ベルリンに一人死す

ベルリンに一人死す

ハンス・ファラダ、みすず書房、2014

原著 1947年、Alone in Berlin

2857冊目


ナチス時代に反ナチス的であるとして批判された作家によるもの。


いま、『ヒトラーへの285通の葉書』として映画化されている。


映画では主なストーリーを限っているし、あの時代にナチスに対する批判的な行動ができなかったために、内面まではわからない。


しかし、小説では、誰が誰に対して同情的であったり、ナチスに対して反発を感じていたりなどが書き込まれているので、よりわかりやすい。


一方で、ベルリンには行ったことがないので、「エレベーターから見られていた」というのが、いまの日本のエレベーターからは想像しにくいのだが、映画によってよくわかったのは助かった。


映画は、重厚な素晴らしいものだった。


ぜひ、見てください。


http://hitler-hagaki-movie.com/info/


実話に基づきつつ、実際の人に取材をして、その人となりを描き出そうとしたのではなく、1940年から42年のベルリンで起こっていたことを、様々なエピソードとして描いたもの。


そういう意味では、『猫の帰還』に似ている。


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by eric-blog | 2017-08-12 11:05 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)
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