空から宝ものが降ってきた! 雪の力で未来をひらく
伊藤親臣、旬報社、2016/02/01
2437冊目
若い読者を想定してるびがふられた読みやすい本。
雪のエンジニアとした新潟県安塚町(当時)ゆきだるま財団に2000年4月に就職した著者は、2002年雪を新エネルギーの一つとして認めさせる動きにも関わっている。
以来、自然対流式の雪室ではなく、空気循環式や冷水循環式など電気を使った保冷方法も含めて、さまざまな活用を試みてきたエンジニア。
日本に降る雪の0.2%を活用すれば、100万キロワットの発電所15基にあたるエネルギーが得られる!149
雪は日本が恵まれた自然エネルギーだ!
日本の国土の半分が豪雪地帯。知らんかった。
住んでいる人口は20%。雪国はこれまで避けられてきたのだ。
雪の活用をすすめれば日本が変わる。それは日本の人口分布なども含めてのお話であるのだ。
エネルギー消費を見ると、北海道は関東の二倍、東北は1.5倍、北陸、中国など、豪雪地帯を抱える地域の消費は高い。
雪エネルギーがこれらの省エネにも、確実に役立っていくことが、日本を変えることにつながるだろう。
http://www.caa.go.jp/seikatsu/shingikai2/kako/spc08/houkoku_a/spc08_houkoku_a1-2_1.html
http://www.sekkankyo.org/zenkoku.htm