「ホロコーストの記憶」を歩く 過去をみつめ未来へ向かう旅ガイド
石岡史子、岡裕人,子どもの未来社、2016
2811冊目
NPO法人ホロコースト教育資料センター
https://www.npokokoro.com/hana
ハンナのかばん
http://npokokoro.wixsite.com/hanassuitcase0621/book
1970年生まれの石岡さんが、どのようにアウシュヴィッツと出会い、どのように向き合ってきたのか。語り部や継承についての新たな視点が生まれた物語。
2000年に、石岡さんが主宰するKokoroに届いたハンナ・ブレイディさんのカバンの複製。展示会のための貸し出しであった。その持ち主はどんな人だったのかを調べるうちに、今も生きている兄、ジョージ・ブレイディさんと出会う。
わたしが尋ねた「ホロコースト記念館」はどこだったのか。
入り口で、ある一人の女性のパスポートを渡され、その人が体験したことをたどるように、博物館の中を進んだ。そして、収容所に近づくに連れ、聞こえてくる「ゴトンゴトン」という線路の音。日本国内での展示会か何かだったのか。
同じような仕掛けが、「坂の上ミュージアム」近くでもあったような。
「子ども博物館」を調べていた時だったか。単に「見せる」だけでなく、「体験させる」ためのものを探っていた。
昨日の番組では中国の兵馬俑の本当の発見者を再評価する動きが、何年も経ってから行われたことが紹介されていたが、「ハンナのかばん」や「アンネの日記」もその意味を伝える人がいて初めて、今、わたしたちの知るところとなっている。
2711個もの石碑が並ぶ「ホロコースト警告の碑」ベルリンに2005年に完成した。地下は「情報センター」になっている。
https://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g187323-d617423-i36057951-The_Holocaust_Memorial_Memorial_to_the_Murdered_Jews_of_Europe-Berlin.html
つまずきの石は、すでに5万個以上、ヨーロッパ各国で埋められているという。
https://matome.naver.jp/odai/2140060300634069101
粘着質というか、すごい執念。
そのバリエーションの凄さに圧倒される。
あかんやろ、Japan!
こちらはKokoroが企画した映画祭。
2017年6月10日でした。