援助者の思想

援助者の思想

リンダ・ジンガロ、御茶ノ水書房、2008

2726冊目


原著の出版が2007年。日本語版への序文に翻訳者たちとの交流が窺われる。しかも日本語版の方が先に出版されているのだという。そして、麻鳥澄江さんの、懐かしい名前。女たちのカレンダーなどの企画をしていた方だったか。


「真実を語る代償」とは何か。


語り部としての役割を押し付けられ、マジョリティが望む物語に押し込められ、息の根を止められる。


序章では自殺に至った当事者たちの事例が紹介されている。


当事者が語ることを「エンパワメント」することを推奨することを「エンパワメント至上主義」と批判しつつ、では、何が解決なのかを問う。


エンパワメントとは、まずなんであるのか。誰が誰に何を付与するのか。


パワー、「()力」の特質とは何か。


それらの問題を「性虐待のサバイバー」「貧困労働者階級」「周縁化された民族」「精神障害」「レズビアン」「身体障害者」などの複数の周縁的アイデンティティをもつ当事者として、博士号取得のためにこの論文を書いたというものだ。


ゆっくり読む。



権力について考える。



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by eric-blog | 2017-03-16 10:43 | ■週5プロジェクト16 | Comments(0)
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