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障がいのある方とのコミュニケーション10原則

障がいのある方とのコミュニケーション10原則

1.障がいのある方と話す時には、手話通訳や介助者など同席している人とではなく、直接本人に話すこと。
2.障がいのある人に紹介されたら、握手を求めることは不適切ではありません。手の動きに制約がある人、義手などを装着している人でも、握手することはできます。(左手で握手することも可です。)
3.視覚に障がいがある人と会う場合は、あなたが誰であるか、誰がいっしょにいるかなどを明確に示します。グループで会話をしている場合、あなたが誰に対して話しかけているかを明確にします。
4.介助を申し出る時、申し出が受け入れられるまで待ちます。それから、指示に従います。
5.成人は成人として応対します。障がいのある人をファーストネームで呼ぶのは、その場に居るすべての人々がファーストネームで呼び合っている場合だけにします。車いすを使っている人の頭や肩をたたいて、保護者的に振る舞うことは絶対にしてはいけません。
6.車いすに寄りかかったり、ぶら下がったりすることは、その人自身に対してよりかかったりぶら下がったりすることと同じです。それは、普通、とても異様なことと受けとめられます。椅子は、それを使っている人のパーソナル・ボディ・スペースそのものです。
7.話すことが難しい人と話す場合は、集中して聞き取りをするようにいたしましょう。忍耐強く、その人が話し終わるまで待ちましょう。正したり、代弁したりはしません。必要であれば、理解することが難しい場合、わかったふりはしません。そのかわり、理解できたことを繰り返し、その人の応答を待ちます。応答によって、あなたの理解に道筋がつきます。
8.車いすあるいは松葉杖を使っている人と話す時には、会話を促進するために、相手の目の高さになって話します。
9.耳が聞こえにくい人の注意を引くためには、肩をたたくか手をふります。まっすぐその人を見つめ、はっきり、ゆっくり、表情豊かに話し、その人が唇を読むことができるようにします。聴覚障がいのある人すべてが読唇できるわけではありません。読唇できる人に対しては、あなたに光があたっているように座り、話している間、口元から手やたばこ、食べ物などを近づけないようにします。
10.リラックスしてください。その人の障がいにかかわるような常套句を使ってしまった時でも、恥ずかしがらずに。「また、お会いしましょう」や「このこと御聞きになりましたか」など。Seeやhearを使った言い回し。
Reprinted with permission from United Cerebral Palsy Association, Inc. Copyright 1990, Office of Disability Employment Policy (ODEP)
翻訳: ERIC 角田尚子
by eric-blog | 2016-07-11 10:34 | ☆アクティビティ・アイデア
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