係性の中での地位と役割で行動する ③自分たちの閉鎖系の中での地位を強固にし、高めるための行動を画策する ④共通の「敵」をディスる方法を考える。「消したい奴ら」のリストを作っている。彼らを徐々に無力化するための方法を画策している。 ⑤より権力を掌握するための方法を考えている。排他的な権力構造のシステムを作りたい。 ⑥開放系の場ではコミュニケーションできない。 ⑦フラットな会話が成り立たない関係性 (イ) 小悪魔君の行動を分析する ①一日の大半は「顔出し、顔つなぎ、知り合いマシマシ握手名刺交換コミュニケーション」 ②地位が高いので「アゲアゲ」コミュニケーションで対応されるが、他者はすべからく「選挙民」なので、ペコペコは欠かせない。アゲアゲペコペコ・コミュニケーションのスタイル。 ③地位の高さに従ってペコ度は少なくていい。 ④アゲアゲの側はペコをされたらペコ返しは欠かせない。 ⑤人間関係は狭い。
女性議員の活躍が難しいのは、この「妻」による地元顔出し顔つなぎの協力を前提にできないこと。家族の反対があること。 男性の育ち方の分析
セッション5 プログラム開発「中高年男性のニーズに答えつつ、人権尊重社会に向けた行動と価値観を育てる」 12:00-14:00 1.起承転結の後半の内容を決める (ア)承 これまでを認める「年表づくり」「誇りに思うこと・残念なこと」 (イ)転 ミニレクチャー「有償vs無償」「3段重ねのケーキ」→「地域トランセクト」 (ウ)結 「なりたい未来と私の貢献」「リーダー選挙をしよう!」 2.アイスブレーキングの検討 (ア)ジャガイモ君と友達にをクリップ君で行う。 (イ)こだわりの物語 (ウ)多様性アイーブレーカーより ①三つの価値観「一週間のあなたの行動を駆り立てた大切にしたいもの」 セッション6 ふりかえりとまとめ 14:00-16:00 1.プログラムについて 2.二日間のふりかえり 3.修了証
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| 2017-10-30 11:42
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