新たな時代のESD サスティナブルな学校を創ろう 世界のホールスクールから学ぶ

新たな時代のESD サスティナブルな学校を創ろう 世界のホールスクールから学ぶ

永田佳之・曽我幸代、明石書店、2017

2818冊目


教育である以上、社会変革がまずありきなのではなく、「個々人の変容が社会変容につながる」というプロセスの形成がESDp.20


ESD推進のアプローチの一つとして「ホールスクール」学校全体でアプローチするというのがある。そのような取り組みが実現できているか否かを点検するためのツールが「レビューツール」である。


http://unesdoc.unesco.org/images/0019/001908/190898e.pdf



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ツールには、「国家レベル」「成果レベル」「実践レベル」があり、ESDが多様なステイクホルダーが関わるものであるがゆえに、これらのレビューの視点そのものを議論の素材にすることで、合意形成を図るきっかけともしたいとなっている。


この本には、61-64ページにかけて「サスティナブル・スクールの監査」がUNESCO(2010=2013:78-79)からの抜粋として紹介されているが、上記のpdfではp.81-85となっている。


ESDを断片化しないためにはどうすれば良いのか。


1部 第3章でホールスクールの実際が紹介されている。

自由学園の事例と、公立学校としては横浜市の永田台小学校の「もみじアプローチ」が、国内の事例としては紹介されている。


このアプローチを導入した住田校長は、今も永田台小学校で頑張っている。

「社会も教育も成熟するほど細分化され硬直します。全体でみるシステム思考が必要です。 破壊する学問が必要です」

http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/es/nagatadai/koutyousituyori/20160903%20kocyosituyori.pdf


ESDの推進のためのポイントが、示されていると思います。


2部の第1章ではイギリスの自己評価ツールが紹介されている。


Department of Children, Schools and Families(2008)

https://www.newcastle.gov.uk/wwwfileroot/legacy/childrensservice/Sustainable_school_selfevaulation.pdf


改訂版もネットで入手可能。


香港、アイルランド、など、英連邦諸国での取り組みが、ネットでは抑圧ぷされていることが明らか。


さらに第3章では補完的ツールとして学校計画が出ている。


http://webarchive.nationalarchives.gov.uk/20130401151715/http://www.education.gov.uk/publications/eOrderingDownload/planning_a_sustainable_school.pdf


こちらは段階を追ったアクティビティが紹介されている。


全く、わたし自身が作りたいようなマニュアルである。


どこかが実践してくれないかなあ。


こんな出版形態では、もったいない。




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by eric-blog | 2017-06-19 12:02 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)
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