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簡素な国

簡素な国

中村敦夫、講談社、2011

2912冊目


前書きに、この本の最終校正をしている時に東日本大震災が起こったとある。そんなタイミング。


1940年生まれの彼が、自分の考えを14の講義録にまとめたもの。


筆の立つ、俳優さんである。


『線量計がなる』という朗読劇の台本も、ご本人の手になるというのも宜なるかな。


第一時限 時代と個人史

第二時限 戦乱の拡大

第三時限 環境破壊

第四時限 人口爆発

第五時限 近代経済の崩壊

第六時限 日本の権力

第七時限 政界の事情

第八時限 スモール・イズ・ビューティフル

第九時限 仏教とエコロバー

第十時限 みどりの政治思想

第十一時限 南方熊楠の生き方

第十二時限 究極の幸福とは

第十三時限 食は地産地消

第十四時限 自然エネルギー


どれほど幅広いテーマに中村さんが関心を持ち、とり組んできたかがわかる。


■おすすめ映画『蟻の兵隊』

https://www.youtube.com/watch?v=wH92AduwJcU





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原子力推進の六角マフィア
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by eric-blog | 2017-10-20 13:06
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