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向かいあう日本と韓国・朝鮮の歴史

向かいあう日本と韓国・朝鮮の歴史
前近代編上・下、近現代編
歴史教育者協議会(日本)・全国歴史教師の会(韓国)=編、青木書店、2006, 2015
2585冊目

日本海(東海トンヘ)竹島(独島ドクト)という表記。

ベトナム戦争の時、アメリカ軍のB52が沖縄から飛び立ったことについて、日本の外相が「直接の作戦行動は控えてほしい」と発言。太平洋統合軍の指揮官は「われわれは、この基地をいつでも自由に使用する権利を持っている」と明言した。167 「戦争に加担する日本」

日本のベトナム戦争特需は1965年から1972年で70億ドル。使われたナパーム弾の90%は日本製。

韓国は1965年1月からベトナム派兵する。のべ32万人。兵士たち自身も枯れ葉剤の影響を受けた。

19 ハルモニたちの涙は今も流れる

9ページにわたる慰安婦問題についての章。
組織的に作られたこと。
いまも苦痛にさいなまれていること。
運動。

188ページに誤植。Listening House傾聴の家に対するナビ基金第一号。今後の軍人から性暴力をうけた女性のための活動。

27 「命どぅ宝」は沖縄の心の叫び
4月28日は「屈辱の日」

28 駐韓米軍と平和を願う人々
不平等な韓米行政協定


うーーん、韓国との協力なしに、米軍のあり方を変えさせることはできないなと、この教科書を読んで思った。

日本で散切り頭が出た頃、朝鮮半島でもその影響は感じられていたこと、
民権運動、中国からの影響など、共通点もある。

時代の流れだからね。

いいなあ、こういう複合的な視点による歴史書。

■歴史学研究会歴史学研究会による慰安婦問題についての声明と賛同団体
http://rekiken.jp/appeals/appeal20150525.html

by eric-blog | 2016-09-09 12:50 | ■週5プロジェクト16
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