明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト
原田伊織、毎日ワンズ、2015
2722冊目
上総請西藩、林忠崇。1867年に19歳で家督を継いだ。
大名ではあったが、爵位は与えられず、下級官吏などを転々として昭和16年に死亡。
琴となり 下駄となるのも 桐の運
近代は近世よりもより文明的なのか?
今の時間軸は長州・薩摩政権が描いた歴史でしかないと、著者は言う。
明治維新とはテロリストが跋扈した革命だったのだと。
歴史にもしはないが、「もし」、著者が言うように、賊軍と官軍が入れ替わっていたら、どうなっただろうか。
幕府の骨格を残しつつ、どんな民主国家になり得たのだろうか。
この本には「会津版」が出ている。特に東北諸藩がいかに戦ったかについて、詳しい。