クリフォード訪琉日記 もうひとつの開国

クリフォード訪琉日記 もうひとつの開国

H.J.クリフォード、不二出版、2015

2750冊目


よくある明治開国前の日本訪問記にさも似たり。


原本が最近発見され、翻訳されたこと、加えて研究として翻訳されたので解説「クリフォードの仕掛けた琉球・日本の近代」が充実していること。


人間の社会において一方的な訪問や観察はありえないこと。クリフォードらの訪問についての琉球の側からの資料に丁寧に当たっていることが素晴らしい。


かつ


「幕末の琉球外交をかたるとき、来訪者と受け入れる側の間にあった膨大なパワーの不均衡から目を背けるわけにはいかない。」のだ。


クリフォードは宣教師を琉球に送ることに傾注するのだ。


「あの過去への深い郷愁」を琉球及び琉球語は醸し出す。そこに日本の、日本語の原型に連なるものがあるのだ。


しかし、結語の意味が解せない。


「新時代の幕開けとともに、かつて琉球とよばれたこの島々に自らの原風景を見いだし、クリフォードの見たロマンチックな夢を語り継いでいくことになるのは、他ならぬわたしたち日本人なのである。」245


? 「わたしたち」は琉球にロマンチックな夢を見ているの?



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by eric-blog | 2017-04-06 14:22 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)
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