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「居場所」のない男、「時間」がない女

「居場所」のない男、「時間」がない女
水無田気流、日経新聞出版社、2015
2418冊目

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160705-00010008-nishinp-soci&p=2

タイトルからして、うんうんとうなづけてしまう。男の居場所のなさ。著者は男は関係性貧困、家族難民であるという。

それに対して女は、自分の時間を持ちにくい。

それは良妻賢母期待圧が高い社会を映し出している。ハロウェイは、その度合いは過剰だという。

一方、男性を苦しめているの「覇権的男性性」という男性ドミナントであることを期待する社会だ。その期待に応えられない従属的男性は家族も持ちにくいし、正規の仕事もないので社会的な地位も低い。コンネルは従属的男性性の価値を下げることで、覇権的男性性を保とうとすると指摘する。


過剰なまでの役割社会が、男も女も生きにくくしている。

気づいているのに、なぜ変えられないのだろうか?
by eric-blog | 2016-01-09 17:13 | ■週5プロジェクト15
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