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なぜ日本の公教育費は少ないのか 教育の公的役割を問い直す

なぜ日本の公教育費は少ないのか 教育の公的役割を問い直す
中澤渉、勁草書房、2014
2400冊目

教育のもつ二つのベクトル。
さまざまな人々が「共生できる」人間づくりと、異なる能力をもつ人々を社会のさまざまな地位に配分するという機能。

実際には教育機械の階層間による不平等があるにもかかわらず、自己責任論を強める結果になっているペーパーテスト主義。22

民主党政権は教育について、子ども手当、高校無償化、奨学金制度の拡大などのパッケージを持っていた。しかし、これらの政策は高収入、高学歴層においてあまり支持されておらず、教育における私的負担をしてきた人々からの抵抗感が見える。

現在の小選挙区制度では、「民意をやや誇張のある形で反映した議席数の配分」によって、政治がますます世論から乖離したものに映ってしまう可能性が増す」297

うーーん、おもしろい分析だが、あまり希望は持てないね。

戦後の選挙における教育の争点年表がすばらしい!

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by eric-blog | 2015-11-24 17:39 | ■週5プロジェクト15
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