識字をとおして人びとはつながる

識字をとおして人びとはつながる

小沢有作編、明石書店、1991

2731冊目


識字とはどういうことか。


学校教育で文字を習得しなかった人々が「識字」の対象であり、識字学級の学習者たちである。ということは、次のような特徴があるということだ。


1. 被抑圧者である

2. 学卒者中心の社会での実利は何もない、出世もない、金儲けもない。

3. 知識の所有にも繋がらない。「銀行がた」学びにはならない。


では何のため?  92-


・辱めを受けない

・生活の自立

・わが表現の解放、自分の言葉の発掘

・社会への見方を変えていく


村を離れる識字からムラに根ざす識字へ。


自立と共生=人間化のひとつの容態

文字の奴隷から文字の主体へ


しかし、知れば知るほど、他者の文字の奴隷になる


識字の意味を他者にかすめ取られている。


この本では、この部分の前段に「学校の識字」とは何かが書かれているのだが、逆にしてみた。


学校の識字  80

  1. 1.ことばや文字に対する恐怖
  2. 2.識字差別意識の培養
  3. 3.成績差別意識の形成
  4. 4.成績制度の底辺への固定化
  5. 5.学歴差別意識の扶植
  6. 6.能力主義イデオロギーの注入
  7. 7.もつ側の価値観への同化
  8. 8.差別する意識の浸透
  9. 9.生活を見る目をくらませる


最悪やね。


つながる学びを求めたい。



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by eric-blog | 2017-03-21 12:25 | □週5プロジェクト16 | Comments(0)
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