結婚差別 データで読む現実と課題

結婚差別 データで読む現実と課題

奥田均、解放出版社、2007

2813冊目


いまも結婚差別は続いている。そのことにデータによって迫ったのがこの本である。データは


・大阪府「同和問題の解決に向けた実態等調査・生活実態調査」2000、報告書2001(対象:同和地区住民)

・大阪府「同和問題の解決に向けた実態等調査・同和地区内意識調査」2000(対象:同和地区住民)

・大阪府「同和問題の解決に向けた実態等調査(府民意識調査)2000(府民対象)

・大阪府「人権問題に関する府民意識調査」2005(府民対象)

・福岡県「福岡県同和地区生活実態調査」2005(対象:同和地区住民)

・鳥取県「同和地区実態把握等調査」2005(対象:同和地区住民)

・長野県中野市・山ノ内町・木島平村・野沢温泉村「中高地区同和地区住民生活実態調査」2005(対象:同和地区住民、悉皆)

・三重県「人権問題に関する三重県民意識調査」2004(県民対象)

・福岡県「人権・同和問題県民意識調査」2001(福岡県民)


調査票も結婚に関する部分収録。


通婚率は上がってきており、それは運動の成果なのである。

一方で結婚差別体験は減っていない。20から40%ほどが結婚差別を体験しているのだ。


通婚率の上昇は「無傷では進んでいない。人々の努力がそれを切り崩しているのである。」29


「告知する」「しない」の悩みも尽きない。

破談体験も。


結婚差別はハンセン病などにも共通する。本人だけでなく、家族も巻き込んでしまうのだ。


把握されている結婚差別事象はわずかに1.9%でしかないのではないかと、著者は言う。3



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by eric-blog | 2017-06-16 12:49 | □週5プロジェクト17 | Comments(0)
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