地球人間環境フォーラムから『グローバルネット303号』が届いた。
地球温暖化対策にとって、パリ合意がどれほど重要で画期的なものだったか、あらためて、確認できるいい記事だった。気候ネットの平田さんは、政策提言ネットワークであるCANが提案していたこととパリ合意が達成したことを一覧表にまとめている。
国際社会は、前向きにすすもうと努力している。
また、自然エネルギー財団の大野さんは「これから15年後に老朽化の進む原子力発電で電力の2割を補う計画の非現実性」を指摘しつつ、日本が自然エネルギーでも省エネでも世界の後進国になってしまっていることを指摘する。
さらに、新環境政策論を連載している倉阪さんは、熟議によって「多数の関係者による合意形成プロセス」が政策決定の道筋として、専門家任せ、市場メカニズム任せに優ると指摘しています。
学び続ける社会をデザインすることが、この困難な課題に取り組んでいくための鍵だと、改めて思いました。