民主主義が一度もなかった国・日本
宮台真司、福山哲郎、幻冬舎新書、2009
2914冊目
福山さんの言葉を借りれば、ゾンビが何度も生き返ってきたということか。
今回の選挙結果を見て、やっぱり自民党を支持しているのは戦後ずっと変わらない17%だなということ。そして、大嵐にもかかわらず、獲得票数では接戦だった選挙区が多いこと。「勝ち負け」をつける小選挙区制度の特徴がよく出ていると思う。
立憲民主党がどうすれば主流派のリベラルになれるかわからないけれど、
憲法だけでもダメ、子ども手当や教育無償化だけでもダメ。経済も語らなければ選挙は勝てない。政治に求められるものはオールラウンドだ。
日本にあるのは右翼と保守だけ、という宮台さん。
本当に、どのようにリベラルをまとめることができるのか。「反対勢力」に甘んじすぎて、協力がわからないのかなあ。
共産党の山下さんがはっきりしていたなあ。合意できるところは合意して一緒にやる。だからと言って全部に合意しているわけじゃないと。
枠組みが面白かったので紹介します。
民主党が目指した道は、どこだったのかなあ。
私としとては「社会保障費還元率」をあげる。権力的予算をカットする。を実現するのにはどうしたら良いか、なんだけれどなあ。